【R18】スパイス~高梨姉弟の背徳~

千咲

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99話、姉。

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 好き。
 ショウのことが好き。
 大好き。

「ああぁ、ん、っ」

 ショウの指がぬるりとナカに入ってくる。ゆっくりと内壁をたどり、ゆるく動く。
 痛みはほとんどない。十分すぎるほど濡れているからか、すでに経験してしまっているからか、判断はつかない。
 異物感はあるけれど、それよりも、私の体がショウの指を欲している。もっと。もっと。奥まで。激しく。

「あぁあっ!」

 ショウの指がぬるぬると陰核を捏ね回す。痛みにも似た激しい快感に、私は声をあげながら、悶えるしかできない。
 乳首を吸い上げるショウと視線が絡む。
 お願い、キスをして。
 恥ずかしい声が出てしまうこの唇を押さえて。
 目で訴えるけれど、ショウはニヤッと笑ったまま、乳首も捏ねくり回す。
 ひどい。
 ひどいのに。
 もっとして欲しい、って思ってしまう。

「マドカ、聞こえる? こんなに濡れているんだよ」

 ショウが指で腟内をかき混ぜるたび、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい音が聞こえてくる。

「や、だぁ……」
「もう、二本も咥えてる」
「……っ、やぁっ」

 そんな恥ずかしいこと、言わないで。
 緩急をつけながら動いている指の奥のほうが、きゅう、と縮む。

「マドカ」
「ん、っ、な、に?」

 ショウの指が少しずつ速く動き始める。合わせて、私のナカもきゅうきゅうとショウの指を締めつける。
 もっと、して。もっと、きて。
 意図していないのに。私の体なのに、私の体じゃないみたい。

「だいぶ締めつけてきたね。いいよ、イッても」
「あっ、あん、えっ?」

 イッても、いい?
 どういう、――っ!?

「ああっ!」

 ショウの指がそこを擦るたびに、ナカがじんじんと疼く。
 やだ、なに、これ?
 やっ、やだっ!
 指を止めて欲しいのに、止めないで欲しい。もどかしくて、腰が動いてしまう。

「ショ、だめ、なんか、だめ……っ!」
「イキそうなんでしょ? マドカは、こうされるのが好きだから」
「っ!?」

 ショウは、乳首を吸って口内で転がす。もう一方の乳首はぎゅっと摘まれて。親指が陰核を擦り、中指と薬指か人差し指が内壁を激しくたどる。
 あ、だめ、これ。

「んんんーーっ!!」

 目の前が真っ白になる。目をぎゅっと閉じたせいか、チカチカする。体中から力が抜け、手も足も、どこにも力が入らない。
 なに、これ。気持ちよすぎ……。

「んー、イク感覚は体が覚えているのかな。前は最初じゃイケなかったのに、今回は」
「しょーうーっ!」
「はいはい、ごめんね。気持ち良かったね」

 ショウが髪を撫でながらキスをしてくれる。私のナカに入っていたほうの手は、既にティッシュの中。
 いつの間にか、ショウは服を脱ぎ捨てていて、ボクサーパンツだけになっている。そして、小さな袋を手にしている。

「……つけるの?」
「言ったでしょ。避妊はするよって」

 コンドームの袋を破ろうとしたショウの手を、思わず握る。驚くショウからゴムを取り上げると、私はショウをじいっと見つめる。
 どうしよう。ちゃんと説明、できるかな。

「どうしたの、マドカ」
「……い、いいの」
「え?」
「ゴムつけないで、いいの」

 ショウが目を見開き、私を見つめてくる。当たり前だ。避妊しなくていい、なんて私が言うと思ってもみなかったのだろう。

「マドカ。ダメだよ。俺はまだ学生だから、あと二年は避妊しなくちゃ。ちゃんと俺がお金を稼げるようになってから、子どもを作ろう?」
「あ、あの、違うの」
「……うん?」

 ショウと関係を持った私が、手帳に書き残していたメモ。そのときの私の意図はよくわからなかったけれど、今ならわかる。
 私は、ショウにも気持ち良くなってもらいたいんだ。

「この間の、退院したあとの生理のときから……その、ピルを飲んでいるの」
「えっ? どういうこと?」

 やっぱり、ショウは知らなかった。私が一人で考えたことのようだ。
『生理が始まる前に産婦人科でピルをもらうこと』
 退院したあとすぐに産婦人科へ行って、ピルとはどういうものか説明してもらって、一シート処方してもらった。直後に生理が来たから、飲み始めた。
 ショウにバレないように、昼休憩の時間に飲んでいたのは、正解だったみたいだ。

「ショウが私を大事にしてくれるのもわかるけど、私もショウに気持ち良くなってもらいたい」
「ゴムつけていても、十分気持ちいいのに」
「ショウ、お願い」

 ゴムをティッシュの近くに放って、私はショウにキスをする。

「私で……私のナカで、気持ち良くなって?」

 ショウはぎゅうと私を抱きしめる。優しいキスをして、ほうっとため息を吐き出す。

「ごめん、マドカ。優しくできないかもしれない」
「いいよ」

 ショウになら、何をされたって、平気だから。謝らないで。

「……来て」

 ショウは頷いて、ボクサーパンツに手をかけて、引き下げた。そして、私の足を持ち上げて、足の間に割り込んでくる。
 ぬるぬると花弁の合間を動く陰茎の熱。熱い。けれど、その熱を、体が欲している。早く。早く来て。

「マドカ、挿れるよ」
「う、っん……ああっ!」

 熱くて硬いモノが私のナカへゆっくり侵入してくる。指よりもずっと太くて、硬い。ナカの内壁に沿って、密着してくる。
 あぁ、おっきい……。

「痛くない?」
「っ、うん、へいき」
「俺はダメだなぁ……気持ち良すぎてすぐイッちゃいそう」

 ショウは苦笑する。額に汗が滲んでいる。我慢しているの?

「マドカのナカ、熱いよ。絡みついてくる。ゴムなんかと比べ物にならないくらい、気持ち良すぎる……っ」

 ショウは緩く腰を動かして、少しずつ奥へとやってくる。焦らされているみたいで、もどかしい。
 ねえ、早く、奥までちょうだい?

「ああんっ、あっ」

 根元まで入ったのか、ぐっとショウは体重をかけてくる。奥のほうをぐりぐりと突かれると、痺れちゃいそうなくらい、気持ちいい。

「わかる? 奥に、当たってるでしょ」
「うん、当たっ、てる」
「マドカ、ごめん。あまり持たないかもしれない」
「……え?」

 ショウはぐっと私の腰をつかんで、また奥を突く。
 あ、だめ、気持ちい……。

「はぁ……あっ、ん」
「ナマは、気持ち良すぎる……動きたくても、すぐ出ちゃいそう」
「いいよ、ショウ」

 時間はたくさんあるんだから。
 何回でも、何十回でも、満足するまで、私を抱いて。

「いっぱいイッて。私のナカで、いっぱい気持ち良くなって?」
「――マドカ、っ」

 ショウの両手が私の両手を押さえつける。そして、強く腰を動かし始める。
 あ、だめ、声が出ちゃうっ!

「あっ、ん、っ、あ、あっう」

 ショウのモノが私のナカを犯す。内壁を激しくたどられるたび、痺れるような甘い快感が伝わってくる。

「あっ、ん、ショ、キス、し」

 ショウ、キスして。
 ショウは私の希望通りぐっと前かがみになって、私の口内にも侵入してくる。
 あ、これも気持ちいい……。

「マドカっ」

 ショウの汗が私の肌に落ちてくる。汗を拭うこともできないくらい、ショウは。 

「……イクっ!」
「ああっ!」

 ショウのモノが一際大きくなって、震える。
 ショウは何度か痙攣しながら、腰を密着させてくる。
 ぎゅっと目を閉じて、快感にうち震えている。かわいい。
 もっと、奥まで、ちょうだい。もっと……もっと……。
 私、ショウが好き。
 大好き。
 やっと、やっと、一つになれた……。
 唇が糸を引き、ショウの優しい目が私を見つめる。またキスをして、ショウは笑う。

「マドカ、気持ち良すぎ……搾り取られたよ……」
「そんなこと、言わないでっ」

 ショウはしばらく私のナカに挿れたままで、私を抱いて、キスをしてくれる。
 ショウのモノが柔らかく、小さくなっていく感覚はわかる。けれど、まだ抜いて欲しくなくて、熱を感じていたくて、私もまた、ショウを抱きしめる。

「マドカ、ナカに入っている状態が好きでしょ?」
「うん……ダメ?」
「ダメじゃないけど、折角だから、俺の精液がマドカのナカから出てくるとこ見てみたいなぁ。絶対エロいでしょ」

 私はぎゅうとショウを抱きしめる。

「やーだ」
「はいはい、密着したまま、ね」

 キスをして、笑い合う。

「ショウ、大好き」
「マドカ、愛してる」
「今の、もう一回! もう一回!」

 ショウは苦笑しながら、耳元で囁いてくれる。

「マドカ、愛してるよ」

 私も。
 ショウの耳元に唇を寄せて。

「私も、愛してるよ、ショウ」

 やっと、言えた――。

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