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第三章 一夜の契り
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ふふん。
茜は喜んでいた。
これで、アッシュと二人きりで過ごす時間がたくさんできるはず、と。
その前に彼には山を越えるほどの政治的難問と、外交と文官としての才覚を否が応でも発揮しなければならないことになるだろうけれど。
そこは目をつむってくれるはず‥‥‥あの優しいアッシュなら。
愛する自分には、怒りの叫びなんて上げないだろうし、鞭なんて野蛮なものを持ちだしたりしないはずだ。
九番目の国は完成し、その大地にはこのハイフそっくりの複製を用意した。
中にいる住人は、封じられていたグレイエルフの妖精王の一族やその眷属たち。
魔王と呼ばれる灰狼王とその眷属たち。
きちんと彼等の全盛期の能力とこれまでの経緯を記憶として全員の脳内に転送してある。
そして、央国イシュアに戻ることを目論んでこれまで暗躍してきたダル・エールとその支援者たち。
あとは‥‥‥僧門王の反対派だの、海外から来た連中だの一部間違えて放り込んだかもしれない。
とりあえず、彼等は――
「なるかしら、大量虐殺!?」
「今更、何言っているんだい、茜‥‥‥。
数百年の封じられていた恨みだよ?
その上に都市を作り、ぬくぬくと過ごしてきた連中が、まるっと目の前にいるんだよ?
なるに決まってるだろ‥‥‥」
「まあ、そうね。
でも、仕方がないんじゃない?
甘い汁を吸ってきたその後始末を誰かがしなきゃいけないんだから」
君は本当に最悪の魔女だよ。
悪魔だ。
そうリッカは呻いていた。
「あんたも諦め悪いわねー。
すでに世界中に知られたんだから。少なくとも、神や魔の上位の存在には。
犯人の一人として断罪を受けなさい!」
「それは君がされるべきだろう‥‥‥。
はあー‥‥‥結局、兄の行方はこれからか」
「ああ、それ?
起こせば、っていうかもう起きているんじゃない?
どうするつもり?」
黒狼はとても渋い顔をした。
兄の眷属。
しかし、自分とは顔も知らない赤の他人状態。
噛みつかれたくないな‥‥‥そんな情けないことを言うリッカに茜はありえなーいと声を上げる。
既に、あなたの方が偉大すぎて彼等は警戒する側になってるって考えないのだろうか、と。
そう思うからだ。
「でも、あれだね?」
「‥‥‥何よ?
今更、九番目の国の連中を助ける気はないわよ?」
「僕も無いけどね。
このハルフゲイン全体でどうにかするべき問題を、異世界から来たたった二人がー‥‥‥解決、か。
面白くないだろうなあ、みんな。
そう思っただけだよ」
「ねえ、それって――」
「そういうこと」
天をゆるりと駆け下りて、アッシュの本宅に向かう茜は悲し気な雰囲気を背負いだした。
そんなように、後を追うリッカには見えていた。
二人がしたことは、これまでハイフの人間やグレイエルフや妖精や、このハルフゲインという世界そのものが時間をかけてやってきた浄化作用を、一気に加速したのだから。
そして、茜にもう一人の相棒とリッカ。
かれらはいつでもこの世界を去る事ができる。
アッシュやアイニスたちがそれをすることは、多分、難しいだろう。
一時の、個人の正義感で行ったことが、最後には誰にしわ寄せが来るのか。
当事者の一部にとってはいいかもしれない。
マンガやアニメの主人公やその周りにいるキャラクターたちにとっては。
でも、現実は?
「これが茜、君の大好きな「ダチを助けるのに何の理由がいる?」、なんて個人の正義を敢行した結果だよ?
それで良かったの?」
「いい、のよ。
最後はわたしが悪名だけを背負って消えるから。
あと二年と少しだけ、夢を見れればそれでいいの」
「三年、守るつもりなんだ?
それでいいの?
アッシュは君を生涯、追いかけるかもしれないよ?
僕もマキナの一族の後始末があるから、残るけどね」
そうねえ‥‥‥
本宅の屋根付近で、茜は考えた。
リッカを残すのはいいことか、悪いことか、と。
彼は、彼の兄の遺した財産をそのまま受け継ぎ、この世界から去るべきではないか、とも。
「ねえ、リッカ」
「なんだい、茜?」
「ごめんね。
どうせ、世界の修正の波は来るはずだから。
マキナの一族もどうにか適応できるかも‥‥‥ね?」
「それは僕にこのまま、彼等を目覚めさせるだけ目覚めさせて、兄を探しに行け。
そういう意味かい?」
「そう、かな。
そんなこと言いたくないけど、リッカは無理聞いてくれたし。
居たらわたし、あなたに頼るばかりだもん」
ドンっ。
「ひゃあ!?」
魔法が遮断され、いきなり重力が復活する。
そのまま、茜は本宅の屋根に落下して、更にリッカのでっかい前足に踏みつけられていた。
「いった―いっ!!
このバカ狼、なにすんのよ!?」
茜の悲鳴も虚しく、黒狼は全身の力を込めて足を押し付けていた。
背骨にあばら、全身の骨がミシミシどころが、ゴリゴリと音を立て折れる寸前だと悲鳴を上げていた。
涙に内臓が潰されそうになった腹の胃液にロクでもないものが出て来て、茜は死ぬ、とそう感じてしまう。
自分はリッカ並みの魔法を使えるはずなのに。
なぜか、普通の人間になっていて恐怖が心を占め、悲鳴すら出てこない。
万能の凶器は、静かに茜を見降ろしていた。
「うるさいよ、このバカ。
僕はそれでもいいから手伝ったんだ。
これ以上、良い子ぶるなら押しつぶすよ、本気でさ。
最後までやり遂げなよ、悪女なら悪女を。
そういうだらしないとこ、本当に嫌いだ」
「うっえ‥‥‥っ」
何か言いたいのにそれが言葉にできない。
いや、逃げだしたい、誰か助けて―‥‥‥なんて言えるわけがない。
魔法が消えたんじゃない。
自分の心が、それをこの世界に向けて使ったことをどこかで申し訳ないと思っている。
そんな、後悔の念。
それは負のエネルギー。
それは黒狼の支配できるもの。
だから、魔法が逃げた。
ああ、違う。
あるけど、ないように見えるだけだ。
「うるさい、このバカ。
わたしが全部背負えばいいの!!」
数秒経過して、茜はようやく自分を取り戻す。
すると、どこかに霧散していた魔法も戻って来た。
リッカの体重がまるで苦にならないほどに強い茜がそこにいる。
「なら、背負いなよ。
黄昏のなんて豪華な二つ名を挙げたんだからさ」
「言われなくたって背負うわよ!
でも、半分半分だからね!
あ‥‥‥そっか」
「何?
なにかその足りない頭で考えたの?」
「一言多いわ、あなた。
あれじゃない、シワク家が黒狼の子供を女性が産んだことの最初って‥‥‥こんな感じに半々で責任をかばい合った結果じゃないの?」
ふうん?
君もなかなかに的を得たことを言うね?
リッカは感心したように眉をピクリと挙げた。
「まあ、それもあるけど。
セッカ兄さんが、そのー‥‥‥ヤンギガルブの姫なんて呼ばれた最初にこの世界に来たはずの女性との間に子を宿したのもあるみたいだけどね?
いいんだろうか、それよりも人間の女性に宿させるなんて‥‥‥まるで、獣の子供が産まれる様を見せつけるようで感心しないね。
想像すると、君はどう?
いい気になる?」
「ぜーんぜん。
あなたの子供を産むなんてことになったらー‥‥‥獣姦じゃない、まるで。
やってられないわ」
嫌、あり得ない、最低。
それを僕に投げつけるのは止めてくれ。
リッカはそう呻いていた。
彼も良い気分はしていないらしい。
しかし、問題点もあるようだ。
茜とリッカは同じことを考えていた。
この世界には、人間二人。黒狼、二匹で来ていていまは別行動。
その黒狼の片方はリッカの兄でまた怒られる。
そうリッカは悲しみ、茜もまた同様にタカヒロに怒られる。
そう呟いていた。
「ねえ、もうどうすればいいかなんて話は終わったんだからさ。
君は会いに生きなよ。
僕は‥‥‥兄と一度、合流するから」
「そう、ね。
叱られないといいんだけど、行くわ‥‥‥」
影に消えて行くリッカを見送り、茜は屋敷の中へと向かう。
果たして、アッシュは抱きしめてくれるのか。
それだけが、一番、心を悩ませる問題だった。
茜は喜んでいた。
これで、アッシュと二人きりで過ごす時間がたくさんできるはず、と。
その前に彼には山を越えるほどの政治的難問と、外交と文官としての才覚を否が応でも発揮しなければならないことになるだろうけれど。
そこは目をつむってくれるはず‥‥‥あの優しいアッシュなら。
愛する自分には、怒りの叫びなんて上げないだろうし、鞭なんて野蛮なものを持ちだしたりしないはずだ。
九番目の国は完成し、その大地にはこのハイフそっくりの複製を用意した。
中にいる住人は、封じられていたグレイエルフの妖精王の一族やその眷属たち。
魔王と呼ばれる灰狼王とその眷属たち。
きちんと彼等の全盛期の能力とこれまでの経緯を記憶として全員の脳内に転送してある。
そして、央国イシュアに戻ることを目論んでこれまで暗躍してきたダル・エールとその支援者たち。
あとは‥‥‥僧門王の反対派だの、海外から来た連中だの一部間違えて放り込んだかもしれない。
とりあえず、彼等は――
「なるかしら、大量虐殺!?」
「今更、何言っているんだい、茜‥‥‥。
数百年の封じられていた恨みだよ?
その上に都市を作り、ぬくぬくと過ごしてきた連中が、まるっと目の前にいるんだよ?
なるに決まってるだろ‥‥‥」
「まあ、そうね。
でも、仕方がないんじゃない?
甘い汁を吸ってきたその後始末を誰かがしなきゃいけないんだから」
君は本当に最悪の魔女だよ。
悪魔だ。
そうリッカは呻いていた。
「あんたも諦め悪いわねー。
すでに世界中に知られたんだから。少なくとも、神や魔の上位の存在には。
犯人の一人として断罪を受けなさい!」
「それは君がされるべきだろう‥‥‥。
はあー‥‥‥結局、兄の行方はこれからか」
「ああ、それ?
起こせば、っていうかもう起きているんじゃない?
どうするつもり?」
黒狼はとても渋い顔をした。
兄の眷属。
しかし、自分とは顔も知らない赤の他人状態。
噛みつかれたくないな‥‥‥そんな情けないことを言うリッカに茜はありえなーいと声を上げる。
既に、あなたの方が偉大すぎて彼等は警戒する側になってるって考えないのだろうか、と。
そう思うからだ。
「でも、あれだね?」
「‥‥‥何よ?
今更、九番目の国の連中を助ける気はないわよ?」
「僕も無いけどね。
このハルフゲイン全体でどうにかするべき問題を、異世界から来たたった二人がー‥‥‥解決、か。
面白くないだろうなあ、みんな。
そう思っただけだよ」
「ねえ、それって――」
「そういうこと」
天をゆるりと駆け下りて、アッシュの本宅に向かう茜は悲し気な雰囲気を背負いだした。
そんなように、後を追うリッカには見えていた。
二人がしたことは、これまでハイフの人間やグレイエルフや妖精や、このハルフゲインという世界そのものが時間をかけてやってきた浄化作用を、一気に加速したのだから。
そして、茜にもう一人の相棒とリッカ。
かれらはいつでもこの世界を去る事ができる。
アッシュやアイニスたちがそれをすることは、多分、難しいだろう。
一時の、個人の正義感で行ったことが、最後には誰にしわ寄せが来るのか。
当事者の一部にとってはいいかもしれない。
マンガやアニメの主人公やその周りにいるキャラクターたちにとっては。
でも、現実は?
「これが茜、君の大好きな「ダチを助けるのに何の理由がいる?」、なんて個人の正義を敢行した結果だよ?
それで良かったの?」
「いい、のよ。
最後はわたしが悪名だけを背負って消えるから。
あと二年と少しだけ、夢を見れればそれでいいの」
「三年、守るつもりなんだ?
それでいいの?
アッシュは君を生涯、追いかけるかもしれないよ?
僕もマキナの一族の後始末があるから、残るけどね」
そうねえ‥‥‥
本宅の屋根付近で、茜は考えた。
リッカを残すのはいいことか、悪いことか、と。
彼は、彼の兄の遺した財産をそのまま受け継ぎ、この世界から去るべきではないか、とも。
「ねえ、リッカ」
「なんだい、茜?」
「ごめんね。
どうせ、世界の修正の波は来るはずだから。
マキナの一族もどうにか適応できるかも‥‥‥ね?」
「それは僕にこのまま、彼等を目覚めさせるだけ目覚めさせて、兄を探しに行け。
そういう意味かい?」
「そう、かな。
そんなこと言いたくないけど、リッカは無理聞いてくれたし。
居たらわたし、あなたに頼るばかりだもん」
ドンっ。
「ひゃあ!?」
魔法が遮断され、いきなり重力が復活する。
そのまま、茜は本宅の屋根に落下して、更にリッカのでっかい前足に踏みつけられていた。
「いった―いっ!!
このバカ狼、なにすんのよ!?」
茜の悲鳴も虚しく、黒狼は全身の力を込めて足を押し付けていた。
背骨にあばら、全身の骨がミシミシどころが、ゴリゴリと音を立て折れる寸前だと悲鳴を上げていた。
涙に内臓が潰されそうになった腹の胃液にロクでもないものが出て来て、茜は死ぬ、とそう感じてしまう。
自分はリッカ並みの魔法を使えるはずなのに。
なぜか、普通の人間になっていて恐怖が心を占め、悲鳴すら出てこない。
万能の凶器は、静かに茜を見降ろしていた。
「うるさいよ、このバカ。
僕はそれでもいいから手伝ったんだ。
これ以上、良い子ぶるなら押しつぶすよ、本気でさ。
最後までやり遂げなよ、悪女なら悪女を。
そういうだらしないとこ、本当に嫌いだ」
「うっえ‥‥‥っ」
何か言いたいのにそれが言葉にできない。
いや、逃げだしたい、誰か助けて―‥‥‥なんて言えるわけがない。
魔法が消えたんじゃない。
自分の心が、それをこの世界に向けて使ったことをどこかで申し訳ないと思っている。
そんな、後悔の念。
それは負のエネルギー。
それは黒狼の支配できるもの。
だから、魔法が逃げた。
ああ、違う。
あるけど、ないように見えるだけだ。
「うるさい、このバカ。
わたしが全部背負えばいいの!!」
数秒経過して、茜はようやく自分を取り戻す。
すると、どこかに霧散していた魔法も戻って来た。
リッカの体重がまるで苦にならないほどに強い茜がそこにいる。
「なら、背負いなよ。
黄昏のなんて豪華な二つ名を挙げたんだからさ」
「言われなくたって背負うわよ!
でも、半分半分だからね!
あ‥‥‥そっか」
「何?
なにかその足りない頭で考えたの?」
「一言多いわ、あなた。
あれじゃない、シワク家が黒狼の子供を女性が産んだことの最初って‥‥‥こんな感じに半々で責任をかばい合った結果じゃないの?」
ふうん?
君もなかなかに的を得たことを言うね?
リッカは感心したように眉をピクリと挙げた。
「まあ、それもあるけど。
セッカ兄さんが、そのー‥‥‥ヤンギガルブの姫なんて呼ばれた最初にこの世界に来たはずの女性との間に子を宿したのもあるみたいだけどね?
いいんだろうか、それよりも人間の女性に宿させるなんて‥‥‥まるで、獣の子供が産まれる様を見せつけるようで感心しないね。
想像すると、君はどう?
いい気になる?」
「ぜーんぜん。
あなたの子供を産むなんてことになったらー‥‥‥獣姦じゃない、まるで。
やってられないわ」
嫌、あり得ない、最低。
それを僕に投げつけるのは止めてくれ。
リッカはそう呻いていた。
彼も良い気分はしていないらしい。
しかし、問題点もあるようだ。
茜とリッカは同じことを考えていた。
この世界には、人間二人。黒狼、二匹で来ていていまは別行動。
その黒狼の片方はリッカの兄でまた怒られる。
そうリッカは悲しみ、茜もまた同様にタカヒロに怒られる。
そう呟いていた。
「ねえ、もうどうすればいいかなんて話は終わったんだからさ。
君は会いに生きなよ。
僕は‥‥‥兄と一度、合流するから」
「そう、ね。
叱られないといいんだけど、行くわ‥‥‥」
影に消えて行くリッカを見送り、茜は屋敷の中へと向かう。
果たして、アッシュは抱きしめてくれるのか。
それだけが、一番、心を悩ませる問題だった。
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