4 / 15
004.『あの娘を、孕ませてくれ』
しおりを挟む
翌朝、魔女は机に突っ伏して眠り続けている。「魔女様」と勇者が呼びかけても、揺すっても起きない。
「そりゃ、朝まで楽しんでいたんだから、起きられないよなぁ」
勇者は魔女に毛布をかけ、足を引きずりながらも朝食の準備をする。教会で寝食することが多い勇者だが、野宿をすることもあるため、一通りの家事はこなせるのだ。
魔女が作ってある野菜のスープ鍋を火炎石のコンロで温め、氷冷庫から出した肉を薄切りにして焼く。何の肉かはわからないが、焼けば何とかなるだろう。そんな適当さ溢れる、勇者料理だ。
魔女は肉の焼ける香ばしい匂いでも目を覚ますことがない。勇者は一人で朝食をすませたあと、こっそりと小屋を出る。
勇者は覚悟を決めて泉へと近づく。あの泉に魔王が棲んでいるのだろう。聖剣は小屋の中だ。魔王と邂逅しても、彼らが人間を襲うことはない。彼らが吐き出す『瘴気の澱』に注意をしなければならないだけだ。
泉はとても澄んでおり、奥底まで見通すことができるのだが、そこには触手を持つ魔王はいない。姿形も、痕跡さえもない。ただ美しい泉があるだけだ。
「あれ、いない」
おかしいなぁ、と頭をかいたあと、勇者はそっと水面に触れる。
瞬間、目の前に異形の、巨大な化け物が見えた。
「えっ、うあっ」
足を滑らせて、勇者はぼちゃんと泉に落ちる。カメのような甲羅に、巨大な藍色の球体がいくつもついている苔生した化け物だ。噛まれたらひとたまりもないだろう。勇者は手足をバタつかせて泉のほとりへと向かうが、なぜか岸から遠ざかる。
「わ、わ、おぼれ、っ」
勇者は泳ぐのが得意ではない。泉の水をゴボゴボと飲んでしまい、うまく息を吸うことができない。もちろん、足もつかない。溺れているのだ。
「たす、たすけ」
ごぼん、と勇者の体が泉に沈む。黄緑色の触手が迫ってくる。
――引きずり込まれる!?
勇者が死を覚悟したとき、彼の体を、黄緑色の触手が水面へと押し上げた。
「げほ、っげ、うえっ」
水面へと押し上げたあと、黄緑色の触手は勇者を泉の外へと引っ張り出す。その優しい感触に、勇者は驚く。魔王は、勇者を放り投げるでもなく、優しく丁寧に扱ってくれたのだ。
魔王に敵意はない。勇者はそう理解した。
「あ……ありがとう、ございます」
『礼には及ばぬ』
返答があるとは思っていなかった勇者は、紫紺の目を丸くする。ザバ、と音を立てて水面が割れ、カメのような顔がゆっくりと現れる。
「あ、俺、紫の国の勇者です。緋の国のお手伝いをしていて、『瘴気の澱』を浄化するために果ての森にやってきました。ええと、あの、あなたは魔王様ですよね?」
カメの眼球は八つある。それぞれが勇者を映し、黒曜石のように輝いている。
『いかにも、我は魔王なり』
「わ、これ、魔王様の声? 頭に直接話しかけてきている感じ? え、どっちだろう?」
『我は汝にのみ話しかけている』
「なるほど、直接! すごーい!」
勇者は興奮している。何しろ、意思の疎通ができる魔王は初めてなのだ。紫の国でも、緋の国でも出会ったことがない。
「ちゃんと話を聞いてくれる魔王は初めてだなぁ。憤怒さんも憂鬱さんも、ほんっっと言うこと聞いてくれなくて。あ、魔王様は何の魔王? 名前ある?」
『我の名を知ってどうする』
「単に識別のためだよ」
魔王はしばし考えたのち、『我は絶望の魔王だ』と答えた。
勇者は頭を抱え、天を仰ぎ見て叫ぶ。
「古代の魔王! 初めて見――んぐ!」
魔王は深緑色の触手を容赦なく勇者の口に突っ込んだ。冷たく、柔らかい。無味無臭。『静かにしろ』という意味だと理解してはいるが、勇者は別の意味で興奮していた。
――この触手、魔女様を犯していたやつじゃないかな? ちょっと嬉しい。
勇者は少しばかり、自分の中でおかしな扉が開きかけているような気がするのだった。
「へぇ、魔王様、魔女様と一緒に暮らしているんだ?」
『魔女……あの娘が魔女だと名乗ったのか?』
「うん、そう。でも、たぶん『魔王の女』という意味なんじゃないかな」
魔女は魔王のことが好きなのだろうと勇者も気づいている。そうでなければ、あんなに優しげな笑みを魔王に向けたりはしないだろう。自分には笑いかけてくれたこともないのだ。
「いいなぁ、羨ましい。魔王様、俺に二人のこと見せつけたでしょ? めちゃくちゃ羨ましかったんだけど!」
『汝も楽しんでいたではないか』
「一人で楽しむのと、二人で楽しむのは違うよ! わかる!? わっかんないだろうなぁ!」
魔王には意味が通じなかったらしい。イチャイチャを見せつけられるのは苦行だと勇者は説く。独り身の侘しさを説く。しかし、理解してもらえたかどうかはわからない。
『だから昨夜の汝からは嫉妬や色欲の匂いが感じられたのか』
「いや、絶望そのものだよ」
『それは美味しそうではないか』
「待って、俺にそんな趣味はないからね! 覗き見をしながら絶望を吐き出すような趣味はないからね! 昨夜のは本当に例外だから!」
絶望の魔王は目を細めてくつくつと笑う。勇者は溜め息をつく。
「争いの中で生まれた絶望の魔王はもう滅びたと思ってた。もう世の中は平和になったでしょ?」
『他の魔王のことは知らぬが、腹が満たされたのち、我はずっと眠りについていた。食すものがなければ魔王は眠り、いつしか目覚めぬまま滅びるのであろう』
「なるほどね。自然消滅かぁ」
人間から負の感情がなくなれば、それをエサとする魔王も消える。自然の摂理だ。
獣よりも知力の高い人間の感情のほうがエサになりやすいらしい。初めて得る知見に、勇者は驚く。聖教会の聖典に書き加えたいくらいだ。
『我が深い絶望に呼ばれて眠りから目覚めたのはほんの少し前のこと。絶望を食したのはそれきりゆえ、我は近いうちに消滅するであろう』
「消滅するの? 戦争がないもんね。でも、こんなに平和なのに、戦争時と同じくらい絶望した人がいたんだね。……魔女様、どんなつらい目に合ったの?」
勇者の言葉に、魔王は驚いているようだ。真っ黒な瞳がチカチカと揺れる。
『汝は聡いな』
「魔王様に褒められると嬉しいな。へへへ」
『あの娘は、すべてを奪われたのだ。家族も純潔も、名誉でさえも』
「うわぁ、酷い」
『緋の国の聖職者とその仲間が、聖女だった娘から何もかもを奪ったのだ』
勇者はようやく納得する。この数ヶ月間、緋の国民から肌で感じ取ってきた聖教会への不信感の理由を、ようやく知ったのだ。
神託を授かった者は心身ともに清らかでなければならない。聖女も勇者も純潔でなければならない。純潔を失うことは、職を失うことと同義である。
敬っていた聖女が、他ならぬ聖職者の手によって穢されたのだ。信徒たちの怒りはもっともで、聖教会への信頼が揺らぐのも理解できる。
「つらい思いをしてきたんだね、魔女様……かわいそうに」
『汝に頼みがある』
「うーん。緋の国を滅ぼす手伝いならできないよ。曲がりなりにも勇者だからね、俺。気持ちはわかるけど」
『そうではない。汝に頼みたいのは、あの娘を――』
水面が揺れる。魔王が震えている。
――魔女様を森から連れ出す? できないことはないけど難しそうだよなぁ。一回断られているし。
優しい魔王の頼みは、勇者の考えの斜め上を行っていた。
『あの娘を、孕ませてくれ』
叫びそうになった勇者の口に、再度深緑色の触手が突っ込まれるのであった。
「そりゃ、朝まで楽しんでいたんだから、起きられないよなぁ」
勇者は魔女に毛布をかけ、足を引きずりながらも朝食の準備をする。教会で寝食することが多い勇者だが、野宿をすることもあるため、一通りの家事はこなせるのだ。
魔女が作ってある野菜のスープ鍋を火炎石のコンロで温め、氷冷庫から出した肉を薄切りにして焼く。何の肉かはわからないが、焼けば何とかなるだろう。そんな適当さ溢れる、勇者料理だ。
魔女は肉の焼ける香ばしい匂いでも目を覚ますことがない。勇者は一人で朝食をすませたあと、こっそりと小屋を出る。
勇者は覚悟を決めて泉へと近づく。あの泉に魔王が棲んでいるのだろう。聖剣は小屋の中だ。魔王と邂逅しても、彼らが人間を襲うことはない。彼らが吐き出す『瘴気の澱』に注意をしなければならないだけだ。
泉はとても澄んでおり、奥底まで見通すことができるのだが、そこには触手を持つ魔王はいない。姿形も、痕跡さえもない。ただ美しい泉があるだけだ。
「あれ、いない」
おかしいなぁ、と頭をかいたあと、勇者はそっと水面に触れる。
瞬間、目の前に異形の、巨大な化け物が見えた。
「えっ、うあっ」
足を滑らせて、勇者はぼちゃんと泉に落ちる。カメのような甲羅に、巨大な藍色の球体がいくつもついている苔生した化け物だ。噛まれたらひとたまりもないだろう。勇者は手足をバタつかせて泉のほとりへと向かうが、なぜか岸から遠ざかる。
「わ、わ、おぼれ、っ」
勇者は泳ぐのが得意ではない。泉の水をゴボゴボと飲んでしまい、うまく息を吸うことができない。もちろん、足もつかない。溺れているのだ。
「たす、たすけ」
ごぼん、と勇者の体が泉に沈む。黄緑色の触手が迫ってくる。
――引きずり込まれる!?
勇者が死を覚悟したとき、彼の体を、黄緑色の触手が水面へと押し上げた。
「げほ、っげ、うえっ」
水面へと押し上げたあと、黄緑色の触手は勇者を泉の外へと引っ張り出す。その優しい感触に、勇者は驚く。魔王は、勇者を放り投げるでもなく、優しく丁寧に扱ってくれたのだ。
魔王に敵意はない。勇者はそう理解した。
「あ……ありがとう、ございます」
『礼には及ばぬ』
返答があるとは思っていなかった勇者は、紫紺の目を丸くする。ザバ、と音を立てて水面が割れ、カメのような顔がゆっくりと現れる。
「あ、俺、紫の国の勇者です。緋の国のお手伝いをしていて、『瘴気の澱』を浄化するために果ての森にやってきました。ええと、あの、あなたは魔王様ですよね?」
カメの眼球は八つある。それぞれが勇者を映し、黒曜石のように輝いている。
『いかにも、我は魔王なり』
「わ、これ、魔王様の声? 頭に直接話しかけてきている感じ? え、どっちだろう?」
『我は汝にのみ話しかけている』
「なるほど、直接! すごーい!」
勇者は興奮している。何しろ、意思の疎通ができる魔王は初めてなのだ。紫の国でも、緋の国でも出会ったことがない。
「ちゃんと話を聞いてくれる魔王は初めてだなぁ。憤怒さんも憂鬱さんも、ほんっっと言うこと聞いてくれなくて。あ、魔王様は何の魔王? 名前ある?」
『我の名を知ってどうする』
「単に識別のためだよ」
魔王はしばし考えたのち、『我は絶望の魔王だ』と答えた。
勇者は頭を抱え、天を仰ぎ見て叫ぶ。
「古代の魔王! 初めて見――んぐ!」
魔王は深緑色の触手を容赦なく勇者の口に突っ込んだ。冷たく、柔らかい。無味無臭。『静かにしろ』という意味だと理解してはいるが、勇者は別の意味で興奮していた。
――この触手、魔女様を犯していたやつじゃないかな? ちょっと嬉しい。
勇者は少しばかり、自分の中でおかしな扉が開きかけているような気がするのだった。
「へぇ、魔王様、魔女様と一緒に暮らしているんだ?」
『魔女……あの娘が魔女だと名乗ったのか?』
「うん、そう。でも、たぶん『魔王の女』という意味なんじゃないかな」
魔女は魔王のことが好きなのだろうと勇者も気づいている。そうでなければ、あんなに優しげな笑みを魔王に向けたりはしないだろう。自分には笑いかけてくれたこともないのだ。
「いいなぁ、羨ましい。魔王様、俺に二人のこと見せつけたでしょ? めちゃくちゃ羨ましかったんだけど!」
『汝も楽しんでいたではないか』
「一人で楽しむのと、二人で楽しむのは違うよ! わかる!? わっかんないだろうなぁ!」
魔王には意味が通じなかったらしい。イチャイチャを見せつけられるのは苦行だと勇者は説く。独り身の侘しさを説く。しかし、理解してもらえたかどうかはわからない。
『だから昨夜の汝からは嫉妬や色欲の匂いが感じられたのか』
「いや、絶望そのものだよ」
『それは美味しそうではないか』
「待って、俺にそんな趣味はないからね! 覗き見をしながら絶望を吐き出すような趣味はないからね! 昨夜のは本当に例外だから!」
絶望の魔王は目を細めてくつくつと笑う。勇者は溜め息をつく。
「争いの中で生まれた絶望の魔王はもう滅びたと思ってた。もう世の中は平和になったでしょ?」
『他の魔王のことは知らぬが、腹が満たされたのち、我はずっと眠りについていた。食すものがなければ魔王は眠り、いつしか目覚めぬまま滅びるのであろう』
「なるほどね。自然消滅かぁ」
人間から負の感情がなくなれば、それをエサとする魔王も消える。自然の摂理だ。
獣よりも知力の高い人間の感情のほうがエサになりやすいらしい。初めて得る知見に、勇者は驚く。聖教会の聖典に書き加えたいくらいだ。
『我が深い絶望に呼ばれて眠りから目覚めたのはほんの少し前のこと。絶望を食したのはそれきりゆえ、我は近いうちに消滅するであろう』
「消滅するの? 戦争がないもんね。でも、こんなに平和なのに、戦争時と同じくらい絶望した人がいたんだね。……魔女様、どんなつらい目に合ったの?」
勇者の言葉に、魔王は驚いているようだ。真っ黒な瞳がチカチカと揺れる。
『汝は聡いな』
「魔王様に褒められると嬉しいな。へへへ」
『あの娘は、すべてを奪われたのだ。家族も純潔も、名誉でさえも』
「うわぁ、酷い」
『緋の国の聖職者とその仲間が、聖女だった娘から何もかもを奪ったのだ』
勇者はようやく納得する。この数ヶ月間、緋の国民から肌で感じ取ってきた聖教会への不信感の理由を、ようやく知ったのだ。
神託を授かった者は心身ともに清らかでなければならない。聖女も勇者も純潔でなければならない。純潔を失うことは、職を失うことと同義である。
敬っていた聖女が、他ならぬ聖職者の手によって穢されたのだ。信徒たちの怒りはもっともで、聖教会への信頼が揺らぐのも理解できる。
「つらい思いをしてきたんだね、魔女様……かわいそうに」
『汝に頼みがある』
「うーん。緋の国を滅ぼす手伝いならできないよ。曲がりなりにも勇者だからね、俺。気持ちはわかるけど」
『そうではない。汝に頼みたいのは、あの娘を――』
水面が揺れる。魔王が震えている。
――魔女様を森から連れ出す? できないことはないけど難しそうだよなぁ。一回断られているし。
優しい魔王の頼みは、勇者の考えの斜め上を行っていた。
『あの娘を、孕ませてくれ』
叫びそうになった勇者の口に、再度深緑色の触手が突っ込まれるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる