2 / 2
♡サウナでも
しおりを挟む
スーパー銭湯のサウナ室。
いつもなら他の客も出入りしているはずなのに、今日は不思議なほど人がいない。
熱気と蒸気だけが充満する中、木製のベンチに座っているのは男と――その足元に膝をついた俺だけだった。
俺の顔は汗で濡れ、頬は上気して赤く染まっている。
浴衣もタオルもすでに脱がされ、腰にはわずかな布が巻かれているだけ。
高温の室内で熱と羞恥が混ざり、思考がぼんやりと揺らいでいた。
「……っ、もう……限界です……っ!」
俺は熱さと羞恥で涙をにじませながら訴える。
だが男は余裕の笑みを浮かべ、木の壁にもたれたまま低く笑った。
「限界? 坊や、これはまだ始まりにすぎねぇよ?」
男の太い手が俺の顎を掴み、強引に顔を上げさせる。
近距離で絡む視線――その圧に、俺の心臓が跳ねた。
「ここには俺たちしかいない。……思い切り、俺に奉仕しろ」
「っ……そんな……っ!」
「お前、さっきするっていったよな? 休憩スペースで散々焦らされたあげく、メスみたいにひんひん鳴きながらよう?」
その様子は動画にも撮影されている。
俺は屈辱に震えながら、頷く。
「……っ……はい……」
⸻
「まずは口でご奉仕だな」
男が膝を広げて命じる。
熱い汗が股間に貼り付き、淫靡なぬめりを生み出す。
「さあ……俺を喜ばせろ」
「……はい……」
俺は小さく呟くと、男の股間に顔を近づける。
熱気で呼吸が苦しい中、震える舌を伸ばし、慎ましやかに奉仕を始めた。
「んっ……っ、ん……っ」
じゅる、じゅぷ……と濡れた音が蒸気の中に溶ける。
サウナ室特有の静寂が、それをいやらしく響かせた。
「いいぞ……そのまま、根元までくわえろ」
「んむっ……っ……っ!」
涙が頬を伝い、汗と混ざり合う。
俺はただ無心で舌を動かし、男の低い吐息に震えた。
「口だけじゃ足りん……身体でも尽くせ」
男は俺をベンチに押し倒す。
熱い木材が背中を焼くように熱く、俺は思わず小さく叫んだ。
「ひっ……あつっ……!」
「サウナだか、当たり前だろうが?」
嘲り笑いが響く。
男は俺の腰に手を添え、ゆっくりと開かせる。
蒸気に濡れた肌はすべりやすく、指先が容易に奥まで入り込んだ。
「んぁっ……っ! あああっ……!」
「ほら、感じろ……汗と快感で、とろけていけ」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……と淫らな音が蒸し風呂に響く。
熱気と水音、そして俺の喘ぎ声が、密閉された空間を支配していく。
男は腰を打ち付けながら、耳元で囁いた。
「俺のことだけ考えろ……ここでイけ」
「っ……はい……ん、あああああっっ!!!」
俺は全身を震わせ、絶頂の波に飲まれた。
汗と涙が混ざり合い、床にぽたぽたと滴り落ちる。
男はそのまま俺を抱き締め、満足げに吐息を漏らした。
「いい子だ……これからも、ここは俺とお前だけのサウナだ」
外では他の客が湯上がりにビールを飲み、笑い声を上げている。
だが、この小さなサウナ室では――
誰も知らない背徳の儀式が、熱と蒸気に包まれて繰り返されていた。
いつもなら他の客も出入りしているはずなのに、今日は不思議なほど人がいない。
熱気と蒸気だけが充満する中、木製のベンチに座っているのは男と――その足元に膝をついた俺だけだった。
俺の顔は汗で濡れ、頬は上気して赤く染まっている。
浴衣もタオルもすでに脱がされ、腰にはわずかな布が巻かれているだけ。
高温の室内で熱と羞恥が混ざり、思考がぼんやりと揺らいでいた。
「……っ、もう……限界です……っ!」
俺は熱さと羞恥で涙をにじませながら訴える。
だが男は余裕の笑みを浮かべ、木の壁にもたれたまま低く笑った。
「限界? 坊や、これはまだ始まりにすぎねぇよ?」
男の太い手が俺の顎を掴み、強引に顔を上げさせる。
近距離で絡む視線――その圧に、俺の心臓が跳ねた。
「ここには俺たちしかいない。……思い切り、俺に奉仕しろ」
「っ……そんな……っ!」
「お前、さっきするっていったよな? 休憩スペースで散々焦らされたあげく、メスみたいにひんひん鳴きながらよう?」
その様子は動画にも撮影されている。
俺は屈辱に震えながら、頷く。
「……っ……はい……」
⸻
「まずは口でご奉仕だな」
男が膝を広げて命じる。
熱い汗が股間に貼り付き、淫靡なぬめりを生み出す。
「さあ……俺を喜ばせろ」
「……はい……」
俺は小さく呟くと、男の股間に顔を近づける。
熱気で呼吸が苦しい中、震える舌を伸ばし、慎ましやかに奉仕を始めた。
「んっ……っ、ん……っ」
じゅる、じゅぷ……と濡れた音が蒸気の中に溶ける。
サウナ室特有の静寂が、それをいやらしく響かせた。
「いいぞ……そのまま、根元までくわえろ」
「んむっ……っ……っ!」
涙が頬を伝い、汗と混ざり合う。
俺はただ無心で舌を動かし、男の低い吐息に震えた。
「口だけじゃ足りん……身体でも尽くせ」
男は俺をベンチに押し倒す。
熱い木材が背中を焼くように熱く、俺は思わず小さく叫んだ。
「ひっ……あつっ……!」
「サウナだか、当たり前だろうが?」
嘲り笑いが響く。
男は俺の腰に手を添え、ゆっくりと開かせる。
蒸気に濡れた肌はすべりやすく、指先が容易に奥まで入り込んだ。
「んぁっ……っ! あああっ……!」
「ほら、感じろ……汗と快感で、とろけていけ」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……と淫らな音が蒸し風呂に響く。
熱気と水音、そして俺の喘ぎ声が、密閉された空間を支配していく。
男は腰を打ち付けながら、耳元で囁いた。
「俺のことだけ考えろ……ここでイけ」
「っ……はい……ん、あああああっっ!!!」
俺は全身を震わせ、絶頂の波に飲まれた。
汗と涙が混ざり合い、床にぽたぽたと滴り落ちる。
男はそのまま俺を抱き締め、満足げに吐息を漏らした。
「いい子だ……これからも、ここは俺とお前だけのサウナだ」
外では他の客が湯上がりにビールを飲み、笑い声を上げている。
だが、この小さなサウナ室では――
誰も知らない背徳の儀式が、熱と蒸気に包まれて繰り返されていた。
15
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
アプリで都合のいい男になろうとした結果、彼氏がバグりました
あと
BL
「目指せ!都合のいい男!」
穏やか完璧モテ男(理性で執着を押さえつけてる)×親しみやすい人たらし可愛い系イケメン
攻めの両親からの別れろと圧力をかけられた受け。関係は秘密なので、友達に相談もできない。悩んでいる中、どうしても別れたくないため、愛人として、「都合のいい男」になることを決意。人生相談アプリを手に入れ、努力することにする。しかし、攻めに約束を破ったと言われ……?
攻め:深海霧矢
受け:清水奏
前にアンケート取ったら、すれ違い・勘違いものが1位だったのでそれ系です。
ハピエンです。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
自己判断で消しますので、悪しからず。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目
カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。
おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件
ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。
せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。
クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom ×
(自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。
『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。
(全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
冴えないおじさんが雌になっちゃうお話。
丸井まー(旧:まー)
BL
馴染みの居酒屋で冴えないおじさんが雌オチしちゃうお話。
イケメン青年×オッサン。
リクエストをくださった棗様に捧げます!
【リクエスト】冴えないおじさんリーマンの雌オチ。
楽しいリクエストをありがとうございました!
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる