生と死の間の少年少女

十六夜ノ月

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惨敗

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その頃…


「はっ…っは、はぁっ」

「…こんなものなのね。」

もう一つの準決勝ーーーー
No.3439vsNo.1214


その戦いは、呆気なく終わっていた。


傷一つ負っていないNo.1214に対し、
No.3439はNo.1214の能力によってびしゃびしゃになり、
手をついて立てずにいた。


「くっ…」

「まだあと一周あるんだからいいでしょ?
私は…私はこれで最後なんだから…」


それだけ言うと、その場からNo.1214は去っていった。
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