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偶然編
第2話2つの戦い
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「ファイヤーが言ってるぜ。お前の仲間であるブレイドと戦わせろってな」
ソウルは左手をヘルプに向ける。
(ブレイドから聞いた事がある。ファイヤーの操る炎は今までにない強さだって)
ヘルプは加速し、ソウルの自然発火を回避する。
「ならこれでどうだ」
ソウルはプロリレーション達に左手を向ける。
するとプロリレーション達が燃えて行く。
しかしプロリレーション達は増殖を繰り返し、ソウルに襲いかかって来る。
「質より量ってね」
「ならこいつだ」
憑依を解除し、また違うデビルの魂を憑依させる。
姿が変わり、メカメカしい女性になる。
「サテライトレーザー、発射」
上空から放たれた光線の雨。
プロリレーション達に避けるほどの知能はなく、やられて行く。
それでも1体残れば増殖し、軍勢となる。
「だから言ったでしょう、質より量だって」
「ふん。じゃあマスターであるお前を倒してやるよ」
右手にエネルギーを貯め、ヘルプに向けて光線を放つ。
ヘルプは光線を加速して躱し、〈増殖の殺人〉を次元の裂け目にしまい、ハンドガンを取り出し、ソウルに向けて連射する。
憑依を解除し、また違う魂に憑依させ、今度はチーターの様な人型のデビルに変身、銃弾をものすごいスピードで躱す。
さらに鋭い爪で攻撃を仕掛ける。
(私より早い!?)
そのスピードはヘルプのスピードをはるかに超えている。
プロリレーション達はマスターであるヘルプを守るため、ソウルに向けて、口から溶解液を放つ。
ソウルは溶解液を避けきれず、横腹に命中。
溶ける横腹を抑えながら、憑依を解除する。
そして再び魂を憑依させ、かつてジャスティスが倒したライダーの姿になる。
近くの駐車場に止まっている車のカギを壊し、乗り込み、能力で改造を施し、駐車場から出て、ヘルプに向けてアクセルを踏み込む。
そのスピードは180キロ以上。
ヘルプは避け様とするが、動けなくなる。
(金縛り!?)
動揺するヘルプ。
「終わりだー!」
ソウルは勝利を確信する。
だが、突然現れた少女がヘルプをお姫様抱っこして、ソウルの攻撃を躱した。
「スパーク!?」
「ヒメに言われて助けに来たわよ。死んだデビルの姿になれてしかも能力を使えるなんて。チートにもほどがあるわね」
「だけど1度に変身できるのは1体だけ、つまりハズレに変身した時がチャンスよ」
話し合っていると、ソウルがスピンして方向をヘルプとスパークに向けて、アクセルを踏む。
しかし動かない。
「うん? どうした」
「あなたラッキーが低いんじゃないの。その車は電気自動車。私が電気を吸収したから動かないわよ」
「クソがー」
車を降り、憑依を解除、違う魂に憑依させ、今度は騎士の姿になった。
一方レンコと〈T6〉に乗り込むラバギンナイはランスに苦戦を強いられていた。
「この野郎ー!」
ギンナイは肩部分に搭載されている小型ミサイルランチャーを全弾発射する。
だが次元の裂け目から槍を発射してミサイルが当たる前に爆発されてしまう。
それを計算していた。
爆風によって生じた土煙を利用して、視界を奪いつつ、ブレイドで攻撃を仕掛ける。
油断していたランスはその作戦の術中にハマり、攻撃をくらってしまう。
しかしランスの鎧は硬く、攻撃が通らない。
「なに!?」
「ハハ、私の鎧はディフェンスA。ブレイドと言うデビルの鎧には劣りますが、あなた達人間にはちょうど良いでしょう。ですがあなたの攻撃はとても痛かった。もしあなたがデビルだったら私はとっくに死んでいたでしょうね」
余裕綽々の様子のランスに恐怖さえ感じる。
だが軍隊としてここで引き退るわけにはいかない。
そんなところに古めかしい服を着た男が現れる。
「ここは危険だ! 一般市民は退がってろ!」
「一般市民? 違うなぁ、俺は、正義の味方だ」
男はデビルフェイスを取り出し、ベルト状のデビルを召喚、装着する。
「いくぜトランスフォーム、軍隊に協力してあいつを倒すぞ」
「おう。私達の力、見せてやろう」
男の名はコウハシゲル、トランスフォームのマスターであり、探偵である。
「変身」
トランスフォームのサイドスイッチを押し、光に包まれる。
○面ライダーの様な姿となったシゲルは、ランスに襲いかかる。
(ふん、真正面から向かって来るとは。私をバカにしているんですかね)
ランスは次元の裂け目を多量に開き、槍を発射する。
その攻撃をシゲルは分かっていた。
全身から紫のオーラを放出し、攻撃を躱しながら、殴りにかかる。
「なぜだ、なぜ当たらない!?」
「俺には、いや、俺達には当たらねえよ!」
叫びを上げながら、漆黒の拳を腹に叩き込む。
あまりの力に吹き飛ばされ、ランスは地面に叩きつけられる。
すぐ様立ち上がり、槍を次元の裂け目から取り出す。
「なんて力だ、だが、私は負けるわけにはいかない」
「そりゃそうだろうなぁ、しかしお前は人を襲った。だから殺す、さあ、お前の罪を数えろ」
「罪など戦果で洗い流せる。例えば良い事をすれば戦果となる、そんな感じで人間も生きているのでしょう」
「確かにそうだ。だがお前の言う良い事が決して人間にとって良い事だとは限らないぜ」
シゲルの言葉に、ランスは槍を3回回し、構えた。
ソウルは左手をヘルプに向ける。
(ブレイドから聞いた事がある。ファイヤーの操る炎は今までにない強さだって)
ヘルプは加速し、ソウルの自然発火を回避する。
「ならこれでどうだ」
ソウルはプロリレーション達に左手を向ける。
するとプロリレーション達が燃えて行く。
しかしプロリレーション達は増殖を繰り返し、ソウルに襲いかかって来る。
「質より量ってね」
「ならこいつだ」
憑依を解除し、また違うデビルの魂を憑依させる。
姿が変わり、メカメカしい女性になる。
「サテライトレーザー、発射」
上空から放たれた光線の雨。
プロリレーション達に避けるほどの知能はなく、やられて行く。
それでも1体残れば増殖し、軍勢となる。
「だから言ったでしょう、質より量だって」
「ふん。じゃあマスターであるお前を倒してやるよ」
右手にエネルギーを貯め、ヘルプに向けて光線を放つ。
ヘルプは光線を加速して躱し、〈増殖の殺人〉を次元の裂け目にしまい、ハンドガンを取り出し、ソウルに向けて連射する。
憑依を解除し、また違う魂に憑依させ、今度はチーターの様な人型のデビルに変身、銃弾をものすごいスピードで躱す。
さらに鋭い爪で攻撃を仕掛ける。
(私より早い!?)
そのスピードはヘルプのスピードをはるかに超えている。
プロリレーション達はマスターであるヘルプを守るため、ソウルに向けて、口から溶解液を放つ。
ソウルは溶解液を避けきれず、横腹に命中。
溶ける横腹を抑えながら、憑依を解除する。
そして再び魂を憑依させ、かつてジャスティスが倒したライダーの姿になる。
近くの駐車場に止まっている車のカギを壊し、乗り込み、能力で改造を施し、駐車場から出て、ヘルプに向けてアクセルを踏み込む。
そのスピードは180キロ以上。
ヘルプは避け様とするが、動けなくなる。
(金縛り!?)
動揺するヘルプ。
「終わりだー!」
ソウルは勝利を確信する。
だが、突然現れた少女がヘルプをお姫様抱っこして、ソウルの攻撃を躱した。
「スパーク!?」
「ヒメに言われて助けに来たわよ。死んだデビルの姿になれてしかも能力を使えるなんて。チートにもほどがあるわね」
「だけど1度に変身できるのは1体だけ、つまりハズレに変身した時がチャンスよ」
話し合っていると、ソウルがスピンして方向をヘルプとスパークに向けて、アクセルを踏む。
しかし動かない。
「うん? どうした」
「あなたラッキーが低いんじゃないの。その車は電気自動車。私が電気を吸収したから動かないわよ」
「クソがー」
車を降り、憑依を解除、違う魂に憑依させ、今度は騎士の姿になった。
一方レンコと〈T6〉に乗り込むラバギンナイはランスに苦戦を強いられていた。
「この野郎ー!」
ギンナイは肩部分に搭載されている小型ミサイルランチャーを全弾発射する。
だが次元の裂け目から槍を発射してミサイルが当たる前に爆発されてしまう。
それを計算していた。
爆風によって生じた土煙を利用して、視界を奪いつつ、ブレイドで攻撃を仕掛ける。
油断していたランスはその作戦の術中にハマり、攻撃をくらってしまう。
しかしランスの鎧は硬く、攻撃が通らない。
「なに!?」
「ハハ、私の鎧はディフェンスA。ブレイドと言うデビルの鎧には劣りますが、あなた達人間にはちょうど良いでしょう。ですがあなたの攻撃はとても痛かった。もしあなたがデビルだったら私はとっくに死んでいたでしょうね」
余裕綽々の様子のランスに恐怖さえ感じる。
だが軍隊としてここで引き退るわけにはいかない。
そんなところに古めかしい服を着た男が現れる。
「ここは危険だ! 一般市民は退がってろ!」
「一般市民? 違うなぁ、俺は、正義の味方だ」
男はデビルフェイスを取り出し、ベルト状のデビルを召喚、装着する。
「いくぜトランスフォーム、軍隊に協力してあいつを倒すぞ」
「おう。私達の力、見せてやろう」
男の名はコウハシゲル、トランスフォームのマスターであり、探偵である。
「変身」
トランスフォームのサイドスイッチを押し、光に包まれる。
○面ライダーの様な姿となったシゲルは、ランスに襲いかかる。
(ふん、真正面から向かって来るとは。私をバカにしているんですかね)
ランスは次元の裂け目を多量に開き、槍を発射する。
その攻撃をシゲルは分かっていた。
全身から紫のオーラを放出し、攻撃を躱しながら、殴りにかかる。
「なぜだ、なぜ当たらない!?」
「俺には、いや、俺達には当たらねえよ!」
叫びを上げながら、漆黒の拳を腹に叩き込む。
あまりの力に吹き飛ばされ、ランスは地面に叩きつけられる。
すぐ様立ち上がり、槍を次元の裂け目から取り出す。
「なんて力だ、だが、私は負けるわけにはいかない」
「そりゃそうだろうなぁ、しかしお前は人を襲った。だから殺す、さあ、お前の罪を数えろ」
「罪など戦果で洗い流せる。例えば良い事をすれば戦果となる、そんな感じで人間も生きているのでしょう」
「確かにそうだ。だがお前の言う良い事が決して人間にとって良い事だとは限らないぜ」
シゲルの言葉に、ランスは槍を3回回し、構えた。
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