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14.どっちもカワイイ
しおりを挟むちなみに、それってどのくらいのスパンで「やろうとしてる?」
美里が急に話しだした。いや乗り気やん。てかスパンて言い方なんかおもろい。
「んー、とりあえず1週間とか?」
「1週間か、」
何が「1週間か、」だよ俺。俺もまともじゃねーよ。てか凛かわいすぎんか。こんなヤベえこと言ってんのに可愛さ保てられるとかエグい。追加で美里もカワイイ。追加て言い方お前やめろ。どっちもかわいい。大好き。ホントに俺言う資格ないし黙ろう。
「お前何ニヤニヤしてんの?」
「あ、すみません。」
相沢に怒られちまった。
「ていうか、美里。1回落ち着こ。ホントに。なんか色々やばすぎて、私も落ち着いてない気するけど。まずこんな男を分け合う価値もない。そこ大事。てか付き合う価値すらないよ。今は変なマジックかかっちゃってるかもしんないけど、あんまこいつかっこよくもないからね、下の上って感じの顔だし。トータルだと下の下。」
「誰が下の上だ。上の上だし。」
「お前この状況でよく人にそんな口聞けんな。」
「1回、2人とも落ち着いて。高梨さん、こんな男より俺と話しません?」
おい大揮、どさくさに紛れて何アピってんだよ。発情期かよ。俺が1番発情期だろ。
「ごめん無理。」
俺の凛、最高。俺の凛←ここ大事。神大好き。もちろん美里も大好き。マジもう2人ともキスしたい。
「でさー、美里ちゃんはこの話どう思うの?」
…さあ美里どっちなんだ?どっちだ?????ん?おいちょ待てよ。美里が賛成したら俺ハーレム作れるくね。やべーな、こんな最高なことないだろ。こんなカワイイ女子2人がどっちも彼女とか、世界救えるし宇宙の覇者になれる。
「まあ別に。私はいいけど。」
「え美里。ガチで言ってる?」
相沢が般若みたいな顔してこっちを見てる。激怖い。
「咲希が心配してくれるのは、もちろんありがたいけどさ。今の私が凛ちゃんと戦うにはこれしかないかなって思って。」
「どういうこと?」
「交換してたら、いずれ昴は私の方が良いって必ず分かるから。」
なんか、超申し訳ない。ハーレムとか考えてた自分を殴りたい。美里、めちゃめちゃガチじゃん。こんな俺なんかのために。なんかほんとごめんって感じ。
「望むところでしょ。」
凛もガチ。これ俺がなんも決めないからこうなったよな?うん。絶対そう。こういうところだよ俺ほんと。だからといってどっちか1人とか選べねーよ。2人ともマジかわいいし。
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