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第一夜
033.聖女、ラルスの執務室へ行く。
ラルスの様子がおかしい。彼は大抵二つ時が過ぎたら様子を見に来てくれるのだけど、今日は昼食も入浴も終わったのに顔を見せていない。三つ時まで待ってもまだ来ない。忙しいとも、会議があるとも聞いていない。おかしい。
「スサンナ、今日ラルスはお休み?」
「いえ、執務室にはいらっしゃいましたよ」
じゃあ、昨日のアレが問題だったんだな。ハグ問題、八人目の夫問題。わたしにはそんなに深い意味なんてなかったのだけど、ラルスにとっては一大事だったのかもしれない。マズったなー。
「ラルスには仲のいい奥さんがいるのよねぇ?」
「はい。紫の国の地方聖殿で女官をなさっていた奥方様でございます。大変仲がよろしいですよ」
申し訳ないことをしたなぁ。仲のいい夫婦の間に邪魔をしたみたい。そんなつもりはなかったのだけど。
「ラルスの執務室は聖女宮にある? 行ってもいい?」
「様子ならわたくしが見に行きますよ」
「ありがと、スサンナ。でも、たぶん、わたしが行かないといけないやつなんだよねー」
「あら。では、ご案内いたします」
スサンナは深くは聞いてこない。聖女宮で働く人たちは、つかず離れず、程良い距離感を保ってくれる。大変ありがたい。
わたしの部屋から出て、七色の扉の部屋とは反対方向へ向かう。お風呂を通り過ぎ、角を曲がり、大きな扉にたどり着く。初めて見る扉だけど、スサンナが鍵を開ける。どうやらわたしたちが住む場所と、宮女官、宮文官、宮武官が仕事をする場所は分かれているようだ。結構セキュリティ高いのね。
剣や弓を持った宮武官とすれ違い、宮女官たちの控え室や支度室を通り過ぎ、ようやく宮文官の執務室にたどり着く。意外と歩いたなぁ。
スサンナに「わたしじゃ開けてくれないかも」と泣きついて、ノックをしてもらう。スサンナは不思議そうな顔をしていたけれど、願いは聞いてくれる。優しい!
「スサンナです。ラルス様、いらっしゃいますか?」
「……ああ。どうぞ」
スサンナに礼を言って、わたしはラルスの執務室に入室する。
本棚に囲まれた、だだっ広い部屋。大きな来客用テーブルと、執務用のデスクがある。デスクには書類が山積みになっており、その向こうで銀色の髪が動いている。
「どうした、スサンナ? 聖女様に何かあったのか?」
「あなたに何かあったんでしょうが」
ガタン、とラルスが椅子から落ちた。どんだけびっくりしてんのよ、腹立つわぁ。
「せ、聖女、様、なぜ」
「なぜって、休日でもないのにラルスが来ないからでしょ。昨日のことを気にしているからでしょ? だから、謝りに来たのよ」
倒れた椅子を直し、ラルスのそばに座る。それから、頭を下げる。
「軽率なことを言ったわ。ごめんなさい。あなたには愛する奥さんがいるというのに」
「い、いえ、聖女様に謝られるようなことは、全然」
ラルスの顔が好きなのは事実だけど、夫がいる立場で言うことじゃなかった。既婚者の動揺を誘うなんて、本当に軽率な発言だった。
ラルスはまだ床にへたり込んだまま動かない。しっかり者の彼が、弱っている。そんなの、見たらすぐにわかる。どうしたというのだろう。
「何か、あったの?」
「……個人的な、ことですから」
「仕事、大丈夫? わたしにできることがあるなら、何か手伝いを」
「大丈夫です、結構です」
立ち上がらせようと手を差し出すけれど、ラルスは無視する。うーん、重症だなぁ。全然大丈夫な感じがしないよ、ラルス。
リヤーフならぎゅっとハグして落ち着かせるんだけど、既婚者の動揺を誘うわけにはいかないと自戒したばかりだからどうしようもない。
「ラルス」
「大丈夫ですから、私のことなど放っておいてください!」
「えぇー、全然大丈夫じゃないじゃん、それ」
ラルスが声を荒げるなんて、初めて見た。エレミアスと話していたときなんて、嫌味を言う余裕すらあったというのに。それだけ、今は余裕がないってことなんだろうけど。
「ラルス、どうしたの?」
「何でもありません」
「何でもないって顔じゃないでしょ、それ」
「……聖女様は、ご夫君方を愛していらっしゃいますか?」
愛? 夫たちを愛しているかって?
すがるような、ラルスの視線。どうしたの、本当に。
そういえば昨日も「あなたに愛されるご夫君方が羨ましい」とか言われたなぁ。訂正しなかったけど、アレ、間違いだよね。
「それ、昨日言おうと思っていたんだけど、誤解だよ。わたしと夫の間に愛情なんてないよ」
「愛が、ない、のですか?」
「だって政略結婚だもの。いきなり愛が芽生えるのはおかしいでしょ。一日で相手を愛せたらおかしくない? 気持ち悪くない? 夫たちも妥協してるよ、絶対」
あ、例外的にヒューゴはわたしにベタ惚れだと思う。絶倫童貞くんを開眼させてあげたんだもの。今頃わたしのことを想いながら自慰をしているんじゃないかな。素直で可愛い夫だよねぇ。
「では、愛していなくとも、欲を受け入れることはできるものですか?」
「わたしはできる。昨日も言ったけど、気持ちいいことが好きだもの。でも、一般的な考えではないよねぇ」
愛がどうのこうの、ラルスがおかしいな。彼の「愛」の定義に何か揺らぎでもあったのかしら? ラルスが愛しているのは、奥さんのはずでしょ? そういえば、昨日は家に帰ったはずなのに、また戻ってきていたよね? おかしいなーとは思っていたけれど。
「……あぁ、奥さんと何かあったのね」
「んなっ」
いや、ラルス、そこで驚くような表情しなくても。バレバレじゃん。愛について何か疑問に思うようなことがあったんだな、ってすぐわかるじゃん。しかも、「愛がなくともセックスができるのか」なんて、奥さん不倫してます、もしくはセックスレスです、って言ってるようなものじゃん。わかりやすいなぁ。
「あ、何があったのかは聞かないよ、想像はつくけど。で、どっちが悪いとか誰が悪いとかも言わないよ、わたしが判断できるようなことじゃないし」
突き放しているわけじゃないのよ。だって、わたしは完全に第三者だもん。当事者じゃないもん。相談すらされていないもん。想像だもん。
「だからさ、せめてオンとオフは分けてよ。プライベート、私生活と仕事ね。私生活のゴタゴタを仕事に持ち込むほど愚かな男じゃないでしょ、ラルスは。二つがごちゃごちゃするんだったら、一回仕事休んで。わたしなら大丈夫、ちゃんと問題を起こさずに夫の相手をするから。わかってるでしょ?」
聖女がどんな役割なのかわかってきたし、おかしなことにはならないと思う。約一名、おかしなことをしそうな夫はいるけど。
「あなたがそばにいないと調子が狂うのよ」
大きく狂うわけではないけど、喉に小骨が刺さったような感じになるのよ。気持ち悪いじゃん。さっさと取ってしまいたいじゃん。
「……聖女様に、そんなことを言わせてしまうとは、宮文官失格ですね」
「え、ダメだよ、退職なんてしちゃダメ。エレミアスなんていうムカつく男が代わりに宮文官になったら、わたし絶対殴っちゃうもん。殴るだけじゃなくて、蹴っちゃうかも」
「……あんな男、殴ってもいいですよ」
ハハハ、ラルスの本音が出た! だよねー、殴りたいよねー! わかるー! 股間蹴り上げちゃダメかなー?
二人で笑い合う。今度は、差し出した手を取り、ラルスが立ち上がる。あ、ちょっとすっきりした表情になっている。ラルスはそうでなくちゃ。
「聖女様、ありがとうございます」
「わたしは何も。やっぱりラルスには笑っていてもらわなくちゃ。そのほうが格好い……まぁ、いい感じってことで」
おっと、危ない危ない。格好いいなんてうかつに言わないほうがいいのよね。ラルスの顔が好みだから、うっかり褒めちゃいそうだわ。イケメンは罪ねぇ。
「聖女様」
「んー?」
「……失礼ながら、あなたのお名前を、聞いておりませんでした」
そういえば、夫以外に名乗ったことなかったわねぇ。別に「聖女様」のままでもいいんだけど、ラルスには伝えておいてもいいか。
「和泉、だよ」
「……イズミ、様」
「なぁに、ラルス?」
そうして、二人でまた笑い合う。少しだけ、ラルスとの距離が近づいた気がする。こういう関係も悪くない。夫以外に頼れる人がいるというのは、心強いものなのだと、わたしは初めて知ったのだ。
「スサンナ、今日ラルスはお休み?」
「いえ、執務室にはいらっしゃいましたよ」
じゃあ、昨日のアレが問題だったんだな。ハグ問題、八人目の夫問題。わたしにはそんなに深い意味なんてなかったのだけど、ラルスにとっては一大事だったのかもしれない。マズったなー。
「ラルスには仲のいい奥さんがいるのよねぇ?」
「はい。紫の国の地方聖殿で女官をなさっていた奥方様でございます。大変仲がよろしいですよ」
申し訳ないことをしたなぁ。仲のいい夫婦の間に邪魔をしたみたい。そんなつもりはなかったのだけど。
「ラルスの執務室は聖女宮にある? 行ってもいい?」
「様子ならわたくしが見に行きますよ」
「ありがと、スサンナ。でも、たぶん、わたしが行かないといけないやつなんだよねー」
「あら。では、ご案内いたします」
スサンナは深くは聞いてこない。聖女宮で働く人たちは、つかず離れず、程良い距離感を保ってくれる。大変ありがたい。
わたしの部屋から出て、七色の扉の部屋とは反対方向へ向かう。お風呂を通り過ぎ、角を曲がり、大きな扉にたどり着く。初めて見る扉だけど、スサンナが鍵を開ける。どうやらわたしたちが住む場所と、宮女官、宮文官、宮武官が仕事をする場所は分かれているようだ。結構セキュリティ高いのね。
剣や弓を持った宮武官とすれ違い、宮女官たちの控え室や支度室を通り過ぎ、ようやく宮文官の執務室にたどり着く。意外と歩いたなぁ。
スサンナに「わたしじゃ開けてくれないかも」と泣きついて、ノックをしてもらう。スサンナは不思議そうな顔をしていたけれど、願いは聞いてくれる。優しい!
「スサンナです。ラルス様、いらっしゃいますか?」
「……ああ。どうぞ」
スサンナに礼を言って、わたしはラルスの執務室に入室する。
本棚に囲まれた、だだっ広い部屋。大きな来客用テーブルと、執務用のデスクがある。デスクには書類が山積みになっており、その向こうで銀色の髪が動いている。
「どうした、スサンナ? 聖女様に何かあったのか?」
「あなたに何かあったんでしょうが」
ガタン、とラルスが椅子から落ちた。どんだけびっくりしてんのよ、腹立つわぁ。
「せ、聖女、様、なぜ」
「なぜって、休日でもないのにラルスが来ないからでしょ。昨日のことを気にしているからでしょ? だから、謝りに来たのよ」
倒れた椅子を直し、ラルスのそばに座る。それから、頭を下げる。
「軽率なことを言ったわ。ごめんなさい。あなたには愛する奥さんがいるというのに」
「い、いえ、聖女様に謝られるようなことは、全然」
ラルスの顔が好きなのは事実だけど、夫がいる立場で言うことじゃなかった。既婚者の動揺を誘うなんて、本当に軽率な発言だった。
ラルスはまだ床にへたり込んだまま動かない。しっかり者の彼が、弱っている。そんなの、見たらすぐにわかる。どうしたというのだろう。
「何か、あったの?」
「……個人的な、ことですから」
「仕事、大丈夫? わたしにできることがあるなら、何か手伝いを」
「大丈夫です、結構です」
立ち上がらせようと手を差し出すけれど、ラルスは無視する。うーん、重症だなぁ。全然大丈夫な感じがしないよ、ラルス。
リヤーフならぎゅっとハグして落ち着かせるんだけど、既婚者の動揺を誘うわけにはいかないと自戒したばかりだからどうしようもない。
「ラルス」
「大丈夫ですから、私のことなど放っておいてください!」
「えぇー、全然大丈夫じゃないじゃん、それ」
ラルスが声を荒げるなんて、初めて見た。エレミアスと話していたときなんて、嫌味を言う余裕すらあったというのに。それだけ、今は余裕がないってことなんだろうけど。
「ラルス、どうしたの?」
「何でもありません」
「何でもないって顔じゃないでしょ、それ」
「……聖女様は、ご夫君方を愛していらっしゃいますか?」
愛? 夫たちを愛しているかって?
すがるような、ラルスの視線。どうしたの、本当に。
そういえば昨日も「あなたに愛されるご夫君方が羨ましい」とか言われたなぁ。訂正しなかったけど、アレ、間違いだよね。
「それ、昨日言おうと思っていたんだけど、誤解だよ。わたしと夫の間に愛情なんてないよ」
「愛が、ない、のですか?」
「だって政略結婚だもの。いきなり愛が芽生えるのはおかしいでしょ。一日で相手を愛せたらおかしくない? 気持ち悪くない? 夫たちも妥協してるよ、絶対」
あ、例外的にヒューゴはわたしにベタ惚れだと思う。絶倫童貞くんを開眼させてあげたんだもの。今頃わたしのことを想いながら自慰をしているんじゃないかな。素直で可愛い夫だよねぇ。
「では、愛していなくとも、欲を受け入れることはできるものですか?」
「わたしはできる。昨日も言ったけど、気持ちいいことが好きだもの。でも、一般的な考えではないよねぇ」
愛がどうのこうの、ラルスがおかしいな。彼の「愛」の定義に何か揺らぎでもあったのかしら? ラルスが愛しているのは、奥さんのはずでしょ? そういえば、昨日は家に帰ったはずなのに、また戻ってきていたよね? おかしいなーとは思っていたけれど。
「……あぁ、奥さんと何かあったのね」
「んなっ」
いや、ラルス、そこで驚くような表情しなくても。バレバレじゃん。愛について何か疑問に思うようなことがあったんだな、ってすぐわかるじゃん。しかも、「愛がなくともセックスができるのか」なんて、奥さん不倫してます、もしくはセックスレスです、って言ってるようなものじゃん。わかりやすいなぁ。
「あ、何があったのかは聞かないよ、想像はつくけど。で、どっちが悪いとか誰が悪いとかも言わないよ、わたしが判断できるようなことじゃないし」
突き放しているわけじゃないのよ。だって、わたしは完全に第三者だもん。当事者じゃないもん。相談すらされていないもん。想像だもん。
「だからさ、せめてオンとオフは分けてよ。プライベート、私生活と仕事ね。私生活のゴタゴタを仕事に持ち込むほど愚かな男じゃないでしょ、ラルスは。二つがごちゃごちゃするんだったら、一回仕事休んで。わたしなら大丈夫、ちゃんと問題を起こさずに夫の相手をするから。わかってるでしょ?」
聖女がどんな役割なのかわかってきたし、おかしなことにはならないと思う。約一名、おかしなことをしそうな夫はいるけど。
「あなたがそばにいないと調子が狂うのよ」
大きく狂うわけではないけど、喉に小骨が刺さったような感じになるのよ。気持ち悪いじゃん。さっさと取ってしまいたいじゃん。
「……聖女様に、そんなことを言わせてしまうとは、宮文官失格ですね」
「え、ダメだよ、退職なんてしちゃダメ。エレミアスなんていうムカつく男が代わりに宮文官になったら、わたし絶対殴っちゃうもん。殴るだけじゃなくて、蹴っちゃうかも」
「……あんな男、殴ってもいいですよ」
ハハハ、ラルスの本音が出た! だよねー、殴りたいよねー! わかるー! 股間蹴り上げちゃダメかなー?
二人で笑い合う。今度は、差し出した手を取り、ラルスが立ち上がる。あ、ちょっとすっきりした表情になっている。ラルスはそうでなくちゃ。
「聖女様、ありがとうございます」
「わたしは何も。やっぱりラルスには笑っていてもらわなくちゃ。そのほうが格好い……まぁ、いい感じってことで」
おっと、危ない危ない。格好いいなんてうかつに言わないほうがいいのよね。ラルスの顔が好みだから、うっかり褒めちゃいそうだわ。イケメンは罪ねぇ。
「聖女様」
「んー?」
「……失礼ながら、あなたのお名前を、聞いておりませんでした」
そういえば、夫以外に名乗ったことなかったわねぇ。別に「聖女様」のままでもいいんだけど、ラルスには伝えておいてもいいか。
「和泉、だよ」
「……イズミ、様」
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