22 / 28
22
しおりを挟む
「……女王、ですか?」
私は眉をひそめ、国王陛下の提案を脳内で反芻(はんすう)した。
『ナギー・ベルシュタインを王女として迎え入れ、次期女王として即位させる』
常人なら感涙に咽(むせ)び泣き、平伏して受けるような栄誉だろう。
だが、私の思考回路は、その「名誉」の裏にある「実務」を瞬時に弾き出した。
『業務内容:国家統治全般、外交、祭祀(さいし)』
『勤務時間:二十四時間三百六十五日(死ぬまで)』
『責任:国家の存亡』
『休日:なし』
『定年:なし(崩御するまで)』
(……ブラックだ)
私は戦慄した。
これは名誉職ではない。
『終身刑』に近い超絶ブラック労働だ。
クラーク王子の尻拭いどころではない。
国民全員の尻拭いをさせられる未来が確定している。
「謹んで辞退申し上げます」
私は即答した。
「なぜじゃ!? 女王ぞ? 国のトップぞ?」
「トップということは、責任もトップです。私は『宰相補佐官』という、責任は上司(アイザック閣下)に丸投げしつつ、実権だけ振るえるナンバー2のポジションが気に入っております」
「ぶっちゃけたな」
国王陛下が目を丸くする。
「それに陛下。私は『定時退社』と『有給休暇』を愛しています。女王になれば、それが叶わなくなるでしょう?」
「う、うむ……まあ、王に休みはないからのう」
「論外です。ワーク・ライフ・バランスの崩壊した職場には興味がありません」
私はバッサリと切り捨てた。
よし、これでこの話は終わりだ。
そう思ってアイザック宰相の方を見た。
彼はきっと、「そうだ、ナギーは渡さん」と援護射撃をしてくれるはず……。
「……」
しかし、アイザック宰相は無言だった。
彼は俯き、机に置かれた手を固く握りしめていた。
顔色が悪い。
眼鏡の奥の瞳が、小刻みに揺れている。
(……閣下?)
「おい、大臣たちよ。そちたちはどう思う?」
陛下が、周囲で様子をうかがっていた大臣たちに声をかけた。
すると。
「賛成です! ナギー様なら国を豊かにしてくれる!」
「あの手腕があれば、我々の給料も上がるはず!」
「王子よりよっぽどマシだ! ナギー女王万歳!」
大臣たちが、ここぞとばかりに歓声を上げ始めた。
彼らは先ほどの「予算仕分け」で私の能力を目の当たりにしている。
自分たちが無能でも、トップが優秀なら楽ができると考えたのだろう。
「ほれ見ろ、満場一致じゃ」
陛下がニヤリと笑う。
「民意(大臣意)もそちを求めておる。ナギーよ、これは『王命』として命じてもよいのだぞ?」
「王命……」
その言葉が出た瞬間、場の空気が重くなった。
王命は絶対。
拒否権はない。
もし私が拒めば、今度は実家やアイザック宰相に累が及ぶかもしれない。
(……まずいですね)
私が打開策を検索しようとした、その時だった。
バンッ!!!!
雷が落ちたような轟音が、謁見の間に響き渡った。
全員がビクリと肩を震わせる。
音の発生源は、アイザック宰相だった。
彼が、黒檀(こくたん)のテーブルを拳で叩き割らんばかりの勢いで殴りつけたのだ。
「……か、閣下?」
私が恐る恐る声をかけると、彼はゆっくりと顔を上げた。
その表情を見て、私は息を呑んだ。
いつもの「氷の宰相」の仮面は、そこにはなかった。
あるのは、余裕を失い、焦燥と怒りを露わにした、一人の男の顔だった。
「ふざけるな……」
低く、地を這うような声。
「アイザック?」
陛下が眉をひそめる。
アイザック宰相は、血走った目で国王を睨みつけた。
「陛下。私の話を……聞いていましたか?」
「ん?」
「ナギーは! 私の! 部下だと! 言ったはずです!」
彼は叫んだ。
普段、声を荒らげることなどない彼が、声を裏返らせて叫んでいる。
「国家の利益? 王位継承? 知ったことですか! 彼女を見つけたのは私だ! 彼女の価値を最初に見抜いたのも、彼女の淹れる茶の適温を知っているのも、彼女が計算に没頭すると瞬きを忘れる癖を知っているのも……すべて私だ!」
「おお……」
大臣たちがドン引きしている。
宰相閣下、キャラが崩壊しています。
情報漏洩も甚だしいです。
だが、彼は止まらない。
「それを……横からかっさらうだと? ふざけるな! 女王になれば、彼女は『公人』になる。外交だ、式典だと連れ回され、私の執務室にいる時間がなくなる!」
彼はバンバンと机を叩いた。
「誰が私の書類を整理するんだ! 誰が私の阿吽(あうん)の呼吸に応えるんだ! 誰が……私の隣で笑うんだ!」
「アイザック、落ち着け。それは公私混同じゃ」
「公私混同上等だ!!」
アイザック宰相が吠えた。
「私は聖人君子ではない! ただの欲深い男だ! ナギーがいなくなるなら……私は宰相を辞める!」
「なっ!?」
会場が騒然となる。
「本気か!? お前が辞めたら行政が止まるぞ!」
「止まればいい! ナギーのいない世界など、滅んでしまえばいいんだ!」
暴論だ。
極論だ。
子供の駄々っ子のような理屈だ。
しかし、その言葉の裏にある凄まじい熱量に、私は胸を撃ち抜かれていた。
(……この人、本気だ)
計算高いはずの彼が、損得勘定を投げ捨てて、なりふり構わず私を求めている。
国よりも、地位よりも、私一人が欲しいと叫んでいる。
「……ふっ、くくく」
不意に、国王陛下が笑い出した。
「はーっはっは! 傑作じゃ! あの『鉄仮面』のアイザックが、ここまで取り乱すとは!」
陛下は膝を叩いて喜んだ。
「試した甲斐があったわい」
「……試した?」
アイザック宰相が、ハァハァと息を切らしながら陛下を見る。
「うむ。お前がナギーをどれほど想っておるか、ちと意地悪してみただけじゃ。……まさか『国が滅んでもいい』とまで言うとは思わなんだが」
陛下はニヤニヤと笑った。
「安心せい。ナギーを女王にする気など毛頭ない。そんなことをすれば、お前がクーデターを起こしかねんからな」
「……陛下」
アイザック宰相の全身から、殺気が立ち上る。
「……今の発言、ジョークにしては笑えませんが」
「まあ許せ。これで分かったじゃろう? お前にとってナギーが『代えの効かない存在』であることが」
陛下は私に向き直り、ウインクをした。
「ナギーよ。愛されておるのう」
「……ええ、重たいくらいに」
私は苦笑した。
顔が熱い。
公開告白も同然だ。
アイザック宰相は、しばらく呆然としていたが、やがて状況を理解し、ガクリと肩を落とした。
そして、耳まで真っ赤にして、眼鏡を手で覆った。
「……一生の不覚だ」
彼は呻(うめ)くように言った。
「あんな……恥ずかしいことを……」
「ええ、録音しておけばよかったです。『ナギーのいない世界など滅べばいい』でしたっけ? 詩的ですね」
私が茶化すと、彼はバッと顔を上げた。
「ナギー! 忘れるんだ! 今すぐ記憶を消去しろ!」
「無理です。私の脳内ハードディスクの『最重要フォルダ』に保存しました」
「くそっ……!」
彼は舌打ちをし、乱暴に私の手を取った。
「帰るぞ! もういい! これ以上ここにいると、私が社会的に死ぬ!」
「はいはい。逃亡ですね」
「戦略的撤退だ!」
彼は私を引きずるようにして、謁見の間を後にした。
背後で、国王陛下と大臣たちの爆笑が聞こえる。
廊下に出ても、彼の歩調は緩まない。
私の手首を掴む手は熱く、そして痛いほど強かった。
「……閣下」
私は走りながら声をかけた。
「痛いです。そんなに強く握らなくても、逃げませんよ」
彼はピタリと足を止めた。
そして、振り返り、私を強く抱きしめた。
「……逃がさん」
耳元で、震える声がした。
「王命だろうが何だろうが、君を連れて行かせはしない。君は私のものだ」
ギュウゥゥッ……。
肋骨がきしむほどの抱擁。
苦しいけれど、その痛みが心地よかった。
「……はい。知っています」
私は彼の背中に手を回し、ポンポンとあやした。
「私は貴方のものです。書類も、スケジュールも、そしてこの身も。……契約書にサインしましたからね」
「……ああ」
彼は私の肩に顔を埋め、深く息を吐いた。
「心臓が止まるかと思った……」
「私もです。閣下のキャラ崩壊を見て」
「うるさい」
彼は顔を上げ、少し拗ねたような、でも安堵に満ちた瞳で私を見た。
「帰ったら、罰として残業だ。私のメンタルケアに付き合ってもらう」
「どのようなケアで?」
「……膝枕と、甘い菓子と、君の笑顔だ」
「注文が多いですね。……まあ、特別手当(キス)が出るなら考えてあげます」
「強欲な部下だ」
「誰に似たんでしょうね」
私たちは顔を見合わせ、小さく笑った。
王城の廊下に差し込む夕日が、二人の影を長く伸ばしていた。
ラスボス(国王)の試練もクリアした。
もう、私たちの仲を引き裂ける者は、この国には誰もいないだろう。
……たぶん。
私は眉をひそめ、国王陛下の提案を脳内で反芻(はんすう)した。
『ナギー・ベルシュタインを王女として迎え入れ、次期女王として即位させる』
常人なら感涙に咽(むせ)び泣き、平伏して受けるような栄誉だろう。
だが、私の思考回路は、その「名誉」の裏にある「実務」を瞬時に弾き出した。
『業務内容:国家統治全般、外交、祭祀(さいし)』
『勤務時間:二十四時間三百六十五日(死ぬまで)』
『責任:国家の存亡』
『休日:なし』
『定年:なし(崩御するまで)』
(……ブラックだ)
私は戦慄した。
これは名誉職ではない。
『終身刑』に近い超絶ブラック労働だ。
クラーク王子の尻拭いどころではない。
国民全員の尻拭いをさせられる未来が確定している。
「謹んで辞退申し上げます」
私は即答した。
「なぜじゃ!? 女王ぞ? 国のトップぞ?」
「トップということは、責任もトップです。私は『宰相補佐官』という、責任は上司(アイザック閣下)に丸投げしつつ、実権だけ振るえるナンバー2のポジションが気に入っております」
「ぶっちゃけたな」
国王陛下が目を丸くする。
「それに陛下。私は『定時退社』と『有給休暇』を愛しています。女王になれば、それが叶わなくなるでしょう?」
「う、うむ……まあ、王に休みはないからのう」
「論外です。ワーク・ライフ・バランスの崩壊した職場には興味がありません」
私はバッサリと切り捨てた。
よし、これでこの話は終わりだ。
そう思ってアイザック宰相の方を見た。
彼はきっと、「そうだ、ナギーは渡さん」と援護射撃をしてくれるはず……。
「……」
しかし、アイザック宰相は無言だった。
彼は俯き、机に置かれた手を固く握りしめていた。
顔色が悪い。
眼鏡の奥の瞳が、小刻みに揺れている。
(……閣下?)
「おい、大臣たちよ。そちたちはどう思う?」
陛下が、周囲で様子をうかがっていた大臣たちに声をかけた。
すると。
「賛成です! ナギー様なら国を豊かにしてくれる!」
「あの手腕があれば、我々の給料も上がるはず!」
「王子よりよっぽどマシだ! ナギー女王万歳!」
大臣たちが、ここぞとばかりに歓声を上げ始めた。
彼らは先ほどの「予算仕分け」で私の能力を目の当たりにしている。
自分たちが無能でも、トップが優秀なら楽ができると考えたのだろう。
「ほれ見ろ、満場一致じゃ」
陛下がニヤリと笑う。
「民意(大臣意)もそちを求めておる。ナギーよ、これは『王命』として命じてもよいのだぞ?」
「王命……」
その言葉が出た瞬間、場の空気が重くなった。
王命は絶対。
拒否権はない。
もし私が拒めば、今度は実家やアイザック宰相に累が及ぶかもしれない。
(……まずいですね)
私が打開策を検索しようとした、その時だった。
バンッ!!!!
