22 / 64
第一章 冒険の始まり
*モンスタートラップ
しおりを挟む
何とか、スライム同士の争いに決着がつき、俺はホッと安堵する。ただ、俺はまだ分かっていなかったのかもしれない。ここが、何が起こるか分からない危険地帯だということを……。
ペットの方へ行こうと、一歩踏み出した、その瞬間だった。
「うわっ」
踏み出した先の、石が不自然に沈んだのは……。
「えっ、なんだ?」
凄まじく嫌な予感がした俺は、冒険の書を確認しようとして、すぐに、それどころではないことに気づいた。
コッ…カシャン、コッ…カシャンという随分と耳慣れてしまったその足音で、俺はソイツの接近を知る。ただ、どうにも、音が複数ある気がしてならなかったが……。
「スケルトンっ!?」
その言葉と同時に、俺が来た道の暗闇からスケルトンは……スケルトン達は、両手を大きく広げて襲いかかってくる。
「っ!」
今まで、こんなに連続で戦闘となることは、スライムが分裂した時以外になかった。しかも、集団で襲い掛かってくることもなかった。それは、今居る場所がたまたまそういう設定で作られた場所なのかもしれないが、俺としては適宜休憩を挟めるため、ありがたいと思っていた。しかし……。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャッ。
そこに居るのは、スケルトンの群れだった。
俺は、たまらず後ずさる。こんな量の敵を無傷で捌ききる自信などない。今、俺にできることは、撤退しながら、スケルトンを少しでも減らすことだ。
何度も何度も、剣を振るいながら後退する。バキバキと音を立て、いくつかは黒い光とともにアイテムへと変わっていたが、今、それを回収する時間などない。
しかし、状況はさらに悪化した。
ピチャッ。
背後から……いや、正確には、右斜め後ろから、その音は聞こえた。それは、もはや嫌というほどに聞き慣れた音。スライムの出現を示す音。
背後の道は、左右に分かれ、今、その右の道が塞がれたということだ。
っ、左の道に入らなきゃ、やられるっ!
このままでは、挟み撃ちにされてしまう。そう思った俺は、目の前のスケルトンを一体弾き飛ばして、形振り構わず左の道へと駆け抜ける。
「なっ!?」
しかし、現実はいつも、無情だった。駆け抜けた先の通路は……行き止まりだったのだ。
何だか前にもこんなことがあったな。
そんなことを思い出しながら、現実逃避している暇はないと自分自身に言い聞かせる。が、行き止まりである以上、立ち止まるしかない。
「戦うしか、ないのか?」
目の前には、スケルトンとスライムの混成部隊が迫ってきている。スライムよりも速度の出るスケルトンは、すぐにでも追い付いて戦いに入ることになりそうだ。
「い、嫌だ……」
いかに、俺が数回の攻撃のみでモンスターを倒せるようになったといえど、これだけの敵を前にして、無傷のままでいられるはずもない。むしろ、このまま立ち向かえば、死にかねない。
薄暗い通路で真っ青になりながら、俺は辺りを見渡す。
ここが行き止まりのはずはない。
そんな思考で、俺はどこかに道がないかと探す。事実、ここが行き止まりであれば、道が続いているのはスライムが出現した道となるのだから、そうであれば救いがない。
「あっ……た?」
そして、見つけた唯一の光。いや……それは光と言うにはあまりにも禍々しく、その存在感を示していた。
「あ……うぁあ…………」
ソレは、ただただ禍々しいの一言に尽きた。血に濡れた頭骸骨が幾多も埋め込まれ、その隙間にはところ狭しと白い骨が突き出ている。赤く、赤く、おぞましいソレ。悪趣味すぎるオブジェ。
が、一つだけ、それが何の形を成しているのかだけは分かった。それが…………それこそが、唯一の希望。
「と、びら?」
そう。それは、両開きの扉の形を形成していた。
本来ドアノブがあるであろう位置には、手の骨がそのまま生え、その指先からは、ポタリと鮮血が滴る。
「あぁ……ぐっ」
ただのオブジェ。
そう言えるならどんなに良かったことか……。
まるで、つい今しがた『ナニカ』を殺しましたとでも言うようなソレに、俺は完全に気後れしてしまう。
平時であるなら、絶対に触りたくもない。いや、むしろ視界に入れることさえ嫌だと思えるソレ。しかし、敵は待ってなどくれない。俺がここにいることを理解しているのか、そいつらは盛大に音を立てて近づいて来ている。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ――――。
音を聞くだけで分かる。奴らは、スケルトンだけで、少なく見積もっても十以上の数だと。迎え撃つには、あまりにも多すぎると。
「やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない」
ブツブツと呟いて、俺は極力視界に入れたくない悪趣味過ぎる扉へと視線を移す。
ギョロリッ!
「っ!? ひっ!!?」
が、頑張って覚悟を決めたところで、俺はその扉の頭蓋骨達に眼球ができる瞬間を目撃してしまった。空洞になっていた二つの窪みから……その、暗い闇の奥底から、剥き出しの『眼球』が覗いた瞬間を……。
グリングリンと両の目が滅茶苦茶に動き回り、その視線を漂わせる。
「む、無理……」
逃げ道はこの扉しかないと分かっていても、俺には、ノブになっている血が滴る手の骨を取ることは、ギョロギョロと動く 眼球の前に立つことは、できそうになかった。カシャカシャという音が近づく。
もう、戦うしか道はないのか……。
そう考えた直後、スケルトンが姿を現し……その頭蓋骨の中にスライムを抱え込んでいるのを見てしまった。
「ぁぁ……」
万に一つも勝ち目はない。だから、俺は恐怖を圧し殺して、なぜか動きを止めて俺を見つめる眼球達を無視して、そのヌルリとした、ノブとなっている手を取った。
『第一フロア 地帯区分C
柿村啓はC地帯へ進行
これより、スケルトンパラダイス』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんな扉、絶対に嫌だ、と思えるものを作ってみました!
いやはや、私だったらこんな扉を前にしたら泣きますよ。
扉の描写が若干グロいかなぁと思って、『*』をつけたくらいですしねっ!
さて、次回は、『スケルトンパラダイス』でのお話です。
響きからして、恐ろしいですけど、柿村君は頑張らせます!
ペットの方へ行こうと、一歩踏み出した、その瞬間だった。
「うわっ」
踏み出した先の、石が不自然に沈んだのは……。
「えっ、なんだ?」
凄まじく嫌な予感がした俺は、冒険の書を確認しようとして、すぐに、それどころではないことに気づいた。
コッ…カシャン、コッ…カシャンという随分と耳慣れてしまったその足音で、俺はソイツの接近を知る。ただ、どうにも、音が複数ある気がしてならなかったが……。
「スケルトンっ!?」
その言葉と同時に、俺が来た道の暗闇からスケルトンは……スケルトン達は、両手を大きく広げて襲いかかってくる。
「っ!」
今まで、こんなに連続で戦闘となることは、スライムが分裂した時以外になかった。しかも、集団で襲い掛かってくることもなかった。それは、今居る場所がたまたまそういう設定で作られた場所なのかもしれないが、俺としては適宜休憩を挟めるため、ありがたいと思っていた。しかし……。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャッ。
そこに居るのは、スケルトンの群れだった。
俺は、たまらず後ずさる。こんな量の敵を無傷で捌ききる自信などない。今、俺にできることは、撤退しながら、スケルトンを少しでも減らすことだ。
何度も何度も、剣を振るいながら後退する。バキバキと音を立て、いくつかは黒い光とともにアイテムへと変わっていたが、今、それを回収する時間などない。
しかし、状況はさらに悪化した。
ピチャッ。
背後から……いや、正確には、右斜め後ろから、その音は聞こえた。それは、もはや嫌というほどに聞き慣れた音。スライムの出現を示す音。
背後の道は、左右に分かれ、今、その右の道が塞がれたということだ。
っ、左の道に入らなきゃ、やられるっ!
このままでは、挟み撃ちにされてしまう。そう思った俺は、目の前のスケルトンを一体弾き飛ばして、形振り構わず左の道へと駆け抜ける。
「なっ!?」
しかし、現実はいつも、無情だった。駆け抜けた先の通路は……行き止まりだったのだ。
何だか前にもこんなことがあったな。
そんなことを思い出しながら、現実逃避している暇はないと自分自身に言い聞かせる。が、行き止まりである以上、立ち止まるしかない。
「戦うしか、ないのか?」
目の前には、スケルトンとスライムの混成部隊が迫ってきている。スライムよりも速度の出るスケルトンは、すぐにでも追い付いて戦いに入ることになりそうだ。
「い、嫌だ……」
いかに、俺が数回の攻撃のみでモンスターを倒せるようになったといえど、これだけの敵を前にして、無傷のままでいられるはずもない。むしろ、このまま立ち向かえば、死にかねない。
薄暗い通路で真っ青になりながら、俺は辺りを見渡す。
ここが行き止まりのはずはない。
そんな思考で、俺はどこかに道がないかと探す。事実、ここが行き止まりであれば、道が続いているのはスライムが出現した道となるのだから、そうであれば救いがない。
「あっ……た?」
そして、見つけた唯一の光。いや……それは光と言うにはあまりにも禍々しく、その存在感を示していた。
「あ……うぁあ…………」
ソレは、ただただ禍々しいの一言に尽きた。血に濡れた頭骸骨が幾多も埋め込まれ、その隙間にはところ狭しと白い骨が突き出ている。赤く、赤く、おぞましいソレ。悪趣味すぎるオブジェ。
が、一つだけ、それが何の形を成しているのかだけは分かった。それが…………それこそが、唯一の希望。
「と、びら?」
そう。それは、両開きの扉の形を形成していた。
本来ドアノブがあるであろう位置には、手の骨がそのまま生え、その指先からは、ポタリと鮮血が滴る。
「あぁ……ぐっ」
ただのオブジェ。
そう言えるならどんなに良かったことか……。
まるで、つい今しがた『ナニカ』を殺しましたとでも言うようなソレに、俺は完全に気後れしてしまう。
平時であるなら、絶対に触りたくもない。いや、むしろ視界に入れることさえ嫌だと思えるソレ。しかし、敵は待ってなどくれない。俺がここにいることを理解しているのか、そいつらは盛大に音を立てて近づいて来ている。
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ――――。
音を聞くだけで分かる。奴らは、スケルトンだけで、少なく見積もっても十以上の数だと。迎え撃つには、あまりにも多すぎると。
「やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない、やるしかない」
ブツブツと呟いて、俺は極力視界に入れたくない悪趣味過ぎる扉へと視線を移す。
ギョロリッ!
「っ!? ひっ!!?」
が、頑張って覚悟を決めたところで、俺はその扉の頭蓋骨達に眼球ができる瞬間を目撃してしまった。空洞になっていた二つの窪みから……その、暗い闇の奥底から、剥き出しの『眼球』が覗いた瞬間を……。
グリングリンと両の目が滅茶苦茶に動き回り、その視線を漂わせる。
「む、無理……」
逃げ道はこの扉しかないと分かっていても、俺には、ノブになっている血が滴る手の骨を取ることは、ギョロギョロと動く 眼球の前に立つことは、できそうになかった。カシャカシャという音が近づく。
もう、戦うしか道はないのか……。
そう考えた直後、スケルトンが姿を現し……その頭蓋骨の中にスライムを抱え込んでいるのを見てしまった。
「ぁぁ……」
万に一つも勝ち目はない。だから、俺は恐怖を圧し殺して、なぜか動きを止めて俺を見つめる眼球達を無視して、そのヌルリとした、ノブとなっている手を取った。
『第一フロア 地帯区分C
柿村啓はC地帯へ進行
これより、スケルトンパラダイス』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんな扉、絶対に嫌だ、と思えるものを作ってみました!
いやはや、私だったらこんな扉を前にしたら泣きますよ。
扉の描写が若干グロいかなぁと思って、『*』をつけたくらいですしねっ!
さて、次回は、『スケルトンパラダイス』でのお話です。
響きからして、恐ろしいですけど、柿村君は頑張らせます!
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる