18 / 28
18
しおりを挟む
王都の別邸にて。
決戦の夜が来た。
私は鏡の前に立っていた。
そこに映っているのは、いつもの「目つきの悪い地味な事務官」ではなかった。
「……ほう」
私は感心したように声を漏らした。
深い夜空のようなミッドナイトブルーのドレス。
散りばめられたダイヤモンドは、照明を反射して星屑のように瞬いている。
背中は大胆に開いているが、透け感のあるショールが絶妙に肌を隠し、逆に想像力を掻き立てる(らしい)。
髪は複雑に編み込まれ、銀の髪飾りが清楚さを演出している。
メイクは職人技だ。私の鋭い目つきを、「ミステリアスな切れ長」へと昇華させている。
「……戦闘準備完了、といったところね」
私は冷静に分析した。
「違います! 『絶世の美女誕生』です!」
背後で、泣きながら仕上げのスプレーをかけているメイド長が叫んだ。
「見てください、この輝き! これなら王都の令嬢たちを駆逐できます! 物理攻撃力はありませんが、精神攻撃力(魅力)はカンストしています!」
「ふむ。防御力は低そうですが、回避率は高そうですね」
私は裾を翻してみた。軽やかだ。これなら緊急時に走って逃げることも可能だろう。
「ノエル様……どうか、今日は『計算』や『コスト』の話は封印してくださいね」
「善処します。ですが、見積もりの依頼が来たら対応しますよ」
「来ません! 来るのはダンスの申し込みだけです!」
メイド長に背中を押され、私は部屋を出た。
***
一階のホール。
そこでは、タキシードに身を包んだルーク様が待っていた。
いつもの黒いコートではない。
王家の夜会にふさわしい、白を基調とした礼服だ。
銀髪をオールバックにし、その整いすぎた容貌が露わになっている。
(……悔しいけれど、絵になるわね)
私は階段を降りながら、客観的に評価した。
黙っていれば、彼は間違いなく国一番の美形だ。
黙っていれば、だが。
「……お待たせいたしました、閣下」
私は階段の踊り場で足を止め、一礼した。
ルーク様が顔を上げる。
私を見る。
その瞳が、極限まで見開かれた。
「……」
「……」
沈黙。
ルーク様は彫像のように固まり、息をするのも忘れているようだ。
(……おかしいかしら?)
やはり、私がこんな煌びやかな格好をするのは、身の丈に合わないのだろうか。
それとも、目つきの悪さがドレスと喧嘩しているのか。
不安になりかけた、その時。
「ぐっ……!!」
ルーク様が突然、右手で顔を覆い、膝をついた。
「か、閣下!?」
私は慌てて階段を駆け下りた。
「どうされました!? 発作ですか!? セバスさん、救護班を!」
「ち、違う……!」
ルーク様は呻くように言った。
「め、目が……! 目がぁぁぁ……!」
「目が? ゴミでも入りましたか?」
「焼ける……! 網膜が焼ける……!」
ルーク様は震える指で私を指差した。
「眩しすぎる……! なんだその光は……! お前は太陽か……!? いや、超新星爆発か……!?」
「……」
私は冷静に自分のドレスを見た。
「ダイヤの反射率が高すぎるようですね。照明の角度を調整しましょうか」
「物理的な光じゃない! オーラだ! 尊さという名の暴力だ!」
ルーク様は顔を覆ったまま、懐をごそごそと探った。
そして、取り出したのは――漆黒のサングラス。
シャキーン。
彼はそれを装着した。
「……ふぅ」
ルーク様が息を吐く。
「これで……ようやく直視できる」
サングラス越しに、ルーク様が私を見た。
その姿は、完全に「不審者」だった。
白のタキシードに、黒のサングラス。
夜の舞踏会に、マフィアのボスが現れたようにしか見えない。
「閣下。……その格好で会場へ行くおつもりですか?」
「仕方ないだろう。……裸眼でお前を見たら、俺の理性が蒸発する」
「意味がわかりませんが、威圧感が三割増しです」
私はため息をついた。
まあいい。この「コワモテ」と一緒なら、余計な男も寄ってこないだろう。
ボディーガードとしては優秀だ。
「では、参りましょうか。……ボス」
「誰がボスだ」
ルーク様は立ち上がり、私の手を取った。
その手は少し震えていて、そして熱かった。
***
王城への馬車の中。
私たちは向かい合って座っていた。
ルーク様はサングラスをかけたまま、腕を組んで黙り込んでいる。
私は手元のメモ帳(ドレスの隠しポケットに入れてきた)を取り出し、最終チェックを行っていた。
「……ノエル」
「はい」
「……その、なんだ」
ルーク様が口ごもる。
「……似合っている」
「ありがとうございます。生地の質が良いですからね」
「……そうじゃなくて」
ルーク様が頭を抱える。
「中身だ。……お前が、綺麗だと言っているんだ」
「!」
私はペンを止めた。
心臓が少しだけ、早鐘を打つ。
(……お世辞でも、嬉しいものね)
だが、私はすぐに「計算機モード」を再起動した。
ここで舞い上がってはいけない。
これは、ビジネスパートナーとしてのモチベーション管理の一環だ。
「恐れ入ります。……公爵家の装飾品(オーナメント)として、恥ずかしくない品質を維持できているようで何よりです」
「……オーナメント」
「はい。今夜の私の役割は、閣下の隣で微笑み、閣下の権威を高めること。……いわば、高級なトロフィーです」
私はニッコリと笑った。
「ご安心ください。磨き上げてきましたので、どんな角度から見られても輝いて見せますよ」
「……違う」
ルーク様が呻く。
「俺は、お前をトロフィー扱いなんて……」
「では、なんです?」
「……俺の、その……」
「計算機、でしたよね?」
「ぐふっ!」
ルーク様がまた撃沈した。
「もういい……何も言うな……俺が悪いんだ……」
ルーク様は窓の外を向いてしまった。
その耳が真っ赤なのを見て、私は少しだけ罪悪感を覚えた。
いじめすぎただろうか。
でも、この距離感が一番安全なのだ。
傷つかないための、防衛線。
***
王城に到着した。
会場となる大広間の前には、すでに多くの貴族たちが集まっていた。
「おい、あれを見ろ……アースガルド公爵の馬車だ」
「北の魔王が来たぞ……」
「噂の令嬢も一緒か?」
ざわめきが広がる。
従僕が馬車の扉を開ける。
まず降り立ったのは、ルーク様だ。
白のタキシードに、サングラス。
その姿を見た瞬間、周囲の貴族たちが「ヒッ」と息を呑んで道を空けた。
「ま、マフィアだ……」
「抗争か? カチコミか?」
「サングラスが怖すぎる……目が合ったら石にされるぞ」
ルーク様は周囲の反応など意に介さず、馬車の中に手を差し伸べた。
「……おいで、ノエル」
「はい、閣下」
私はその手を取り、優雅に降り立った。
その瞬間。
会場の空気が一変した。
「……っ!」
「なんだ、あの美女は……!?」
「あれが……悪役令嬢ノエルか?」
「いや、噂と違うぞ! 女神じゃないか!」
「アースガルド公爵とお似合いすぎる……まるで『美女と野獣(マフィア)』だ……」
感嘆のため息と、好奇の視線が突き刺さる。
私は背筋を伸ばし、完璧な微笑みを浮かべた。
(……視線、約三百。好意的なもの六割、嫉妬三割、恐怖一割)
私は瞬時に分析した。
ルーク様が、私の腰に手を回す。
「……離れるなよ」
サングラス越しに、低い声が囁く。
「迷子になるからな」
「子供扱いしないでください」
「違う。……狼どもが狙っている」
ルーク様が周囲を威圧するように見回すと、視線を送ってきていた男たちが一斉に目を逸らした。
「……行くぞ」
「御意」
私たちは赤絨毯の上を歩き出した。
その姿は、まさに今夜の主役だった。
だが、私たちはまだ知らなかった。
この先に待ち受けているのが、単なるダンスパーティーではなく、元婚約者と新たな敵による「公開処刑」の舞台であることを。
大広間の扉が開く。
煌びやかなシャンデリアの下、壇上で待ち構えていたのは、顔を真っ赤にして怒り狂っているクレイス殿下と、その隣でニヤニヤと笑う、見知らぬ男の姿だった。
「……あれは?」
私が小声で尋ねる。
ルーク様がサングラスを少しずらし、凶悪な目でその男を睨んだ。
「……財務大臣の息子、ギルバートだ」
「ほう。……金持ちですね」
「性格は最悪だがな」
新たなトラブルの予感。
私の「計算機」が、警報を鳴らし始めた。
決戦の夜が来た。
