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第一章
神々の逃避行
しおりを挟む先ほど命脈を閉じた男の記憶から読み取れるものは頂いておく。
出てきた単語。
悪魔。
夢魔。
竜。
妖精。
妖魔。
神族。
どれも地球にいるがいない存在。
人間と共にあり、多少違う空間に存在するもの。
だが、どれも死神ほどに明確で巨大で永遠に近い存在ではない。
神といえども死はある。
これまで何体もの神が生まれ死んでいった。さまざまな文明によって想像され力を持って神となり、文明が費えることによって神は役目を終える。
地球だけではない。
死神が担当としている宇宙の一部でそれは連綿と繰り返されてきた。
ゼウス。
これはまた大神の名が出てきたな。
イデン。
北欧神話。
エセルヴァ。
おや、こいつは面白い。
この惑星の神じゃない。
ここから数十光年離れた惑星の創造神の名だ。
そして出るわ出るわ。
既に文明どころか、星としての寿命すら終わった星々の神々の名がずらりと流れて行く。
「これは面白い」
死神には面白いがどうでもよかった。
ただ、自分の領分を犯しに来た小物の存在はなんとなく捨て置けなかった。
あの金貨の存在も。
まずはあの女だ。
そして、金貨を手に入れる。
いや、その前にするべきことがある。
「そこにいるな。
誰かは知らんが、お前にはわかるだろう。
完全なる私が怒っている。
そうお前の飼い主に伝えるがいい。わかったか?」
死骸の上にいつのまにか腰かけていた女がいた。
紫の肌、耳の部分と背中にコウモリの羽を生やし、扇情的な衣装に身を包んでいる。
よくある伝承に出てくるバンシー。
叫び女と呼ばれる死を告げる種族。いや、神の成れの果て。
バンシーは水色の長髪をかき上げて微笑むと、死神に向けて息を拭きかけた。
途端、宙に煌めく時計の様なものが出現して、時を刻み始める。
面白い手品を見る気分で死神はそれを見ていた。
およそ数秒で針が一回りすると教会の鐘が鳴るような凄まじい音にならない音が空間に鳴り響く。
「つまらん」
この部屋以外にも数十メートルの範囲では効果のあるような死の叫び。
聞いたものの魂を消滅させる、死神としては許し難い蛮行だった。
その効果を瞬間以下、光以上の速さで打ち消してやる。
バンシーはそれに衝撃を受けたのか、悲鳴を上げて消え去った。
「さて。あとは日本とやらに行くだけ、だな」
死神が借りていた肉体の持ち主はロイと名乗った。死神は彼に語り掛ける。
ロイの魂に近い脳の片隅でその会話はされていた。
(すまないが、肉体を引き続き借りたい。その代わりにお前には永遠に近い命を与えよう。)
―その申し出につきあう代価が、弾丸数発を体にぶちこまれて、その上に永遠の命かよ。
もう付き合ってやるから好きにしな。でも、痛みはなるべくなくしてくれよな?
と、ロイは半ば諦めた表情で快諾した。
(では、探しに行くとするか)
「探しに行くってどこへだよ?
ええと‥‥‥ああ、そういや昔の映画に、似たようなのがあったな」
そう、ロイは言うと若い頃に見た映画の題名を思い出す。
「なんだったかなーー。
死神が、死を告げに来るんだ。
で、相手が大富豪で人生の楽しみは愛を知ることだって死神に教えるのさ。
それで、死神はある青年の肉体を借りるんだ。
そうーー」
いまのあんたみたいにだよ。
そう、ロイは死神に言う。
「あー、なんだったかなー。
ここまで出かけてるんだが。
あ、思い出した!」
(長い思案だな、ロイ)
「まあ、そう言うなよ。
あんたの名前は、ブラック。
ミスターブラックだ」
(ブラック?)
「まあ、いいじゃないか。
死神が名乗るには良い名前だろ?
完全なる黒。漆黒と闇の神様。
ミスターブラック。
悪くない」
そう、ロイは顎髭を撫でながら言う。
(悪くない、か。
まあ、いいだろう)
「で、誰を探すんだい、ミスターブラック」
(女だ。
私の迎えにいくべき時間が、少しだけ狂わされてしまった。
あの金貨のせいでな)
「あーー。
なあ、ミスターブラック
俺には要領が得ないんだが。
あんたは、どこにでも存在して、等しく死を迎えに行くんだよな?
でも、そのあんたはなんだ?
本体とでもいうのか?
それはここにはなかったんだろ? 単純に、なんてぇんだ?
ああ、そう。使い魔か。
そんな下っ端がするんじゃないのか?」
神様はそんなに誰にでもやって来ないんだろ?
そう、ロイは死神に尋ねる。
(そうだ。
しかし、彼女の時間はあの金貨のお陰で無意味に伸ばされた。
そしてあの金貨を彼女が身に着けてる間、私の彼女への力の効果は制限されたのだ)
それはつまりーー
この世界で。
生を与えられた存在が、最後まで必死に生き抜いたという灯りを無為に引き延ばす行為。
「死ねるはずの自由を奪われたってことか‥‥‥」
(そうだ、ロイ。
だからこそ、安寧の。
永遠の安らぎと次なる世界への新たな生への喜び。
その神聖な行為を、やつらは汚したのだーー)
ロイは胸元のポケットから煙草を取り出すと、その一本に火をつけた。
(寿命を縮めるぞ、ロイ)
死神がたしなめるが、それも寿命のうちに予め組み込まれてるんだろ?
と、ロイに嫌味を言われて黙ってしまう。
「このなー、ミスターブラック。
SUITって知ってるかい?
いま俺が動作を止めてるこの機械をーー」
(流体素子を固定して肉体の時間を量子レベルで保存するーか。
厄介な機械を作り出したものだな、人間は)
「だろ?
これを使うってことはさ。
この煙草一つすらも自分の意思で楽しめないんだ。
まあ、もう少し機能が進化すりゃーー」
ロイは深く煙を吸いこんで吐き出すと、その先端に指を近づける。
「ほらな、システムをオンにすりゃ、熱さすらも感じなくなる。
ふん。
不老不死が可能になる、ね。
しかし、あんたは要る訳だ、ミスターブラック。
そして、あんたは俺の記憶が正しければ、この肉体。
生身のままでSUITを使った連中を蹴散らしー‥‥‥」
(あの男は、死を与えられた)
「そう、まあ頭が吹っ飛ぶなんてクレイジーなこともあり得たわけだ。
つまり、SUITは完璧じゃない。
どこかに大きな欠陥がある。
それは物理的な何かを越えたもの?
いや、違うか‥‥‥。
ああ、そうだな。
SUITを構成してる波か。
それを少しだけずらされて、入って来られたら俺たちはまた無力な人類様に逆戻り、ってわけだ?」
(神の領域にあまり踏み込むものではないぞ、ロイ)
と、死神はたしなめる。
「だけどな、ミスターブラック。
この機能をあの女も使ってたんだぜ?
なのに、あんたは来た。
あんたはどうするつもりだい?
俺たちがこのまま技術革新とやらを進めたら、あんたはお役御免になる。
それとも、俺を使って旧態依然とやらの寿命を認識する状態に戻させるつもりかい?」
協力しろ。
そういうなら、あんたの真意を知りたいねえ。
そう、ロイは言ってやる。
(この宇宙には久方ぶり。
そうだな、この惑星でいうところの数千年ぶりに訪れた)
「この宇宙?
また、大層な言い方をするんだな、あんたは」
(他にも似た世界はあるのだ。
世界を作る神も少なくはない。
だが、死神も多くはないーー)
「あんたの物語を聞かされたら、ファンタジー小説やホラー、ミステリー。
なんでも賞が取れそうなくらい面白そうだがーー。
で、どうしたいんだい?」
(少しばかり過去と少しばかり未来の話をしてもいいか、ロイ?)
「過去と未来?」
まあ、あんたが話したいなら、とロイは死神に促す。
(まあだいぶ昔のことだ。
この銀河ができた頃。作られたと言った方がいいがな。
ある創造神がこの世界を作り上げた。
世界と世界には壁がある。
その仕切りの中で、それぞれに世界は存在する。
光があれば闇もあるように、創造があれば虚無もある。
その虚無の中から、今の人類が行っているような農耕や、牧畜といった産業を、惑星単位で行おうとした種族がいた。
そのものたちがとにかく、食らう事。
それが至上の存在理由だ。
そうやって幾百の銀河が滅び、幾億の文明が消えて行った。
しかし、銀河は世界は広がっていく。
管理することに無意味さを感じた彼らは、この世界を閉じてしまった。
人間の言う、そうドーナツのようにな。丸く、閉じたのだ。
これ以上広がらないように)
「そりゃまた、とんでもない神話だな‥‥‥」
(まあ、聞け。
彼らはある程度の種を残すと、ここを去ってしまった。
それは他の力ある神や魔といった、人間を越えた存在が頑強な抵抗を試みたからであり、別の異世界で同じことをすればいい。そう考えての大移動だった)
「ってことは、あんたもそれに参加したのかい?
その戦いとやらに?」
(いや、私はそれらが産まれる遥か以前。
すべての祖が産み出した存在の一つだ。
まあ、我が兄妹にはそれに力を貸したものもいるようだが、それはどうでもいい。
去ったものたちが残した遺跡がある。
星々を亜空間で繋ぎ、移動する交通路‥‥‥ネットワークとでもいうのか?
それはこの惑星にも、他の文明が栄えている惑星にも残されている)
ネットワーク?
いや、それ以前にーー
「人類は作られた存在ってことかい?」
(それは正確ではないな。
彼らが去ったはるか後にお前たちは進化した。
そこには偶然がいくつも関与したが彼らの関与は、まあ。
ないと言って良いだろう)
わからないな、とロイは靴底で吸い殻をもみ消して言う。
「その連中が、どう関係してくるんだよ?
まさか、この宇宙に戻ってきて人類を捕食ー…‥‥?」
途端、背筋に言いようのない寒気が、悪寒が走る。
そんな超文明的な存在が帰還した時に人類はーー。
(まあ、そういうことだ。
それが過去と未来の話だ、ロイ)
「いやいや、待てよ、ミスターブラック!
簡単に言うもんじゃないだろ!?
あんたからすれば単なる種族の問題かもしれないけどな。
俺たちからしたら、この天の川銀河全体にまで人類は進出してるんだぜ?
どうしろっていうんだ!?」
(どうしろもこうしろも。
このなんだ、SUITか。
これの欠点をお前が補う方法を模索すればいいではないか)
はあ?
と、ロイは戸惑ってしまう。
「いや、ミスターブラック。
そりゃおかしいだろ!?
それじゃあんたが、まるでーー」
一つの種族に肩入れしたようなもんじゃないか‥‥‥
(そうだよ、ロイ。
私はこの人類に興味が湧いた。
それに、この天空大陸には彼らの生き残りがまだいるようだしな。
忌まわしくも、神聖な私の仕事を邪魔した連中の、残党がなーー)
死神の怒りはすさまじいものだったがーー
「あんた、それって人間の言葉でなんて言うか知ってるかい?」
(いや、わからんな)
「個人的な恨みっていうんだよー‥‥‥。
ああ、可哀想になその残党たち。
こんな暴力とでもいえるべき、死神の怒りを買っちまうんだから‥‥‥」
死神は脳内で笑っている。
(いいではないか、ミスター・ロイ。
君は人類初の、不老不死を得たのだから。
大いに活用したまえ。
これはもはや、君だけの特権だ)
「とんでもない特権だぜ、まったく。
どっかで宗教団体でも始めるかなー…‥‥。
まてよ?
なあ、ミスターブラック。
まさかとは思うが、その創造神とやらもいまの時代の前後で人類に力を貸してたりしないよな?」
(なぜ、そう思う?)
「そりゃ‥‥‥」
悪の帝王が登場すりゃ、正義のヒーローが遅れてやってくる。
それが、定番だからだよ、ミスターブラック。
とは、ロイは言えなかった。
(まあ、今より数世紀前には。
いや、数世紀後に来られて現代にいらっしゃる御方は、いるようだがな)
「-…‥‥。
いるのかよ」
誰とは言わない金色の次元猫ブラウニー。
彼はこの時、はるか天空を周るリングの上で、碧と会話を交わしているところだった。
「あー、もう頭が痛くなってきたぜ。
もういい、で、どこに向かえばいいんだ?
あんたの言う、金貨と付けた女をやらを追えばいいのか?」
(正解だ、ミスター・ロイ)
「あー、もうロイにしてくれ。
めんどくさい。
じゃあ、案内してくれよなーー」
そうして数時間後ーー
女はといえばこのロイという男にその後を追わせたらあっけなく見つかった。
西部行きのバスには乗れたが、その首を飾っていたネックレスはなかった。そして、その命もまたこと切れて、州と州を挟む大きな街道の端に生ごみのように捨てられていた。
またしても、神聖な死神の仕事が汚された。
「どうする?
これで繋がっていた糸は切れちまったぞ。ミスターブラック」
(困ったものだ。彼女には詫びをせねばならない)
「なんだよ、あんた風の詫びって? 俺みたいに永遠の命でも与えるのかい?」
ロイは健康に悪いと言われるタバコに火をつけるとふかして聞いた。
(いや、彼女には少しばかり時間を与えよう。このような人生にならぬよう、古い時間の岐路を少しばかり良い方に変えて代価とさせて貰おう)
「そんなこと、勝手にしていいのかい?
神様だって運命は決まってると仰ってるぜ? その中で己に恥じぬように生きなさいってな」
(お前たちの信仰する存在がそう言うならばそれを信じればいい。私にはそれが出来る。
ただ、それだけのことだ)
「ふん……」
それで詫びになるのかね‥‥‥。
そうロイは死神に言う。
(ならば、どうしろと?)
「もう死んだんだろ?
なら、生き返らせるなら、この子にもあるはずだぜ?
復讐する権利ってやつがなーー」
(しかし、ロイ。
それは君たちの戒律からは外れるのではないのか?)
「それは、本人次第だろ?
ほら、聞いてみようじゃないか、どうしたいかを、さ」
そう、ロイは死神を促す。
20代前半の露出の多い服を血だらけにしたブルネットの髪の白人の女性は、ロイの目の前でものの見事に再生されていく。
血が体内に収まり、体内に入っていた弾丸が掻き消え、臓器が修復されーーそして。
「わたしーー」
と、目を開けた瞬間には、奇跡、が起きていた。
「あんた、俺を覚えてるか?」
と、ロイが話しかける。
「あ、あんた!
あのストーカー!
あたしあんたのせいで!!!」
とわめきたてて、聞く耳を持たない。
「どうするよ、ミスター・ブラック?」
ロイは困ったように相棒に尋ねる。
(任せろーー)
と死神は、彼女に、何か。
そう、何かをした。
「‥‥‥。そう、わかった」
何がわかったんだ?
ロイには何もかもが理解できない。
(心配するな。
全てを話しただけだ、その上で交渉した。
このまま安らかな死を得るか、協力して不老不死を得るか。選べ、とか)
人類二人目の不老不死かよ!?
とんでもない、死神にであったものだ。
「わたし、アマンダ。
あんた、ロイだっけ?
よろしく」
と挨拶を求められても、困惑するしかない。
まあ、いい。
もう、歯車は動き出したのだ。
奇妙な三人の冒険譚と行こうじゃないか。
そう思い、ロイはその場から歩き出すし、アマンダはまだよくわからないとでも言うように、その後を付いてくる。
「日本だな?」
(ああ、日本だ)
その夜、二人の男女の姿がアストアから消えた。
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