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十二章 ヒジリと地球の仲間たち
1.ミチル、ライバルについて考える。
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(side ミチル)
この頃ラルシュがちょっと変わった‥気がする。
ラルシュは俺に隠そうとしてる‥んだろうけど、分かる。
別に「詮索」とかを使ってるわけじゃない。‥ああいうのって、見たら分かる。ラルシュとの付き合いも長いしね。それに俺はヒジリと違って「鈍くない」から。
ヒジリは、もともと鈍いのに、さらにわざと自分の気持ちにふたをしてるよね。
恋愛の話をされたくない。
そういう対象で見られたくない。誰もそんな風に見たくない。
って自分の殻に閉じこもっちゃってる。
‥(そんなことしなくても)鈍いのに、だ。
「恋愛が怖いのかな。自分で制御できない気持ちに振り回されたくない‥ってことなんだろうか」
ヒジリは臆病で潔癖で、ちょっと卑怯。
本人に「そんな気」は無くても、ヒジリの周りの人間は彼女を放っておいてはくれない様だ。
ヒジリはインフルエンサーだから、何もしなくても人を惹きつけてしまうんだけど、俺やラルシュは違うよ。ヒジリがインフルエンサーになる前からヒジリのこと好きだったから。インフルエンサーはアニメなんかである覚醒‥みたいな段階があるタイプなんだ。
そうだな、ヒーローものを例えにすると、生まれつきの「素質」が必要で誰でもなれるってわけでもないんだけど、ある日気が付いて起きたらヒーロー‥ってわけではない‥って感じかな~。
ヒーローになれる素質と、誰か‥もしくは何か(変身アイテムみたいな? )の協力と、切っ掛けがいる。
ヒジリが強く何かを望んだ「切っ掛け」がどこかにあったんだ。
インフルエンサーはヒーローもののヒーローと違って変身するわけじゃないから、ヒジリ自身は自分の変化に気付いていないだろう。そして、‥元からヒジリを知ってる俺とラルシュもヒジリの変化には気付けないんだ。
と‥まあ、そんな感じで今のヒジリはもう嫌われ者の「世界の災厄」じゃない。そう思ってた奴だって、ヒジリに会ってヒジリと話せばヒジリのこと大好きになる。(恋愛ではなく、リスペクトの対象になる‥って感じかな? )
ただし、白寄りの思想をもとから持ってる者に限る‥だ。
関心を持てばヒジリのこともっと知りたくなるし、もっと知れば、もっと好きになる(恋愛対象としても、だ)
危険だよね。‥ホント閉じ込めときたくなる。
‥勿論そんなことは不可能だ。(今は)
だから、これ以上ライバルは増やさないでおこうと思う。手始めに俺は、そんなヒジリの周りの人間(男)の現状を整理してみることにした。
まず、ラルシュは、婚約者で今まで興味なさそうだったのにこの頃はちょっと意識してきたようだ。だけど、それを俺に言う気はない様だ。無自覚で自分の気持ちに気付いていないわけでは無く、‥多分「ミチルの方が先にヒジリのこと好きだって言っていたから」って俺に遠慮してるんだろう。
‥少女漫画によくあるやつだ。「親友の好きな人を私も好きになっちゃった‥。だけど、親友を失いたくないから私は言わない‥」っていって黙ってたけど、結局その好きな子が主人公の事好きになって告白してその現場を親友に見られて‥親友に嫌われたくない主人公は好きな子を振る。で、親友が「私に遠慮して振るとかないわ! 」って言って大喧嘩して仲直り、主人公も好きな子と付き合う‥。
まて。この例えだと、俺当て馬な親友ポジじゃん。
‥ラルシュ(主人公)に気を遣われて‥とか、めちゃダサい役割じゃん。
この辺りはラルシュと一度話さないといけないな。
「俺は、別にラルシュがヒジリのこと後から好きになったとしても、気にしない」
って言ってやる! 気を遣われるとかダサいのはごめんだ!
次! サラージ!
サラージは昔一度「ヒジリをサラージかラルシュの婚約者に」って話が出た時に、ラルシュに婚約者を擦り付けたって経緯がある。
だのに、大きくなって実際に会ったヒジリに惹かれるとか、ちょっと馬鹿って感じ。
勿体ないことしたね~。運悪いよね~。って感じ。
とはいえ、本人はそんなことまでは思ってない‥感じかな。
単純に興味を持ちじめただけ‥って感じ。
見た目に惹かれてって感じでもないんだよな。あの子、見た感じは「単純な坊ちゃん」って感じなのに、いろいろ考えてそうな感じなんだよな。‥ラルシュ以上に腹ぐろそうな感じもするし。仕事もできそう。
でも、ま年上なのに年上感ゼロなワンコタイプ。まあ‥いっちゃなんだけど、ライバルだとは思ってない。
あとは‥
ヒジリから良く名前を聞く同じ会社の男その1その2
その1 ヨシカワ(どんな漢字なんだろ、由川とかかな? ‥どうでもいいけど)
こいつの話が一番多い。
ヒジリのとばっちりを受けて本社から地方勤務に転勤になったらしいが、それを恨むことなく今でも交友を続けてくれるヨシカワにヒジリは恩義を感じている‥以上の感情を持っている。多分「親友」って位のポジション。
この前、一緒にいるところを見たことがある。
二人で呑みに行く途中って感じだった。‥ヒジリから二人で呑みに行くことも割とあるって聞いてた。‥ヒジリとそういえばお酒は飲みに行ったことない。ヒジリとは俺の家で会うことが多いから。‥外で会ったときは喫茶店だったし。
‥今度誘ってみようかな。
まあ‥それは置いといて‥。
ヒジリはどうか分からないけど、ヨシカワのヒジリを見る目は単なる親友って感じじゃなかった。
あいつにとってヒジリは男なんだよな。‥それとも、ヒジリが「実は男じゃなかった」って言ったのかな。親友だからそういう話もしたのか? それとも‥
男でもヒジリのことが好きって‥ことかな。
‥まあ、それは本人の問題で、それを受け入れるか否かはヒジリの問題だ。それは俺がどうこう言う問題じゃない。
俺にとっての問題は奴がヒジリに「親友以上の感情」を持っているってこと。
そして、ヒジリが奴をどう思ってるのか? ってこと。
国見は‥なんか恋愛対象とかではないって感じ。話には良く出て来るけど「年下の先輩」で「面白い奴」って感じ。
つまり今のライバルランキングは
1.ラルシュ(やっぱり婚約者だし、王子だし、大人だし、顔がいい)
2.ヨシカワ(付き合いが長いし、誠実そうだし、ヒジリが信頼してるっぽいし、‥顔は地味な感じだけど)
3.サラージ(出遅れ感は凄いけど、本気出したら「ぐいぐい行きそう」なタイプ。‥本気出させたくない。顔はいい)
って感じかな~。
因みにこれは「ライバルランキング」であって、「ヒジリ争奪戦上位者ランキング」だったら、
1.俺(付き合いの長さが違う! 過ごした時間と濃密さ? でいったら親の次ぐらいじゃないかな? )
2.ラルシュ(なんといっても‥やっぱり婚約者だからそこらへんは優位だよね)
3.ヨシカワ(誠実だし、親御さんの受けは良さそうだよね)
だと思う。そこらへんは、着々と固めてますよ!
結婚は、異世界人のヒジリにとっては大きな問題だ。誰を選ぶかでヒジリが今後どこで暮らすかが変わってくる。
ヒジリがラルシュやサラージを選べば、夜の国で暮らすことになる。
俺かヨシカワだったら、地球だな。
そうすると‥ヒジリの地球上の戸籍は男だからそこらへんは難しいかな‥って思ったり。
(それどころか)俺と結婚する‥ってなったヒジリに城の魔法使いが「隠蔽」やら「偽装」やらの魔法をこれ以上かけ続けてくれない‥となったら、ヒジリは地球上での戸籍がなくなるから、さらに難しくなる。
戸籍やら、城が「作った」ヒジリの過去だとか‥だね。
ヒジリが聖として暮らしてきた記録までは流石に消せない。そうなると、ヒジリは「無戸籍で出生の記録のない謎の子供」ってことになる。
まあ、ヒジリさえいれば、俺はそれでいいんだけどね。
俺だったらきっとそのうちラルシュを説得して、ラルシュ本人に戸籍を作ってもらうこともできるだろう。
でも、そうならなくて、たとえヒジリが無戸籍のままだろうとも俺はヒジリをずっと守ってあげられる。結婚って形は取れなくても、ヒジリが法で守られなくても、俺が守ってあげる。
そもそもね、地球は「ただ暮らしていくだけ」ならそう厳しい世界じゃないんだ。お金と住む所さえあればね。
買い物はネットで出来るし、お金は俺が稼ぐ。だから、何の問題もない。
ヒジリと二人で幸せに暮らせれば俺はそれでいい。
俺はそれが出来るけど、地球人で、さらに一般人のヨシカワじゃそれこそ何も出来ない。きっと戸籍がないからってヨシカワの家族がヒジリとの結婚に納得しない。ヒジリの為っていっても、そればかりは俺も何もしてやれない(っていうか、しない)
そもそも、ヒジリはリバーシだから。
なかなか口で言うほどは簡単じゃないって思う。
‥簡単じゃなければいい、って思う。
もしヒジリが俺のものになるなら‥ヒジリの為に何でもしたいって思う。だけど、そうならないなら‥俺はきっとヒジリの為に何もしない。
俺は、自分がこんなに嫉妬深くって狭量な人間だって、初めて知った。
この頃ラルシュがちょっと変わった‥気がする。
ラルシュは俺に隠そうとしてる‥んだろうけど、分かる。
別に「詮索」とかを使ってるわけじゃない。‥ああいうのって、見たら分かる。ラルシュとの付き合いも長いしね。それに俺はヒジリと違って「鈍くない」から。
ヒジリは、もともと鈍いのに、さらにわざと自分の気持ちにふたをしてるよね。
恋愛の話をされたくない。
そういう対象で見られたくない。誰もそんな風に見たくない。
って自分の殻に閉じこもっちゃってる。
‥(そんなことしなくても)鈍いのに、だ。
「恋愛が怖いのかな。自分で制御できない気持ちに振り回されたくない‥ってことなんだろうか」
ヒジリは臆病で潔癖で、ちょっと卑怯。
本人に「そんな気」は無くても、ヒジリの周りの人間は彼女を放っておいてはくれない様だ。
ヒジリはインフルエンサーだから、何もしなくても人を惹きつけてしまうんだけど、俺やラルシュは違うよ。ヒジリがインフルエンサーになる前からヒジリのこと好きだったから。インフルエンサーはアニメなんかである覚醒‥みたいな段階があるタイプなんだ。
そうだな、ヒーローものを例えにすると、生まれつきの「素質」が必要で誰でもなれるってわけでもないんだけど、ある日気が付いて起きたらヒーロー‥ってわけではない‥って感じかな~。
ヒーローになれる素質と、誰か‥もしくは何か(変身アイテムみたいな? )の協力と、切っ掛けがいる。
ヒジリが強く何かを望んだ「切っ掛け」がどこかにあったんだ。
インフルエンサーはヒーローもののヒーローと違って変身するわけじゃないから、ヒジリ自身は自分の変化に気付いていないだろう。そして、‥元からヒジリを知ってる俺とラルシュもヒジリの変化には気付けないんだ。
と‥まあ、そんな感じで今のヒジリはもう嫌われ者の「世界の災厄」じゃない。そう思ってた奴だって、ヒジリに会ってヒジリと話せばヒジリのこと大好きになる。(恋愛ではなく、リスペクトの対象になる‥って感じかな? )
ただし、白寄りの思想をもとから持ってる者に限る‥だ。
関心を持てばヒジリのこともっと知りたくなるし、もっと知れば、もっと好きになる(恋愛対象としても、だ)
危険だよね。‥ホント閉じ込めときたくなる。
‥勿論そんなことは不可能だ。(今は)
だから、これ以上ライバルは増やさないでおこうと思う。手始めに俺は、そんなヒジリの周りの人間(男)の現状を整理してみることにした。
まず、ラルシュは、婚約者で今まで興味なさそうだったのにこの頃はちょっと意識してきたようだ。だけど、それを俺に言う気はない様だ。無自覚で自分の気持ちに気付いていないわけでは無く、‥多分「ミチルの方が先にヒジリのこと好きだって言っていたから」って俺に遠慮してるんだろう。
‥少女漫画によくあるやつだ。「親友の好きな人を私も好きになっちゃった‥。だけど、親友を失いたくないから私は言わない‥」っていって黙ってたけど、結局その好きな子が主人公の事好きになって告白してその現場を親友に見られて‥親友に嫌われたくない主人公は好きな子を振る。で、親友が「私に遠慮して振るとかないわ! 」って言って大喧嘩して仲直り、主人公も好きな子と付き合う‥。
まて。この例えだと、俺当て馬な親友ポジじゃん。
‥ラルシュ(主人公)に気を遣われて‥とか、めちゃダサい役割じゃん。
この辺りはラルシュと一度話さないといけないな。
「俺は、別にラルシュがヒジリのこと後から好きになったとしても、気にしない」
って言ってやる! 気を遣われるとかダサいのはごめんだ!
次! サラージ!
サラージは昔一度「ヒジリをサラージかラルシュの婚約者に」って話が出た時に、ラルシュに婚約者を擦り付けたって経緯がある。
だのに、大きくなって実際に会ったヒジリに惹かれるとか、ちょっと馬鹿って感じ。
勿体ないことしたね~。運悪いよね~。って感じ。
とはいえ、本人はそんなことまでは思ってない‥感じかな。
単純に興味を持ちじめただけ‥って感じ。
見た目に惹かれてって感じでもないんだよな。あの子、見た感じは「単純な坊ちゃん」って感じなのに、いろいろ考えてそうな感じなんだよな。‥ラルシュ以上に腹ぐろそうな感じもするし。仕事もできそう。
でも、ま年上なのに年上感ゼロなワンコタイプ。まあ‥いっちゃなんだけど、ライバルだとは思ってない。
あとは‥
ヒジリから良く名前を聞く同じ会社の男その1その2
その1 ヨシカワ(どんな漢字なんだろ、由川とかかな? ‥どうでもいいけど)
こいつの話が一番多い。
ヒジリのとばっちりを受けて本社から地方勤務に転勤になったらしいが、それを恨むことなく今でも交友を続けてくれるヨシカワにヒジリは恩義を感じている‥以上の感情を持っている。多分「親友」って位のポジション。
この前、一緒にいるところを見たことがある。
二人で呑みに行く途中って感じだった。‥ヒジリから二人で呑みに行くことも割とあるって聞いてた。‥ヒジリとそういえばお酒は飲みに行ったことない。ヒジリとは俺の家で会うことが多いから。‥外で会ったときは喫茶店だったし。
‥今度誘ってみようかな。
まあ‥それは置いといて‥。
ヒジリはどうか分からないけど、ヨシカワのヒジリを見る目は単なる親友って感じじゃなかった。
あいつにとってヒジリは男なんだよな。‥それとも、ヒジリが「実は男じゃなかった」って言ったのかな。親友だからそういう話もしたのか? それとも‥
男でもヒジリのことが好きって‥ことかな。
‥まあ、それは本人の問題で、それを受け入れるか否かはヒジリの問題だ。それは俺がどうこう言う問題じゃない。
俺にとっての問題は奴がヒジリに「親友以上の感情」を持っているってこと。
そして、ヒジリが奴をどう思ってるのか? ってこと。
国見は‥なんか恋愛対象とかではないって感じ。話には良く出て来るけど「年下の先輩」で「面白い奴」って感じ。
つまり今のライバルランキングは
1.ラルシュ(やっぱり婚約者だし、王子だし、大人だし、顔がいい)
2.ヨシカワ(付き合いが長いし、誠実そうだし、ヒジリが信頼してるっぽいし、‥顔は地味な感じだけど)
3.サラージ(出遅れ感は凄いけど、本気出したら「ぐいぐい行きそう」なタイプ。‥本気出させたくない。顔はいい)
って感じかな~。
因みにこれは「ライバルランキング」であって、「ヒジリ争奪戦上位者ランキング」だったら、
1.俺(付き合いの長さが違う! 過ごした時間と濃密さ? でいったら親の次ぐらいじゃないかな? )
2.ラルシュ(なんといっても‥やっぱり婚約者だからそこらへんは優位だよね)
3.ヨシカワ(誠実だし、親御さんの受けは良さそうだよね)
だと思う。そこらへんは、着々と固めてますよ!
結婚は、異世界人のヒジリにとっては大きな問題だ。誰を選ぶかでヒジリが今後どこで暮らすかが変わってくる。
ヒジリがラルシュやサラージを選べば、夜の国で暮らすことになる。
俺かヨシカワだったら、地球だな。
そうすると‥ヒジリの地球上の戸籍は男だからそこらへんは難しいかな‥って思ったり。
(それどころか)俺と結婚する‥ってなったヒジリに城の魔法使いが「隠蔽」やら「偽装」やらの魔法をこれ以上かけ続けてくれない‥となったら、ヒジリは地球上での戸籍がなくなるから、さらに難しくなる。
戸籍やら、城が「作った」ヒジリの過去だとか‥だね。
ヒジリが聖として暮らしてきた記録までは流石に消せない。そうなると、ヒジリは「無戸籍で出生の記録のない謎の子供」ってことになる。
まあ、ヒジリさえいれば、俺はそれでいいんだけどね。
俺だったらきっとそのうちラルシュを説得して、ラルシュ本人に戸籍を作ってもらうこともできるだろう。
でも、そうならなくて、たとえヒジリが無戸籍のままだろうとも俺はヒジリをずっと守ってあげられる。結婚って形は取れなくても、ヒジリが法で守られなくても、俺が守ってあげる。
そもそもね、地球は「ただ暮らしていくだけ」ならそう厳しい世界じゃないんだ。お金と住む所さえあればね。
買い物はネットで出来るし、お金は俺が稼ぐ。だから、何の問題もない。
ヒジリと二人で幸せに暮らせれば俺はそれでいい。
俺はそれが出来るけど、地球人で、さらに一般人のヨシカワじゃそれこそ何も出来ない。きっと戸籍がないからってヨシカワの家族がヒジリとの結婚に納得しない。ヒジリの為っていっても、そればかりは俺も何もしてやれない(っていうか、しない)
そもそも、ヒジリはリバーシだから。
なかなか口で言うほどは簡単じゃないって思う。
‥簡単じゃなければいい、って思う。
もしヒジリが俺のものになるなら‥ヒジリの為に何でもしたいって思う。だけど、そうならないなら‥俺はきっとヒジリの為に何もしない。
俺は、自分がこんなに嫉妬深くって狭量な人間だって、初めて知った。
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