私は鏡の前に立っていた。
そこに映っているのは、いつもの「目つきの悪い地味な事務官」ではなかった。
「……ほう」
私は感心したように声を漏らした。
深い夜空のようなミッドナイトブルーのドレス。
散りばめられたダイヤモンドは、照明を反射して星屑のように瞬いている。
背中は大胆に開いているが、透け感のあるショールが絶妙に肌を隠し、逆に想像力を掻き立てる(らしい)。
髪は複雑に編み込まれ、銀の髪飾りが清楚さを演出している。
メイクは職人技だ。私の鋭い目つきを、「ミステリアスな切れ長」へと昇華させている。
「……戦闘準備完了、といったところね」
私は冷静に分析した。
「違います! 『絶世の美女誕生』です!」
背後で、泣きながら仕上げのスプレーをかけているメイド長が叫んだ。
「見てください、この輝き! これなら王都の令嬢たちを駆逐できます! 物理攻撃力はありませんが、精神攻撃力(魅力)はカンストしています!」
「ふむ。防御力は低そうですが、回避率は高そうですね」
私は裾を翻してみた。軽やかだ。これなら緊急時に走って逃げることも可能だろう。
「ノエル様……どうか、今日は『計算』や『コスト』の話は封印してくださいね」
「善処します。ですが、見積もりの依頼が来たら対応しますよ」
「来ません! 来るのはダンスの申し込みだけです!」
メイド長に背中を押され、私は部屋を出た。
***
一階のホール。
そこでは、タキシードに身を包んだルーク様が待っていた。
いつもの黒いコートではない。
王家の夜会にふさわしい、白を基調とした礼服だ。
銀髪をオールバックにし、その整いすぎた容貌が露わになっている。
(……悔しいけれど、絵になるわね)
私は階段を降りながら、客観的に評価した。
黙っていれば、彼は間違いなく国一番の美形だ。
黙っていれば、だが。
「……お待たせいたしました、閣下」
私は階段の踊り場で足を止め、一礼した。
ルーク様が顔を上げる。
私を見る。
その瞳が、極限まで見開かれた。
「……」
「……」
沈黙。
ルーク様は彫像のように固まり、息をするのも忘れているようだ。
(……おかしいかしら?)
やはり、私がこんな煌びやかな格好をするのは、身の丈に合わないのだろうか。
それとも、目つきの悪さがドレスと喧嘩しているのか。
不安になりかけた、その時。
「ぐっ……!!」
ルーク様が突然、右手で顔を覆い、膝をついた。
「か、閣下!?」
私は慌てて階段を駆け下りた。
「どうされました!? 発作ですか!? セバスさん、救護班を!」
「ち、違う……!」
ルーク様は呻くように言った。
「め、目が……! 目がぁぁぁ……!」
「目が? ゴミでも入りましたか?」
「焼ける……! 網膜が焼ける……!」
ルーク様は震える指で私を指差した。
「眩しすぎる……! なんだその光は……! お前は太陽か……!? いや、超新星爆発か……!?」
「……」
私は冷静に自分のドレスを見た。
「ダイヤの反射率が高すぎるようですね。照明の角度を調整しましょうか」
「物理的な光じゃない! オーラだ! 尊さという名の暴力だ!」
ルーク様は顔を覆ったまま、懐をごそごそと探った。
そして、取り出したのは――漆黒のサングラス。
シャキーン。
彼はそれを装着した。
「……ふぅ」
ルーク様が息を吐く。
「これで……ようやく直視できる」
サングラス越しに、ルーク様が私を見た。
その姿は、完全に「不審者」だった。
白のタキシードに、黒のサングラス。
夜の舞踏会に、マフィアのボスが現れたようにしか見えない。
「閣下。……その格好で会場へ行くおつもりですか?」
「仕方ないだろう。……裸眼でお前を見たら、俺の理性が蒸発する」
「意味がわかりませんが、威圧感が三割増しです」
私はため息をついた。
まあいい。この「コワモテ」と一緒なら、余計な男も寄ってこないだろう。
ボディーガードとしては優秀だ。
「では、参りましょうか。……ボス」
「誰がボスだ」
ルーク様は立ち上がり、私の手を取った。
その手は少し震えていて、そして熱かった。
***
王城への馬車の中。
私たちは向かい合って座っていた。
ルーク様はサングラスをかけたまま、腕を組んで黙り込んでいる。
私は手元のメモ帳(ドレスの隠しポケットに入れてきた)を取り出し、最終チェックを行っていた。
「……ノエル」
「はい」
「……その、なんだ」
ルーク様が口ごもる。
「……似合っている」
「ありがとうございます。生地の質が良いですからね」
「……そうじゃなくて」
ルーク様が頭を抱える。
「中身だ。……お前が、綺麗だと言っているんだ」
「!」
私はペンを止めた。
心臓が少しだけ、早鐘を打つ。
(……お世辞でも、嬉しいものね)
だが、私はすぐに「計算機モード」を再起動した。
ここで舞い上がってはいけない。
これは、ビジネスパートナーとしてのモチベーション管理の一環だ。
「恐れ入ります。……公爵家の装飾品(オーナメント)として、恥ずかしくない品質を維持できているようで何よりです」
「……オーナメント」
「はい。今夜の私の役割は、閣下の隣で微笑み、閣下の権威を高めること。……いわば、高級なトロフィーです」
私はニッコリと笑った。
「ご安心ください。磨き上げてきましたので、どんな角度から見られても輝いて見せますよ」
「……違う」
ルーク様が呻く。
「俺は、お前をトロフィー扱いなんて……」
「では、なんです?」
「……俺の、その……」
「計算機、でしたよね?」
「ぐふっ!」
ルーク様がまた撃沈した。
「もういい……何も言うな……俺が悪いんだ……」
ルーク様は窓の外を向いてしまった。
その耳が真っ赤なのを見て、私は少しだけ罪悪感を覚えた。
いじめすぎただろうか。
でも、この距離感が一番安全なのだ。
傷つかないための、防衛線。
***
王城に到着した。
会場となる大広間の前には、すでに多くの貴族たちが集まっていた。
「おい、あれを見ろ……アースガルド公爵の馬車だ」
「北の魔王が来たぞ……」
「噂の令嬢も一緒か?」
ざわめきが広がる。
従僕が馬車の扉を開ける。
まず降り立ったのは、ルーク様だ。
白のタキシードに、サングラス。
その姿を見た瞬間、周囲の貴族たちが「ヒッ」と息を呑んで道を空けた。
「ま、マフィアだ……」
「抗争か? カチコミか?」
「サングラスが怖すぎる……目が合ったら石にされるぞ」
ルーク様は周囲の反応など意に介さず、馬車の中に手を差し伸べた。
「……おいで、ノエル」
「はい、閣下」
私はその手を取り、優雅に降り立った。
その瞬間。
会場の空気が一変した。
「……っ!」
「なんだ、あの美女は……!?」
「あれが……悪役令嬢ノエルか?」
「いや、噂と違うぞ! 女神じゃないか!」
「アースガルド公爵とお似合いすぎる……まるで『美女と野獣(マフィア)』だ……」
感嘆のため息と、好奇の視線が突き刺さる。
私は背筋を伸ばし、完璧な微笑みを浮かべた。
(……視線、約三百。好意的なもの六割、嫉妬三割、恐怖一割)
私は瞬時に分析した。
ルーク様が、私の腰に手を回す。
「……離れるなよ」
サングラス越しに、低い声が囁く。
「迷子になるからな」
「子供扱いしないでください」
「違う。……狼どもが狙っている」
ルーク様が周囲を威圧するように見回すと、視線を送ってきていた男たちが一斉に目を逸らした。
「……行くぞ」
「御意」
私たちは赤絨毯の上を歩き出した。
その姿は、まさに今夜の主役だった。
だが、私たちはまだ知らなかった。
この先に待ち受けているのが、単なるダンスパーティーではなく、元婚約者と新たな敵による「公開処刑」の舞台であることを。
大広間の扉が開く。
煌びやかなシャンデリアの下、壇上で待ち構えていたのは、顔を真っ赤にして怒り狂っているクレイス殿下と、その隣でニヤニヤと笑う、見知らぬ男の姿だった。
「……あれは?」
私が小声で尋ねる。
ルーク様がサングラスを少しずらし、凶悪な目でその男を睨んだ。
「……財務大臣の息子、ギルバートだ」
「ほう。……金持ちですね」
「性格は最悪だがな」
新たなトラブルの予感。
私の「計算機」が、警報を鳴らし始めた。
45
あなたにおすすめの小説
婚約破棄される前に、帰らせていただきます!
パリパリかぷちーの
恋愛
ある日、マリス王国の侯爵令嬢クロナは、王子が男爵令嬢リリィと密会し、自分を「可愛げのない女」と罵り、卒業パーティーで「婚約破棄」を言い渡そうと画策している現場を目撃してしまう。
普通なら嘆き悲しむ場面だが、クロナの反応は違った。
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
悪役令嬢は推し活中〜殿下。貴方には興味がございませんのでご自由に〜
みおな
恋愛
公爵家令嬢のルーナ・フィオレンサは、輝く銀色の髪に、夜空に浮かぶ月のような金色を帯びた銀の瞳をした美しい少女だ。
当然のことながら王族との婚約が打診されるが、ルーナは首を縦に振らない。
どうやら彼女には、別に想い人がいるようで・・・
逆行した悪女は婚約破棄を待ち望む~他の令嬢に夢中だったはずの婚約者の距離感がおかしいのですか!?
魚谷
恋愛
目が覚めると公爵令嬢オリヴィエは学生時代に逆行していた。
彼女は婚約者である王太子カリストに近づく伯爵令嬢ミリエルを妬み、毒殺を図るも失敗。
国外追放の系に処された。
そこで老商人に拾われ、世界中を見て回り、いかにそれまで自分の世界が狭かったのかを痛感する。
新しい人生がこのまま謳歌しようと思いきや、偶然滞在していた某国の動乱に巻き込まれて命を落としてしまう。
しかし次の瞬間、まるで夢から目覚めるように、オリヴィエは5年前──ミリエルの毒殺を図った学生時代まで時を遡っていた。
夢ではないことを確信したオリヴィエはやり直しを決意する。
ミリエルはもちろん、王太子カリストとも距離を取り、静かに生きる。
そして学校を卒業したら大陸中を巡る!
そう胸に誓ったのも束の間、次々と押し寄せる問題に回帰前に習得した知識で対応していたら、
鬼のように恐ろしかったはずの王妃に気に入られ、回帰前はオリヴィエを疎ましく思っていたはずのカリストが少しずつ距離をつめてきて……?
「君を愛している」
一体なにがどうなってるの!?
2度目の人生は好きにやらせていただきます
みおな
恋愛
公爵令嬢アリスティアは、婚約者であるエリックに学園の卒業パーティーで冤罪で婚約破棄を言い渡され、そのまま処刑された。
そして目覚めた時、アリスティアは学園入学前に戻っていた。
今度こそは幸せになりたいと、アリスティアは婚約回避を目指すことにする。
いいえ、ただ私は婚約破棄されたいだけなんです!
鏡おもち
恋愛
伯爵令嬢ロニエ・エヴァンズには、ささやかな野望があった。それは、ハイスペックすぎて重すぎる愛を持つ婚約者、第一王子アレンから「婚約破棄」を突きつけられ、実家の離れで一生ダラダラと昼寝をして過ごすこと。
ロニエは学園入学を機に、あの手この手で「嫌われる努力」を開始する。
婚約破棄、承りました!悪役令嬢は面倒なので認めます。
パリパリかぷちーの
恋愛
「ミイーシヤ! 貴様との婚約を破棄する!」
王城の夜会で、バカ王子アレクセイから婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢ミイーシヤ。
周囲は彼女が泣き崩れると思ったが――彼女は「承知いたしました(ガッツポーズ)」と即答!
冤罪で家が滅んだ公爵令嬢リースは婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
山田 バルス
恋愛
婚約破棄された上に、学院の下働きにされた後、追放されて野垂れ死からの前世の記憶を取り戻して復讐する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる