告る相手を間違えたら学園一の美少女と付き合えた件

山田飴子

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7.二股は犯罪ではない。

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「山崎君!遅いよー」

俺は、今下駄箱で高梨凛に声をかけられた。健太も大揮も先に帰っちまった。俺、1人はガチで気まずい。まぁとにかく、高梨凛ってのはほんとに立ち姿も美しいな。まぁ、そんなこと今は関係ない。俺は、超難関な任務を攻略しなければならないのだ。

10分前

「山崎!」

「なんだ、相沢かよ。」

「なんだって何?ってか私に言うことあるでしょ。」

「はいはい。何でもないです。さっきはすみませんでした。」

「許してやるよ。ねぇ、あんたさ。美里は今日部活ないから高梨凛と一緒に帰るんでしょ?ってか帰るな。」

「そうだけど。」

「振らなかったら美里に言うから。高梨凛のこと。」

「は?お前には関係ないだろ。」

「親友が二股されてるんだよ。絶対見逃す訳ないじゃん。ってか今すぐにでも言いたい。」

怖っ。相沢は悪役系の美人だから余計怖い。

「でもなー。」

「でもでも言ってないで、高梨凛を選ぶんだったら美里を振る!美里を選ぶんだったら高梨凛を振る!あんたには大揮に振られたあと慰めてもらったから少しだけ猶予をやるよ。来週の月曜までにどっちか選びな。もちろん美里だろうけど。」

うわっ般若じゃん。最後の『選びな。』の声のトーンが特に怖すぎる。

「分かった、分かった。」

同意しちまったじゃねーか。俺!やっちまったぜー。ほんとに怖すぎる。とにかく、高梨凛と美里どっち選ぶか。悩みどころだ。あー。もうー。なんで、二股しちゃいけないんだよー!!!(((((サイテーすぎるw

「どうしたの?山崎君?」

「え?あ、何でもないです!」

あー、どっちか選べってそんなの難しすぎる...究極の選択だろ。

「そういえば、山崎君って家どこらへん?」

しかし、ほんとに、カワイイ声だ。

「あー、すぐそこだ。」

「え?電車通学じゃないんだ。」

「あぁ。」

しばらく俺らはたわいない話をして歩いていた。

「じゃ、俺の家ここなんで。」

「あ、そうなの。じゃあ、またね。」

「おう。じゃあな。」

おい!俺、どっちか振るんじゃなかったのかよ!どしよ、でも高梨にも悪いし...

「あ、山崎君!LINE交換しない?」

高梨がスマホを差し出してきた。

「おう。そうだな。」

高梨とLINEを交換した。やべー。やべー。高梨とのLINE持ってるのってクラスカースト上位のやつくらいだろ。あいつ、クラスラインにもいないし。まぁ、そう言うところがあいつのカッコイイところでもあるけど。って言うかアイコン、かわよ。観覧車?むっちゃ、きれい。

「じゃあ、またね。山崎君。」

「じゃあなー。」

って俺、何じゃあなーとか言ってんだよ。バカかよ。あ、行っちまったよ。もー、どしよ。どしよ。

ふぅー。俺は、帰宅後すぐに自分の部屋に入り、ベッドに寝転んだ。あいにく、親も姉ちゃんも帰ってきてないようだ。ちなみに、姉の名前は飛鳥(あすか)って言って大学2年で色々とヤバいが黙ってれば美人な姉だ。すると、スマホのバイブレーション音がなった。高梨凛からだ。

{よろしくお願いします!笑}

言葉と共にかわいいハリネズミのスタンプが送られた。えっと、こちらこそっと送っとくか。笑とかかわいすぎんだろ。それにしても、どうするか。1回このことは忘れよう。すると、またスマホが鳴った。

{明日ってあいてる?}

高梨凛からだ。どう言う意味だ?謎過ぎる。そういえば、明日って土曜じゃん...部活もないし。まさか、デートの誘いか?ここは、正直に答えた方がいい。

         {あいてるけど?}
{なら、一緒に映画見に行かない?}

わお。ビンゴだ。これに、行くってことは、美里を振るってことしだよな?どうしよ。どうしよ。困るー。そうした内に1分はたった。やべー既読つけたままだー。よし!自分の気持ちに正直に生きよう!
            {いいよー}
{じゃあ、決まり!!}
{何、見に行く?}
        {高梨さんは何見たい?}
{私はこれかな?}

写真が送られてきた。物難しい生物のドキュメンタリー映画のようだ。

             {さすが}
      {学年1位なだけあるね}
{そういう訳じゃなくて} 
{ただ好きなだけ。}
       {それがすごいんだよ}
{どーも。笑}
{で、これにする?笑}
              {んー}
    {この映画だと多分俺寝るわw}
{え、笑}
      {悪ぃけどこれはどうw?}
俺は、今流行りのアニメ映画を送った。
{これでもいいよー笑}
すぐに返信が来た。
             {おけw}
            {ありがと}

その後、俺達は夜中までたわいのない話で盛り上がった。美里からの連絡にも気づかないくらいに。    
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