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第二章_水野冬樹
4.本当の野球部
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母の実家は長野県の上田市という地方都市にある。
市の南西部の塩田平という場所だ。
二年生になるタイミングで塩田平中学校に転校した僕は、すぐに野球部に入部した。
二年前まで使っていたグローブは、もう小さ過ぎて使えない。
祖父の運転する車で新しいグローブを買いに行くことになった。
上田に来て初めて会った祖父の名前は夏樹だった。
僕と似た名前だったので、すぐに仲良くなった。
夏に生まれたから夏樹なんだろう。
と思ったが、祖父の誕生日は八月二十日で暦の上では秋だった。
それも僕と同じで可笑しかった。
真田幸村と縁のある上田城址公園は小高い丘の上にあった。
その向こう側に、市民の山と言われている太郎山が見える。
幸村の時代は、今僕が立っているこの辺りに千曲川が流れていたらしいが、今はもう少し南側を流れている。
グローブを買いに来た店は、ベースボールステーションという野球専門店だった。
店長の森田さんは元高校球児だったらしく、僕の希望に合ったグローブを選んでくれた。
本格的な野球をやるのは初めてだったので、内野か外野かも決まっていなかった。
どちらにも対応できるオールラウンドのグローブ。
今まで小さなグローブだったので、随分大きく感じるけれど、これから身体も大きくなるだろうし、中学の二年間はこれで練習して、高校でも続けるならば、ポジションに特化した硬式用のグローブを選ぶと良い。とアドバイスしてくれた。
去年までは家にバットが無く、素振りすらできなかったのだが、この日は素振り用のバットも買ってもらった。
今まで遊びの「野球部」での経験しかなかったので、バットスイングも自己流だった。
森田さんに素振りを見てもらったが、まだまだ毎回バラバラだから、沢山素振りをして自分のスイングを身に付けるところから始めよう。
とアドバイスされた。
ただ振るだけではなく、ピッチャーが投げてきたボールを頭の中でイメージして、それをセンター前に打ち返すイメージで振ってみると良い。
また素振りを見せに来てね。
と言ってくれたので、次のアドバイスをしてもらえるように素振りを頑張ろう。
と思った。
店を出ると、家とは違う方向に走っていることに気付いた。
不思議そうな顔をしていると、「ちょっと買い物があるから、遠回りしていくよ」と祖父が言った。
西上田の駅を過ぎた辺りの国道の右側の店の駐車場に入った。
店といっても、スーパーやコンビニとは全く違う雰囲気だ。
酒蔵の直売店だった。
「こんちは、良子ちゃん。いつものヤツある?」
「あら夏爺、いらっしゃい。いつものヤツあるよ~。あれ? 誰だいこのイケメンは?」
「あぁ、孫の冬樹だよ。最近引っ越してきて、一緒に住むようになったんだ」
「そっかぁ。そりゃぁ嬉しいねぇ。夏爺の孫の冬君だね。覚えたよ~。そうだ、甘酒飲むかい? 美味しいよ~」
えっ? 酒? この店は子供に酒を飲ませるの? って顔をしていると……
「甘酒と言っても、お酒じゃないから子供が飲んでも大丈夫だよ。はい、どうぞ」
初めて飲む白濁したその飲み物は、ふんわりとした甘さがあった。
「美味いっ! これ美味いよ。祖父ちゃん、家でも飲みたいよっ!」
「そうか。それじゃぁ甘酒も買ってくか。良子ちゃん、商売上手だから冬樹も常連になっちゃうかな?」
「えへへ、毎度ありがとうございま~す。冬君もまた来てね」
最近はスーパーでもお酒が買えるけれど、祖父がわざわざここまで買いに来るのは、きっと良子さんに会いに来ているのだろう。
僕もまた連れてきてもらいたいと思った。
二年生とはいえ、野球部では一年生と同じだ。
最初の頃はボールを使った練習に参加させてもらえなかった。
それでも、体力トレーニングでは目立つ存在になっていた。
この時の為に、去年は陸上部で身体を鍛えていたのだ。
無駄ではなかった!
校庭は他の部活の練習もやっているので、ランニングは校外に出ることが多かった。
学校の隣には田んぼや畑が広がっている。
農道を走っていると、農作業をしているおじさんやおばさんが、「頑張ってね!」と声を掛けてくれる。
横浜ではこんなことは無かったので嬉しくなる。
農作業帰りに、グラウンドのネット越しから、練習を見物しているおじさんも多い。
「バットはもっとビュン!と振らなきゃダメだ」とか「投げるときは、シュッと投げるんだよ」とか、抽象的なアドバイスをしてくれるのが面白い。
五月になると新入部員もボールを使った練習に参加するようになった。
一年生でも小学生の時から少年野球をやっていたヤツは僕よりも上手かった。
かなり悔しい思いもあったのだが、それ以上に野球ができることが嬉しかった。
去年はキャッチボールすらできなかったのだ。
今は他人と比べて勝ち負けを考えるよりも、野球ができることに感謝しようと思っていた。
夏休み前の大会が終わり、三年生は引退することになった。
夏休みからは新チームになる。
ポジションの適正を見極めるために体力測定を行うことになった。
去年もやっていたが、僕にはスピートがあってもパワーは人並みという結果が出ていた。
あれから一年、パワーも少しは付いたのだろうか?
結果は同じだった。
スピードと瞬発力はチームで一番。
パワーは平均より少し上。
という数値だった。
それよりも今回の体力測定で、去年まで知らなかった事実を知ることになった。
遠投の距離である。
去年の体力測定ではソフトボールを投げたのだが、人並みの数字だった。
野球のボールなら、もっと遠くまで投げられる。
と勝手に思い込んでいたのだが、野球のボールでも人並みだった。
それでも人並みには投げられるので、足の速さを生かしてセンターを守ってはどうだろうか?
との意見が上がった。
試合に出れるならどこでもいいか?
と思ったので、新チームのセンターを任されることになった。
夏休みの終わり頃に練習試合があった。
一番センターで出場した僕は、三打席連続ヒットを打って活躍した。
練習の成果が現れたのだ。
実は夏休みの練習の合間に、自転車でベースボールステーションに通って、森田さんのアドバイスを受けていたのだ。
毎回注意するポイントを指摘してもらい、それを意識して素振りを繰り返すことで、僕のスイングは安定したスイングになった。
元々長打を欲しがっていなかったので、基本に忠実な理想的なスイングが出来上がりつつあった。
背筋力や握力など、測定器で測る数字は平均よりちょっと上に過ぎなかったのだが、僕には数値では表せない部分に強みがあったようだ。
手首の使い方が上手いようで、よく言う「リストが効いた打撃」というのができているらしかった。
長打を狙っている訳ではないのだが、打球がよく伸びて外野の頭を超えることが多くなっていた。
夏休み中に、もう一つ生活に変化があった。
スマホを持たせてもらえるようになったのだ。
祖父は新しいモノが好きで、パソコンやスマホを普通に使いこなしている。
まだ仕事をしているので、仕事をする上でも役に立っている様子だ。
中学生にスマホなんて必要ない。
という考えの大人も多い中、祖父の考え方は逆で、正しい使い方をすれば、便利だし生活の役に立つことが多い。
マイナス面を考えて反対するより、プラスになる事が多いのだから、積極的に使うべきだ。
と言って後押しをしてくれた。
そんな訳で僕もスマホデビューをしたのだが、何よりも先ずは胡桃沢に連絡をすることにした。
上田に来てから、何回か家の固定電話から胡桃沢のスマホに電話をしてみたのだが、「好きです」と言ってから直接会って話してないので、どうも照れてしまって調子が狂っている。
スマホならLINEやメールで近況報告できるので、特別な用事がある訳でもない時に、気楽に連絡できるのが良い。
家の近所の風景や、野球部の練習の様子などを撮影して、一言添えて送信する。
胡桃沢からも上茶谷の町の画像や、上茶谷中学の野球部の練習の様子などが返信されくるのが嬉しい。
物理的な距離は遠くても、いつも近くに居てくれる感じがする。
このまま会えなくなって、「好きだ」という気持ちも少しずつ消えて行ってしまうのだろうか……
と心配していた問題は、とりあえず解消されることになった。
市の南西部の塩田平という場所だ。
二年生になるタイミングで塩田平中学校に転校した僕は、すぐに野球部に入部した。
二年前まで使っていたグローブは、もう小さ過ぎて使えない。
祖父の運転する車で新しいグローブを買いに行くことになった。
上田に来て初めて会った祖父の名前は夏樹だった。
僕と似た名前だったので、すぐに仲良くなった。
夏に生まれたから夏樹なんだろう。
と思ったが、祖父の誕生日は八月二十日で暦の上では秋だった。
それも僕と同じで可笑しかった。
真田幸村と縁のある上田城址公園は小高い丘の上にあった。
その向こう側に、市民の山と言われている太郎山が見える。
幸村の時代は、今僕が立っているこの辺りに千曲川が流れていたらしいが、今はもう少し南側を流れている。
グローブを買いに来た店は、ベースボールステーションという野球専門店だった。
店長の森田さんは元高校球児だったらしく、僕の希望に合ったグローブを選んでくれた。
本格的な野球をやるのは初めてだったので、内野か外野かも決まっていなかった。
どちらにも対応できるオールラウンドのグローブ。
今まで小さなグローブだったので、随分大きく感じるけれど、これから身体も大きくなるだろうし、中学の二年間はこれで練習して、高校でも続けるならば、ポジションに特化した硬式用のグローブを選ぶと良い。とアドバイスしてくれた。
去年までは家にバットが無く、素振りすらできなかったのだが、この日は素振り用のバットも買ってもらった。
今まで遊びの「野球部」での経験しかなかったので、バットスイングも自己流だった。
森田さんに素振りを見てもらったが、まだまだ毎回バラバラだから、沢山素振りをして自分のスイングを身に付けるところから始めよう。
とアドバイスされた。
ただ振るだけではなく、ピッチャーが投げてきたボールを頭の中でイメージして、それをセンター前に打ち返すイメージで振ってみると良い。
また素振りを見せに来てね。
と言ってくれたので、次のアドバイスをしてもらえるように素振りを頑張ろう。
と思った。
店を出ると、家とは違う方向に走っていることに気付いた。
不思議そうな顔をしていると、「ちょっと買い物があるから、遠回りしていくよ」と祖父が言った。
西上田の駅を過ぎた辺りの国道の右側の店の駐車場に入った。
店といっても、スーパーやコンビニとは全く違う雰囲気だ。
酒蔵の直売店だった。
「こんちは、良子ちゃん。いつものヤツある?」
「あら夏爺、いらっしゃい。いつものヤツあるよ~。あれ? 誰だいこのイケメンは?」
「あぁ、孫の冬樹だよ。最近引っ越してきて、一緒に住むようになったんだ」
「そっかぁ。そりゃぁ嬉しいねぇ。夏爺の孫の冬君だね。覚えたよ~。そうだ、甘酒飲むかい? 美味しいよ~」
えっ? 酒? この店は子供に酒を飲ませるの? って顔をしていると……
「甘酒と言っても、お酒じゃないから子供が飲んでも大丈夫だよ。はい、どうぞ」
初めて飲む白濁したその飲み物は、ふんわりとした甘さがあった。
「美味いっ! これ美味いよ。祖父ちゃん、家でも飲みたいよっ!」
「そうか。それじゃぁ甘酒も買ってくか。良子ちゃん、商売上手だから冬樹も常連になっちゃうかな?」
「えへへ、毎度ありがとうございま~す。冬君もまた来てね」
最近はスーパーでもお酒が買えるけれど、祖父がわざわざここまで買いに来るのは、きっと良子さんに会いに来ているのだろう。
僕もまた連れてきてもらいたいと思った。
二年生とはいえ、野球部では一年生と同じだ。
最初の頃はボールを使った練習に参加させてもらえなかった。
それでも、体力トレーニングでは目立つ存在になっていた。
この時の為に、去年は陸上部で身体を鍛えていたのだ。
無駄ではなかった!
校庭は他の部活の練習もやっているので、ランニングは校外に出ることが多かった。
学校の隣には田んぼや畑が広がっている。
農道を走っていると、農作業をしているおじさんやおばさんが、「頑張ってね!」と声を掛けてくれる。
横浜ではこんなことは無かったので嬉しくなる。
農作業帰りに、グラウンドのネット越しから、練習を見物しているおじさんも多い。
「バットはもっとビュン!と振らなきゃダメだ」とか「投げるときは、シュッと投げるんだよ」とか、抽象的なアドバイスをしてくれるのが面白い。
五月になると新入部員もボールを使った練習に参加するようになった。
一年生でも小学生の時から少年野球をやっていたヤツは僕よりも上手かった。
かなり悔しい思いもあったのだが、それ以上に野球ができることが嬉しかった。
去年はキャッチボールすらできなかったのだ。
今は他人と比べて勝ち負けを考えるよりも、野球ができることに感謝しようと思っていた。
夏休み前の大会が終わり、三年生は引退することになった。
夏休みからは新チームになる。
ポジションの適正を見極めるために体力測定を行うことになった。
去年もやっていたが、僕にはスピートがあってもパワーは人並みという結果が出ていた。
あれから一年、パワーも少しは付いたのだろうか?
結果は同じだった。
スピードと瞬発力はチームで一番。
パワーは平均より少し上。
という数値だった。
それよりも今回の体力測定で、去年まで知らなかった事実を知ることになった。
遠投の距離である。
去年の体力測定ではソフトボールを投げたのだが、人並みの数字だった。
野球のボールなら、もっと遠くまで投げられる。
と勝手に思い込んでいたのだが、野球のボールでも人並みだった。
それでも人並みには投げられるので、足の速さを生かしてセンターを守ってはどうだろうか?
との意見が上がった。
試合に出れるならどこでもいいか?
と思ったので、新チームのセンターを任されることになった。
夏休みの終わり頃に練習試合があった。
一番センターで出場した僕は、三打席連続ヒットを打って活躍した。
練習の成果が現れたのだ。
実は夏休みの練習の合間に、自転車でベースボールステーションに通って、森田さんのアドバイスを受けていたのだ。
毎回注意するポイントを指摘してもらい、それを意識して素振りを繰り返すことで、僕のスイングは安定したスイングになった。
元々長打を欲しがっていなかったので、基本に忠実な理想的なスイングが出来上がりつつあった。
背筋力や握力など、測定器で測る数字は平均よりちょっと上に過ぎなかったのだが、僕には数値では表せない部分に強みがあったようだ。
手首の使い方が上手いようで、よく言う「リストが効いた打撃」というのができているらしかった。
長打を狙っている訳ではないのだが、打球がよく伸びて外野の頭を超えることが多くなっていた。
夏休み中に、もう一つ生活に変化があった。
スマホを持たせてもらえるようになったのだ。
祖父は新しいモノが好きで、パソコンやスマホを普通に使いこなしている。
まだ仕事をしているので、仕事をする上でも役に立っている様子だ。
中学生にスマホなんて必要ない。
という考えの大人も多い中、祖父の考え方は逆で、正しい使い方をすれば、便利だし生活の役に立つことが多い。
マイナス面を考えて反対するより、プラスになる事が多いのだから、積極的に使うべきだ。
と言って後押しをしてくれた。
そんな訳で僕もスマホデビューをしたのだが、何よりも先ずは胡桃沢に連絡をすることにした。
上田に来てから、何回か家の固定電話から胡桃沢のスマホに電話をしてみたのだが、「好きです」と言ってから直接会って話してないので、どうも照れてしまって調子が狂っている。
スマホならLINEやメールで近況報告できるので、特別な用事がある訳でもない時に、気楽に連絡できるのが良い。
家の近所の風景や、野球部の練習の様子などを撮影して、一言添えて送信する。
胡桃沢からも上茶谷の町の画像や、上茶谷中学の野球部の練習の様子などが返信されくるのが嬉しい。
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