生と死の間の少年少女

十六夜ノ月

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準決

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それから俺たちは勝ち進み…

ついに来た。
コイツと戦う時が。


「てっきり、途中で負けたのかと思ってたよ。」

「…お前らに特訓してもらったんだ。当たり前だろ?」

「…それもそっか」

幼女ーーーーNo.8588は笑顔で返す。

「…手加減は無しだよ。」

「ああ…もちろんだ。」



お互いに気持ちを確認し、
名乗る。




「No.8588!死因は病死、能力は感染!」
「No.3316!死因は焼死、能力は炎を操る!」





「「さあ、どっちが勝っても文句は無しだ!」」
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