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しおりを挟む「…なんだこれは」
キュッキュッ鳴いている物体を今まで生きていた中で初めて遭遇し、脳内で情報が錯綜しているため
手から逃れようとするグレー色の細長い物体を無意識に力を入れてしまい
「キュッ!?キュッキュ!!」
グレー色の細長い物体から鳴き声が更に高くなった時
ガサガサっとまた木々が揺れ何かが勢いよく飛び出し掴んでいる手に目掛けて
噛み付いて来た。
「ぐあっ!な、何をする!!」
噛みつかれた痛さのあまりに手を振り払うのと同時に掴んでいた物体を離してしまう。
「ギュッー!」
手に掴んでいた物体より、低めに鳴く正体は同じような細長い物体で色がより黒く煤けていて必死にグレー色の細長い物体を守ろうとロジャスに威嚇して距離を保っている。
「同じ生き物が2体だと!?…っ!!」
衝撃を受けすぎて痛みが吹っ飛んでいたが傷口が痛み重傷を負っているの思い出し、身体を縮こませ痛みに耐えていると
「ギュッ?」
「キュッ?」
細長い物体達は中々襲ってこない人間に対し様子を見るように近づいたり威嚇をするが反応がないので恐る恐る近づき尻尾の方で突いてみる。
「や、やめろ!触るなっ」
先ほどの掴んでいた手とは思えないほどの弱々しさで手を振りかぶるが細長い物体達はお互いを見合わせて顔から突き始める。
「何する!?やめろと言っているだろう!?」
細長い物体達が頭らへんを突いた時に傷口に当たり乾いていない血を舐めてしまう。
「「「!?」」」
ロジャスは傷口の突かれた痛みと同時に心臓がドクンと跳ね身体中の血液が熱くなっていくのを感じ急激の変化に声も出ないなか
細長い物体達は口に入って来た異物を吐き出そうと草に口元を擦りつけていたがロジャスの心臓が跳ねると同時に2匹の心臓も同時に跳ねた。
「き、貴様ら何をし…た?あれ?」
変化が治まり2匹の物体達に向けて重い体を起こし罵倒しようとした瞬間、パッと身体が起き上がり受けた傷に痛みがない事を感じすぐ手を後頭部にやると傷口が塞がっている。
細長い物体達はグレー色だったものは白金に輝く鱗が現れ生き生きと羽が広がり、煤けていたものは黒曜のような深く煌びやかな色の鱗が現れ2匹をドラゴンと確信が出来た。
「…綺麗だ」
思わず罵倒も忘れるほどの美しい白金と黒曜のドラゴンと出会いだった。
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