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キキーッ!!
耳をつんざくような急ブレーキの音とともに、私の体は前方へと放り出されそうになった。
「……むぐっ!?」
とっさに受け身を取り、クッションに顔を埋めることで衝突を回避する。
しかし、衝撃でアイマスクがずり落ち、私の至福の二度寝タイムは無惨にも中断されてしまった。
「……何事?」
私は地を這うような低い声で呟いた。
怒りではない。まだ脳が覚醒しておらず、血圧が地底を這っているだけだ。
しかし、その声を聞いた小窓の向こうのセバスチャンは、さぞかし背筋を凍らせたことだろう。
「申し訳ございません、お嬢様。少々、厄介な障害物がございまして」
「障害物? 倒木か何か?」
「いえ、言葉を喋るタイプの障害物です。俗に言う『山賊』ですね」
「ああ……そう」
私はずれたアイマスクを放り投げ、大きくあくびをした。
王都を出て三日目。
人里離れた山道に入ったのだから、そういう輩が出るのも不思議ではない。
けれど。
「よりによって、私が一番気持ちよく眠っていたタイミングで……」
許せない。
アレック王子への怒りは忘れても、睡眠を妨害する罪は万死に値する。
外からは下品な笑い声が聞こえてきた。
「おいおい、止まれってんだよ! 高級そうな馬車じゃねえか!」
「金目の物を置いていきな! 中にいる女も置いていくなら、命だけは助けてやるぜ!」
ステレオタイプな山賊のセリフだ。教科書に載せたいくらい典型的である。
「お嬢様、護衛騎士に蹴散らせますので、そのままお待ちを……」
「いいえ」
私は立ち上がり、ジャージの裾をパンパンと払った。
「私がやるわ」
「は? しかしお嬢様、今の格好は……」
「関係ないわ。私の眠りを妨げた罪、たっぷりと償ってもらうから」
私は馬車の扉を蹴破る勢いで開け放った。
外には、武器を持った薄汚い男たちが十数人、馬車を取り囲んでいた。
彼らは扉が開いた瞬間、獲物が出てきたと色めき立ったが――。
「ヒャッハー! どんな上玉が出てく……る……あ?」
私の姿を見て、山賊たちの動きが止まった。
ボサボサの銀髪。
血走った半眼(寝起き)。
そして、灰色の上下ジャージ。
貴族の令嬢が出てくると思っていた彼らは、完全に意表を突かれた顔をしている。
「な、なんだこいつ……? 浮浪者か?」
「馬車の乗っ取り犯か?」
ざわつく山賊たち。
私は馬車のステップに立ち、ゆらりと彼らを見下ろした。
「……うるさい」
一言。
それだけで、周囲の気温が五度は下がった気がした。
「あ? なんだと、このアマ……」
「うるさいと言ったのよ。静かにしなさい」
私は右手をだらりと下げたまま、魔力を練り上げる。
王家には秘密にしていたが、私の魔力量は宮廷魔導師を凌駕する。
そうでなければ、あの激務をこなしながら書類を空中に浮かせて整理したり、風魔法で洗濯物を一瞬で乾かしたりできるはずがない。
「おいおい、生意気な女だなぁ! 痛い目見ないと分からねえか!」
リーダー格らしき男が、ニヤニヤしながら剣を抜いて近づいてきた。
「お前こそ、分かっていないようね」
私は一歩、地面に降り立った。
その瞬間、私の周囲に赤黒いオーラ(※ただの不機嫌な魔力)が立ち昇る。
「私は今、機嫌が悪いの。睡眠不足で、低血圧で、おまけに空腹なのよ」
「ひっ……!?」
男がビクリと足を止めた。
私の目が、完全に据わっていたからだろう。
「いいこと? 人間には三つの欲求があるわ。食欲、性欲、睡眠欲。今の私はその全てが満たされていない猛獣も同然なの」
「な、何を言って……」
「特に睡眠欲への妨害は、我がスリープ家では重罪とされているわ。刑罰は……そうね」
私は指をパチンと鳴らした。
ズドンッ!!
「ぐわああああっ!?」
突如、山賊たちの身体が地面にめり込んだ。
私が発動したのは、広範囲重力魔法『強制土下座(グラビティ・プレス)』。
対象にかかる重力を局所的に十倍にする、対集団制圧用の魔法だ。
「重っ……!? な、なんだこれぇぇ!」
「立てねえ! 指一本動かせねえ!」
地面に這いつくばり、カエルのように潰れた山賊たちが悲鳴を上げる。
「あら、まだ声が出るのね。元気でいいことだわ」
私は冷ややかな目で見下ろしながら、あくびを噛み殺した。
「私の安眠を妨げた詫び料として、その装備と所持金、すべて置いていきなさい。ああ、あとこの先の道の石ころ掃除もお願いしたいところだけど、潰れてちゃ無理ね」
「わ、悪かった! 許してくれぇ! 金なら出す! 全部出すから!」
リーダーの男が涙目で懇願する。
さっきまでの威勢はどこへやら、完全に怯えきっている。
「……ふぁあ。分かればいいのよ、分かれば」
私は興味を失い、魔法を解除した。
ふわり、と体が軽くなり、山賊たちが安堵の息を漏らす。
だが、彼らが逃げようとするより早く、私は懐から『請求書』の束を取り出した。
「はい、これ」
「へ……?」
「精神的苦痛および睡眠妨害に対する慰謝料の請求書よ。あとでセバスチャンに払っておいて」
私は紙束をリーダーの顔面に押し付けると、くるりと背を向けた。
「セバスチャン、あとは任せるわ。二度と私の枕元に近寄らせないで」
「かしこまりました。……おい、お前たち。お嬢様のお手を煩わせた罪は重いぞ。身ぐるみ剥いで森へ帰れ」
セバスチャンが護衛騎士たちに目配せをする。
騎士たちは憐れむような目で山賊たちを取り囲んだ。
「ひ、ひぃぃぃ! 悪魔だ! あの女、悪魔だぁぁ!」
山賊たちの悲鳴を背中で聞きながら、私は馬車の中へと戻った。
クッションにダイブし、再びアイマスクを装着する。
心拍数は三十秒で平常値に戻った。
「……おやすみ……」
意識が落ちる直前、外から「ありがとうございます! 二度としません!」という絶叫が聞こえた気がしたが、夢か現か定かではない。
こうして、ささやかなトラブル(所要時間五分)は解決し、私たちは再び平和な旅路に戻った。
そしてさらに二日後。
ついに目的地である辺境の別荘が見えてきた。
「お嬢様、到着いたしました」
セバスチャンの声で、私は長く深い眠りから覚醒した。
窓の外を見ると、鬱蒼とした森の中に、古びた洋館が静かに佇んでいる。
壁には蔦が這い、庭は雑草が伸び放題だが、私にはそれが『手つかずの楽園』に見えた。
「ここが……私の安眠の地……」
私は感動に打ち震えながら、馬車を降りた。
空気は澄んでいて、鳥のさえずりしか聞こえない。
王都の喧騒も、王子の馬鹿笑いもない。
「素晴らしいわ。まずは寝室の確保ね。掃除は後回しでいいから、布団だけ干してちょうだい」
「承知いたしました。では、荷物を運び込みます」
使用人たちが慌ただしく動き出す中、私は庭を散策することにした。
久しぶりの太陽の光だ。
これからは毎日、昼まで寝て、庭でお茶をして、また昼寝をする。そんな夢のような生活が待っているのだ。
足取り軽く庭の奥へと進んでいくと、大きな樫の木の下に、何やら黒い塊があるのが見えた。
「あら? 大きな岩かしら」
近づいてみて、私は眉をひそめた。
岩ではない。
黒いマントを纏った、巨大な男が倒れていたのだ。
「……死体?」
ピクリとも動かない。
顔色は土気色で、目の下には私以上に濃いクマがある。
禍々しいオーラを放っているが、それ以上に生命力が枯渇しているように見える。
「面倒ね……。見なかったことにしようかしら」
私は回れ右をしようとした。
しかし、その男がうわ言のように何かを呟いたのが聞こえた。
「……ねむ……らせ……て……くれ……」
その切実な響きに、私は思わず足を止めてしまった。
それは、かつての私が毎日のように心の中で叫んでいた言葉と同じだったからだ。
(……同類?)
私はため息をつき、その男――後に『魔王公爵』と呼ばれることになる男、シルベスター・ナイトメアのそばにしゃがみ込んだ。
これが、私の新たな不眠の種になるとも知らずに。
耳をつんざくような急ブレーキの音とともに、私の体は前方へと放り出されそうになった。
「……むぐっ!?」
とっさに受け身を取り、クッションに顔を埋めることで衝突を回避する。
しかし、衝撃でアイマスクがずり落ち、私の至福の二度寝タイムは無惨にも中断されてしまった。
「……何事?」
私は地を這うような低い声で呟いた。
怒りではない。まだ脳が覚醒しておらず、血圧が地底を這っているだけだ。
しかし、その声を聞いた小窓の向こうのセバスチャンは、さぞかし背筋を凍らせたことだろう。
「申し訳ございません、お嬢様。少々、厄介な障害物がございまして」
「障害物? 倒木か何か?」
「いえ、言葉を喋るタイプの障害物です。俗に言う『山賊』ですね」
「ああ……そう」
私はずれたアイマスクを放り投げ、大きくあくびをした。
王都を出て三日目。
人里離れた山道に入ったのだから、そういう輩が出るのも不思議ではない。
けれど。
「よりによって、私が一番気持ちよく眠っていたタイミングで……」
許せない。
アレック王子への怒りは忘れても、睡眠を妨害する罪は万死に値する。
外からは下品な笑い声が聞こえてきた。
「おいおい、止まれってんだよ! 高級そうな馬車じゃねえか!」
「金目の物を置いていきな! 中にいる女も置いていくなら、命だけは助けてやるぜ!」
ステレオタイプな山賊のセリフだ。教科書に載せたいくらい典型的である。
「お嬢様、護衛騎士に蹴散らせますので、そのままお待ちを……」
「いいえ」
私は立ち上がり、ジャージの裾をパンパンと払った。
「私がやるわ」
「は? しかしお嬢様、今の格好は……」
「関係ないわ。私の眠りを妨げた罪、たっぷりと償ってもらうから」
私は馬車の扉を蹴破る勢いで開け放った。
外には、武器を持った薄汚い男たちが十数人、馬車を取り囲んでいた。
彼らは扉が開いた瞬間、獲物が出てきたと色めき立ったが――。
「ヒャッハー! どんな上玉が出てく……る……あ?」
私の姿を見て、山賊たちの動きが止まった。
ボサボサの銀髪。
血走った半眼(寝起き)。
そして、灰色の上下ジャージ。
貴族の令嬢が出てくると思っていた彼らは、完全に意表を突かれた顔をしている。
「な、なんだこいつ……? 浮浪者か?」
「馬車の乗っ取り犯か?」
ざわつく山賊たち。
私は馬車のステップに立ち、ゆらりと彼らを見下ろした。
「……うるさい」
一言。
それだけで、周囲の気温が五度は下がった気がした。
「あ? なんだと、このアマ……」
「うるさいと言ったのよ。静かにしなさい」
私は右手をだらりと下げたまま、魔力を練り上げる。
王家には秘密にしていたが、私の魔力量は宮廷魔導師を凌駕する。
そうでなければ、あの激務をこなしながら書類を空中に浮かせて整理したり、風魔法で洗濯物を一瞬で乾かしたりできるはずがない。
「おいおい、生意気な女だなぁ! 痛い目見ないと分からねえか!」
リーダー格らしき男が、ニヤニヤしながら剣を抜いて近づいてきた。
「お前こそ、分かっていないようね」
私は一歩、地面に降り立った。
その瞬間、私の周囲に赤黒いオーラ(※ただの不機嫌な魔力)が立ち昇る。
「私は今、機嫌が悪いの。睡眠不足で、低血圧で、おまけに空腹なのよ」
「ひっ……!?」
男がビクリと足を止めた。
私の目が、完全に据わっていたからだろう。
「いいこと? 人間には三つの欲求があるわ。食欲、性欲、睡眠欲。今の私はその全てが満たされていない猛獣も同然なの」
「な、何を言って……」
「特に睡眠欲への妨害は、我がスリープ家では重罪とされているわ。刑罰は……そうね」
私は指をパチンと鳴らした。
ズドンッ!!
「ぐわああああっ!?」
突如、山賊たちの身体が地面にめり込んだ。
私が発動したのは、広範囲重力魔法『強制土下座(グラビティ・プレス)』。
対象にかかる重力を局所的に十倍にする、対集団制圧用の魔法だ。
「重っ……!? な、なんだこれぇぇ!」
「立てねえ! 指一本動かせねえ!」
地面に這いつくばり、カエルのように潰れた山賊たちが悲鳴を上げる。
「あら、まだ声が出るのね。元気でいいことだわ」
私は冷ややかな目で見下ろしながら、あくびを噛み殺した。
「私の安眠を妨げた詫び料として、その装備と所持金、すべて置いていきなさい。ああ、あとこの先の道の石ころ掃除もお願いしたいところだけど、潰れてちゃ無理ね」
「わ、悪かった! 許してくれぇ! 金なら出す! 全部出すから!」
リーダーの男が涙目で懇願する。
さっきまでの威勢はどこへやら、完全に怯えきっている。
「……ふぁあ。分かればいいのよ、分かれば」
私は興味を失い、魔法を解除した。
ふわり、と体が軽くなり、山賊たちが安堵の息を漏らす。
だが、彼らが逃げようとするより早く、私は懐から『請求書』の束を取り出した。
「はい、これ」
「へ……?」
「精神的苦痛および睡眠妨害に対する慰謝料の請求書よ。あとでセバスチャンに払っておいて」
私は紙束をリーダーの顔面に押し付けると、くるりと背を向けた。
「セバスチャン、あとは任せるわ。二度と私の枕元に近寄らせないで」
「かしこまりました。……おい、お前たち。お嬢様のお手を煩わせた罪は重いぞ。身ぐるみ剥いで森へ帰れ」
セバスチャンが護衛騎士たちに目配せをする。
騎士たちは憐れむような目で山賊たちを取り囲んだ。
「ひ、ひぃぃぃ! 悪魔だ! あの女、悪魔だぁぁ!」
山賊たちの悲鳴を背中で聞きながら、私は馬車の中へと戻った。
クッションにダイブし、再びアイマスクを装着する。
心拍数は三十秒で平常値に戻った。
「……おやすみ……」
意識が落ちる直前、外から「ありがとうございます! 二度としません!」という絶叫が聞こえた気がしたが、夢か現か定かではない。
こうして、ささやかなトラブル(所要時間五分)は解決し、私たちは再び平和な旅路に戻った。
そしてさらに二日後。
ついに目的地である辺境の別荘が見えてきた。
「お嬢様、到着いたしました」
セバスチャンの声で、私は長く深い眠りから覚醒した。
窓の外を見ると、鬱蒼とした森の中に、古びた洋館が静かに佇んでいる。
壁には蔦が這い、庭は雑草が伸び放題だが、私にはそれが『手つかずの楽園』に見えた。
「ここが……私の安眠の地……」
私は感動に打ち震えながら、馬車を降りた。
空気は澄んでいて、鳥のさえずりしか聞こえない。
王都の喧騒も、王子の馬鹿笑いもない。
「素晴らしいわ。まずは寝室の確保ね。掃除は後回しでいいから、布団だけ干してちょうだい」
「承知いたしました。では、荷物を運び込みます」
使用人たちが慌ただしく動き出す中、私は庭を散策することにした。
久しぶりの太陽の光だ。
これからは毎日、昼まで寝て、庭でお茶をして、また昼寝をする。そんな夢のような生活が待っているのだ。
足取り軽く庭の奥へと進んでいくと、大きな樫の木の下に、何やら黒い塊があるのが見えた。
「あら? 大きな岩かしら」
近づいてみて、私は眉をひそめた。
岩ではない。
黒いマントを纏った、巨大な男が倒れていたのだ。
「……死体?」
ピクリとも動かない。
顔色は土気色で、目の下には私以上に濃いクマがある。
禍々しいオーラを放っているが、それ以上に生命力が枯渇しているように見える。
「面倒ね……。見なかったことにしようかしら」
私は回れ右をしようとした。
しかし、その男がうわ言のように何かを呟いたのが聞こえた。
「……ねむ……らせ……て……くれ……」
その切実な響きに、私は思わず足を止めてしまった。
それは、かつての私が毎日のように心の中で叫んでいた言葉と同じだったからだ。
(……同類?)
私はため息をつき、その男――後に『魔王公爵』と呼ばれることになる男、シルベスター・ナイトメアのそばにしゃがみ込んだ。
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