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第二章_水野冬樹
6.閃き
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三月になり、暖かく感じる日が増えてきた。
今年の冬は辛かった。
上田で過ごす初めての冬、横浜とは寒さのレベルが数ランク違った。
一日中氷点下の真冬日というものも初めて体験した。
野球部の練習も体力トレーニング中心で、グラウンドで野球をやる日は少なかった。
寒すぎて怪我をする可能性があるし、これは仕方のないことだと思った。
小学生の頃は真冬でも毎日野球をやっていたので、これほど春が待ち遠しい気持ちが強い年は初めてだ。
気温が上がり、故障リスクも下がってきたので、久し振りに練習試合の予定が組まれた。
やっと野球ができる!
という喜びと、去年までと同じように打てるのだろうか?
という不安が同居した。
最初の打席、自分が考えていた以上に緊張している。
落ち着かねば!
と思い、打席に入る前に深呼吸をした。
その時閃いたのだ!
息を止めて打席に入るのだ。
あの能力が現れるまで20~30秒くらい時間が必要だ。
ちょっと素振りをしてみたりして時間を稼いで打席に入る。
素振りして身体を動かしたので、息を止めているのが辛い。
何とか我慢して打席に入ると、キャッチャーの声が聞こえる。
「外角にストレートな」
そうか分かった。
本当にそこに投げてくるのだろうか?
一球目は内角のストレートだった。
違うじゃないか!
と思いながら息を止める。
「外角にカーブ」
どれどれ。カーブが来るのだな?
二球目は体に当たりそうなところから曲がる内角のカーブだった。
何だか微妙に違う……
それでも息を止める。
「高目のつり球のストレート」
なるほど、次はボール球か。
つられないぞ。
と思っていたら、三球目は真ん中のストレートで、僕は一回もバットを振らずに三球三振を喫した。
球種はキャッチャーの要求通りだったのだが、コースは全く違っていた。
それは投手のコントロールが悪いせいだろうか?
球種で絞って、コースは参考程度に考えよう。
次の打席から二打席連続でヒットを打った。
これは凄いアドバンテージになる。
相手が投げる球が分かっているのだから、ミスショットしなければ、かなりの確率でヒットを打てる!
ちょっとズルい感じもするが、聞こえてしまうものは仕方がない。
折角聞こえるのだから、変な正義感で封印するよりも、有効活用しない手はない。
凄いパワーの選手や強肩の選手、豪速球投手などは、持って生まれた能力を生かしているのだ。
僕も持って生まれた能力を使わせてもらうことにしよう。
三年生に進級して、六月まで公式戦は無いのだが、それまでの練習試合では打ちまくった。
セカンドの守備も半年でレベルアップしている。
本格的な野球を始めてから一年ちょっとの割には、僕の実力はかなり上がったのではないか?
まぁそれもこれも、打撃面では不思議な能力の恩恵に預かっているからなのだが……
最後の大会は二回戦で負けてしまったのだが、個人的には全打席出塁することができて、満足の行く結果となった。
問題はここからである。
どこの高校に進学しようか?
甲子園に出て活躍すれば、ドラフトで指名される可能性があるが、今回のように地区予選の二回戦で負けてしまえば、いくら活躍しても誰にも知られることはないだろう……
長野県内の高校なら、最近は松翔学院か佐久穂大学付属が強い。
甲子園を目指すならば、どちらかに進学すれば可能性は高い。
問題は学費である。
私立高校で寮生活となると、何かとお金が掛かるだろう。
母の実家に戻ってから、以前のような貧乏暮らしからは脱出していると思うが、祖父母は働いているとは言え高齢だし、母の収入だって決して高くはないだろう。
進学するなら特待生になって、学費免除で行くしかない!
スマホで調べてみると、両校共に秋にセレクションを行うことが分かった。
それに合格して特待生になれれば、学費を気にすることなく進学できる。
受験料はいくらか必要な様子だが、母にお願いして、担任と野球部の顧問にも相談してもらい、受験できるように手続きを進めた。
三年生は普通なら引退するのだが、僕は夏休みの間も練習に参加させてもらった。
ベースボールステーションで硬式ボールを買って、壁キャッチをしてボールに慣れるようにした。
その時に気付いたのだが、硬式ボールは想像していたよりも重かった。
これはヤバいのではないか?
軟式ボールで遠投70メートルなのだから、少し重い硬式ボールだと、記録が悪くなるかもしれない。
壁キャッチなんてやってる場合ではない。
僕は後輩にキャッチボールの相手をお願いして、グラウンドの端から端までの、遠投を日課にした。
慣れない硬式ボールで後輩が肩を痛めては申し訳ないので、返球はゴロにしてもらった。
僕自身もあまり多く投げると肩を痛めそうだったので、毎日二十球と決めて投げるようにした。
夏休みが終わり二学期が始まってからも、僕は毎日野球部の練習に参加した。
セレクションの第一次選考は体力測定らしいので、毎日練習していないと、体力が落ちてしまうことが心配だった。
守備や打撃練習は、後輩達の邪魔をしてはいけないので、僕はグラウンドをずっと走っていた。
走り終わってからは、グラウンドの隅で腕立てや腹筋をやって、素振りをするのが日課になっていた。
ある日、グラウンドのネット越しから練習を見ているお爺さんに声を掛けられた。
よく練習を見に来ているお爺さんなので、名前は知らなかったけれど顔は知っていた。
「君の素振りは良いねぇ。センスがあるよ。将来はプロになれると思うぞ。横浜のユニフォームが似合いそうだ」
「えぇ! 本当ですかっ? 僕、ドルフィンズのファンなんですよっ! ドルフィンズの選手になれますか?」
「あぁ。わしの目に狂いは無い。真面目に練習を続けていれば、きっとプロになれる」
「ありがとうございます。頑張ります!」
そうは言っても近所の野球好きのお爺さんの言っていることだ。
簡単にプロ野球選手になれないことは、僕にだって分かっている。
でも褒められて嬉しくないはずはない。
お爺さんに言われた通り、毎日手を抜かずに練習した。
十月の初めの日曜日、先ずは佐久穂大学付属のセレクションが行われる。
日曜日で母も休みなので、母の運転する車で連れて行ってもらった。
「母ちゃん、今日は絶対合格して、甲子園に出場するよ。
それでドラフト一位で指名されるような選手になって、契約金一億円もらう予定だから、期待しててね!」
「バカねっ。あんたっ! そんなに甘い訳ないでしょ! もっと真剣にやらないと落ちるよ」
などと話しながら、一時間程でグラウンドに到着した。
驚いたことに、セレクションを受ける選手が200人くらいは集まっていた。
マジかよ…… こんなに多いとは……
最初に50メートル走のタイムを計った。
僕は六秒台前半の記録を出して、かなり上位に食い込んだ。
ここで驚いたのだが、七秒を切れなかった選手は不合格になった。
200人が一気に50人に減った。
かなり乱暴な選考のような気もするが、特待生を選ぶのだから、これくらいで普通なのか……
次は遠投だった。
夏休み中にずっと硬式ボールを投げていたので、少しは自信があった。
軟式の時と同じくらいは投げられるはずだ。
ところが、心が折れる事実が分かってしまった!
合格ラインが75メートルだったのだ!
軟式ボールでも、ベストは70メートルそこそこだったので、少し重い硬式ボールで75は厳しい。
それでもやるしかない!
渾身の力で投げた球は、70メートルを少し超えたところに落ちた。
今までで一番手応えがあったのだが、不合格になった。
帰り際にテストを見ていた学校関係の人から
「君は足が速いから、入学してから伸びると思うよ。遠投もまぁまぁだったし。
良かったら一般入試を受けてみないかい?」
と言われた。
不合格になったばかりなので、何も考えられない……
母が代わりに「ありがとうございます。帰ってから検討してみます」と言って会場を後にした。
今年の冬は辛かった。
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野球部の練習も体力トレーニング中心で、グラウンドで野球をやる日は少なかった。
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あの能力が現れるまで20~30秒くらい時間が必要だ。
ちょっと素振りをしてみたりして時間を稼いで打席に入る。
素振りして身体を動かしたので、息を止めているのが辛い。
何とか我慢して打席に入ると、キャッチャーの声が聞こえる。
「外角にストレートな」
そうか分かった。
本当にそこに投げてくるのだろうか?
一球目は内角のストレートだった。
違うじゃないか!
と思いながら息を止める。
「外角にカーブ」
どれどれ。カーブが来るのだな?
二球目は体に当たりそうなところから曲がる内角のカーブだった。
何だか微妙に違う……
それでも息を止める。
「高目のつり球のストレート」
なるほど、次はボール球か。
つられないぞ。
と思っていたら、三球目は真ん中のストレートで、僕は一回もバットを振らずに三球三振を喫した。
球種はキャッチャーの要求通りだったのだが、コースは全く違っていた。
それは投手のコントロールが悪いせいだろうか?
球種で絞って、コースは参考程度に考えよう。
次の打席から二打席連続でヒットを打った。
これは凄いアドバンテージになる。
相手が投げる球が分かっているのだから、ミスショットしなければ、かなりの確率でヒットを打てる!
ちょっとズルい感じもするが、聞こえてしまうものは仕方がない。
折角聞こえるのだから、変な正義感で封印するよりも、有効活用しない手はない。
凄いパワーの選手や強肩の選手、豪速球投手などは、持って生まれた能力を生かしているのだ。
僕も持って生まれた能力を使わせてもらうことにしよう。
三年生に進級して、六月まで公式戦は無いのだが、それまでの練習試合では打ちまくった。
セカンドの守備も半年でレベルアップしている。
本格的な野球を始めてから一年ちょっとの割には、僕の実力はかなり上がったのではないか?
まぁそれもこれも、打撃面では不思議な能力の恩恵に預かっているからなのだが……
最後の大会は二回戦で負けてしまったのだが、個人的には全打席出塁することができて、満足の行く結果となった。
問題はここからである。
どこの高校に進学しようか?
甲子園に出て活躍すれば、ドラフトで指名される可能性があるが、今回のように地区予選の二回戦で負けてしまえば、いくら活躍しても誰にも知られることはないだろう……
長野県内の高校なら、最近は松翔学院か佐久穂大学付属が強い。
甲子園を目指すならば、どちらかに進学すれば可能性は高い。
問題は学費である。
私立高校で寮生活となると、何かとお金が掛かるだろう。
母の実家に戻ってから、以前のような貧乏暮らしからは脱出していると思うが、祖父母は働いているとは言え高齢だし、母の収入だって決して高くはないだろう。
進学するなら特待生になって、学費免除で行くしかない!
スマホで調べてみると、両校共に秋にセレクションを行うことが分かった。
それに合格して特待生になれれば、学費を気にすることなく進学できる。
受験料はいくらか必要な様子だが、母にお願いして、担任と野球部の顧問にも相談してもらい、受験できるように手続きを進めた。
三年生は普通なら引退するのだが、僕は夏休みの間も練習に参加させてもらった。
ベースボールステーションで硬式ボールを買って、壁キャッチをしてボールに慣れるようにした。
その時に気付いたのだが、硬式ボールは想像していたよりも重かった。
これはヤバいのではないか?
軟式ボールで遠投70メートルなのだから、少し重い硬式ボールだと、記録が悪くなるかもしれない。
壁キャッチなんてやってる場合ではない。
僕は後輩にキャッチボールの相手をお願いして、グラウンドの端から端までの、遠投を日課にした。
慣れない硬式ボールで後輩が肩を痛めては申し訳ないので、返球はゴロにしてもらった。
僕自身もあまり多く投げると肩を痛めそうだったので、毎日二十球と決めて投げるようにした。
夏休みが終わり二学期が始まってからも、僕は毎日野球部の練習に参加した。
セレクションの第一次選考は体力測定らしいので、毎日練習していないと、体力が落ちてしまうことが心配だった。
守備や打撃練習は、後輩達の邪魔をしてはいけないので、僕はグラウンドをずっと走っていた。
走り終わってからは、グラウンドの隅で腕立てや腹筋をやって、素振りをするのが日課になっていた。
ある日、グラウンドのネット越しから練習を見ているお爺さんに声を掛けられた。
よく練習を見に来ているお爺さんなので、名前は知らなかったけれど顔は知っていた。
「君の素振りは良いねぇ。センスがあるよ。将来はプロになれると思うぞ。横浜のユニフォームが似合いそうだ」
「えぇ! 本当ですかっ? 僕、ドルフィンズのファンなんですよっ! ドルフィンズの選手になれますか?」
「あぁ。わしの目に狂いは無い。真面目に練習を続けていれば、きっとプロになれる」
「ありがとうございます。頑張ります!」
そうは言っても近所の野球好きのお爺さんの言っていることだ。
簡単にプロ野球選手になれないことは、僕にだって分かっている。
でも褒められて嬉しくないはずはない。
お爺さんに言われた通り、毎日手を抜かずに練習した。
十月の初めの日曜日、先ずは佐久穂大学付属のセレクションが行われる。
日曜日で母も休みなので、母の運転する車で連れて行ってもらった。
「母ちゃん、今日は絶対合格して、甲子園に出場するよ。
それでドラフト一位で指名されるような選手になって、契約金一億円もらう予定だから、期待しててね!」
「バカねっ。あんたっ! そんなに甘い訳ないでしょ! もっと真剣にやらないと落ちるよ」
などと話しながら、一時間程でグラウンドに到着した。
驚いたことに、セレクションを受ける選手が200人くらいは集まっていた。
マジかよ…… こんなに多いとは……
最初に50メートル走のタイムを計った。
僕は六秒台前半の記録を出して、かなり上位に食い込んだ。
ここで驚いたのだが、七秒を切れなかった選手は不合格になった。
200人が一気に50人に減った。
かなり乱暴な選考のような気もするが、特待生を選ぶのだから、これくらいで普通なのか……
次は遠投だった。
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軟式の時と同じくらいは投げられるはずだ。
ところが、心が折れる事実が分かってしまった!
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軟式ボールでも、ベストは70メートルそこそこだったので、少し重い硬式ボールで75は厳しい。
それでもやるしかない!
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