ワケあり!?女オーガの嫁取り冒険譚〜ハーレムを求められたら受け止めるしかないだろう!?〜

加藤備前守

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Session01-12 エピローグ 近くも遠き故郷

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 風呂での一件から、宿に泊まる機会があるときは、四人でアイルの相手を行うことになった。
 くんずほぐれつまでは至ってはいないが、一人一人が皆を気遣い合いながらすることで、五人はより互いをわかり合い、結束も強くなったのを実感できていた。

 三日をかけて戻ってきたハルベルト。
 日も落ち始めている事もあり、門が閉まらないように急いで入門の手続きを行う。
 今回は依頼を達成しての割符もあるため、冒険者証と共に割符を見せる。引き渡しを行った町と責任者の名前と受取人の名前が明記されているのを確認することで、衛兵が「この者達の受付を行った」という記録が残り、より身分証明となるようになっていた。
 彼女らがまだ新規登録者であることを示す証明書であったことと、割符から初依頼を終えてきたことを察した衛兵は綺麗な敬礼をしてみせた。

「初依頼、お疲れさまでした!」

 その言葉を受けて、彼女らも敬礼を返し、門内へと入っていく。
 この城塞都市について、少し語ろう。
 ハルベルトはこんもりとした丘を背にしながら、麓に都市と城塞があり、丘に連なる曲輪くるわと本丸に連結している平山城である。一の曲輪は都市全体を覆っており、有事の際は住民と共に籠もり籠城ろうじょうを行う仕組みになっている。丘を少し登ると、騎士団曲輪きしだんくるわ家老曲輪かろうくるわと続き、本丸、一門曲輪いちもんくるわと連なる仕組みである。どれも石積みの堅牢な壁であり、持ち運びが出来うる投石機とうせききでは崩すのは至難の技となっている。ここに、ハルベルト住民と近隣住民合わせて約一万と、百石ひゃっこくにつき二人役ににんえきの場合六千と騎士団千もの兵が籠もるのだ。そのため、備蓄の穀物については、毎年穫れた物を倉庫へ保存し、年を経た古いものを市場へ安く放出するなど、軍備に手を砕いている都市でもある。
 ハルベルトを治める”レンネンカンプ辺境伯家”は西部を任されている守護である。紅葉の国、総石高二百万石の内、三十万石を直に治め、寄子よりことして近隣領主勢十万石を動員する権力を預かっている。西部が隣接する国との折衝なども行っており、紅葉の国の封臣ほうしんとして上位に当たる。ちなみに、アイルの父であるベルンシュタイン家は北方を守護する辺境伯家で、同じく三十万石に寄子十万石、更には必要であれば鬼人族オーガの三部族より援軍を依頼することができるため、もう少し純戦力は上がる形となる。
 そして住民には冒険者も含まれるため、余りにも目に余る様な輩でない限りは、ハルベルトの衛兵は冒険者を尊重するのである。自分たちで手が回らない所を解消する存在として。

 ハルベルトの冒険者ギルドのドアを押して入ると共にカランカランと音が鳴る。人が入ってきた事がすぐ分かるようにするためである。その音と共に受付嬢や職員、ダベっている冒険者達が一瞬視線を向ける。
 入ってきたのは女性が五人であった。同業者である事が分かった冒険者は見覚えのない顔……新入りであることがわかったためかすぐに視線を外した。
 受付嬢の中で、一人、彼女達が誰かが分かったのか、手を振ってアピールをする。アイルの冒険者登録を担当したクリスだった。

「あ、皆さん、無事依頼達成ですか?」

「うむ!何とか無事に済んだぞ。でじゃ、報告をしたいのじゃが、カウンターのどなたかに頼めば良いかの?」

「それは良かったです!では、私がそのまま対応いたしますね。そちらのブースへお願いいたします!」

 クリスは無事に帰還したことを喜ぶと共に、対応をするため、カウンターの奥に用意されている応接ブースを案内する。五人はそのまま用意されている椅子に腰をかける。机の上には割符と、そして死んでいた四人の冒険者証を置く。それを見て、五人は改めて黙祷を捧げた。

「おまたせ致しました!では、報告を……これはどうされたんですか?」

 クリスは机の上に置いてあった、冒険者証を手に取って絞り出す様に口にした。そして、ポタリポタリと涙をこぼした。
 未熟で無鉄砲ではあったろう。しかし、死ぬには若過ぎた。ギルドの受付嬢などをやっていれば、日常茶飯事とも言えるが……だからといって慣れるものではない。
 バーバラは、彼女の顔を見ないようにしながら、その質問にゆっくりと答えていった。追い剥ぎの出現地近くの森の中で彼らが死体となっていたこと。見つけた時には息絶えていた事。死んだ追い剥ぎどもと一緒にその場に埋めてきたこと。彼らが装備していたであろう遺品については処分したこと。その分の金額だけを纏めた布袋を背負い袋から取り出し、机の上に改めて置いて、彼女へハンカチを差し出した。

「戦利品と言えようが、この金額については寄付かなにかにしようと思うておる。孤児院や廃兵院はいへいいんなどはあるじゃろうか?」

「……グスン……あ、ありがとうございます。首座神しゅざしん様の教会が孤児院を運営されております。そこに寄付をされるのが宜しいかと。場所は後で地図をお渡ししますね。……亡くなった方々の冒険者証の回収、お疲れさまでした。こちらについては些少ではありますが手当がありますので、今回の依頼分と合わせてお渡しいたしますね。」

「感謝する。……クリス殿、少し相談ごとがあるのだが、このまま良いじゃろうか?」

「(チーーーン!)……ふぁ、ふぁい!では一度報酬と、お水ですが飲み物を用意してきますね!」

 そう言うと、クリスは席を立って、ブースを離れていった。カウンターの方を見てみると、他の受付嬢と話をしている姿が見て取れた。長話になるから引き継ぎをしているのであろう。暫く座って待っていると、トレイの上に布袋と、六人分のカップを載せてクリスが戻ってきた。皆の前にカップを起き、布袋を机の中央に置いた後、席に座った。

「こちらが、今回の皆さんの報酬です。依頼自体の報酬の銅板五枚、そして四人の報告として銅板一枚、合わせて銅板六枚ですね。ご確認の程、宜しくお願いいたします。」

 クリスの説明を聞きながら、ピッピが枚数を数えた後、バーバラに手渡す。バーバラはそれを受け取り、改めて枚数を確認し、うむ!と声に出した後、背負い袋へしまった。

「では、ご相談との事ですがどの様なお話になりますでしょうか?」

「うむ……この度、アイルを一党パーティ旗頭はたがしらとした上で、徒党クランを作ろうと思っておる。そこで、人を集めることを前提として、住居を斡旋あっせんして欲しいのじゃ。」

「……徒党ですか。理由などはお伺いしても?」

 クリスが怪訝な顔でバーバラとアイルの顔を見比べながら問うた。
 バーバラは水の入ったカップを弄りがら少しずつ説明を始めた。

「アイルの冒険者になった目的を実現するためには、どうしても名声を得ねばならん。じゃが、一党だけでは出来うる事が限られておる。クリス殿なら、我らよりも理解しとるはずじゃ。」

「……はい。」

「徒党となれば、大規模な討伐であったり、解放戦ということにもなれば、十分なアピールとなろう。それが実力者どもであれば特にな。有力な戦力は喉から手が出るほど、求められるはずじゃ。」

 そう言うと、一口水を飲み、喉を潤す。

「まだ我らは”石”じゃ。出来得る限りの仕事をこなし、”鉄”、そして”銅”になろう。その間も、徒党の人数を増やしていく。目指すは、輪中わじゅうの解放と、そこの近くにあるはずの”迷宮めいきゅう”の討伐じゃ。」

 ガタガタンッ。
 そのバーバラの言葉に、クリスが驚愕の表情を浮かべながら席を立っていた。
 まだ冒険者に成り立ての新人共が何を言っているんだ。その表情は、そう物語っていた。

「”迷宮”指定のチョトー砦、村の解放なんて……何言っているんですか?!解放の目処なんて立っていないんですよ?!」

 クリスは語尾荒く、大声で口にしていた。受付嬢の中でもベテランの中に入るであろうクリスが狼狽していた。その言葉を聞いた冒険者達はその言葉を思い返していた。

「だが、できないとは決まっていない。」

 アイルが静かに、しかし、力強くそう口にした。そして、クリスの瞳をしっかりと見つめた。

「解放するために、これから実力をつけ、戦力を集めるんだ。そのために徒党を組んだ上で、所属するメンバーが生活ができるスペースを住居を紹介して欲しい。」

「……二十年です。」

 クリスは絞り出す様にそう口にした。それは色々な感情がないまぜになった、心の底からの言葉だった。
 ポタリ、ポタリと滴が机に落ち、跡を作る。

「あの村が奪われてから二十年。何度も、解放しようと辺境伯様は兵を出されました。それでも、解放出来てないんですよ?できるなら、私だって、あの村で、父……父さんと母さんと、近所のお兄ちゃんと……暮らして……。」

「クリスさん。俺は目的の為に絶対に死ぬわけにはいかない。生命をかけることは約束を破ることになるからだ。だけども、俺の目的の為には解放を成し遂げないと行けないんだ。」

 アイルが立ち上がり、クリスの瞳をしっかりと見つめた。
 俺は死なない。解放してみせる。そう言った大言壮語を吐いてきた人たちは一杯いた。だが、そう言った人たちは解放戦に参加した結果、ほとんどが帰らなかった。辺境伯の軍でもうまくいってないこともあり、記憶の彼方にあるあの景色をもう一度見るのは無理だろうと諦めていた。

「俺は成し遂げる。そのときには、村へ戻れる。あなたの力を貸してくれ。」

 まだ石の新人。そんな奴が”迷宮”を討伐する、解放するという。夢物語と言われても陳腐過ぎて相槌くらいしか誘えないだろう。……そのはずなのに、この人の言葉を聞いていると、あり得るのではという気持ちが湧いてきているのも事実だった。

「……わかりました。とっておきの物件を紹介しましょう。月額の家賃は銅板六枚です。二階建て、複数の部屋がある超優良物件です。」

「バーバラ、そこに決めよう。今月分の料金を先程の報酬で払っておこう。」

「……そうじゃな、クリス殿はすでに我らの同志。で、あらば疑いはせぬ!改めてお返しするぞ。確認を頼む!」

 アイルの発言にカカカと笑いながら、バーバラが背負い袋にしまった布袋を再度取り出した。それをクリスの手の平の上に置き、その手を両手で包み込んだ。

「クリス殿。我らとあなたは同志じゃ。あなたの故郷を取り戻そう。」

 その言葉で、クリスはこらえていた涙が堰を切ったように流れ出した。そして、自分の手を包んでくれたバーバラの手を更に上から包むようにして、ただただ力強く握ったのだった。


 ◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆ ◆◇◆◇◆

「これが、その物件ですか。」

 フィーリィがその家を見上げながらそう口にした。
 その家……屋敷は、騎士団曲輪の中に存在していた。周囲にある屋敷よりも一段と大きい作りになっており、冒険者が使うには少々格式高すぎるように感じられた。

「これは辺境伯様の意向です。この街を拠点とする徒党であるならば、徒党だけで打ち合わせをする必要もあるはずだと。また、わざわざ徒党を作り名を上げようとするのであれば、辺境伯様に協力するはずだから、それ以外の冒険者との差別をするためですね。」

 クリスが屋敷を背にしながら五人にそう言った。
 そして、この屋敷の鍵をアイルへ手渡す。受け取ったアイルは、玄関についている鍵穴へ鍵を差し込み、開ける。
 一同が入ったあと、クリスが続いて入り、「”灯りよ”」と口にした。そうすると、壁についている燭台の先に光が灯り、屋敷の中が明るく照らし出される。

「おお……灯りの魔道具が用意されておるのか。いやはや、これだけで銅板六枚は安すぎじゃろう。」

「ふふふ。他にも湯を出す魔道具がついた風呂場…あ、蒸し風呂も勿論あります。竈なども魔道具になってます。」

 クリスの説明に皆があんぐりと口を開ける。理由を説明されると納得できた。籠城となった時に、薪や蝋燭といった、実際に火を使う物があると、失火の原因になったりするのだ。であれば、魔力を一定量補充すれば使える魔道具の方が、初期費用はかかるが、もしもの時には安全を確保できるという判断で、辺境伯が手配したとのことだった。

「では、アイルさん。」

「はい。」

 クリスはアイルの名を呼んだ後、深々と礼をした。

「どうか、私の故郷をよろしくお願いいたします。」

「はい。私の目的の為にも、必ずや。」

 その言葉に、彼女は満面の笑みを浮かべた。
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