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第1.5話 ヘッポコ・エイト2世 VS チュッパ&チャップス
チュッパ&チャップスかく語りき番外編
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チュッパ&チャップスは、とある国のとある家に住んでいて(念を押すけど、どこの?なんて?って聞かれても僕は絶対に教えないから、聞くだけヤボだよ)、僕は本を書くために何度もインタビューに訪れた。
インタビューもあらかた済んだある日、たらふくビールを飲んでごきげんなチュッパに、僕がず~っと聞きたかった質問をしてみた。
「ねえ、チュッパさん。実際のところチュッパ&チャップスとヘッポコ・エイト2世なら、どっちの方が泥棒の腕は上ですか?」
チュッパは酔っ払って眠そうな目を細めながら
「実はな、わしらはヘッポコ・エイト2世に泥棒バトルを挑んだことがあるんじゃよ」
そんなこと初めて聞いたから、僕はビックリ
『チュッパかく語りき』
あれは、わしらが引退する少し前のことじゃ。
最近じゃぁヘッポコ・エイト2世って若僧が他の泥棒を押しのけて、ずいぶん名前を売っているってウワサを聞いたんじゃ。
わしらも泥棒たちのあいだじゃあ『チュッパ&チャップスここにあり!』とまあ言われた泥棒だったから、ひよっこに泥棒バトルを挑んで鼻をあかしてやろうと考えた。
早速、わしとチャップスはヘッポコ・エイト2世が住む家を調べて下見に行ったんじゃが、その屋敷の大きさにまず度肝を抜かされた。
屋敷の外を囲った壁は刑務所みたいに高かったし、まだ朝で明るいというのに道の向こうまで壁は続いて終わりが見えない。
わしらは壁の向こうが気になって、なんとかよじ登ってのぞいてみたが校庭みたいにだだっ広い芝生の庭が広がっておってな。
庭の中には、たくさんの防犯センサーがはりめぐらせてあって、見たこともない警備ロボットが守っておった。わしも発明家の端くれじゃから、その警備ロボットに興味が湧いてな、まだ外は明るかったが近くで見てみたくなったんじゃ。
もちろん入っちゃダメだとわかっていたが、どもうムズムズ我慢ができん、イヤがるチャップスを連れて塀のなかへと降りてみた。
インタビューもあらかた済んだある日、たらふくビールを飲んでごきげんなチュッパに、僕がず~っと聞きたかった質問をしてみた。
「ねえ、チュッパさん。実際のところチュッパ&チャップスとヘッポコ・エイト2世なら、どっちの方が泥棒の腕は上ですか?」
チュッパは酔っ払って眠そうな目を細めながら
「実はな、わしらはヘッポコ・エイト2世に泥棒バトルを挑んだことがあるんじゃよ」
そんなこと初めて聞いたから、僕はビックリ
『チュッパかく語りき』
あれは、わしらが引退する少し前のことじゃ。
最近じゃぁヘッポコ・エイト2世って若僧が他の泥棒を押しのけて、ずいぶん名前を売っているってウワサを聞いたんじゃ。
わしらも泥棒たちのあいだじゃあ『チュッパ&チャップスここにあり!』とまあ言われた泥棒だったから、ひよっこに泥棒バトルを挑んで鼻をあかしてやろうと考えた。
早速、わしとチャップスはヘッポコ・エイト2世が住む家を調べて下見に行ったんじゃが、その屋敷の大きさにまず度肝を抜かされた。
屋敷の外を囲った壁は刑務所みたいに高かったし、まだ朝で明るいというのに道の向こうまで壁は続いて終わりが見えない。
わしらは壁の向こうが気になって、なんとかよじ登ってのぞいてみたが校庭みたいにだだっ広い芝生の庭が広がっておってな。
庭の中には、たくさんの防犯センサーがはりめぐらせてあって、見たこともない警備ロボットが守っておった。わしも発明家の端くれじゃから、その警備ロボットに興味が湧いてな、まだ外は明るかったが近くで見てみたくなったんじゃ。
もちろん入っちゃダメだとわかっていたが、どもうムズムズ我慢ができん、イヤがるチャップスを連れて塀のなかへと降りてみた。
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