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プロローグ
綿菓子令嬢は婚約破棄されました
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わたくし、フリア・フワーライトは、アルマニーテ王国の公爵令嬢であり、常にほわわんと微笑んでいる姿から、皆様から綿菓子令嬢と呼ばれております。
いえ、別に不名誉などではありませんよ?
だって、綿菓子って、本当に可愛くて美味しそうなんですものっ。
ふわふわとした淡い水色の髪に、紺碧の瞳、本来の年齢より幼く見える整った顔立ち。身長は他の同年代の令嬢と比べると低く、対照的に胸はとても豊か。そして、何よりも、見るもの全てを癒すかのようなふんわりとした微笑み。それが、わたくし、フリア・フワーライトの特徴でしょう。そして現在、わたくしは顔だけ王子と名高い第二王子、バッカ・アルマニーテ様から、とある宣言を受けました。
「フリア・フワーライトっ、君とは婚約破棄をさせてもらうよっ! 何を考えているのか分からない婚約者などいらないっ! 僕は、僕に相応しい、ミーネ・ラトリャと婚約する!」
……あぁっ、そうでしたっ。この方、一応、わたくしの婚約者でした!
後程、陛下もお越しになる、年に一度の建国パーティー。その会場のど真ん中で宣言されるバカ……いえ、バッカ殿下の隣には、とても嫌そうな顔をして、どうにかバッカ殿下に絡まされた腕から逃れようとしているミーネ様がいらっしゃいます。
あ、ちなみに、バッカ殿下は、茶髪碧眼の軽薄そうな顔立ちのバカ……ではなく、殿方であり、ミーネ様は、ピンクブロンドの髪に青い瞳を持つ美しい女性です。とても深い知識を有する才女として有名なナリア・ラトリャ様の娘であり、ミーネ様ご本人も様々な知識に精通した、とても尊敬のできるお方です。ただ、ご本人は伯爵家の娘であるが故に、恐らく、殿下からの要望を断れなかったのだと思われます。少なくとも、彼女がバッカ殿下を誘惑したとは考えられません。
「あらあら、そうですか。うふふ……契約の履行条件を確認いたしましたよ?」
そう言うと、バッカ様は怪訝な顔をされます。
「契約? 何のことだ? 僕は、お前との婚約を破棄すると言ったんだぞ?」
「えぇ、もちろん、聞こえております。ですからこそ、契約が果たされる時が来たのです」
そんなわたくしに、バカ殿下はさらに反論しようとするも、その瞬間、陛下方がお越しになったことが会場へ告げられる。
バッカ殿下と顔立ちだけは良く似た、聡明な王、ゲイン・アルマニーテ陛下。そして、そんな陛下を常に支えてきた美しい王妃、ルミア・アルマニーテ妃。ただ、今、このお二人が現れたということは、第一王子殿下であるトーリ・アルマニーテ様はいらっしゃらないのだろう。
その事実を、いつもならば残念に思っていただろうが、もう、会えない日々もこれで終わりだ。
貴族達全員が頭を垂れる中、バッカ殿下もミーネ様に抑えられる形で、どうにか頭を下げる。陛下方がゆっくりと玉座まで歩く中、その光景は嫌でも目につくわけで、恐らくは、何があったか問いただそうと思いながらも、まずは『楽にせよ』の一言を紡ぐ。
「今日は、我アルマニーテ王国建国の日である。五百年前の建国の祖、ダイス・アルマニーテを讃え、祝いの席を設けた。皆、楽しむが「父上っ!」」
パーティー開始の宣言。それを、あのバッカ殿下は見事に遮ってみせました。
「無礼ですよ。バッカ。控えなさい」
「いいえ、そんなわけには参りません。パーティーを始める前に、重大なお話がございますっ」
王妃様の言葉すら無視して、バッカ殿下のやらかしは続きます。ミーネ様は……可哀想に、今にも倒れそうなほどに青ざめていらっしゃいます。本来なら、わたくしもバッカ殿下を止める立場だと思われているため、ミーネ様は必死にこちらへアイコンタクトを送ってきていますが、今は、バッカ殿下のやらかしが非常に都合が良いので、黙っておくことにします。
「僕は、フリアとの婚約を破棄し、ここにいるミーネ・ラトリャと婚約いたしますっ!」
とうとう後戻りができない段階に来てしまったバカ殿下。あぁ、いえ、バッカ殿下ですね。ついつい、間違えることが多くて困ります。とにかく、彼の言葉によって、陛下と王妃様の顔色が変わりました。
「な、何を言っている!」
「で、ですから、僕はミーネと「そんなっ、トーリがっ、トーリがっ!」あ、兄上? なぜ、兄上の話になるのです?」
うふふ、陛下も王妃様も、契約のことをしっかりと覚えておられるようですね。何せ、この契約が履行されれば、お二人は王子を二人、失うことになるのですから。
「……フリア様、私は、ミーネ・ラトリャと申します。本来なら私からお声をおかけすることは許されませんが、どうか、お教えください。契約、とは何ですか?」
陛下方のただならぬ様子に、ミーネ様が思いきってわたくしに声をかけてくださいます。
「うふふ、わたくしは気にしませんよ? それよりも、契約でしたね? 契約の内容は、お教えできませんが、実行されれば、バッカ殿下もトーリ殿下も居なくなってしまいますわね」
陛下のお子は二人。バッカ殿下とトーリ殿下しか居ない。だからこそ、事の重大さを理解して、しかし、公爵家が王家にそこまでの影響を及ぼせるという事態を理解できず、ミーネ様は困惑しています。
「あぁ、ですが、王家の血筋が途絶えるのは面白くありませんから、そこは、ちゃんと残して差し上げますので、ご安心を」
「ま、待ってくれっ、いや、待ってくださいっ! フリア様っ、どうか、どうか、考え直していただけませんか!」
「わたくしからもお願いします。どうか、トーリを奪わないでっ」
「っ、父上? 母上!?」
激しく取り乱す陛下と王妃様。その様子に、貴族達のざわめきが収まらないのはもちろんのこと、バッカ殿下自身も困惑していました。
「貴様っ、父上と母上に何をしたっ!」
だから、自然と、バッカ殿下の矛先はわたくしに向かいます。
「あら、わたくしは、この国の厄災を祓っただけですわ。十年前の大飢饉に、四年前の水害、つい一年前は、大火災もありましたわね」
それらは全て、多くの死者が出てもおかしくはないのに、結局、十数人の被害で治まった奇跡だと言われる厄災。アルマニーテ王国では、時折、そんな奇跡が続く治世があります。しかし、それを鎮めた者の存在を知るのは、いつだって時の権力者のみ。今回だって、ここを出れば、皆わたくしのことなど忘れます。それがわたくし達の力なのですから。
「ご心配なさらずとも、わたくし達の一族が伴侶となるお方を大切に、大切にすることはご存知でしょう? ですから、今、契約に則って、バッカ殿下の魂と、トーリ殿下をいただきますね?」
ふわふわと、綿菓子令嬢に相応しい笑みを浮かべて、そっとバッカ殿下の方へ手のひらを翳せば、何かを言いかけていたバッカ殿下は、目をグリンと裏返して、崩れ落ちます。
しん、と静まり返る会場。きっと、彼らは何が起こったのか理解できていないのでしょう。いつもいつも、ふわふわと微笑むわたくしが誰かの魂を奪うと、周りはこんな反応なのです。
「な、にを……」
そんな中、混乱しながらも声を出したのは、やはり、ミーネ様でした。
「もちろん、魂をいただいたのですよ。あぁ、ですが、このままにはいたしませんよ? ちゃんと、血筋は残さなければなりませんからね?」
そうして、わたくしはもう一度バッカ殿下の体へ手を翳す。
「う、ん……」
「お久しぶりですね。お兄様?」
「フリア? あぁ、魂を抜いたんだね?」
「はい。ですが、いつものように、血筋は残さなければならないので……」
「うん、分かったよ。なら……そこの彼女にしようかな?」
バッカ殿下でありながら、バッカ殿下ではないその人物は、ミーネ様を見て愉しそうに嗤います。
「なっ、え……?」
「良かったですわね。ミーネ様。どうやらお兄様は、あなた様を伴侶に選んだようですわよ?」
「伴、侶……?」
状況を理解できず、目を白黒させる彼女の姿は、とても、可愛らしくて、そう考えた瞬間にお兄様から睨まれたので、苦笑しながら、お兄様へと視線を移す。
「フリアはさっさと、自分の伴侶を迎えたらどうかな?」
「そうですわね。そうさせていただきますね?」
わたくしに会わせたくないがために、ずっとパーティーなどでも遠ざけられていたトーリ殿下。しかし、もはや、私達の間に障害はありません。早く迎えに行って、愛し合いたいところです。
「では、皆様方、失礼致します」
綿菓子令嬢と呼ばれたわたくしは、綺麗なカーテシーを行い、その場から瞬時に姿をかき消すのでした。
いえ、別に不名誉などではありませんよ?
だって、綿菓子って、本当に可愛くて美味しそうなんですものっ。
ふわふわとした淡い水色の髪に、紺碧の瞳、本来の年齢より幼く見える整った顔立ち。身長は他の同年代の令嬢と比べると低く、対照的に胸はとても豊か。そして、何よりも、見るもの全てを癒すかのようなふんわりとした微笑み。それが、わたくし、フリア・フワーライトの特徴でしょう。そして現在、わたくしは顔だけ王子と名高い第二王子、バッカ・アルマニーテ様から、とある宣言を受けました。
「フリア・フワーライトっ、君とは婚約破棄をさせてもらうよっ! 何を考えているのか分からない婚約者などいらないっ! 僕は、僕に相応しい、ミーネ・ラトリャと婚約する!」
……あぁっ、そうでしたっ。この方、一応、わたくしの婚約者でした!
後程、陛下もお越しになる、年に一度の建国パーティー。その会場のど真ん中で宣言されるバカ……いえ、バッカ殿下の隣には、とても嫌そうな顔をして、どうにかバッカ殿下に絡まされた腕から逃れようとしているミーネ様がいらっしゃいます。
あ、ちなみに、バッカ殿下は、茶髪碧眼の軽薄そうな顔立ちのバカ……ではなく、殿方であり、ミーネ様は、ピンクブロンドの髪に青い瞳を持つ美しい女性です。とても深い知識を有する才女として有名なナリア・ラトリャ様の娘であり、ミーネ様ご本人も様々な知識に精通した、とても尊敬のできるお方です。ただ、ご本人は伯爵家の娘であるが故に、恐らく、殿下からの要望を断れなかったのだと思われます。少なくとも、彼女がバッカ殿下を誘惑したとは考えられません。
「あらあら、そうですか。うふふ……契約の履行条件を確認いたしましたよ?」
そう言うと、バッカ様は怪訝な顔をされます。
「契約? 何のことだ? 僕は、お前との婚約を破棄すると言ったんだぞ?」
「えぇ、もちろん、聞こえております。ですからこそ、契約が果たされる時が来たのです」
そんなわたくしに、バカ殿下はさらに反論しようとするも、その瞬間、陛下方がお越しになったことが会場へ告げられる。
バッカ殿下と顔立ちだけは良く似た、聡明な王、ゲイン・アルマニーテ陛下。そして、そんな陛下を常に支えてきた美しい王妃、ルミア・アルマニーテ妃。ただ、今、このお二人が現れたということは、第一王子殿下であるトーリ・アルマニーテ様はいらっしゃらないのだろう。
その事実を、いつもならば残念に思っていただろうが、もう、会えない日々もこれで終わりだ。
貴族達全員が頭を垂れる中、バッカ殿下もミーネ様に抑えられる形で、どうにか頭を下げる。陛下方がゆっくりと玉座まで歩く中、その光景は嫌でも目につくわけで、恐らくは、何があったか問いただそうと思いながらも、まずは『楽にせよ』の一言を紡ぐ。
「今日は、我アルマニーテ王国建国の日である。五百年前の建国の祖、ダイス・アルマニーテを讃え、祝いの席を設けた。皆、楽しむが「父上っ!」」
パーティー開始の宣言。それを、あのバッカ殿下は見事に遮ってみせました。
「無礼ですよ。バッカ。控えなさい」
「いいえ、そんなわけには参りません。パーティーを始める前に、重大なお話がございますっ」
王妃様の言葉すら無視して、バッカ殿下のやらかしは続きます。ミーネ様は……可哀想に、今にも倒れそうなほどに青ざめていらっしゃいます。本来なら、わたくしもバッカ殿下を止める立場だと思われているため、ミーネ様は必死にこちらへアイコンタクトを送ってきていますが、今は、バッカ殿下のやらかしが非常に都合が良いので、黙っておくことにします。
「僕は、フリアとの婚約を破棄し、ここにいるミーネ・ラトリャと婚約いたしますっ!」
とうとう後戻りができない段階に来てしまったバカ殿下。あぁ、いえ、バッカ殿下ですね。ついつい、間違えることが多くて困ります。とにかく、彼の言葉によって、陛下と王妃様の顔色が変わりました。
「な、何を言っている!」
「で、ですから、僕はミーネと「そんなっ、トーリがっ、トーリがっ!」あ、兄上? なぜ、兄上の話になるのです?」
うふふ、陛下も王妃様も、契約のことをしっかりと覚えておられるようですね。何せ、この契約が履行されれば、お二人は王子を二人、失うことになるのですから。
「……フリア様、私は、ミーネ・ラトリャと申します。本来なら私からお声をおかけすることは許されませんが、どうか、お教えください。契約、とは何ですか?」
陛下方のただならぬ様子に、ミーネ様が思いきってわたくしに声をかけてくださいます。
「うふふ、わたくしは気にしませんよ? それよりも、契約でしたね? 契約の内容は、お教えできませんが、実行されれば、バッカ殿下もトーリ殿下も居なくなってしまいますわね」
陛下のお子は二人。バッカ殿下とトーリ殿下しか居ない。だからこそ、事の重大さを理解して、しかし、公爵家が王家にそこまでの影響を及ぼせるという事態を理解できず、ミーネ様は困惑しています。
「あぁ、ですが、王家の血筋が途絶えるのは面白くありませんから、そこは、ちゃんと残して差し上げますので、ご安心を」
「ま、待ってくれっ、いや、待ってくださいっ! フリア様っ、どうか、どうか、考え直していただけませんか!」
「わたくしからもお願いします。どうか、トーリを奪わないでっ」
「っ、父上? 母上!?」
激しく取り乱す陛下と王妃様。その様子に、貴族達のざわめきが収まらないのはもちろんのこと、バッカ殿下自身も困惑していました。
「貴様っ、父上と母上に何をしたっ!」
だから、自然と、バッカ殿下の矛先はわたくしに向かいます。
「あら、わたくしは、この国の厄災を祓っただけですわ。十年前の大飢饉に、四年前の水害、つい一年前は、大火災もありましたわね」
それらは全て、多くの死者が出てもおかしくはないのに、結局、十数人の被害で治まった奇跡だと言われる厄災。アルマニーテ王国では、時折、そんな奇跡が続く治世があります。しかし、それを鎮めた者の存在を知るのは、いつだって時の権力者のみ。今回だって、ここを出れば、皆わたくしのことなど忘れます。それがわたくし達の力なのですから。
「ご心配なさらずとも、わたくし達の一族が伴侶となるお方を大切に、大切にすることはご存知でしょう? ですから、今、契約に則って、バッカ殿下の魂と、トーリ殿下をいただきますね?」
ふわふわと、綿菓子令嬢に相応しい笑みを浮かべて、そっとバッカ殿下の方へ手のひらを翳せば、何かを言いかけていたバッカ殿下は、目をグリンと裏返して、崩れ落ちます。
しん、と静まり返る会場。きっと、彼らは何が起こったのか理解できていないのでしょう。いつもいつも、ふわふわと微笑むわたくしが誰かの魂を奪うと、周りはこんな反応なのです。
「な、にを……」
そんな中、混乱しながらも声を出したのは、やはり、ミーネ様でした。
「もちろん、魂をいただいたのですよ。あぁ、ですが、このままにはいたしませんよ? ちゃんと、血筋は残さなければなりませんからね?」
そうして、わたくしはもう一度バッカ殿下の体へ手を翳す。
「う、ん……」
「お久しぶりですね。お兄様?」
「フリア? あぁ、魂を抜いたんだね?」
「はい。ですが、いつものように、血筋は残さなければならないので……」
「うん、分かったよ。なら……そこの彼女にしようかな?」
バッカ殿下でありながら、バッカ殿下ではないその人物は、ミーネ様を見て愉しそうに嗤います。
「なっ、え……?」
「良かったですわね。ミーネ様。どうやらお兄様は、あなた様を伴侶に選んだようですわよ?」
「伴、侶……?」
状況を理解できず、目を白黒させる彼女の姿は、とても、可愛らしくて、そう考えた瞬間にお兄様から睨まれたので、苦笑しながら、お兄様へと視線を移す。
「フリアはさっさと、自分の伴侶を迎えたらどうかな?」
「そうですわね。そうさせていただきますね?」
わたくしに会わせたくないがために、ずっとパーティーなどでも遠ざけられていたトーリ殿下。しかし、もはや、私達の間に障害はありません。早く迎えに行って、愛し合いたいところです。
「では、皆様方、失礼致します」
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