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「ノエル! 帰るぞ! 即刻、家に帰るんだ!」
アースガルド公爵邸の応接間。
そこに仁王立ちしているのは、私の実父、ローゼン侯爵だ。
銀縁メガネを光らせ、神経質そうに指でリズムを刻んでいる姿は、まさに「歩く生真面目」。
私の「仕事人間」としての性質は、間違いなくこの父から遺伝したものだ。
「お父様。突然押しかけてきて、挨拶もなしに帰れとは。ビジネスマンとしてマナー違反では?」
私は冷静にお茶を勧めた(父は無視した)。
「マナーなど言っていられるか! 王城からの苦情が殺到しているんだぞ! お前が王子を脅迫しただの、高額な請求書を送りつけただの、庭でヒロインごっこを採点しただの!」
「全て事実ですが、正当な業務です」
「業務!? お前は婚約破棄された身だろう! 大人しく実家で謹慎していればいいものを、なぜこんな……北の最果ての地で、公爵家に居座っているんだ!」
父は憤慨して机を叩いた。
そして、私の隣に座るルーク様を、恐る恐る、しかし非難がましい目で見やった。
「アースガルド公爵閣下。あなたもあなただ。娘はまだ未婚の娘ですぞ。それを屋敷に囲い込むなど、外聞が悪すぎる!」
「……」
ルーク様は腕を組み、不機嫌そうに沈黙している。
サングラスは外しているが、その瞳は鋭く、室温は順調に下がっている。
「閣下、娘を返していただきたい。これ以上、ローゼン家の評判を落とすわけにはいかんのです」
「……評判?」
ルーク様が口を開いた。
「彼女の評判なら、上がっているはずだ。『北の女神』とな」
「あんな眉唾な記事、誰が信じますか! どうせ閣下が裏で手を回したのでしょう!」
「事実だ」
「開き直った!?」
父は頭を抱えた。
「とにかく! ノエルは連れて帰ります。王家との関係修復のためにも、一度謝罪をさせねばならんのです!」
父が私の腕を掴もうとした、その時。
ガシッ。
ルーク様の手が、父の手首を掴み上げた。
「……触るな」
「か、閣下!?」
「彼女は帰さん」
ルーク様の声に、強烈な威圧感が宿る。
部屋の窓ガラスがガタガタと震え、花瓶の水が凍りついた。
父の顔色が青ざめる。
「ひぃっ……! ら、乱暴はおやめください! 私はただ、父親として娘の将来を案じて……!」
「将来なら、俺が保証する」
「ほ、保証だと? まさか、責任を取るとでも?」
父の目が泳ぐ。
場の空気が張り詰めた。
(おっと、これは……)
私は紅茶を飲みながら、少し期待した。
これはもしや、プロポーズの予行演習的な展開だろうか。
「娘さんをください」と言うのだろうか。
ルーク様は立ち上がり、父を見下ろした。
そして、真剣な眼差しで、私を見た。
ドクン。
心臓が跳ねる。
ルーク様が口を開く。
「……彼女は、俺にとって……なくてはならない存在だ」
おお。
言った。
父も私も、息を呑んだ。
ルーク様は続ける。
「彼女がいなくなると……俺は……俺は……!」
「閣下……!」
私は潤んだ瞳(演技ではない)で見つめ返した。
さあ、言ってください。
「愛している」と。
「君が好きなんだ」と。
ルーク様の顔が赤くなる。
口元が震える。
極度の緊張と、気恥ずかしさと、父親への対抗心が、彼の脳内で化学反応を起こした――その瞬間。
「……彼女がいないと、計算が合わないんだ!!」
「……は?」
「……え?」
時が止まった。
ルーク様は、叫び終わってから「あっ」という顔をした。
しかし、言葉は一度放たれたら戻らない。
「計算……?」
父がポカンとして繰り返す。
ルーク様は真っ赤な顔で、しかし引くに引けずに早口で捲し立てた。
「そ、そうだ! 予算の計算だ! 彼女の暗算速度は異常だ! 昨日の決算も、俺が三時間かかるところを五分で終わらせた!」
「はあ……」
「それに、彼女の赤ペンは的確だ! 無駄な経費を一瞬で見抜く! 俺の代わりに会議に出て、俺の代わりに喋ってくれる! こんな便利な……い、いや、有能な人材は他にいない!」
「……」
「だから、帰すわけにはいかん! 彼女がいなくなったら……アースガルド家の経理が破綻する!!」
ルーク様は言い切った。
そして、ハアハアと肩で息をしている。
沈黙。
長い、長い沈黙の後。
私はスッと立ち上がり、深く頭を下げた。
「……過分なご評価、痛み入ります」
私の声は、冷静だった。
いや、冷静にならざるを得なかった。
(なんだ。……そういうことか)
胸の奥で、小さな泡が弾けるように、何かがシュンと萎んでいくのを感じた。
期待した私が馬鹿だったのだ。
この人は、恋愛感情で私を求めているのではない。
「有能な事務官」として。
「便利な通訳」として。
「経理担当」として、求めているだけなのだ。
まあ、それはそれで光栄なことだ。
仕事人間として、これ以上の賛辞はない。
「お父様。聞きましたか?」
私は父に向き直った。
「私は今、公爵家にとって『替えの利かない歯車』として機能しているのです。これを放棄して帰れというのは、職業倫理に反します」
「う、うむ……」
父は、なぜか納得したような顔をしていた。
「なるほど、計算か。……色恋沙汰で囲っているのかと思えば、ヘッドハンティングだったわけか」
「はい、その通りです。純粋な労働契約です」
「……そうか。それなら話は別だ」
父の表情から、険しさが消えた。
「ローゼン家の人間として、仕事を途中で投げ出すことは許されん。……公爵閣下がそこまでおっしゃるなら、期待に応えなさい」
「はい。全力を尽くします」
「ただし! 未婚の男女が一つ屋根の下だ。間違いが起きないよう、節度を守ること! いいね?」
「ご心配なく。計算機と恋に落ちる人間はいませんから」
私は自嘲気味に笑った。
父は「よし」と頷き、ルーク様に一礼した。
「閣下。娘をよろしくお願いします。……少々気が強く、目つきが悪いですが、仕事だけはできますので」
「あ、ああ……」
ルーク様は、なぜか絶望的な顔をして立ち尽くしていた。
「では、私はこれで。……王城には『娘は北の地で、激務により帰宅不能』と伝えておきます」
父は嵐のように去っていった。
***
応接間に、私とルーク様だけが残された。
重苦しい沈黙。
ルーク様が、恐る恐る私を見る。
「……ノエル」
「はい、閣下。午後の業務に戻りましょうか」
私は手元のメモ帳を開いた。
「次の予定は、南地区の治水工事の見積もり精査ですね。……私の『計算能力』をフル活用して差し上げます」
「ち、違う!」
ルーク様が叫んだ。
「さっきのは……言葉の綾だ! 俺が言いたかったのは、そういう意味じゃなくて……!」
「わかっていますよ」
私はニッコリと、ビジネスライクな笑みを向けた。
「気を使わないでください。私、自分の価値は正しく理解しているつもりです。愛だの恋だのという不確定なものより、『能力給』の方が信用できますし」
「……」
「では、執務室でお待ちしております。……ボス」
私は一礼し、踵を返した。
背後で、ルーク様が「ちくしょう!」と叫び、机に突っ伏す音が聞こえた。
「俺の馬鹿! 口が! 口が腐ってる!」
「なぜそこで『好きだ』と言えないんだ! 『計算』ってなんだ! そろばんか俺は!」
「あああ、ノエルの目が……完全に『仕事モード』の目になってしまった……!」
ルーク様の嘆きは、私の耳には届かないことにしておいた。
だって、聞いてしまったら。
私が、勘違いしてしまいそうだから。
(……馬鹿ね、私)
廊下を歩きながら、私は胸元をギュッと掴んだ。
少しだけ、チクリと痛む。
計算が合わないと言われただけなのに。
必要とされていることは確かなのに。
なぜ、こんなにガッカリしているのだろう。
「……糖分が足りないのよ、きっと」
私は自分に言い聞かせ、厨房へ向かうことにした。
ヤケ食いだ。
今日は、プリンを五個食べてやる。
そう決意した私の背中を、窓の外から見ていた人物たちがいた。
公爵家の側近たちだ。
「……見ましたか?」
「ああ。閣下、盛大に自爆しましたね」
「『計算が合わない』は、プロポーズの言葉としては最悪の部類です」
「どうします?」
「……援護射撃が必要です」
「そうですね。このままでは、お二人が『優秀な上司と部下』で終わってしまいます」
側近たちは顔を見合わせ、ニヤリと笑った。
「発動しますか。……『吊り橋効果作戦』を」
「御意」
こうして、私たちのすれ違いを修復するべく(あるいは面白がるべく)、公爵家総出の「お節介」が始まろうとしていた。
勘違いしたままの私と、死にたいほど後悔しているルーク様。
二人の距離が縮まるのか、それとも物理的に縮まるのか。
それは、「舞踏会」で明らかになる――。
アースガルド公爵邸の応接間。
そこに仁王立ちしているのは、私の実父、ローゼン侯爵だ。
銀縁メガネを光らせ、神経質そうに指でリズムを刻んでいる姿は、まさに「歩く生真面目」。
私の「仕事人間」としての性質は、間違いなくこの父から遺伝したものだ。
「お父様。突然押しかけてきて、挨拶もなしに帰れとは。ビジネスマンとしてマナー違反では?」
私は冷静にお茶を勧めた(父は無視した)。
「マナーなど言っていられるか! 王城からの苦情が殺到しているんだぞ! お前が王子を脅迫しただの、高額な請求書を送りつけただの、庭でヒロインごっこを採点しただの!」
「全て事実ですが、正当な業務です」
「業務!? お前は婚約破棄された身だろう! 大人しく実家で謹慎していればいいものを、なぜこんな……北の最果ての地で、公爵家に居座っているんだ!」
父は憤慨して机を叩いた。
そして、私の隣に座るルーク様を、恐る恐る、しかし非難がましい目で見やった。
「アースガルド公爵閣下。あなたもあなただ。娘はまだ未婚の娘ですぞ。それを屋敷に囲い込むなど、外聞が悪すぎる!」
「……」
ルーク様は腕を組み、不機嫌そうに沈黙している。
サングラスは外しているが、その瞳は鋭く、室温は順調に下がっている。
「閣下、娘を返していただきたい。これ以上、ローゼン家の評判を落とすわけにはいかんのです」
「……評判?」
ルーク様が口を開いた。
「彼女の評判なら、上がっているはずだ。『北の女神』とな」
「あんな眉唾な記事、誰が信じますか! どうせ閣下が裏で手を回したのでしょう!」
「事実だ」
「開き直った!?」
父は頭を抱えた。
「とにかく! ノエルは連れて帰ります。王家との関係修復のためにも、一度謝罪をさせねばならんのです!」
父が私の腕を掴もうとした、その時。
ガシッ。
ルーク様の手が、父の手首を掴み上げた。
「……触るな」
「か、閣下!?」
「彼女は帰さん」
ルーク様の声に、強烈な威圧感が宿る。
部屋の窓ガラスがガタガタと震え、花瓶の水が凍りついた。
父の顔色が青ざめる。
「ひぃっ……! ら、乱暴はおやめください! 私はただ、父親として娘の将来を案じて……!」
「将来なら、俺が保証する」
「ほ、保証だと? まさか、責任を取るとでも?」
父の目が泳ぐ。
場の空気が張り詰めた。
(おっと、これは……)
私は紅茶を飲みながら、少し期待した。
これはもしや、プロポーズの予行演習的な展開だろうか。
「娘さんをください」と言うのだろうか。
ルーク様は立ち上がり、父を見下ろした。
そして、真剣な眼差しで、私を見た。
ドクン。
心臓が跳ねる。
ルーク様が口を開く。
「……彼女は、俺にとって……なくてはならない存在だ」
おお。
言った。
父も私も、息を呑んだ。
ルーク様は続ける。
「彼女がいなくなると……俺は……俺は……!」
「閣下……!」
私は潤んだ瞳(演技ではない)で見つめ返した。
さあ、言ってください。
「愛している」と。
「君が好きなんだ」と。
ルーク様の顔が赤くなる。
口元が震える。
極度の緊張と、気恥ずかしさと、父親への対抗心が、彼の脳内で化学反応を起こした――その瞬間。
「……彼女がいないと、計算が合わないんだ!!」
「……は?」
「……え?」
時が止まった。
ルーク様は、叫び終わってから「あっ」という顔をした。
しかし、言葉は一度放たれたら戻らない。
「計算……?」
父がポカンとして繰り返す。
ルーク様は真っ赤な顔で、しかし引くに引けずに早口で捲し立てた。
「そ、そうだ! 予算の計算だ! 彼女の暗算速度は異常だ! 昨日の決算も、俺が三時間かかるところを五分で終わらせた!」
「はあ……」
「それに、彼女の赤ペンは的確だ! 無駄な経費を一瞬で見抜く! 俺の代わりに会議に出て、俺の代わりに喋ってくれる! こんな便利な……い、いや、有能な人材は他にいない!」
「……」
「だから、帰すわけにはいかん! 彼女がいなくなったら……アースガルド家の経理が破綻する!!」
ルーク様は言い切った。
そして、ハアハアと肩で息をしている。
沈黙。
長い、長い沈黙の後。
私はスッと立ち上がり、深く頭を下げた。
「……過分なご評価、痛み入ります」
私の声は、冷静だった。
いや、冷静にならざるを得なかった。
(なんだ。……そういうことか)
胸の奥で、小さな泡が弾けるように、何かがシュンと萎んでいくのを感じた。
期待した私が馬鹿だったのだ。
この人は、恋愛感情で私を求めているのではない。
「有能な事務官」として。
「便利な通訳」として。
「経理担当」として、求めているだけなのだ。
まあ、それはそれで光栄なことだ。
仕事人間として、これ以上の賛辞はない。
「お父様。聞きましたか?」
私は父に向き直った。
「私は今、公爵家にとって『替えの利かない歯車』として機能しているのです。これを放棄して帰れというのは、職業倫理に反します」
「う、うむ……」
父は、なぜか納得したような顔をしていた。
「なるほど、計算か。……色恋沙汰で囲っているのかと思えば、ヘッドハンティングだったわけか」
「はい、その通りです。純粋な労働契約です」
「……そうか。それなら話は別だ」
父の表情から、険しさが消えた。
「ローゼン家の人間として、仕事を途中で投げ出すことは許されん。……公爵閣下がそこまでおっしゃるなら、期待に応えなさい」
「はい。全力を尽くします」
「ただし! 未婚の男女が一つ屋根の下だ。間違いが起きないよう、節度を守ること! いいね?」
「ご心配なく。計算機と恋に落ちる人間はいませんから」
私は自嘲気味に笑った。
父は「よし」と頷き、ルーク様に一礼した。
「閣下。娘をよろしくお願いします。……少々気が強く、目つきが悪いですが、仕事だけはできますので」
「あ、ああ……」
ルーク様は、なぜか絶望的な顔をして立ち尽くしていた。
「では、私はこれで。……王城には『娘は北の地で、激務により帰宅不能』と伝えておきます」
父は嵐のように去っていった。
***
応接間に、私とルーク様だけが残された。
重苦しい沈黙。
ルーク様が、恐る恐る私を見る。
「……ノエル」
「はい、閣下。午後の業務に戻りましょうか」
私は手元のメモ帳を開いた。
「次の予定は、南地区の治水工事の見積もり精査ですね。……私の『計算能力』をフル活用して差し上げます」
「ち、違う!」
ルーク様が叫んだ。
「さっきのは……言葉の綾だ! 俺が言いたかったのは、そういう意味じゃなくて……!」
「わかっていますよ」
私はニッコリと、ビジネスライクな笑みを向けた。
「気を使わないでください。私、自分の価値は正しく理解しているつもりです。愛だの恋だのという不確定なものより、『能力給』の方が信用できますし」
「……」
「では、執務室でお待ちしております。……ボス」
私は一礼し、踵を返した。
背後で、ルーク様が「ちくしょう!」と叫び、机に突っ伏す音が聞こえた。
「俺の馬鹿! 口が! 口が腐ってる!」
「なぜそこで『好きだ』と言えないんだ! 『計算』ってなんだ! そろばんか俺は!」
「あああ、ノエルの目が……完全に『仕事モード』の目になってしまった……!」
ルーク様の嘆きは、私の耳には届かないことにしておいた。
だって、聞いてしまったら。
私が、勘違いしてしまいそうだから。
(……馬鹿ね、私)
廊下を歩きながら、私は胸元をギュッと掴んだ。
少しだけ、チクリと痛む。
計算が合わないと言われただけなのに。
必要とされていることは確かなのに。
なぜ、こんなにガッカリしているのだろう。
「……糖分が足りないのよ、きっと」
私は自分に言い聞かせ、厨房へ向かうことにした。
ヤケ食いだ。
今日は、プリンを五個食べてやる。
そう決意した私の背中を、窓の外から見ていた人物たちがいた。
公爵家の側近たちだ。
「……見ましたか?」
「ああ。閣下、盛大に自爆しましたね」
「『計算が合わない』は、プロポーズの言葉としては最悪の部類です」
「どうします?」
「……援護射撃が必要です」
「そうですね。このままでは、お二人が『優秀な上司と部下』で終わってしまいます」
側近たちは顔を見合わせ、ニヤリと笑った。
「発動しますか。……『吊り橋効果作戦』を」
「御意」
こうして、私たちのすれ違いを修復するべく(あるいは面白がるべく)、公爵家総出の「お節介」が始まろうとしていた。
勘違いしたままの私と、死にたいほど後悔しているルーク様。
二人の距離が縮まるのか、それとも物理的に縮まるのか。
それは、「舞踏会」で明らかになる――。
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