雷が落ちたような轟音が、謁見の間に響き渡った。
全員がビクリと肩を震わせる。
音の発生源は、アイザック宰相だった。
彼が、黒檀(こくたん)のテーブルを拳で叩き割らんばかりの勢いで殴りつけたのだ。
「……か、閣下?」
私が恐る恐る声をかけると、彼はゆっくりと顔を上げた。
その表情を見て、私は息を呑んだ。
いつもの「氷の宰相」の仮面は、そこにはなかった。
あるのは、余裕を失い、焦燥と怒りを露わにした、一人の男の顔だった。
「ふざけるな……」
低く、地を這うような声。
「アイザック?」
陛下が眉をひそめる。
アイザック宰相は、血走った目で国王を睨みつけた。
「陛下。私の話を……聞いていましたか?」
「ん?」
「ナギーは! 私の! 部下だと! 言ったはずです!」
彼は叫んだ。
普段、声を荒らげることなどない彼が、声を裏返らせて叫んでいる。
「国家の利益? 王位継承? 知ったことですか! 彼女を見つけたのは私だ! 彼女の価値を最初に見抜いたのも、彼女の淹れる茶の適温を知っているのも、彼女が計算に没頭すると瞬きを忘れる癖を知っているのも……すべて私だ!」
「おお……」
大臣たちがドン引きしている。
宰相閣下、キャラが崩壊しています。
情報漏洩も甚だしいです。
だが、彼は止まらない。
「それを……横からかっさらうだと? ふざけるな! 女王になれば、彼女は『公人』になる。外交だ、式典だと連れ回され、私の執務室にいる時間がなくなる!」
彼はバンバンと机を叩いた。
「誰が私の書類を整理するんだ! 誰が私の阿吽(あうん)の呼吸に応えるんだ! 誰が……私の隣で笑うんだ!」
「アイザック、落ち着け。それは公私混同じゃ」
「公私混同上等だ!!」
アイザック宰相が吠えた。
「私は聖人君子ではない! ただの欲深い男だ! ナギーがいなくなるなら……私は宰相を辞める!」
「なっ!?」
会場が騒然となる。
「本気か!? お前が辞めたら行政が止まるぞ!」
「止まればいい! ナギーのいない世界など、滅んでしまえばいいんだ!」
暴論だ。
極論だ。
子供の駄々っ子のような理屈だ。
しかし、その言葉の裏にある凄まじい熱量に、私は胸を撃ち抜かれていた。
(……この人、本気だ)
計算高いはずの彼が、損得勘定を投げ捨てて、なりふり構わず私を求めている。
国よりも、地位よりも、私一人が欲しいと叫んでいる。
「……ふっ、くくく」
不意に、国王陛下が笑い出した。
「はーっはっは! 傑作じゃ! あの『鉄仮面』のアイザックが、ここまで取り乱すとは!」
陛下は膝を叩いて喜んだ。
「試した甲斐があったわい」
「……試した?」
アイザック宰相が、ハァハァと息を切らしながら陛下を見る。
「うむ。お前がナギーをどれほど想っておるか、ちと意地悪してみただけじゃ。……まさか『国が滅んでもいい』とまで言うとは思わなんだが」
陛下はニヤニヤと笑った。
「安心せい。ナギーを女王にする気など毛頭ない。そんなことをすれば、お前がクーデターを起こしかねんからな」
「……陛下」
アイザック宰相の全身から、殺気が立ち上る。
「……今の発言、ジョークにしては笑えませんが」
「まあ許せ。これで分かったじゃろう? お前にとってナギーが『代えの効かない存在』であることが」
陛下は私に向き直り、ウインクをした。
「ナギーよ。愛されておるのう」
「……ええ、重たいくらいに」
私は苦笑した。
顔が熱い。
公開告白も同然だ。
アイザック宰相は、しばらく呆然としていたが、やがて状況を理解し、ガクリと肩を落とした。
そして、耳まで真っ赤にして、眼鏡を手で覆った。
「……一生の不覚だ」
彼は呻(うめ)くように言った。
「あんな……恥ずかしいことを……」
「ええ、録音しておけばよかったです。『ナギーのいない世界など滅べばいい』でしたっけ? 詩的ですね」
私が茶化すと、彼はバッと顔を上げた。
「ナギー! 忘れるんだ! 今すぐ記憶を消去しろ!」
「無理です。私の脳内ハードディスクの『最重要フォルダ』に保存しました」
「くそっ……!」
彼は舌打ちをし、乱暴に私の手を取った。
「帰るぞ! もういい! これ以上ここにいると、私が社会的に死ぬ!」
「はいはい。逃亡ですね」
「戦略的撤退だ!」
彼は私を引きずるようにして、謁見の間を後にした。
背後で、国王陛下と大臣たちの爆笑が聞こえる。
廊下に出ても、彼の歩調は緩まない。
私の手首を掴む手は熱く、そして痛いほど強かった。
「……閣下」
私は走りながら声をかけた。
「痛いです。そんなに強く握らなくても、逃げませんよ」
彼はピタリと足を止めた。
そして、振り返り、私を強く抱きしめた。
「……逃がさん」
耳元で、震える声がした。
「王命だろうが何だろうが、君を連れて行かせはしない。君は私のものだ」
ギュウゥゥッ……。
肋骨がきしむほどの抱擁。
苦しいけれど、その痛みが心地よかった。
「……はい。知っています」
私は彼の背中に手を回し、ポンポンとあやした。
「私は貴方のものです。書類も、スケジュールも、そしてこの身も。……契約書にサインしましたからね」
「……ああ」
彼は私の肩に顔を埋め、深く息を吐いた。
「心臓が止まるかと思った……」
「私もです。閣下のキャラ崩壊を見て」
「うるさい」
彼は顔を上げ、少し拗ねたような、でも安堵に満ちた瞳で私を見た。
「帰ったら、罰として残業だ。私のメンタルケアに付き合ってもらう」
「どのようなケアで?」
「……膝枕と、甘い菓子と、君の笑顔だ」
「注文が多いですね。……まあ、特別手当(キス)が出るなら考えてあげます」
「強欲な部下だ」
「誰に似たんでしょうね」
私たちは顔を見合わせ、小さく笑った。
王城の廊下に差し込む夕日が、二人の影を長く伸ばしていた。
ラスボス(国王)の試練もクリアした。
もう、私たちの仲を引き裂ける者は、この国には誰もいないだろう。
……たぶん。
0
あなたにおすすめの小説
殿下、私以外の誰かを愛してください。
八雲
恋愛
公爵令嬢ラブリーは、第一王子クロードを誰よりも愛していました。しかし、自分の愛が重すぎて殿下の負担になっている(と勘違いした)彼女は、愛する殿下を自由にするため、あえて「悪役令嬢」として振る舞い、円満に婚約破棄されるという前代未聞の計画を立てる。協力者として男爵令嬢ミリーを「ヒロイン役」に任命し、準備は整った。
謹んで、婚約破棄をお受けいたします。
パリパリかぷちーの
恋愛
きつい目つきと素直でない性格から『悪役令嬢』と噂される公爵令嬢マーブル。彼女は、王太子ジュリアンの婚約者であったが、王子の新たな恋人である男爵令嬢クララの策略により、夜会の場で大勢の貴族たちの前で婚約を破棄されてしまう。
婚約破棄される前に、帰らせていただきます!
パリパリかぷちーの
恋愛
ある日、マリス王国の侯爵令嬢クロナは、王子が男爵令嬢リリィと密会し、自分を「可愛げのない女」と罵り、卒業パーティーで「婚約破棄」を言い渡そうと画策している現場を目撃してしまう。
普通なら嘆き悲しむ場面だが、クロナの反応は違った。
婚約破棄されたので、とりあえず王太子のことは忘れます!
パリパリかぷちーの
恋愛
クライネルト公爵令嬢のリーチュは、王太子ジークフリートから卒業パーティーで大勢の前で婚約破棄を告げられる。しかし、王太子妃教育から解放されることを喜ぶリーチュは全く意に介さず、むしろ祝杯をあげる始末。彼女は領地の離宮に引きこもり、趣味である薬草園作りに没頭する自由な日々を謳歌し始める。
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
逃げた先で見つけた幸せはずっと一緒に。
しゃーりん
恋愛
侯爵家の跡継ぎにも関わらず幼いころから虐げられてきたローレンス。
父の望む相手と結婚したものの妻は義弟の恋人で、妻に子供ができればローレンスは用済みになると知り、家出をする。
旅先で出会ったメロディーナ。嫁ぎ先に向かっているという彼女と一晩を過ごした。
陰からメロディーナを見守ろうと、彼女の嫁ぎ先の近くに住むことにする。
やがて夫を亡くした彼女が嫁ぎ先から追い出された。近くに住んでいたことを気持ち悪く思われることを恐れて記憶喪失と偽って彼女と結婚する。
平民として幸せに暮らしていたが貴族の知り合いに見つかり、妻だった義弟の恋人が子供を産んでいたと知る。
その子供は誰の子か。ローレンスの子でなければ乗っ取りなのではないかと言われたが、ローレンスは乗っ取りを承知で家出したため戻る気はない。
しかし、乗っ取りが暴かれて侯爵家に戻るように言われるお話です。
婚約破棄、承りました!悪役令嬢は面倒なので認めます。
パリパリかぷちーの
恋愛
「ミイーシヤ! 貴様との婚約を破棄する!」
王城の夜会で、バカ王子アレクセイから婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢ミイーシヤ。
周囲は彼女が泣き崩れると思ったが――彼女は「承知いたしました(ガッツポーズ)」と即答!
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる