57 / 89
56.日記5
しおりを挟む
カインは順調に大きくなっていた。
多くの貴族の例に漏れず、カインも日常の世話は乳母が行っていたが、アルティシアも時折カインに自分の乳を含ませていた。
ふわふわと綿毛のような金色の髪と、自分によく似た青い瞳を持つカインは、アルティシアが抱くと、それが母親である事を理解しているのか、その青い目をきょろきょろとさせて、アルティシアを見つめた。
その仕草の全てがアルティシアには愛しく、ひと時たりともカインを手放したくないと言っては、オレリオがカインに焼きもちを妬いてアルティシアを笑わせていた。
アルティシアもオレリオも、子供はカイン一人しか持てない事をよく理解していた。
アバルト侯爵家から戻ったあの日、アルティシアはオレリオに全てを告白した。
最初は動揺し、混乱したオレリオだが、アルティシアがそれだけ追い詰められて決断した結果だと受け入れ、アルティシアの献身に感謝した。
秋の月に差し掛かる頃、カインの様子がおかしくなった。
アルティシアと触れ合った日は決まって熱を出すようになったのだ。
同時に、アルティシアも体調を崩しがちで床に臥せる事が多くなった。
アルティシアは自分の魔力がかなり弱まっている事に気付いていた。
医師や魔導士たちの診察を受けなくてもわかった。術の反動が来たのだろうと。
あの術を受けた時、アルティシアの魔力は一時的に増えた。生命力が溢れるような感覚に陥った。
だが、術の効果が失われた時、アルティシアの体に残る魔力がほとんど消えてしまっていることを感じていたからだ。
しかし、夫を守りあまつさえ愛すべき我が子さえ授かる事ができたのだ。後悔はなった。
――ただ、夫に伝えて彼が悲しみに沈む事が何よりも怖かった。
秋の月に入ってしばらくした頃、リオンに男の子が誕生したと報せが届いた。
アルティシアとオレリオはカインの従兄弟の誕生を喜び、溢れんばかりの贈り物を用意した。
リオンがエスクード侯爵領を訪ねてきたのは、その10日後だった。
アルティシアに行った術の魔法陣を再度解析したところ、恐ろしい事実が判明したと言う。
あの魔法陣は、単に魔力を増幅するものではなく、魂を媒介に、生命力を魔力に変えるというものだった。
「つまり、命と引き換えに魔力を増幅すると言うのか」
オレリオの静かな声が部屋に響いた。血が出そうなほど握り絞められた拳が小さく震えていた。
リオンは手をついて謝ろうとしたが、アルティシアはそれを止めた。
「私が望んだことです。命を失ってでもあなたを守りたかった。あなたとの子供が欲しかったの」
オレリオは震える手でアルティシアを抱きしめ、リオンに尋ねた。「あと――どのくらいなんだ。残された時間は」
魔導士たちの解析によると、アルティシアの元々の魔力量から、本来の寿命自体がもって20年程度だったと推察された。
その寿命の半分以上を、魔力増幅に使ったのだ。
医師や魔導士たちがアルティシアの魔力を入念に調べた結果、アルティシアに残された寿命は5年から6年診断された。
オレリオは茫然とアルティシアを抱き締め、何か助かる術はないかとリオンや魔導士たちに言ったが、アルティシアはそれをやんわりと拒否した。
「そんなことよりも、残された時間をあなたとカインを愛する事に使いたいのです。あなたと二人でカインを愛していきたい。私がいなくなっても、あの子が私を覚えてくれるよう、幸せに育ててあげたいのです」
オレリオは、アルティシアの言葉に頷く以外許されない自分を悔やんだ。
アルティシアにこのような選択をさせる前に、もっと自分ができる事があったのではないか。
どこか他人事と思っていなかっただろうか。
子供ができなくても傍系に継がせればいい、養子でも取ればいいなど、軽く考えてはいなかっただろうか。実際にそう考えていた自分がいた。
反逆と疑いをかけられても、うまく躱せるよう手回しもしていたし、自信もあった。
だから余裕の態度でアルティシアに接してたが、それが逆にアルティシアを追い詰めていたのだろう。
アルティシアがこの選択をしてしまったのは、自分のせいでもあったのだ。自分がもっとアルティシアにちゃんと話していれば……
いや、そもそもあの日アバルト侯爵家に行かなければ――彼女と出会っていなければ――
その考えは無理だった。
あの日出会っていなくとも、二人は必ずどこかで出会う運命だった。
そして、出会ってしまえば惹かれ合う――オレリオはそう確信していた。
全ての出会いを無にしても、きっと自分はアルティシア以外を選ぶことはない。彼女もそうに違いない。
二人の愛はそれほどまでに深いのだ。であれば、どう接していたとしても、アルティシアはカインを身ごもるために同じ決断をするのだろう。
オレリオは自分の無力さを嘆くのは、全てが終わってからにしようと決めた。
アルティシアの言う通り、アルティシアを愛し、二人でカインを最後まで愛し守って行くのだと――
しかし、現実はもっと残酷だった。
アルティシアの体には、まだ術の名残が残っており、防御を知らないカインはその影響を直に受けてしまうのだと魔導士は告げた。
オレリオやリオンのように大人で魔力が安定している者には影響はしないが、赤子のように無垢な存在は術が発動したのと同じ状態になってしまい、アルティシアがカインに触れれば触れるほどカインの寿命が削られているのだと魔導士が告げた。
アルティシアは、その時初めて自分が間違えていたと思った。
オレリオを守りたいという思いでやったことが、生まれてきた我が子の命を脅かす結果になっていただなんて――
唯一の救いは、術は非常に弱く、アルティシアのように大きく寿命を左右するものではないこと。
カインの魔力が思いの外強く、術が歪められていること――おそらく、生命の危機を察知して生存本能が行ったのだろう――命は削られているが、それによって本来一時的に増幅するはずの魔力ををそのままカインの魔力そのものに転換し、カインが持つ本来の魔力自体を底上げしているようだと、魔導士は伝えた。
しかし、アルティシアがこれまで通りカインに触れ続けることで、カインの魔力は増幅を続け、カイン自身が制御できる限界を超えてしまう可能性がある為、結果的に危険であることには変わりはない。
できる事ならばアルティシアはカインに触れる事の無いよう過ごした方がいいと魔導士が言い終わる頃には、アルティシアはその場に立っていられなかった。
多くの貴族の例に漏れず、カインも日常の世話は乳母が行っていたが、アルティシアも時折カインに自分の乳を含ませていた。
ふわふわと綿毛のような金色の髪と、自分によく似た青い瞳を持つカインは、アルティシアが抱くと、それが母親である事を理解しているのか、その青い目をきょろきょろとさせて、アルティシアを見つめた。
その仕草の全てがアルティシアには愛しく、ひと時たりともカインを手放したくないと言っては、オレリオがカインに焼きもちを妬いてアルティシアを笑わせていた。
アルティシアもオレリオも、子供はカイン一人しか持てない事をよく理解していた。
アバルト侯爵家から戻ったあの日、アルティシアはオレリオに全てを告白した。
最初は動揺し、混乱したオレリオだが、アルティシアがそれだけ追い詰められて決断した結果だと受け入れ、アルティシアの献身に感謝した。
秋の月に差し掛かる頃、カインの様子がおかしくなった。
アルティシアと触れ合った日は決まって熱を出すようになったのだ。
同時に、アルティシアも体調を崩しがちで床に臥せる事が多くなった。
アルティシアは自分の魔力がかなり弱まっている事に気付いていた。
医師や魔導士たちの診察を受けなくてもわかった。術の反動が来たのだろうと。
あの術を受けた時、アルティシアの魔力は一時的に増えた。生命力が溢れるような感覚に陥った。
だが、術の効果が失われた時、アルティシアの体に残る魔力がほとんど消えてしまっていることを感じていたからだ。
しかし、夫を守りあまつさえ愛すべき我が子さえ授かる事ができたのだ。後悔はなった。
――ただ、夫に伝えて彼が悲しみに沈む事が何よりも怖かった。
秋の月に入ってしばらくした頃、リオンに男の子が誕生したと報せが届いた。
アルティシアとオレリオはカインの従兄弟の誕生を喜び、溢れんばかりの贈り物を用意した。
リオンがエスクード侯爵領を訪ねてきたのは、その10日後だった。
アルティシアに行った術の魔法陣を再度解析したところ、恐ろしい事実が判明したと言う。
あの魔法陣は、単に魔力を増幅するものではなく、魂を媒介に、生命力を魔力に変えるというものだった。
「つまり、命と引き換えに魔力を増幅すると言うのか」
オレリオの静かな声が部屋に響いた。血が出そうなほど握り絞められた拳が小さく震えていた。
リオンは手をついて謝ろうとしたが、アルティシアはそれを止めた。
「私が望んだことです。命を失ってでもあなたを守りたかった。あなたとの子供が欲しかったの」
オレリオは震える手でアルティシアを抱きしめ、リオンに尋ねた。「あと――どのくらいなんだ。残された時間は」
魔導士たちの解析によると、アルティシアの元々の魔力量から、本来の寿命自体がもって20年程度だったと推察された。
その寿命の半分以上を、魔力増幅に使ったのだ。
医師や魔導士たちがアルティシアの魔力を入念に調べた結果、アルティシアに残された寿命は5年から6年診断された。
オレリオは茫然とアルティシアを抱き締め、何か助かる術はないかとリオンや魔導士たちに言ったが、アルティシアはそれをやんわりと拒否した。
「そんなことよりも、残された時間をあなたとカインを愛する事に使いたいのです。あなたと二人でカインを愛していきたい。私がいなくなっても、あの子が私を覚えてくれるよう、幸せに育ててあげたいのです」
オレリオは、アルティシアの言葉に頷く以外許されない自分を悔やんだ。
アルティシアにこのような選択をさせる前に、もっと自分ができる事があったのではないか。
どこか他人事と思っていなかっただろうか。
子供ができなくても傍系に継がせればいい、養子でも取ればいいなど、軽く考えてはいなかっただろうか。実際にそう考えていた自分がいた。
反逆と疑いをかけられても、うまく躱せるよう手回しもしていたし、自信もあった。
だから余裕の態度でアルティシアに接してたが、それが逆にアルティシアを追い詰めていたのだろう。
アルティシアがこの選択をしてしまったのは、自分のせいでもあったのだ。自分がもっとアルティシアにちゃんと話していれば……
いや、そもそもあの日アバルト侯爵家に行かなければ――彼女と出会っていなければ――
その考えは無理だった。
あの日出会っていなくとも、二人は必ずどこかで出会う運命だった。
そして、出会ってしまえば惹かれ合う――オレリオはそう確信していた。
全ての出会いを無にしても、きっと自分はアルティシア以外を選ぶことはない。彼女もそうに違いない。
二人の愛はそれほどまでに深いのだ。であれば、どう接していたとしても、アルティシアはカインを身ごもるために同じ決断をするのだろう。
オレリオは自分の無力さを嘆くのは、全てが終わってからにしようと決めた。
アルティシアの言う通り、アルティシアを愛し、二人でカインを最後まで愛し守って行くのだと――
しかし、現実はもっと残酷だった。
アルティシアの体には、まだ術の名残が残っており、防御を知らないカインはその影響を直に受けてしまうのだと魔導士は告げた。
オレリオやリオンのように大人で魔力が安定している者には影響はしないが、赤子のように無垢な存在は術が発動したのと同じ状態になってしまい、アルティシアがカインに触れれば触れるほどカインの寿命が削られているのだと魔導士が告げた。
アルティシアは、その時初めて自分が間違えていたと思った。
オレリオを守りたいという思いでやったことが、生まれてきた我が子の命を脅かす結果になっていただなんて――
唯一の救いは、術は非常に弱く、アルティシアのように大きく寿命を左右するものではないこと。
カインの魔力が思いの外強く、術が歪められていること――おそらく、生命の危機を察知して生存本能が行ったのだろう――命は削られているが、それによって本来一時的に増幅するはずの魔力ををそのままカインの魔力そのものに転換し、カインが持つ本来の魔力自体を底上げしているようだと、魔導士は伝えた。
しかし、アルティシアがこれまで通りカインに触れ続けることで、カインの魔力は増幅を続け、カイン自身が制御できる限界を超えてしまう可能性がある為、結果的に危険であることには変わりはない。
できる事ならばアルティシアはカインに触れる事の無いよう過ごした方がいいと魔導士が言い終わる頃には、アルティシアはその場に立っていられなかった。
206
あなたにおすすめの小説
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
恋人に夢中な婚約者に一泡吹かせてやりたかっただけ
棗
恋愛
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。
王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。
長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。
婚約者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリー君の妙案を受けて実行することに。
ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。
濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子が……。
※小説家になろう・カクヨム様にも公開しています
誓いを忘れた騎士へ ―私は誰かの花嫁になる
吉乃
恋愛
「帰ってきたら、結婚してくれる?」
――あの日の誓いを胸に、私は待ち続けた。
最初の三年間は幸せだった。
けれど、騎士の務めに赴いた彼は、やがて音信不通となり――
気づけば七年の歳月が流れていた。
二十七歳になった私は、もう結婚をしなければならない。
未来を選ぶ年齢。
だから、別の男性との婚姻を受け入れると決めたのに……。
結婚式を目前にした夜。
失われたはずの声が、突然私の心を打ち砕く。
「……リリアナ。迎えに来た」
七年の沈黙を破って現れた騎士。
赦せるのか、それとも拒むのか。
揺れる心が最後に選ぶのは――
かつての誓いか、それとも新しい愛か。
お知らせ
※すみません、PCの不調で更新が出来なくなってしまいました。
直り次第すぐに更新を再開しますので、少しだけお待ちいただければ幸いです。
どんなあなたでも愛してる。
piyo
恋愛
遠征から戻った夫の姿が変わっていたーー
騎士である夫ディーノが、半年以上の遠征を終えて帰宅した。心躍らせて迎えたシエラだったが、そのあまりの外見の変わりように失神してしまう。
どうやら魔女の呪いでこうなったらしく、努力しなければ元には戻らないらしい。果たして、シエラはそんな夫を再び愛することができるのか?
※全四話+後日談一話。
※毎日夜9時頃更新(予約投稿済)&日曜日完結です。
※なろうにも投稿しています。
大好きな旦那様はどうやら聖女様のことがお好きなようです
古堂すいう
恋愛
祖父から溺愛され我儘に育った公爵令嬢セレーネは、婚約者である皇子から衆目の中、突如婚約破棄を言い渡される。
皇子の横にはセレーネが嫌う男爵令嬢の姿があった。
他人から冷たい視線を浴びたことなどないセレーネに戸惑うばかり、そんな彼女に所有財産没収の命が下されようとしたその時。
救いの手を差し伸べたのは神官長──エルゲンだった。
セレーネは、エルゲンと婚姻を結んだ当初「穏やかで誰にでも微笑むつまらない人」だという印象をもっていたけれど、共に生活する内に徐々に彼の人柄に惹かれていく。
だけれど彼には想い人が出来てしまったようで──…。
「今度はわたくしが恩を返すべきなんですわ!」
今まで自分のことばかりだったセレーネは、初めて人のために何かしたいと思い立ち、大好きな旦那様のために奮闘するのだが──…。
離婚した彼女は死ぬことにした
はるかわ 美穂
恋愛
事故で命を落とす瞬間、政略結婚で結ばれた夫のアルバートを愛していたことに気づいたエレノア。
もう一度彼との結婚生活をやり直したいと願うと、四年前に巻き戻っていた。
今度こそ彼に相応しい妻になりたいと、これまでの臆病な自分を脱ぎ捨て奮闘するエレノア。しかし、
「前にも言ったけど、君は妻としての役目を果たさなくていいんだよ」
返ってくるのは拒絶を含んだ鉄壁の笑みと、表面的で義務的な優しさ。
それでも夫に想いを捧げ続けていたある日のこと、アルバートの大事にしている弟妹が原因不明の体調不良に襲われた。
神官から、二人の体調不良はエレノアの体内に宿る瘴気が原因だと告げられる。
大切な人を守るために離婚して彼らから離れることをエレノアは決意するが──。
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目の人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
私は彼に選ばれなかった令嬢。なら、自分の思う通りに生きますわ
みゅー
恋愛
私の名前はアレクサンドラ・デュカス。
婚約者の座は得たのに、愛されたのは別の令嬢。社交界の噂に翻弄され、命の危険にさらされ絶望の淵で私は前世の記憶を思い出した。
これは、誰かに決められた物語。ならば私は、自分の手で運命を変える。
愛も権力も裏切りも、すべて巻き込み、私は私の道を生きてみせる。
毎日20時30分に投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる