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正義編
第2話サイコパスオブデス
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あれから数十分経過した。
そこら中から悲鳴が聞こえ、大変な事態なのが伺える。
それもそのはず、得体の知れない者に人を殺させれているのだから。
しかもそれは人間ではない、悪魔だ。
そんな奴を教師が止める事ができるわけがなく、避難しようとしても無駄、すぐさま殺される。
スワットも到着するが、銃弾は交わされ、悪の度合いが高い生徒だけを皆殺しにする。
「ばっ化け物だ!?」
「怯むな、攻撃を続けるんだ!」
スワットの会話を耳にして、ジャスティスは鼻で笑う。
「無駄だ、偽りの正義に俺を倒す事はできない」
「貴様、罪もない生徒達を殺してよくそんな事が言えるな!」
「おい、挑発するな」
「お前達はサイコ○スと言うアニメを知っているか?」
「いきなりなんだ」
「その様子では見てない様だな、悪意の数値が高い人間、つまりサイコパスを特殊部隊が悪意の数値が分かる特殊な拳銃を使って射殺すると言う話だ、俺にも分かるだよ、悪意の数値がな」
「そんなのでっ出まかせだ」
「試しに測ってみるか?俺は悪意の数値が高ければ高いほど、強くなるぞ」
「黙れ!」
「落ち着け。俺達は生徒の避難の時間稼ぎをすれば良いんだ」
「そっそうだった。すまん」
興奮していたスワットとの1人が落ち着きを取り戻し、戦闘体制を立て直す。
「ふん、どうやらいない様だ。お前達は殺さないでおこう。スピードアップ」
スピードアップ、意味は加速。
ベルトの右サイドボタンを軽く叩く。
すると、ベルトのスクリューが回転し、ジャスティスは一気に加速、見えない速さでスワットを通り過ぎ、逃げる生徒を選別、殺して行く。
「いつの間に!」
「攻撃するな。生徒達に当たるぞ」
スワットが手に負えない状態になり、動揺と恐怖が入り混じる。
1階に降り、逃げ惑う生徒達をすぐ様測り、その中で悪意の数値が高い人間を厳選。殺戮する。
「これは学校も終わりだな。だがこれも正義のためだ。死んでいい命はない。そんな事をほざく奴もいたが、そんなのは戯言だ。この学校から悪を洗いざらい消してやる」
そう言いながら男子生徒を蹴り殺し、スクリューに手を伸ばす。
スクリューから銀色のビーム銃が形成され、それを掴み取り、構える。
「シューティングシルバー」
ビーム銃の名を言いながら、狙いを定め、3人を撃ち抜く。
「あと5人、それを始末すればここに悪はなくなる」
ジャスティスは広範囲に悪意を感知できる。
そしてその数値が高ければ高いほど強くなる。
逆に低いければ低いほど、弱くなる。
「スピードアップ」
ベルトの右サイドボタンを軽く叩き、一気に加速、殺害を続けた。
一方その頃セイギとヒメは体育館に避難していた。
セイギにとってこれは勝利と言ってもいいだろう。
誰にも疑われず、ただ待てばいいのだから。
いじめっ子がいなくなる。
なんて素敵な事なのだろう。
友人にも教師にも家族にも怯えられる事なく、人を殺せる。
だって自分が殺ってないから。
証拠がないから捕まらない。
みんな気づかない。
自分のせいで人が死んでいるなんて誰も知らない。
後は衝動を抑え、おとなしくしていればいい。
(あの子がなにを言おうが俺に火の粉が飛ぶ事はない。このまま目的を達成して帰ってやる)
〈正義の殺人〉をズボンの右ポケットにしまい、友人達と暇つぶしにたわいもない事を喋り始めた。
一方ヒメは友人の、サクラ、メイ、ジュンイチと事件の事について喋っていた。
「ホントに見たの、今事件を起こしてる犯人の姿を」
「うん、あれは人間じゃない、化け物よ、これを見て」
そう言ってスマホを取り出し、パスワードを入力して、写真のアプリをタップし、さっき撮った写真を3人に見せる。
「こいつが犯人?」
「なんか仮面○イダーに似てない」
「でも見ろよ、足に血が付いてるぜ、これってまさか」
「そう、こいつはマチを飛び蹴りで吹き飛ばして地面に叩きつけた。死体の写真もあるよ。見る?」
ヒメの問いかけに、一同縦に首を振る。
「じゃあ、いくよ」
スマホの画面を左にスライドする、そこにあったのは、マチの死体だった。
横っ腹に穴が空き、血が流れ、悲痛な顔をしたマチの死体が写真として残っている。
これを見て2人が恐怖しているのに、サクラは興味深そうに、その写真を見つめる。
「これって人間技じゃないよ。知ってる?こんな事件が度々起きてること」
「なんだよそれ」
「最近コンビニ強盗殺人が多発してるってニュースでやってたんだけど、一向に犯人は捕まってない。それどころか警察が乖離打ちにあって死体になって発見されてる。他にも突然道端で人が燃えたり。ひき逃げを繰り返してる犯人が一向に捕まらないとか。SNSだとその事件の数々が人間じゃなくデビルって言う化け物の仕業だって騒いでたよ」
「最近はネットもバカにならないからな、それが本当ならこの国もヤバイんじゃねえか?」
コソコソ話をしている4人を見て担任のイソガイレイジが、咳払いをする。
「お前ら、なんて物騒な話をしてるんだ」
「レイちゃん、そう言うとこ真面目だよね」
「「「ねぇー」」」
「この仲良し4人組が!まったくこんな時になにを話してると思えば、他の奴が怖がったらどうするんだ」
「だって暇なんだもん」
「それにこの事件で学校も閉鎖になるだろう。その前に調べておきたいんだよ。事件を起こしてる犯人の人物像を」
「そんなのは警察に任せればいいんだよ。一般人が首を突っ込む事じゃない。探偵ごっこはやめてここでおとなしくしてろ」
そう言ってレイジはヒメ達から離れ、他の教師と今後について会話を始めた。
それを見て全員は話を続け様とする、
すると、突然封鎖されたドアを蹴り壊し、ジャスティスが入って来た。
そこら中から悲鳴が聞こえ、大変な事態なのが伺える。
それもそのはず、得体の知れない者に人を殺させれているのだから。
しかもそれは人間ではない、悪魔だ。
そんな奴を教師が止める事ができるわけがなく、避難しようとしても無駄、すぐさま殺される。
スワットも到着するが、銃弾は交わされ、悪の度合いが高い生徒だけを皆殺しにする。
「ばっ化け物だ!?」
「怯むな、攻撃を続けるんだ!」
スワットの会話を耳にして、ジャスティスは鼻で笑う。
「無駄だ、偽りの正義に俺を倒す事はできない」
「貴様、罪もない生徒達を殺してよくそんな事が言えるな!」
「おい、挑発するな」
「お前達はサイコ○スと言うアニメを知っているか?」
「いきなりなんだ」
「その様子では見てない様だな、悪意の数値が高い人間、つまりサイコパスを特殊部隊が悪意の数値が分かる特殊な拳銃を使って射殺すると言う話だ、俺にも分かるだよ、悪意の数値がな」
「そんなのでっ出まかせだ」
「試しに測ってみるか?俺は悪意の数値が高ければ高いほど、強くなるぞ」
「黙れ!」
「落ち着け。俺達は生徒の避難の時間稼ぎをすれば良いんだ」
「そっそうだった。すまん」
興奮していたスワットとの1人が落ち着きを取り戻し、戦闘体制を立て直す。
「ふん、どうやらいない様だ。お前達は殺さないでおこう。スピードアップ」
スピードアップ、意味は加速。
ベルトの右サイドボタンを軽く叩く。
すると、ベルトのスクリューが回転し、ジャスティスは一気に加速、見えない速さでスワットを通り過ぎ、逃げる生徒を選別、殺して行く。
「いつの間に!」
「攻撃するな。生徒達に当たるぞ」
スワットが手に負えない状態になり、動揺と恐怖が入り混じる。
1階に降り、逃げ惑う生徒達をすぐ様測り、その中で悪意の数値が高い人間を厳選。殺戮する。
「これは学校も終わりだな。だがこれも正義のためだ。死んでいい命はない。そんな事をほざく奴もいたが、そんなのは戯言だ。この学校から悪を洗いざらい消してやる」
そう言いながら男子生徒を蹴り殺し、スクリューに手を伸ばす。
スクリューから銀色のビーム銃が形成され、それを掴み取り、構える。
「シューティングシルバー」
ビーム銃の名を言いながら、狙いを定め、3人を撃ち抜く。
「あと5人、それを始末すればここに悪はなくなる」
ジャスティスは広範囲に悪意を感知できる。
そしてその数値が高ければ高いほど強くなる。
逆に低いければ低いほど、弱くなる。
「スピードアップ」
ベルトの右サイドボタンを軽く叩き、一気に加速、殺害を続けた。
一方その頃セイギとヒメは体育館に避難していた。
セイギにとってこれは勝利と言ってもいいだろう。
誰にも疑われず、ただ待てばいいのだから。
いじめっ子がいなくなる。
なんて素敵な事なのだろう。
友人にも教師にも家族にも怯えられる事なく、人を殺せる。
だって自分が殺ってないから。
証拠がないから捕まらない。
みんな気づかない。
自分のせいで人が死んでいるなんて誰も知らない。
後は衝動を抑え、おとなしくしていればいい。
(あの子がなにを言おうが俺に火の粉が飛ぶ事はない。このまま目的を達成して帰ってやる)
〈正義の殺人〉をズボンの右ポケットにしまい、友人達と暇つぶしにたわいもない事を喋り始めた。
一方ヒメは友人の、サクラ、メイ、ジュンイチと事件の事について喋っていた。
「ホントに見たの、今事件を起こしてる犯人の姿を」
「うん、あれは人間じゃない、化け物よ、これを見て」
そう言ってスマホを取り出し、パスワードを入力して、写真のアプリをタップし、さっき撮った写真を3人に見せる。
「こいつが犯人?」
「なんか仮面○イダーに似てない」
「でも見ろよ、足に血が付いてるぜ、これってまさか」
「そう、こいつはマチを飛び蹴りで吹き飛ばして地面に叩きつけた。死体の写真もあるよ。見る?」
ヒメの問いかけに、一同縦に首を振る。
「じゃあ、いくよ」
スマホの画面を左にスライドする、そこにあったのは、マチの死体だった。
横っ腹に穴が空き、血が流れ、悲痛な顔をしたマチの死体が写真として残っている。
これを見て2人が恐怖しているのに、サクラは興味深そうに、その写真を見つめる。
「これって人間技じゃないよ。知ってる?こんな事件が度々起きてること」
「なんだよそれ」
「最近コンビニ強盗殺人が多発してるってニュースでやってたんだけど、一向に犯人は捕まってない。それどころか警察が乖離打ちにあって死体になって発見されてる。他にも突然道端で人が燃えたり。ひき逃げを繰り返してる犯人が一向に捕まらないとか。SNSだとその事件の数々が人間じゃなくデビルって言う化け物の仕業だって騒いでたよ」
「最近はネットもバカにならないからな、それが本当ならこの国もヤバイんじゃねえか?」
コソコソ話をしている4人を見て担任のイソガイレイジが、咳払いをする。
「お前ら、なんて物騒な話をしてるんだ」
「レイちゃん、そう言うとこ真面目だよね」
「「「ねぇー」」」
「この仲良し4人組が!まったくこんな時になにを話してると思えば、他の奴が怖がったらどうするんだ」
「だって暇なんだもん」
「それにこの事件で学校も閉鎖になるだろう。その前に調べておきたいんだよ。事件を起こしてる犯人の人物像を」
「そんなのは警察に任せればいいんだよ。一般人が首を突っ込む事じゃない。探偵ごっこはやめてここでおとなしくしてろ」
そう言ってレイジはヒメ達から離れ、他の教師と今後について会話を始めた。
それを見て全員は話を続け様とする、
すると、突然封鎖されたドアを蹴り壊し、ジャスティスが入って来た。
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