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第1部偽りの勇者(プロローグ〜第1章)
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プロローグ:断罪の記憶
玉座が崩れ落ちる。己が血で濡れた玉座が。
心臓を貫く聖剣の切っ先から、まるで生命そのものが灼熱の光となって噴き出していく感覚。俺が築き上げた魔王城は、断末魔の叫びのように崩壊の音を響かせている。
「魔王ゼノンよ、これで終わりだ」
視界の端で、金色の髪を血糊で汚した勇者が、忌々しいほどにまっすぐな瞳で俺を見下ろしている。その瞳に映るのは、正義の執行者としての揺るぎない確信。そして、俺という絶対悪を滅ぼすことへの純粋な使命感。
滑稽だ。正義だと? 使命感だと?
お前たちの言う正義が、どれほどの血を流させてきたかを知らぬわけではあるまい。俺とて、かつてはお前たちと同じ側にいた。信じ、守ろうとし、そして――裏切られた。
『力なき理想は無力だ』
誰かがそう言った。違う、あれは俺自身が、絶望の底で吐き捨てた言葉だったか。人間たちの身勝手な欲望、果てなき猜疑心、醜い裏切り。それらが支配する混沌とした世界に、俺は絶対的な秩序をもたらそうとした。力による完全な支配。それこそが、この救いようのない世界に対する唯一の救済だと信じていた。
だが、結果はこれだ。
俺の足元には、誰一人いない。忠誠を誓ったはずの魔将軍たちは勇者の仲間たちに討たれ、俺が作り上げた軍勢は塵と化した。玉座は冷たく、孤独の象徴のように俺の亡骸を抱いている。結局のところ、俺は世界を理解させることも、従えることもできず、ただ恐怖の対象として君臨しただけの、愚かな独裁者だったのだ。
(ああ、もしも…)
意識が薄れゆく中で、あり得ないと知りながらも願ってしまう。
(もしも、もう一度やり直せるのなら…)
あの分岐点へ。俺が人であることを捨て、魔王への道を選んだあの日に戻れるのなら。違う選択があったのだろうか。違う未来を掴めたのだろうか。
「さらばだ、魔王」
勇者アレクが聖剣を引き抜く。その瞬間、俺の身体に残っていた最後の魔力が暴走し、凄まじい光と熱を発して弾け飛んだ。
断罪の炎に焼かれながら、魔王ゼノンの意識は、永遠とも思える闇の底へと沈んでいった。
第1章:勇者という名の牢獄
小鳥のさえずりが聞こえる。
血と硝煙の匂いではなく、焼きたてのパンと、庭に咲く花の甘い香りが鼻腔をくすぐる。
ゆっくりと瞼を開くと、目に飛び込んできたのは、見慣れた魔王城の黒曜石の天井ではなく、柔らかな陽光を透かす白い天蓋だった。
「…どこだ、ここは」
絞り出した声は、自分のものであるはずなのに、妙に若く、張りがある。体を起こそうとして、驚愕した。死の間際に感じたはずの全身を貫く激痛も、長年の戦闘で刻まれた無数の古傷も、すべてが嘘のように消え失せている。それどころか、生命力が満ち溢れているのが分かる。
コンコン、と扉がノックされた。
「アレク様、起きられましたか? 本日は大切な『聖剣の儀』の日ですよ」
老婆の優しい声が、俺の思考を凍りつかせた。
アレク。
その名を、俺が忘れるはずがない。俺の心臓を貫き、この俺を殺した勇者の名だ。
よろめくように寝台を降り、姿見の前に立つ。そして、そこに映った姿を見て、俺は絶句した。
そこにいたのは、魔王ゼノンの禍々しい面影など微塵もない、一人の青年だった。陽光を溶かしたかのような艶やかな金色の髪。空の蒼を閉じ込めたような澄んだ瞳。まだあどけなさを残しながらも、その奥に強い意志を秘めた、精悍な顔つき。
紛れもなく、若き日の勇者アレクそのものだった。
「は…はは、ははははっ!」
乾いた笑いがこみ上げてくる。神か、悪魔か、あるいは世界の理そのものの悪戯か。この俺が、魔王ゼノンが、己を殺した勇者アレクに転生するなど、どんな悪夢だ。
「アレク様? どうかなさいましたか?」
扉の外から心配そうな声がかけられる。俺は喉の奥で笑いを無理やり飲み込むと、努めて平静な声を作った。
「…いや、何でもない。すぐに行く」
侍女が用意した、勇者の家系に伝わるという儀礼服に袖を通す。白を基調とした、装飾過多で動きにくそうな服だ。かつての、機能美と威圧感を両立させた漆黒の鎧とは大違いだ。
部屋を出ると、「父上」と「母上」が待っていた。勇者アレクの父親は、元騎士団長という厳格な男で、俺の顔を見るなり「弛んでいるぞ、アレク。今日は我が家の…いや、この国の未来を左右する日だ。心して臨め」と厳しい声をかけた。母親は心配そうに俺の頬に触れ、「あなたなら大丈夫。信じています」と微笑む。
知ったことか。俺は彼らの視線から逃れるように、無言で頷き、屋敷を出た。
王都の中央広場には、大勢の民衆が集まり、これから誕生するであろう新しい勇者に期待の眼差しを向けている。その光景に、俺は吐き気を覚えた。こいつらは、ただ与えられる平和を享受するだけの愚かな羊の群れだ。俺が魔王として支配しようとした世界と、本質は何一つ変わらない。
やがて儀式が始まり、古びた石の台座に突き立てられた聖剣の前に立つよう促される。
『聖剣エクスカリオン』
かつて、何度も俺の身体を切り裂き、最後にはとどめを刺した忌々しい剣だ。伝説では、清き心と強き魂を持つ者しか、この剣を抜くことはできないという。
(笑わせるな)
俺の魂は、憎悪と後悔で濁りきっている。清き心など、とうの昔に捨てた。こんな俺に、この剣が抜けるはずが――
そう思った瞬間だった。
聖剣が、まるで共鳴するかのように、微かな光を放ち始めた。
(…何?)
俺が柄に手を伸ばす前から、剣が俺を呼んでいる。なぜだ。俺は魔王だぞ。
ふと、脳裏に死の間際の叫びが蘇る。
――もしも、もう一度やり直せるのなら。
あの願いか。あの、どうしようもない後悔の念。魂の奥底で燃え盛っていた、ただ一つの純粋な願い。聖剣は、俺の穢れた魂ではなく、その奥底にある「世界を本気で変えたい」という、歪ではあるが強烈な意志にこそ共鳴したというのか。
馬鹿馬鹿しい。
俺は自嘲しながら、聖剣の柄を握った。何の抵抗もなかった。まるで水の中から何かを引き上げるように、聖剣エクスカリオンは、いとも容易く台座から抜かれた。
天を衝くような民衆の歓声。祝福の鐘の音。
金色の髪を風になびかせ、聖剣を天に掲げる俺の姿は、まさしく伝説に謳われる勇者の誕生そのものだっただろう。
だが、俺の心は凍てついたままだった。
これから始まるのは、希望に満ちた英雄の物語ではない。
魔王が勇者として、かつての自分自身を討ち滅ぼすための旅。
それは、壮大で、あまりにも皮肉に満ちた復讐劇。あるいは、己の罪を洗い流すための、果てなき贖罪の旅路。
俺は口の端を吊り上げ、誰にも見えないように不敵な笑みを浮かべた。
面白い。実に面白い。
神が俺にこの道化を演じろというのなら、完璧に演じきってやろうではないか。そして、今度こそ俺が、この物語の結末を選び取ってやる。
玉座が崩れ落ちる。己が血で濡れた玉座が。
心臓を貫く聖剣の切っ先から、まるで生命そのものが灼熱の光となって噴き出していく感覚。俺が築き上げた魔王城は、断末魔の叫びのように崩壊の音を響かせている。
「魔王ゼノンよ、これで終わりだ」
視界の端で、金色の髪を血糊で汚した勇者が、忌々しいほどにまっすぐな瞳で俺を見下ろしている。その瞳に映るのは、正義の執行者としての揺るぎない確信。そして、俺という絶対悪を滅ぼすことへの純粋な使命感。
滑稽だ。正義だと? 使命感だと?
お前たちの言う正義が、どれほどの血を流させてきたかを知らぬわけではあるまい。俺とて、かつてはお前たちと同じ側にいた。信じ、守ろうとし、そして――裏切られた。
『力なき理想は無力だ』
誰かがそう言った。違う、あれは俺自身が、絶望の底で吐き捨てた言葉だったか。人間たちの身勝手な欲望、果てなき猜疑心、醜い裏切り。それらが支配する混沌とした世界に、俺は絶対的な秩序をもたらそうとした。力による完全な支配。それこそが、この救いようのない世界に対する唯一の救済だと信じていた。
だが、結果はこれだ。
俺の足元には、誰一人いない。忠誠を誓ったはずの魔将軍たちは勇者の仲間たちに討たれ、俺が作り上げた軍勢は塵と化した。玉座は冷たく、孤独の象徴のように俺の亡骸を抱いている。結局のところ、俺は世界を理解させることも、従えることもできず、ただ恐怖の対象として君臨しただけの、愚かな独裁者だったのだ。
(ああ、もしも…)
意識が薄れゆく中で、あり得ないと知りながらも願ってしまう。
(もしも、もう一度やり直せるのなら…)
あの分岐点へ。俺が人であることを捨て、魔王への道を選んだあの日に戻れるのなら。違う選択があったのだろうか。違う未来を掴めたのだろうか。
「さらばだ、魔王」
勇者アレクが聖剣を引き抜く。その瞬間、俺の身体に残っていた最後の魔力が暴走し、凄まじい光と熱を発して弾け飛んだ。
断罪の炎に焼かれながら、魔王ゼノンの意識は、永遠とも思える闇の底へと沈んでいった。
第1章:勇者という名の牢獄
小鳥のさえずりが聞こえる。
血と硝煙の匂いではなく、焼きたてのパンと、庭に咲く花の甘い香りが鼻腔をくすぐる。
ゆっくりと瞼を開くと、目に飛び込んできたのは、見慣れた魔王城の黒曜石の天井ではなく、柔らかな陽光を透かす白い天蓋だった。
「…どこだ、ここは」
絞り出した声は、自分のものであるはずなのに、妙に若く、張りがある。体を起こそうとして、驚愕した。死の間際に感じたはずの全身を貫く激痛も、長年の戦闘で刻まれた無数の古傷も、すべてが嘘のように消え失せている。それどころか、生命力が満ち溢れているのが分かる。
コンコン、と扉がノックされた。
「アレク様、起きられましたか? 本日は大切な『聖剣の儀』の日ですよ」
老婆の優しい声が、俺の思考を凍りつかせた。
アレク。
その名を、俺が忘れるはずがない。俺の心臓を貫き、この俺を殺した勇者の名だ。
よろめくように寝台を降り、姿見の前に立つ。そして、そこに映った姿を見て、俺は絶句した。
そこにいたのは、魔王ゼノンの禍々しい面影など微塵もない、一人の青年だった。陽光を溶かしたかのような艶やかな金色の髪。空の蒼を閉じ込めたような澄んだ瞳。まだあどけなさを残しながらも、その奥に強い意志を秘めた、精悍な顔つき。
紛れもなく、若き日の勇者アレクそのものだった。
「は…はは、ははははっ!」
乾いた笑いがこみ上げてくる。神か、悪魔か、あるいは世界の理そのものの悪戯か。この俺が、魔王ゼノンが、己を殺した勇者アレクに転生するなど、どんな悪夢だ。
「アレク様? どうかなさいましたか?」
扉の外から心配そうな声がかけられる。俺は喉の奥で笑いを無理やり飲み込むと、努めて平静な声を作った。
「…いや、何でもない。すぐに行く」
侍女が用意した、勇者の家系に伝わるという儀礼服に袖を通す。白を基調とした、装飾過多で動きにくそうな服だ。かつての、機能美と威圧感を両立させた漆黒の鎧とは大違いだ。
部屋を出ると、「父上」と「母上」が待っていた。勇者アレクの父親は、元騎士団長という厳格な男で、俺の顔を見るなり「弛んでいるぞ、アレク。今日は我が家の…いや、この国の未来を左右する日だ。心して臨め」と厳しい声をかけた。母親は心配そうに俺の頬に触れ、「あなたなら大丈夫。信じています」と微笑む。
知ったことか。俺は彼らの視線から逃れるように、無言で頷き、屋敷を出た。
王都の中央広場には、大勢の民衆が集まり、これから誕生するであろう新しい勇者に期待の眼差しを向けている。その光景に、俺は吐き気を覚えた。こいつらは、ただ与えられる平和を享受するだけの愚かな羊の群れだ。俺が魔王として支配しようとした世界と、本質は何一つ変わらない。
やがて儀式が始まり、古びた石の台座に突き立てられた聖剣の前に立つよう促される。
『聖剣エクスカリオン』
かつて、何度も俺の身体を切り裂き、最後にはとどめを刺した忌々しい剣だ。伝説では、清き心と強き魂を持つ者しか、この剣を抜くことはできないという。
(笑わせるな)
俺の魂は、憎悪と後悔で濁りきっている。清き心など、とうの昔に捨てた。こんな俺に、この剣が抜けるはずが――
そう思った瞬間だった。
聖剣が、まるで共鳴するかのように、微かな光を放ち始めた。
(…何?)
俺が柄に手を伸ばす前から、剣が俺を呼んでいる。なぜだ。俺は魔王だぞ。
ふと、脳裏に死の間際の叫びが蘇る。
――もしも、もう一度やり直せるのなら。
あの願いか。あの、どうしようもない後悔の念。魂の奥底で燃え盛っていた、ただ一つの純粋な願い。聖剣は、俺の穢れた魂ではなく、その奥底にある「世界を本気で変えたい」という、歪ではあるが強烈な意志にこそ共鳴したというのか。
馬鹿馬鹿しい。
俺は自嘲しながら、聖剣の柄を握った。何の抵抗もなかった。まるで水の中から何かを引き上げるように、聖剣エクスカリオンは、いとも容易く台座から抜かれた。
天を衝くような民衆の歓声。祝福の鐘の音。
金色の髪を風になびかせ、聖剣を天に掲げる俺の姿は、まさしく伝説に謳われる勇者の誕生そのものだっただろう。
だが、俺の心は凍てついたままだった。
これから始まるのは、希望に満ちた英雄の物語ではない。
魔王が勇者として、かつての自分自身を討ち滅ぼすための旅。
それは、壮大で、あまりにも皮肉に満ちた復讐劇。あるいは、己の罪を洗い流すための、果てなき贖罪の旅路。
俺は口の端を吊り上げ、誰にも見えないように不敵な笑みを浮かべた。
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