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バチンッ!!
乾いた音が、静寂を取り戻した広場にいつまでも残響していた。
男爵令嬢ミモザの渾身のビンタ。
それは、物理的な打撃力以上に、ギデオン王子のちっぽけなプライドを粉々に粉砕する威力を持っていた。
「あ……が……?」
ギデオンは頬を押さえ、信じられないものを見る目でミモザを見上げた。
「き、貴様……ぶったな? 父上にもぶたれたことないのに!」
「古い! そのセリフはもう化石ですわよ!」
ミモザは痛む掌を振りながら、かつてないほど清々しい笑顔を見せた。
「あー、スッキリした! これまでの鬱憤(うっぷん)が、今のワンアクションで全て浄化されました! コストパフォーマンス最高です!」
「暴力反対! これは反逆罪だぞ! 僕は王子だぞ!」
王子が金切り声を上げて喚く。
だが、その周囲には、すでに彼の味方は一人もいなかった。
近衛騎士団五十名は、全員が地面に転がされ、猿轡(さるぐつわ)を噛まされて縛り上げられている。
辺境騎士たちの手際の良さは異常だった。
すでに鎧の剥ぎ取り作業が始まっており、「この籠手(こて)、いい鉄使ってんなぁ」「兜は鍋に加工できそうだ」といった会話が聞こえてくる。
ネリネは、へたり込む王子の前にしゃがみ込み、視線を合わせた。
「さて、殿下。戦力差は明白となりました。これより戦後処理――いえ、『話し合い』のフェーズに入ります」
「は、話し合いだと? こんな野蛮な真似をしておいて!」
「野蛮? 先に武力行使に出たのはそちらです。こちらは正当防衛権を行使したに過ぎません」
ネリネは冷静に返す。
「それに、貴方は『話し合い』の意味を履き違えています。ビジネスにおける交渉とは、互いの利益と損失を天秤にかけ、妥協点を探ること。ですが、今の貴方には提示できるカード(利益)が一枚もありません」
「な、なんだと……」
「つまり、これは交渉ではありません。一方的な『通告』です」
ネリネは懐から、あらかじめ用意していた新しい羊皮紙(請求書)を取り出した。
「今回の襲撃による被害総額、および近衛騎士団の治療費、拘束費用、そして私の精神的苦痛への慰謝料……締めて金貨十万枚を請求いたします」
「じゅ、十万ッ!? ふざけるな! そんな金、あるわけ……」
「ないなら、体で払っていただきます」
ネリネの瞳が怪しく光る。
「北の鉱山は常に人手不足です。王族の労働力がどれほどの生産性を生むか、実験データを取りたいと思っていましたの」
「ひぃぃッ! 鉱山送り!? 嫌だ! 僕は王子だぞ! 次期国王だぞ!」
ギデオンはパニックになり、錯乱したように立ち上がった。
そして、あろうことか、目の前のネリネに掴みかかろうとした。
「うるさいうるさい! 黙れネリネ! 全部君が悪いんだ! 君が僕に従わないから! 僕の言う通りに人形のように笑っていればよかったんだ!」
彼は腰の剣を抜こうとした――が、手が震えて抜けない。
代わりに、ネリネの細い腕を強引に掴もうと手を伸ばす。
「こっちへ来い! 人質になれ! そうすればアイツらも手出しできまい!」
最低の策だった。
ネリネは動じない。
護身術で関節を極めようと身構えた、その時。
ドスッ。
重い音がして、王子の視界が黒い壁で遮られた。
「……え?」
王子の手首を、万力のような力が締め上げていた。
そこに立っていたのは、シリウス・グラン。
「い、痛っ! 離せ! 無礼者!」
王子が叫ぶが、シリウスの手は微動だにしない。
シリウスは、凍てつくような瞳で王子を見下ろしていた。
その殺気は、先ほどの戦闘中とは比較にならないほど濃密で、冷たい。
「……おい」
低く、地を這うような声。
「その汚い手を、どこに向けようとしている?」
「な、何だと! 僕は王子だぞ! 彼女は僕の元婚約者で……!」
「『元』だろうが」
シリウスが力を込める。
ミシミシ……と王子の手首から嫌な音がした。
「それに、これ以上ネリネに触れようとするなら、王族だろうが関係ねぇ。その腕、二度と使い物にならなくしてやる」
「ひぃぃッ!?」
「俺の女(・・)に触れるな」
その言葉は、広場全体に響き渡った。
騎士たちが作業の手を止め、ミモザが「キャーッ!」と黄色い悲鳴を上げ、ネリネが目を見開く。
シリウス自身も、言ってから(あ、しまった)という顔を一瞬したが、もう遅い。
彼は開き直ったように、さらに凄みを利かせた。
「……訂正する。俺の『婚約者』になる予定の女だ。指一本でも触れてみろ。国ごと敵に回しても、俺は貴様を許さん」
「あ、あ、あ……」
ギデオン王子は、恐怖のあまり腰を抜かした。
目の前にいるのは人間ではない。
怒れる『北の黒狼』そのものだ。
生物としての格の違いを見せつけられ、王子は泡を吹いて気絶した。
ドサッ。
白目を剥いて倒れる王子。
「……チッ、気絶したか。口ほどにもない」
シリウスは汚いものを触ったかのように手を払い、ネリネの方を振り返った。
そこには、珍しく顔を真っ赤にして固まっているネリネの姿があった。
「……あー、その、なんだ」
シリウスがバツが悪そうに頭をかく。
「勢いだ。気にするな」
「……計算外です」
ネリネはやっとの思いで声を絞り出した。
扇子で顔を隠すが、耳まで赤いのは隠せていない。
「『俺の女』……? 『婚約者』……? そのような契約、まだ正式には結んでおりませんが?」
「なら、今結ぶか?」
シリウスがニヤリと笑う。
「……保留します! 今は戦後処理が先決です!」
ネリネは慌てて背を向け、騎士たちに指示を飛ばした。
「総員、捕虜の収容を開始! 近衛騎士は武装解除の後、地下牢へ! ギデオン殿下は……特別室(一番寒い牢屋)へご案内しなさい!」
「イエッサー!!」
騎士たちがニヤニヤしながら敬礼する。
「ヒューヒュー! 閣下、男前!」
「姉さん、顔赤いっすよ!」
「うるさいですわ! 減給しますよ!」
ネリネの怒号が飛ぶが、そこに本気の怒りはなかった。
ミモザがネリネに駆け寄り、興奮気味に囁く。
「聞きました!? ネリネ様! 『俺の女』ですって! もう実質プロポーズじゃないですか!」
「……静粛になさい。心拍数が上がりすぎて、業務に支障が出ます」
ネリネは胸を押さえる。
合理的で冷徹なはずの彼女の心臓は、まったく非合理的なリズムで早鐘を打っていた。
(……困りますわ。これでは、本当に彼から離れられなくなってしまう)
だが、その困惑は、決して不快なものではなかった。
***
こうして、王子の襲撃という一大イベントは、辺境側の完全勝利で幕を閉じた。
広場には、パンツ一丁(下着は残してあげた慈悲)で震える近衛騎士たちの列と、縛り上げられた王子の姿。
それを遠巻きに見つめる領民たちが集まってきていた。
「おい、あれが王子様か?」
「弱っちいなぁ」
「俺たちの領主様の方が百倍強えや」
ざわめく領民たち。
ネリネは呼吸を整え、表情を「悪役令嬢」モードに切り替えた。
これはチャンスだ。
この勝利を、単なる防衛戦で終わらせてはならない。
政治的なアピール(宣伝)に利用し、辺境の独立性を高めるための絶好の機会だ。
「シリウス様。準備はよろしいですか?」
「ん? 何をだ」
「演説(プレゼン)です。領民たちの心を一つにし、王都に対して我々の正当性を主張するのです」
ネリネは倒れている王子を踏み台――にするのは流石にやめて、広場の中央にある演台へと上がった。
「集まりなさい、誇り高き北の民よ! 今こそ、真実を語る時です!」
彼女の声が響く。
それは、北の辺境が「虐げられた地」から「最強の独立国」へと生まれ変わる、歴史的な演説の始まりだった。
乾いた音が、静寂を取り戻した広場にいつまでも残響していた。
男爵令嬢ミモザの渾身のビンタ。
それは、物理的な打撃力以上に、ギデオン王子のちっぽけなプライドを粉々に粉砕する威力を持っていた。
「あ……が……?」
ギデオンは頬を押さえ、信じられないものを見る目でミモザを見上げた。
「き、貴様……ぶったな? 父上にもぶたれたことないのに!」
「古い! そのセリフはもう化石ですわよ!」
ミモザは痛む掌を振りながら、かつてないほど清々しい笑顔を見せた。
「あー、スッキリした! これまでの鬱憤(うっぷん)が、今のワンアクションで全て浄化されました! コストパフォーマンス最高です!」
「暴力反対! これは反逆罪だぞ! 僕は王子だぞ!」
王子が金切り声を上げて喚く。
だが、その周囲には、すでに彼の味方は一人もいなかった。
近衛騎士団五十名は、全員が地面に転がされ、猿轡(さるぐつわ)を噛まされて縛り上げられている。
辺境騎士たちの手際の良さは異常だった。
すでに鎧の剥ぎ取り作業が始まっており、「この籠手(こて)、いい鉄使ってんなぁ」「兜は鍋に加工できそうだ」といった会話が聞こえてくる。
ネリネは、へたり込む王子の前にしゃがみ込み、視線を合わせた。
「さて、殿下。戦力差は明白となりました。これより戦後処理――いえ、『話し合い』のフェーズに入ります」
「は、話し合いだと? こんな野蛮な真似をしておいて!」
「野蛮? 先に武力行使に出たのはそちらです。こちらは正当防衛権を行使したに過ぎません」
ネリネは冷静に返す。
「それに、貴方は『話し合い』の意味を履き違えています。ビジネスにおける交渉とは、互いの利益と損失を天秤にかけ、妥協点を探ること。ですが、今の貴方には提示できるカード(利益)が一枚もありません」
「な、なんだと……」
「つまり、これは交渉ではありません。一方的な『通告』です」
ネリネは懐から、あらかじめ用意していた新しい羊皮紙(請求書)を取り出した。
「今回の襲撃による被害総額、および近衛騎士団の治療費、拘束費用、そして私の精神的苦痛への慰謝料……締めて金貨十万枚を請求いたします」
「じゅ、十万ッ!? ふざけるな! そんな金、あるわけ……」
「ないなら、体で払っていただきます」
ネリネの瞳が怪しく光る。
「北の鉱山は常に人手不足です。王族の労働力がどれほどの生産性を生むか、実験データを取りたいと思っていましたの」
「ひぃぃッ! 鉱山送り!? 嫌だ! 僕は王子だぞ! 次期国王だぞ!」
ギデオンはパニックになり、錯乱したように立ち上がった。
そして、あろうことか、目の前のネリネに掴みかかろうとした。
「うるさいうるさい! 黙れネリネ! 全部君が悪いんだ! 君が僕に従わないから! 僕の言う通りに人形のように笑っていればよかったんだ!」
彼は腰の剣を抜こうとした――が、手が震えて抜けない。
代わりに、ネリネの細い腕を強引に掴もうと手を伸ばす。
「こっちへ来い! 人質になれ! そうすればアイツらも手出しできまい!」
最低の策だった。
ネリネは動じない。
護身術で関節を極めようと身構えた、その時。
ドスッ。
重い音がして、王子の視界が黒い壁で遮られた。
「……え?」
王子の手首を、万力のような力が締め上げていた。
そこに立っていたのは、シリウス・グラン。
「い、痛っ! 離せ! 無礼者!」
王子が叫ぶが、シリウスの手は微動だにしない。
シリウスは、凍てつくような瞳で王子を見下ろしていた。
その殺気は、先ほどの戦闘中とは比較にならないほど濃密で、冷たい。
「……おい」
低く、地を這うような声。
「その汚い手を、どこに向けようとしている?」
「な、何だと! 僕は王子だぞ! 彼女は僕の元婚約者で……!」
「『元』だろうが」
シリウスが力を込める。
ミシミシ……と王子の手首から嫌な音がした。
「それに、これ以上ネリネに触れようとするなら、王族だろうが関係ねぇ。その腕、二度と使い物にならなくしてやる」
「ひぃぃッ!?」
「俺の女(・・)に触れるな」
その言葉は、広場全体に響き渡った。
騎士たちが作業の手を止め、ミモザが「キャーッ!」と黄色い悲鳴を上げ、ネリネが目を見開く。
シリウス自身も、言ってから(あ、しまった)という顔を一瞬したが、もう遅い。
彼は開き直ったように、さらに凄みを利かせた。
「……訂正する。俺の『婚約者』になる予定の女だ。指一本でも触れてみろ。国ごと敵に回しても、俺は貴様を許さん」
「あ、あ、あ……」
ギデオン王子は、恐怖のあまり腰を抜かした。
目の前にいるのは人間ではない。
怒れる『北の黒狼』そのものだ。
生物としての格の違いを見せつけられ、王子は泡を吹いて気絶した。
ドサッ。
白目を剥いて倒れる王子。
「……チッ、気絶したか。口ほどにもない」
シリウスは汚いものを触ったかのように手を払い、ネリネの方を振り返った。
そこには、珍しく顔を真っ赤にして固まっているネリネの姿があった。
「……あー、その、なんだ」
シリウスがバツが悪そうに頭をかく。
「勢いだ。気にするな」
「……計算外です」
ネリネはやっとの思いで声を絞り出した。
扇子で顔を隠すが、耳まで赤いのは隠せていない。
「『俺の女』……? 『婚約者』……? そのような契約、まだ正式には結んでおりませんが?」
「なら、今結ぶか?」
シリウスがニヤリと笑う。
「……保留します! 今は戦後処理が先決です!」
ネリネは慌てて背を向け、騎士たちに指示を飛ばした。
「総員、捕虜の収容を開始! 近衛騎士は武装解除の後、地下牢へ! ギデオン殿下は……特別室(一番寒い牢屋)へご案内しなさい!」
「イエッサー!!」
騎士たちがニヤニヤしながら敬礼する。
「ヒューヒュー! 閣下、男前!」
「姉さん、顔赤いっすよ!」
「うるさいですわ! 減給しますよ!」
ネリネの怒号が飛ぶが、そこに本気の怒りはなかった。
ミモザがネリネに駆け寄り、興奮気味に囁く。
「聞きました!? ネリネ様! 『俺の女』ですって! もう実質プロポーズじゃないですか!」
「……静粛になさい。心拍数が上がりすぎて、業務に支障が出ます」
ネリネは胸を押さえる。
合理的で冷徹なはずの彼女の心臓は、まったく非合理的なリズムで早鐘を打っていた。
(……困りますわ。これでは、本当に彼から離れられなくなってしまう)
だが、その困惑は、決して不快なものではなかった。
***
こうして、王子の襲撃という一大イベントは、辺境側の完全勝利で幕を閉じた。
広場には、パンツ一丁(下着は残してあげた慈悲)で震える近衛騎士たちの列と、縛り上げられた王子の姿。
それを遠巻きに見つめる領民たちが集まってきていた。
「おい、あれが王子様か?」
「弱っちいなぁ」
「俺たちの領主様の方が百倍強えや」
ざわめく領民たち。
ネリネは呼吸を整え、表情を「悪役令嬢」モードに切り替えた。
これはチャンスだ。
この勝利を、単なる防衛戦で終わらせてはならない。
政治的なアピール(宣伝)に利用し、辺境の独立性を高めるための絶好の機会だ。
「シリウス様。準備はよろしいですか?」
「ん? 何をだ」
「演説(プレゼン)です。領民たちの心を一つにし、王都に対して我々の正当性を主張するのです」
ネリネは倒れている王子を踏み台――にするのは流石にやめて、広場の中央にある演台へと上がった。
「集まりなさい、誇り高き北の民よ! 今こそ、真実を語る時です!」
彼女の声が響く。
それは、北の辺境が「虐げられた地」から「最強の独立国」へと生まれ変わる、歴史的な演説の始まりだった。
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