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「……平和だわ」
私は城の庭園にあるガゼボ(西洋風あずまや)で、優雅に紅茶をすすりながら呟いた。
カイル王子とリリィがドナドナされてから数日。
城には完全なる静寂と秩序が戻っていた。
騒音公害(ポエムの朗読)もなく、視覚公害(イチャつく馬鹿カップル)もない。
あるのは、小鳥のさえずりと、私が指示して植え替えさせた季節の花々の香りだけ。
「これが私の求めていた『理想の老後』ね……」
まだ十八歳だが、気分は還暦を迎えた隠居老人だ。
膝の上には、リゲルが泣きながら持ってきた『帝国北部開発計画書』があるが、これは枕代わりである。
風が心地よい。
瞼が重くなる。
このまま永遠の眠り(昼寝)につこうとした、その時だった。
「……随分と気持ちよさそうだな」
頭上から影が落ちてきた。
目を開けると、逆光の中にアレクシスの顔がある。
「邪魔しないでよ。今、意識が涅槃(ねはん)に行きかけてたのに」
「仕事中に涅槃に行くな。戻ってこい」
アレクシスは私の膝上の書類をひょいと取り上げた。
「……ほう。まだ白紙か。私の優秀な財務顧問にしては珍しい」
「今日は『働き方改革』の実践日よ。週休七日制を導入しようか検討中なの」
「却下だ。国が滅びる」
彼は私の隣に腰掛けた。
その距離、ゼロセンチ。
太ももが触れ合っている。
「……近い」
「席が空いてないからな」
「嘘おっしゃい。このガゼボ、定員六名よ。向かいの席がガラ空きじゃない」
「遠くて声が届かない」
「耳鼻科に行けば?」
私がジト目で睨むと、アレクシスは楽しそうに私の髪を一房掬い取った。
「ミリオネ。カイルがいなくなって寂しくないか?」
「寂しい? まさか。清々しすぎて、空気が美味しくて困ってるわ」
「そうか。だが、私は寂しいぞ」
「へえ、意外ね。あんな馬鹿を気に入ってたの?」
「いや。君との『共通の敵』がいなくなって、君と共闘する楽しみが減った」
アレクシスは私の髪に口づけを落とすふりをして、耳元で囁いた。
「だから、そろそろ次のステージに進まないか?」
「……次のステージ?」
「結婚だ」
また出た。
この男、息をするように求婚してくる。
「……ねえアレク。あなた、私のこと本当に好きなの? それとも、便利な計算機が欲しいだけ?」
「両方だ」
即答かよ。
「君の計算能力は国宝級だが、それ以上に、君のその生意気な口が気に入っている。一日でも君の罵倒を聞かないと、体調が悪くなるんだ」
「……ドMの皇帝とか、国の威信に関わるわよ」
私は呆れてため息をついた。
「お断りよ。私はね、これから世界旅行に行く計画を立ててるの。あなたの城に引きこもってる場合じゃないわ」
「世界旅行?」
「そう。南の島でココナッツを飲み、東の国で温泉に浸かる。自由気ままな一人旅よ」
「……一人旅は危険だ。護衛が必要だな」
「私が雇うわ」
「いや、世界最強の騎士が適任だ」
アレクシスは自分の胸を親指で指した。
「私だ」
「……は?」
「私がついていく。公務はリモートワークでこなす」
「あんた皇帝でしょ!? 国を空けるな!」
「君がいない国になど、未練はない」
「……重い! 愛が重すぎる!」
私は頭を抱えた。
この男、論理が通じない。
「いい? アレク。結婚っていうのは『墓場』なの。自由を捨て、責任を背負い、親戚付き合いに疲弊する……そんな苦行、私はしたくないの!」
「私の墓場は豪華だぞ? 大理石作りで冷暖房完備だ」
「物理的な墓の話じゃなくて!」
「親戚付き合い? 私の親族はあらかた粛清……いや、引退してもらったから、煩わしい人間関係は皆無だ」
「サラッと怖いこと言ったわね今!?」
「責任? 君が負うのは『私の愛を受け止める責任』だけだ。あとは寝ててもいい」
「……うっ」
寝ててもいい。
そのキラーワードに、私の心がグラリと揺れる。
「……本当に? 公務中に居眠りしても怒らない?」
「私の膝の上なら許そう」
「それはセクハラだから却下」
「チッ」
舌打ちしたわね。
私は身を乗り出して、彼を睨みつけた。
「とにかく! 私はまだ『独身貴族』というステータスを楽しみたいの! あなたの所有物になるのは御免よ!」
「所有物にするつもりはない。共同経営者(パートナー)だ」
アレクシスは真剣な眼差しで私を見つめた。
「帝国の半分を君にやる。だから君の人生の半分を私にくれ」
「……っ!」
まるでプロポーズの教科書のような台詞だ。
顔が良い男に言われると、破壊力が桁違いである。
心臓が早鐘を打つのをごまかすために、私は冷めた紅茶を一気に飲み干した。
「……ぷはっ。……検討します」
「いつまでだ?」
「無期限!」
「では、決裁が下りるまで、毎日申請書(プロポーズ)を提出し続けるとするか」
「やめて! 書類が増える!」
アレクシスは悪戯っぽく笑い、私の頬をつついた。
「逃がさんぞ、ミリオネ。君はもう、このぬるま湯(私の城)から抜け出せない体になっているはずだ」
「……否定できないのが悔しい」
実際、ここのシェフの料理と、あの「幻獣の羊毛ベッド」に飼い慣らされてしまっているのは事実だ。
野宿なんてもう無理だ。
硬いパンなんて喉が拒否する。
「……くっ、外堀だけじゃなく、胃袋と睡眠環境まで埋められた……!」
「完全包囲だ。降伏を勧告する」
「……まだよ! まだ抵抗するわ!」
私は最後の悪あがきとして、膝上の書類を持ち上げた。
「この開発計画書のミスを全部見つけるまでは、返事は保留よ!」
「ほう。それは何分かかるんだ?」
「……三分」
「短すぎる」
「うるさい! 私の本気を見なさい!」
私は赤ペンを抜き放ち、猛然と書類チェックを始めた。
アレクシスはそれを、愛おしそうに眺めている。
平穏な午後。
邪魔者はいない。
あるのは、心地よい風と、少しだけ甘い空気と、私が刻む赤ペンの音だけ。
(……まあ、こんな日常も、悪くはない……かな?)
ふと過ったそんな思考を、私は慌てて打ち消した。
ダメよミリオネ。
流されたら負けよ。
自由なニート生活を守り抜くのよ!
……と、心の中で決意表明をしてみたものの、その旗色は日に日に悪くなっていることを、私は薄々悟っていた。
私は城の庭園にあるガゼボ(西洋風あずまや)で、優雅に紅茶をすすりながら呟いた。
カイル王子とリリィがドナドナされてから数日。
城には完全なる静寂と秩序が戻っていた。
騒音公害(ポエムの朗読)もなく、視覚公害(イチャつく馬鹿カップル)もない。
あるのは、小鳥のさえずりと、私が指示して植え替えさせた季節の花々の香りだけ。
「これが私の求めていた『理想の老後』ね……」
まだ十八歳だが、気分は還暦を迎えた隠居老人だ。
膝の上には、リゲルが泣きながら持ってきた『帝国北部開発計画書』があるが、これは枕代わりである。
風が心地よい。
瞼が重くなる。
このまま永遠の眠り(昼寝)につこうとした、その時だった。
「……随分と気持ちよさそうだな」
頭上から影が落ちてきた。
目を開けると、逆光の中にアレクシスの顔がある。
「邪魔しないでよ。今、意識が涅槃(ねはん)に行きかけてたのに」
「仕事中に涅槃に行くな。戻ってこい」
アレクシスは私の膝上の書類をひょいと取り上げた。
「……ほう。まだ白紙か。私の優秀な財務顧問にしては珍しい」
「今日は『働き方改革』の実践日よ。週休七日制を導入しようか検討中なの」
「却下だ。国が滅びる」
彼は私の隣に腰掛けた。
その距離、ゼロセンチ。
太ももが触れ合っている。
「……近い」
「席が空いてないからな」
「嘘おっしゃい。このガゼボ、定員六名よ。向かいの席がガラ空きじゃない」
「遠くて声が届かない」
「耳鼻科に行けば?」
私がジト目で睨むと、アレクシスは楽しそうに私の髪を一房掬い取った。
「ミリオネ。カイルがいなくなって寂しくないか?」
「寂しい? まさか。清々しすぎて、空気が美味しくて困ってるわ」
「そうか。だが、私は寂しいぞ」
「へえ、意外ね。あんな馬鹿を気に入ってたの?」
「いや。君との『共通の敵』がいなくなって、君と共闘する楽しみが減った」
アレクシスは私の髪に口づけを落とすふりをして、耳元で囁いた。
「だから、そろそろ次のステージに進まないか?」
「……次のステージ?」
「結婚だ」
また出た。
この男、息をするように求婚してくる。
「……ねえアレク。あなた、私のこと本当に好きなの? それとも、便利な計算機が欲しいだけ?」
「両方だ」
即答かよ。
「君の計算能力は国宝級だが、それ以上に、君のその生意気な口が気に入っている。一日でも君の罵倒を聞かないと、体調が悪くなるんだ」
「……ドMの皇帝とか、国の威信に関わるわよ」
私は呆れてため息をついた。
「お断りよ。私はね、これから世界旅行に行く計画を立ててるの。あなたの城に引きこもってる場合じゃないわ」
「世界旅行?」
「そう。南の島でココナッツを飲み、東の国で温泉に浸かる。自由気ままな一人旅よ」
「……一人旅は危険だ。護衛が必要だな」
「私が雇うわ」
「いや、世界最強の騎士が適任だ」
アレクシスは自分の胸を親指で指した。
「私だ」
「……は?」
「私がついていく。公務はリモートワークでこなす」
「あんた皇帝でしょ!? 国を空けるな!」
「君がいない国になど、未練はない」
「……重い! 愛が重すぎる!」
私は頭を抱えた。
この男、論理が通じない。
「いい? アレク。結婚っていうのは『墓場』なの。自由を捨て、責任を背負い、親戚付き合いに疲弊する……そんな苦行、私はしたくないの!」
「私の墓場は豪華だぞ? 大理石作りで冷暖房完備だ」
「物理的な墓の話じゃなくて!」
「親戚付き合い? 私の親族はあらかた粛清……いや、引退してもらったから、煩わしい人間関係は皆無だ」
「サラッと怖いこと言ったわね今!?」
「責任? 君が負うのは『私の愛を受け止める責任』だけだ。あとは寝ててもいい」
「……うっ」
寝ててもいい。
そのキラーワードに、私の心がグラリと揺れる。
「……本当に? 公務中に居眠りしても怒らない?」
「私の膝の上なら許そう」
「それはセクハラだから却下」
「チッ」
舌打ちしたわね。
私は身を乗り出して、彼を睨みつけた。
「とにかく! 私はまだ『独身貴族』というステータスを楽しみたいの! あなたの所有物になるのは御免よ!」
「所有物にするつもりはない。共同経営者(パートナー)だ」
アレクシスは真剣な眼差しで私を見つめた。
「帝国の半分を君にやる。だから君の人生の半分を私にくれ」
「……っ!」
まるでプロポーズの教科書のような台詞だ。
顔が良い男に言われると、破壊力が桁違いである。
心臓が早鐘を打つのをごまかすために、私は冷めた紅茶を一気に飲み干した。
「……ぷはっ。……検討します」
「いつまでだ?」
「無期限!」
「では、決裁が下りるまで、毎日申請書(プロポーズ)を提出し続けるとするか」
「やめて! 書類が増える!」
アレクシスは悪戯っぽく笑い、私の頬をつついた。
「逃がさんぞ、ミリオネ。君はもう、このぬるま湯(私の城)から抜け出せない体になっているはずだ」
「……否定できないのが悔しい」
実際、ここのシェフの料理と、あの「幻獣の羊毛ベッド」に飼い慣らされてしまっているのは事実だ。
野宿なんてもう無理だ。
硬いパンなんて喉が拒否する。
「……くっ、外堀だけじゃなく、胃袋と睡眠環境まで埋められた……!」
「完全包囲だ。降伏を勧告する」
「……まだよ! まだ抵抗するわ!」
私は最後の悪あがきとして、膝上の書類を持ち上げた。
「この開発計画書のミスを全部見つけるまでは、返事は保留よ!」
「ほう。それは何分かかるんだ?」
「……三分」
「短すぎる」
「うるさい! 私の本気を見なさい!」
私は赤ペンを抜き放ち、猛然と書類チェックを始めた。
アレクシスはそれを、愛おしそうに眺めている。
平穏な午後。
邪魔者はいない。
あるのは、心地よい風と、少しだけ甘い空気と、私が刻む赤ペンの音だけ。
(……まあ、こんな日常も、悪くはない……かな?)
ふと過ったそんな思考を、私は慌てて打ち消した。
ダメよミリオネ。
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