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第五章 夢霊の女王と死霊術師
虐げられしロアの王
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ふうん。
アーチャーはひとりのんびりと空を見上げていた。
地下世界?
どこがだよ‥‥‥
「いい星空だな、そう思わないかイオリ?」
「星空? あれは天井に二連の月が放った光が反射したものでしょ?」
「月光? そう誰が説明したんだ?」
「んー、‥‥‥父上様? その、イオリの本当の父上様。あの結界をここに作り上げた」
「ふうん。お前の実の父親、か。なるほど」
「どうして?」
「いや、なんでもない。なんでもないよ、イオリ。なあ、質問なんだが」
そう言い、アーチャーは寝そべっていた姿勢から、左手を上げて天空の一角を指差した。
この子には見えるだろうか? あの南帝の星が。はるか星辰の果てにあると言われている、南極六星の最大級に輝く黄金の星。地上世界では船乗りたちや、飛空艇のりにとっては神様のような存在。あれが見えれば、そこが南になる。すべての旅を行く者にとっての守り神だ。
「あそこには何か見えるか? そう、南の‥‥‥果てない闇の奥に」
「南? そんなとこには何もないよ、アーチャー?」
「あーそう、か。何もないか‥‥‥」
「うん、何もない。ただ真っ黒にしか見えない。蒼狼のイオリにそう見えるんだから、人の目にはもっと見えないかも?」
いやあ、天空のような遠くだと人のほうがよく視えるかもしれないけどな? それはさておき、体内に精霊を宿すイオリには視えないという。これは奇妙だと思い、アーチャーは向かい側に座りこちらを悠然を見ている彼らに視線を動かした。
「あなたたちは? 視えないのか?」
「残念ながら」
「見えても、薄っすらと」
「まったく」
各々からそんな返事が返ってくる。
その中でイオリによって救われたロアの王女、シェナの本物はその青より黄色に近い尾を嬉しそうに動かした。
「あなたは? シェナ‥‥‥姫?」
「わたくしは、その。見えます、黄色の華やかな色の星が」
「黄色か、なるほど」
「何か?」
「いや、それもあるな、と思ってな」
「それも、あるとは? 死霊術師様?」
「いや、なんでもない。見えるならそれに越したことは無いし、ただあるかどうかを尋ねただけだからな」
「そうですか」
そうだよとうなづくと彼女は嬉しそうに尾を振っていた。それに対して――視界が浅黒い蒼に彩られた。
隣というか、身を起こしあぐらをかくとその膝上にさっさと座り込んだイオリの尾がぶしつけにアーチャーの視界を覆ったからだ。
「こら」
「ふん‥‥‥っ」
「お前は。大人しくしてろ」
「はーい」
ぶすっとした返事が返ってくる。面白くなさげなのは間違いなかった。
シェナ姫もそれを見て不機嫌な顔をしている。それはあなたのものではないのよ、とそう言いたそうだった。
女はめんどくさい。
地上の狼は――普通の野生の狼は。一夫一妻制だ。家族を大事にし、十数匹で群れをなす。ここにいる狼の魔族たちはそうではないらしい。
アーチャーの目の前にいるロアの王、バルバロスは一際目立つ体格と尾をしている。両隣に妻を数人侍らせるその様はまるでハーレムを想起させた。イオリは本来であればこの場に座ることは許されないのだという。
王族の末端に位置していて、しかも氏族の王の義理の娘。こいつらを守るための結界を張り巡らせた恩人の娘だってのに‥‥‥
あの後、この結界に連なる入り口でロアの王による迎えを受けた時。アーチャーはイオリがどうして戻りたくないと駄々をこねていたのか、その理由がようやく理解できた。
ルカによる手引きでアーチャーが新領主の冒険者に変じた姿だと事前に知っていた彼ら。その扱いはとても丁寧で客人に対する丁重なものだった。
しかし――
「何故戻った、イオリ。お前にはシェナの身代わりという大役があったはずだ。領主が変わったとはいえ、前の領主との約束が消えたわけではない。この不名誉な娘め」
「父上様!? そんな‥‥‥だから戻りたくなかったのに‥‥‥」
それが、最初に再会を果たした王と義理の娘の会話だった。そのまま、王の合図でイオリは配下の騎馬兵によって連れて行かれようとしていた。彼らがイオリを抱き上げて逃げないようにしていたアーチャーから受け取ろうと乱暴なその手を伸ばしてきた時だ。
「うわっ!?」
「なっ、雷‥‥‥??」
そんな声があがり、彼らは腕に激しい痛みと全身のしびれを感じたことだろう。
慌ててその場から後方に飛び去ったその跳躍力を見て、逆に驚いたのはアーチャーの方だった。
さすが、蒼狼族。本物の純粋な魔族を名乗るだけのことはある‥‥‥大した身体能力だ。そう思ってしまったからだ。
「こいつに触るな、俺の――俺のものだ」
「‥‥‥アーチャー?? どうして? イオリは死ななっムグ‥‥‥!?」
「黙ってろ、駄狼姫」
「駄狼っ!? なによそれ!!」
「いいから黙ってろ。いまは俺のものだ。誰にやるものかよ」
「むう‥‥‥自分勝手なオスなんだから」
「オスじゃない。オスじゃ」
しかしそれを聞いてイオリは満足したのか、抱きかかえられたまま、アーチャーの首に腕を回して抱き着いてしまった。尾が近い、尾が!!
そう心で叫びながらアーチャーはイオリを抱きしめてやる。
「かばわれるのか、新領主殿。それはロアのもの。あなたのものではない」
「‥‥‥いや、俺のものだ。この死霊術師アーチャー・イディスの大事なものだ。奪うなら、その覚悟をしろ」
「なっ、領主様とはいえ不敬な! 勝手が過ぎますよ!?」
バルバロス王の側近が不満の声を上げる。それはたちまち、数十人の蒼狼族の騎馬兵たちに緊張となって伝わっていた。
「領主様? 領主かどうかは関係ない。ここでどんな行動をとろうと、そのせいで俺が死のうと罪に問うことは無い。そこにいる総合ギルドの代理人が証人でいいぞ?」
「なにをなさりたいのですか、死霊術師殿」
「その者はロアの罪人、御渡し願いたい」
「知らんな」
「領主様!? それは勝手すぎる。各氏族、各種族の自治権は守られるはずだ」
「だからどうした? 言っているだろう、領主は関係ないと。こいつが欲しければ実力で奪えばいい。魔族は強い者に従う、そうだろ、バルバロス王。生憎だが、俺は自分の家族を見捨てる気はないんでな。
蒼狼族が滅んでもいいなら‥‥‥かかってこい。魔王を撃つ前哨戦にはいい機会だ」
不敵に微笑むアーチャーのその一言が、新たな戦いを招き寄せようとしていた。
アーチャーはひとりのんびりと空を見上げていた。
地下世界?
どこがだよ‥‥‥
「いい星空だな、そう思わないかイオリ?」
「星空? あれは天井に二連の月が放った光が反射したものでしょ?」
「月光? そう誰が説明したんだ?」
「んー、‥‥‥父上様? その、イオリの本当の父上様。あの結界をここに作り上げた」
「ふうん。お前の実の父親、か。なるほど」
「どうして?」
「いや、なんでもない。なんでもないよ、イオリ。なあ、質問なんだが」
そう言い、アーチャーは寝そべっていた姿勢から、左手を上げて天空の一角を指差した。
この子には見えるだろうか? あの南帝の星が。はるか星辰の果てにあると言われている、南極六星の最大級に輝く黄金の星。地上世界では船乗りたちや、飛空艇のりにとっては神様のような存在。あれが見えれば、そこが南になる。すべての旅を行く者にとっての守り神だ。
「あそこには何か見えるか? そう、南の‥‥‥果てない闇の奥に」
「南? そんなとこには何もないよ、アーチャー?」
「あーそう、か。何もないか‥‥‥」
「うん、何もない。ただ真っ黒にしか見えない。蒼狼のイオリにそう見えるんだから、人の目にはもっと見えないかも?」
いやあ、天空のような遠くだと人のほうがよく視えるかもしれないけどな? それはさておき、体内に精霊を宿すイオリには視えないという。これは奇妙だと思い、アーチャーは向かい側に座りこちらを悠然を見ている彼らに視線を動かした。
「あなたたちは? 視えないのか?」
「残念ながら」
「見えても、薄っすらと」
「まったく」
各々からそんな返事が返ってくる。
その中でイオリによって救われたロアの王女、シェナの本物はその青より黄色に近い尾を嬉しそうに動かした。
「あなたは? シェナ‥‥‥姫?」
「わたくしは、その。見えます、黄色の華やかな色の星が」
「黄色か、なるほど」
「何か?」
「いや、それもあるな、と思ってな」
「それも、あるとは? 死霊術師様?」
「いや、なんでもない。見えるならそれに越したことは無いし、ただあるかどうかを尋ねただけだからな」
「そうですか」
そうだよとうなづくと彼女は嬉しそうに尾を振っていた。それに対して――視界が浅黒い蒼に彩られた。
隣というか、身を起こしあぐらをかくとその膝上にさっさと座り込んだイオリの尾がぶしつけにアーチャーの視界を覆ったからだ。
「こら」
「ふん‥‥‥っ」
「お前は。大人しくしてろ」
「はーい」
ぶすっとした返事が返ってくる。面白くなさげなのは間違いなかった。
シェナ姫もそれを見て不機嫌な顔をしている。それはあなたのものではないのよ、とそう言いたそうだった。
女はめんどくさい。
地上の狼は――普通の野生の狼は。一夫一妻制だ。家族を大事にし、十数匹で群れをなす。ここにいる狼の魔族たちはそうではないらしい。
アーチャーの目の前にいるロアの王、バルバロスは一際目立つ体格と尾をしている。両隣に妻を数人侍らせるその様はまるでハーレムを想起させた。イオリは本来であればこの場に座ることは許されないのだという。
王族の末端に位置していて、しかも氏族の王の義理の娘。こいつらを守るための結界を張り巡らせた恩人の娘だってのに‥‥‥
あの後、この結界に連なる入り口でロアの王による迎えを受けた時。アーチャーはイオリがどうして戻りたくないと駄々をこねていたのか、その理由がようやく理解できた。
ルカによる手引きでアーチャーが新領主の冒険者に変じた姿だと事前に知っていた彼ら。その扱いはとても丁寧で客人に対する丁重なものだった。
しかし――
「何故戻った、イオリ。お前にはシェナの身代わりという大役があったはずだ。領主が変わったとはいえ、前の領主との約束が消えたわけではない。この不名誉な娘め」
「父上様!? そんな‥‥‥だから戻りたくなかったのに‥‥‥」
それが、最初に再会を果たした王と義理の娘の会話だった。そのまま、王の合図でイオリは配下の騎馬兵によって連れて行かれようとしていた。彼らがイオリを抱き上げて逃げないようにしていたアーチャーから受け取ろうと乱暴なその手を伸ばしてきた時だ。
「うわっ!?」
「なっ、雷‥‥‥??」
そんな声があがり、彼らは腕に激しい痛みと全身のしびれを感じたことだろう。
慌ててその場から後方に飛び去ったその跳躍力を見て、逆に驚いたのはアーチャーの方だった。
さすが、蒼狼族。本物の純粋な魔族を名乗るだけのことはある‥‥‥大した身体能力だ。そう思ってしまったからだ。
「こいつに触るな、俺の――俺のものだ」
「‥‥‥アーチャー?? どうして? イオリは死ななっムグ‥‥‥!?」
「黙ってろ、駄狼姫」
「駄狼っ!? なによそれ!!」
「いいから黙ってろ。いまは俺のものだ。誰にやるものかよ」
「むう‥‥‥自分勝手なオスなんだから」
「オスじゃない。オスじゃ」
しかしそれを聞いてイオリは満足したのか、抱きかかえられたまま、アーチャーの首に腕を回して抱き着いてしまった。尾が近い、尾が!!
そう心で叫びながらアーチャーはイオリを抱きしめてやる。
「かばわれるのか、新領主殿。それはロアのもの。あなたのものではない」
「‥‥‥いや、俺のものだ。この死霊術師アーチャー・イディスの大事なものだ。奪うなら、その覚悟をしろ」
「なっ、領主様とはいえ不敬な! 勝手が過ぎますよ!?」
バルバロス王の側近が不満の声を上げる。それはたちまち、数十人の蒼狼族の騎馬兵たちに緊張となって伝わっていた。
「領主様? 領主かどうかは関係ない。ここでどんな行動をとろうと、そのせいで俺が死のうと罪に問うことは無い。そこにいる総合ギルドの代理人が証人でいいぞ?」
「なにをなさりたいのですか、死霊術師殿」
「その者はロアの罪人、御渡し願いたい」
「知らんな」
「領主様!? それは勝手すぎる。各氏族、各種族の自治権は守られるはずだ」
「だからどうした? 言っているだろう、領主は関係ないと。こいつが欲しければ実力で奪えばいい。魔族は強い者に従う、そうだろ、バルバロス王。生憎だが、俺は自分の家族を見捨てる気はないんでな。
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