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第四章 魔族と死霊術師
「秘めたる」精霊の姫
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ああ、そっか。
力があるってこんな感触なんだ。
シェナはその指輪をはめてから少しばかり、胸のどこかに違和感を感じていた。
魔族は心臓と脳にそれぞれ一つずつ。
合計、二個の魔石を持つ。
自分の中にある魔力の原石が、秘めたる何かを求めて胎動しているようで、それが気持ち悪い。
「へえ……あながち嘘じゃないかもな」
「だから、嘘じゃないって言ってる!!」
アーチャーはその胎動、いや、いまのいままで隠されていた何かの波動を感じて嬉々とした声を上げていた。
それは賢者としての知識欲から来るものかもしれない。
だが、同時に脳にある魔石が反応しないことに、彼は妙なひっかかりを感じる。
二つの魔石。
それは古竜もそうだが、古い魔族であればだれでも持っているもの。
『帝国』の最盛期に作られた亜人である近代の種族には、魔石は一つしかない。
その意味でシェナは古い魔族だという点では、アーチャーに異論はなかった。
ただ、精霊をその身に宿している。
彼女の発言が気になるところでもある。
「あ、おい。なんで外すんだ!?」
「……アーチャーがシェナを試そうとすることが嫌い。命をあげる、妻になってもい。でも、ロアを巻き込まないで。そうお願いしているのに、信じない。それが大嫌い」
「つまり、全部俺が悪い? と???」
「そう……魔族がこんな魔界で瘴気におびえるのも、ロアが蒼狼族の税金を払うのも、シェナが奴隷になったのも。
全部アーチャーが悪い」
「あーはいはい。もうなんでもいいよ。俺が全部悪いのな?」
「そう。全部、アーチャーが悪い」
「ああ、そうかよ……さんざん、腕をかじっておいてよく言うな」
どうやら狼姫は逆ギレしたらしい。
それどころか、アーチャーが諸悪の根源だと言いたそうだ。
やってられるか。
死霊術師がもうどうでもいい、俺は俺のやりたいようにやる。
そう思い、シェナの相手を投げ出そうとした時だ。
「なんだ……?」
シェナが投げてよこしたあの指輪の宝石部分が鈍く光っているのに彼は気づいた。
「俺の能力じゃない……。シェナのものに反応したのか。いや、しかしこの色は――」
「なに、それがどうかしたの? 嘘つきアーチャー??」
「いきなり嘘つき呼ぶな!? 待てよ、これは確か……」
最初の宝石の色は赤だ。
それがいまは黄色に変化している。
ということは光の原則でいえばここに緑が入ったことになり、シェナの宿した精霊が緑……風系統のものだと言ってもそれはおかしくない。
だがそれは人の目にそう映るというだけで、実質は青に近い。
この宝石は人間の目を介しない発光を放つから、よくて紫に近い蒼になるはずなのに。
オレンジ色に近いその色は、まるでシェナの体内に宿る精霊を、風ではなく、大地に近いものだと現していた。
しかし――
「それがどうかしたの?」
「嘘つきか。そうか嘘つきか……」
「そう、嘘つき。せっかくシェナが証を上げたのに」
そう残念そうに言う彼女は、自分の牙を指さして見せた。
証?
なんのことだ、いや待てよ。あの牙が当たっていたのは……
そこまで思い、はっとなってアーチャーは左腕を確認する。
服の袖をめくりあげると、そこには牙の跡の代わりに、蒼に近い緑色に輝く痕跡が一つ。
「なんだこれ? 証っていうより、紋章? なにかの呪いか!?」
「あのね、アーチャーは不思議に思わないの?」
呆れたように見下げ果てた視線はそのままに。
狼姫はほら見て、と草原の奥を指さす。
そこにあるのは広大な湖と湿原であり、その隣には灌木のような背の低い雑木林と右手には荒涼とした……
「砂漠?! あんなのあったか?? いや待てよおい。地図にも載ってない……遺跡の上か!?」
「そう。ロア族は草原の支配者。でも、どこにいるかなんて誰にも理解できない。それは、証がないと入れないから」
「つまり、この証? これが、その入り口を開く鍵であり、紋様がある者だけが見れるし入れる。感じ取れる、そういうことか。確かに遺跡の上にあれば、地図には出ない……それなら、指先で血でも染料ででも描くなり方法はあっただろ??」
「空腹だった。お腹が空いていた。アーチャーは美味しかった。普通の魔力がない人間のより、満足」
「はああ??! なんだよ、その恐ろしいセリフはお前まさかの……」
俺を食糧として見ていたのか?
いや、それよりも魔力がない人間ってなんだ?
まさか――食人を行っているのか!?
ロアは……いや、蒼狼族は?
そう思うと背筋がぞっと寒くなる。
そして思い出すとある文献の一説。
イライアとの会話にも出てきた、南方大陸の密林に住む魔族の一つ。
狼の魔獣ロブに関しての文献のそれには、確か……
「まさか、俺に毒を……!?」
「さあ?あ、言っておくけどロアも蒼狼族も人を食べたりしないから。でも、獲物に仕込むのは得意」
「おい待てよ、そんなこと言って……。確かにロブは遅効性の毒を効かせるために、表面の傷口だけを回復させるとは読んだ気がするか。まさか、俺を本気でエサだと??」
シェナは心外だと尾を膨らませた。
「人が美味しいかまずいか。それは奴隷に売られたとき、たまたま噛みついたから知ってる。それで――目は見えない」
「何? どういうことだ?」
「だから! ひどく打たれた。鉄の棒で。それからこっちの目は見えない。見えるけど、光くらい。耳もそう。動くけど、聞こえない。腕も足もそう。感じるけど、うまく動かない」
「いや、そんな。だってお前、いまだってきちんと見てるし話してるじゃないか。ここまで歩くことだって普通に……」
「それは……誰かが教えてくれるのこの中にいる誰かが。でも、シェナは本当はそうなの。こんなので戻っても狩りもできない。尻尾を持たれたら吐きそうになる」
ああ、それであの時、馬車の中で必死になって取り戻そうとしたのか。
しかし、嫌いと言うし一族を巻き込むなと言う割には……シェナはここまで案内してくれた。
どうしてそんなことをする?
あの向こうに蒼狼族の王の一人が待つ土地が待っているというのに。
この難問を解読して正解を見つけないと、これから先には進めない気がしてきた。
「どうしてこんなものを俺に与えた?」
その質問に、シェナはべえっと舌を出すとそっぽを向いてしまった。
力があるってこんな感触なんだ。
シェナはその指輪をはめてから少しばかり、胸のどこかに違和感を感じていた。
魔族は心臓と脳にそれぞれ一つずつ。
合計、二個の魔石を持つ。
自分の中にある魔力の原石が、秘めたる何かを求めて胎動しているようで、それが気持ち悪い。
「へえ……あながち嘘じゃないかもな」
「だから、嘘じゃないって言ってる!!」
アーチャーはその胎動、いや、いまのいままで隠されていた何かの波動を感じて嬉々とした声を上げていた。
それは賢者としての知識欲から来るものかもしれない。
だが、同時に脳にある魔石が反応しないことに、彼は妙なひっかかりを感じる。
二つの魔石。
それは古竜もそうだが、古い魔族であればだれでも持っているもの。
『帝国』の最盛期に作られた亜人である近代の種族には、魔石は一つしかない。
その意味でシェナは古い魔族だという点では、アーチャーに異論はなかった。
ただ、精霊をその身に宿している。
彼女の発言が気になるところでもある。
「あ、おい。なんで外すんだ!?」
「……アーチャーがシェナを試そうとすることが嫌い。命をあげる、妻になってもい。でも、ロアを巻き込まないで。そうお願いしているのに、信じない。それが大嫌い」
「つまり、全部俺が悪い? と???」
「そう……魔族がこんな魔界で瘴気におびえるのも、ロアが蒼狼族の税金を払うのも、シェナが奴隷になったのも。
全部アーチャーが悪い」
「あーはいはい。もうなんでもいいよ。俺が全部悪いのな?」
「そう。全部、アーチャーが悪い」
「ああ、そうかよ……さんざん、腕をかじっておいてよく言うな」
どうやら狼姫は逆ギレしたらしい。
それどころか、アーチャーが諸悪の根源だと言いたそうだ。
やってられるか。
死霊術師がもうどうでもいい、俺は俺のやりたいようにやる。
そう思い、シェナの相手を投げ出そうとした時だ。
「なんだ……?」
シェナが投げてよこしたあの指輪の宝石部分が鈍く光っているのに彼は気づいた。
「俺の能力じゃない……。シェナのものに反応したのか。いや、しかしこの色は――」
「なに、それがどうかしたの? 嘘つきアーチャー??」
「いきなり嘘つき呼ぶな!? 待てよ、これは確か……」
最初の宝石の色は赤だ。
それがいまは黄色に変化している。
ということは光の原則でいえばここに緑が入ったことになり、シェナの宿した精霊が緑……風系統のものだと言ってもそれはおかしくない。
だがそれは人の目にそう映るというだけで、実質は青に近い。
この宝石は人間の目を介しない発光を放つから、よくて紫に近い蒼になるはずなのに。
オレンジ色に近いその色は、まるでシェナの体内に宿る精霊を、風ではなく、大地に近いものだと現していた。
しかし――
「それがどうかしたの?」
「嘘つきか。そうか嘘つきか……」
「そう、嘘つき。せっかくシェナが証を上げたのに」
そう残念そうに言う彼女は、自分の牙を指さして見せた。
証?
なんのことだ、いや待てよ。あの牙が当たっていたのは……
そこまで思い、はっとなってアーチャーは左腕を確認する。
服の袖をめくりあげると、そこには牙の跡の代わりに、蒼に近い緑色に輝く痕跡が一つ。
「なんだこれ? 証っていうより、紋章? なにかの呪いか!?」
「あのね、アーチャーは不思議に思わないの?」
呆れたように見下げ果てた視線はそのままに。
狼姫はほら見て、と草原の奥を指さす。
そこにあるのは広大な湖と湿原であり、その隣には灌木のような背の低い雑木林と右手には荒涼とした……
「砂漠?! あんなのあったか?? いや待てよおい。地図にも載ってない……遺跡の上か!?」
「そう。ロア族は草原の支配者。でも、どこにいるかなんて誰にも理解できない。それは、証がないと入れないから」
「つまり、この証? これが、その入り口を開く鍵であり、紋様がある者だけが見れるし入れる。感じ取れる、そういうことか。確かに遺跡の上にあれば、地図には出ない……それなら、指先で血でも染料ででも描くなり方法はあっただろ??」
「空腹だった。お腹が空いていた。アーチャーは美味しかった。普通の魔力がない人間のより、満足」
「はああ??! なんだよ、その恐ろしいセリフはお前まさかの……」
俺を食糧として見ていたのか?
いや、それよりも魔力がない人間ってなんだ?
まさか――食人を行っているのか!?
ロアは……いや、蒼狼族は?
そう思うと背筋がぞっと寒くなる。
そして思い出すとある文献の一説。
イライアとの会話にも出てきた、南方大陸の密林に住む魔族の一つ。
狼の魔獣ロブに関しての文献のそれには、確か……
「まさか、俺に毒を……!?」
「さあ?あ、言っておくけどロアも蒼狼族も人を食べたりしないから。でも、獲物に仕込むのは得意」
「おい待てよ、そんなこと言って……。確かにロブは遅効性の毒を効かせるために、表面の傷口だけを回復させるとは読んだ気がするか。まさか、俺を本気でエサだと??」
シェナは心外だと尾を膨らませた。
「人が美味しいかまずいか。それは奴隷に売られたとき、たまたま噛みついたから知ってる。それで――目は見えない」
「何? どういうことだ?」
「だから! ひどく打たれた。鉄の棒で。それからこっちの目は見えない。見えるけど、光くらい。耳もそう。動くけど、聞こえない。腕も足もそう。感じるけど、うまく動かない」
「いや、そんな。だってお前、いまだってきちんと見てるし話してるじゃないか。ここまで歩くことだって普通に……」
「それは……誰かが教えてくれるのこの中にいる誰かが。でも、シェナは本当はそうなの。こんなので戻っても狩りもできない。尻尾を持たれたら吐きそうになる」
ああ、それであの時、馬車の中で必死になって取り戻そうとしたのか。
しかし、嫌いと言うし一族を巻き込むなと言う割には……シェナはここまで案内してくれた。
どうしてそんなことをする?
あの向こうに蒼狼族の王の一人が待つ土地が待っているというのに。
この難問を解読して正解を見つけないと、これから先には進めない気がしてきた。
「どうしてこんなものを俺に与えた?」
その質問に、シェナはべえっと舌を出すとそっぽを向いてしまった。
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