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第三章
⑦ 藤巴党
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跳は後日あらためて警視庁鍛冶橋庁舎に出向き、藤田に捜査の進捗状況を尋ねた。
「偽札をつくっていた奴らは、福岡藩の士族が中心をしめているようだ。藤巴党と名乗って、良からぬことを企てているらしい」
福岡藩といえば、偽札づくりが問題となった藩だ。徳川時代には、藩独自の貨幣藩札をつくることが認められていた。明治になってから、それは廃止されたのだが、藩の財政的窮乏を貨幣造幣により乗り切ろうとする行いは、秘かに続けられることとなった。ドイツに明治通宝製造を委託する前に、明治政府が発行した貨幣太政官札の偽造である。秘密裏に偽金づくりをする藩は少なくなかったが、福岡藩は、あまりに大量の偽造通貨をつくったこともあり、明治政府から断罪されることになった。首謀者達は処刑。藩主黒田長知は閉門処分。事件の数か月後に成された廃藩置県では、藩主がそのまま県令となることが多かったが、福岡県では黒田長知が県令となることはなく、有栖川宮熾仁親王が着任している。廃藩置県直前に、事実上の改易とされたのである。
「福岡藩は戊辰戦争の時、官軍側についたのだが、藩内の意見統一に手間取り、参戦するのが遅かった。その為薩長に比べ立場が悪く、戦闘では最前線に送られ、薩長の弾除けだ。勝利した後も、政権を握ったのは薩長土肥。福岡は入らなかった。その上、自業自得とはいえ、廃藩置県直前におとりつぶし。政府に反旗を翻したくもなるわな」
偽札がらみの怨みを、偽札で返す。もはや手段を選ばずか。
「藤巴党のやつらは、福岡藩の偽札事件は長州出身の井上馨の陰謀だと思っている。藩主黒田長知を排して、福岡県令におさまったのは有栖川宮熾仁親王。確かに幕末には長州派の急先鋒と呼ばれていたし、明治政府の中でも引き続き長州派閥に属している。しかし、親王は、井上馨が意のままに操れる人間ではないはずだ。それでも、福岡藩の連中は、井上が藩をつぶし、利益を吸い取っていると思っている」
銀座大火の噂と同じく、やっかみから生まれた妄言だとは思うが、人は信じたいものを信じる。自分が正義である為には、敵に悪の烙印を押さねばならないのだ。
「歌山が吐いた偽札をつくっていた場所にも行ってみた。渋谷にある徳川時代福岡藩が所有していた屋敷で、御一新後は空き家になっていたところだ。警察隊で取り囲んで、一斉に踏み込んでみたが、もぬけの殻で、何か行われていた形跡はあったが、製造の道具する残っていなかった。あったのは西洋の龍の絵が一枚だけだ」
藤田が一枚の絵を取り出し、跳に見せてくる。赤い体に鋭い角と牙。背中には羽根が生えていて、口からは火を吐いている。日本の龍とは明らかに違うものだ。
藤田は、絵を眺めている跳に話の続きをした。
「それでも何かないか家捜しを続けていたら、一人が戸棚を開けた途端爆発してな。そのまま火が燃え広がって屋敷は燃え落ちてしまった。爆発を食らった部下が、大火傷で重体だ。してやられた」
見たところ火傷を負った様子もない。藤田は無事だったようだ。
爆発に炎上。跳の脳裏に嫌な連想が浮かぶ。
「たかが福岡藩の残党となめてかかることは出来んようだ。のさばらせておいたら、やっかいなことになりかねん。偽札で武器でも買われたらかなわんからな。川路大警視殿の命令で、武器の闇取引を重点的に取り締まっている。そんなに簡単には手に入らないだろう」
佐賀の乱に続かれても困る。上手く阻止出来ることを願うのみだ。
そこへ、歌山へ尋問をしていた石走が合流した。
「どうだ。何か吐いたか?」
藤田の問いに、石走は首を横に振る。
それを見て、藤田が憤った。
「おい。せっかくお前に身柄預けたんだ。彫師の口くらいしっかり割らせろ」
「新撰組お得意の自白捏造をしろって言うのか?」
険悪な雰囲気になる藤田と石走の間に、跳は割って入る。
「相変わらず仲悪いな。たまには仲良くしろ。石走。殺された三人の消防団員と、藤巴党との関係すらわからないのか?」
跳の質問に、石走は眉をしかめる。
「歌山は、藤巴党の正式な党員ではないようだ。ただ偽札作りに雇われていただけだ」
殺された三人の消防団員が、歌山の彫った龍を背中に入れていたからといって、藤巴党の偽札作りと関連していたというのは、いささか飛躍し過ぎだろうか。だが、藤巴党の内紛か何かで殺されたとするならば、警察管轄下にある消防団の中に、反政府分子が紛れ込んでいたことになる。もしかすると、まだ潜んでいるかもしれない。それはまさしく獅子身中の虫だ。
閉塞した現状に、三人は重い息をはく。
そんな中、石走が思い出したように口を開いた。
「これは別筋からの情報だが、藤巴党の首領格の男は、三廻部焔膳というらしいが、何か知らんか?」
その名前を聞いて、跳は内臓を鷲づかみにされたような感覚に陥る。殺したはずの忍びの首領だった男だ。以前桐桑も口にしていた。やはり生きていたか。
「知らん名だ」
内心の動揺を隠し、跳は素知らぬ顔で答える。藤田も心当たりがない顔をしている。
「そうか。藤巴党の主要人物らしいが、実体が全くつかめない。名前だけは知っているが、会ったことがない者もたくさんいる。歌山なんか名前すら知らん。川路から探索の命令がきていなくても、何かつかんだら教えてくれ」
跳は無言でうなずいた。
三人で警視庁の建物から出ようとしていると、横から声をかけられる。
「おい。猿と犬」
声の方を向くと、消防団の連中が不機嫌な顔で立っている。
「お前ら火消し殺しの捜査しているのだろう。犯人の目星はついたのか?」
消防団の首領と思しき男が石走と藤田に詰め寄ってきた。歳の頃は四十過ぎくらいだろうか、日に焼けた肌に、ぎょろりとした目が印象的だ。消防団の隊長砥叶だろう。跳も名は聞いたことがある。
「まだ捜査中だ」
石走が動じることなく返事をするが、砥叶は更に詰め寄ってくる。
「おい猿。てめえ何か隠しているんじゃねえのか? こっちは三人も殺られてんだ。犯人は渡してもらうぜ」
消防団が警察の管轄下に入り、両者の線引きが曖昧になっている。消防団の隊長は刀を持って陣頭指揮にあたったりもしている。それでも消防団に犯罪者の逮捕権はないはずだし、斬り捨てるなんてもってのほかだ。
「例え捕まえても、お前らに引き渡すことはない。正当な司法のもとで裁く」
石走の強引とも言える捜査は、早目の事件解決で、消防団員の私的総裁を防ぐという理由もあったのだろうか。
警官と消防団がにらみ合う中、跳は勘繰りながら観察していた。もし消防団員達が、反政府組織に与しているのならば、仲間が殺されたことへの憤りを装いながら、調査の状況を確かめに来ている可能性もある。藤田と石走が余計なことを言わないように願った。
石走の断固たる物言いに、消防団の若者達はさらにいきり立った。石走に向かって身を乗り出す者までいる。
そんな血気盛んな若い衆を抑え、不敵な笑みを浮かべながら、砥叶は言った。
「お前の言う正当な裁きってのは、素っ頓狂な声を上げて斬り殺すことか?」
それを聞いて、消防団の連中が、野太い笑い声を上げた。
消防団の人間は、江戸の火消し出身が多い。侵略者である薩摩に対して、良い感情は持っていない。
そんな状況を見て、いつもは石走を揶揄している藤田が割り込んでいった。
「こいつが得意なのは、猿叫だけじゃねえぞ。橋を落っことすのも得意だ。石走。消防団の皆様に、橋の落とし方をご教授してやったらどうだ?」
延焼を阻止する為、橋を落とすのも消防団の仕事だ。それを見下したような物言いに、消防団の顔から笑いが消え、露骨な敵意が浮かぶ。
「随分といきがるなあ。壬生の負け犬。三回まわってわんと吠えてみろ」
「おいおい。狼って言えよ。いいのか? 俺が三回まわったら、全員の首が胴体から離れちまうぞ」
刀に手をかけはしないが、藤田の腕を知る消防団達はたじろぐ。
不穏な空気をおさえつけるように石走が口を開いた。
「もうやめろ。昔の火事の時、殺さされた三人の火消しに、俺の女房と子供が助けられた。仇は討つ」
石走の言葉で、全員の毒気が抜ける。本当は犯人へ向けるべき敵愾心を、仲間の方へ向けてしまった気まずさが漂った。
軽く鼻を鳴らしてから、怒りのおさまった声で砥叶が言う。
「捕り物はお前らに任せる。火事の時は任せておけ」
砥叶の落ち着いた言葉に、石走と藤田が無言でうなずく。
蚊帳の外に置かれていた跳は、一応の収束に安堵しつつも、不器用な男達に呆れてもいた。
「偽札をつくっていた奴らは、福岡藩の士族が中心をしめているようだ。藤巴党と名乗って、良からぬことを企てているらしい」
福岡藩といえば、偽札づくりが問題となった藩だ。徳川時代には、藩独自の貨幣藩札をつくることが認められていた。明治になってから、それは廃止されたのだが、藩の財政的窮乏を貨幣造幣により乗り切ろうとする行いは、秘かに続けられることとなった。ドイツに明治通宝製造を委託する前に、明治政府が発行した貨幣太政官札の偽造である。秘密裏に偽金づくりをする藩は少なくなかったが、福岡藩は、あまりに大量の偽造通貨をつくったこともあり、明治政府から断罪されることになった。首謀者達は処刑。藩主黒田長知は閉門処分。事件の数か月後に成された廃藩置県では、藩主がそのまま県令となることが多かったが、福岡県では黒田長知が県令となることはなく、有栖川宮熾仁親王が着任している。廃藩置県直前に、事実上の改易とされたのである。
「福岡藩は戊辰戦争の時、官軍側についたのだが、藩内の意見統一に手間取り、参戦するのが遅かった。その為薩長に比べ立場が悪く、戦闘では最前線に送られ、薩長の弾除けだ。勝利した後も、政権を握ったのは薩長土肥。福岡は入らなかった。その上、自業自得とはいえ、廃藩置県直前におとりつぶし。政府に反旗を翻したくもなるわな」
偽札がらみの怨みを、偽札で返す。もはや手段を選ばずか。
「藤巴党のやつらは、福岡藩の偽札事件は長州出身の井上馨の陰謀だと思っている。藩主黒田長知を排して、福岡県令におさまったのは有栖川宮熾仁親王。確かに幕末には長州派の急先鋒と呼ばれていたし、明治政府の中でも引き続き長州派閥に属している。しかし、親王は、井上馨が意のままに操れる人間ではないはずだ。それでも、福岡藩の連中は、井上が藩をつぶし、利益を吸い取っていると思っている」
銀座大火の噂と同じく、やっかみから生まれた妄言だとは思うが、人は信じたいものを信じる。自分が正義である為には、敵に悪の烙印を押さねばならないのだ。
「歌山が吐いた偽札をつくっていた場所にも行ってみた。渋谷にある徳川時代福岡藩が所有していた屋敷で、御一新後は空き家になっていたところだ。警察隊で取り囲んで、一斉に踏み込んでみたが、もぬけの殻で、何か行われていた形跡はあったが、製造の道具する残っていなかった。あったのは西洋の龍の絵が一枚だけだ」
藤田が一枚の絵を取り出し、跳に見せてくる。赤い体に鋭い角と牙。背中には羽根が生えていて、口からは火を吐いている。日本の龍とは明らかに違うものだ。
藤田は、絵を眺めている跳に話の続きをした。
「それでも何かないか家捜しを続けていたら、一人が戸棚を開けた途端爆発してな。そのまま火が燃え広がって屋敷は燃え落ちてしまった。爆発を食らった部下が、大火傷で重体だ。してやられた」
見たところ火傷を負った様子もない。藤田は無事だったようだ。
爆発に炎上。跳の脳裏に嫌な連想が浮かぶ。
「たかが福岡藩の残党となめてかかることは出来んようだ。のさばらせておいたら、やっかいなことになりかねん。偽札で武器でも買われたらかなわんからな。川路大警視殿の命令で、武器の闇取引を重点的に取り締まっている。そんなに簡単には手に入らないだろう」
佐賀の乱に続かれても困る。上手く阻止出来ることを願うのみだ。
そこへ、歌山へ尋問をしていた石走が合流した。
「どうだ。何か吐いたか?」
藤田の問いに、石走は首を横に振る。
それを見て、藤田が憤った。
「おい。せっかくお前に身柄預けたんだ。彫師の口くらいしっかり割らせろ」
「新撰組お得意の自白捏造をしろって言うのか?」
険悪な雰囲気になる藤田と石走の間に、跳は割って入る。
「相変わらず仲悪いな。たまには仲良くしろ。石走。殺された三人の消防団員と、藤巴党との関係すらわからないのか?」
跳の質問に、石走は眉をしかめる。
「歌山は、藤巴党の正式な党員ではないようだ。ただ偽札作りに雇われていただけだ」
殺された三人の消防団員が、歌山の彫った龍を背中に入れていたからといって、藤巴党の偽札作りと関連していたというのは、いささか飛躍し過ぎだろうか。だが、藤巴党の内紛か何かで殺されたとするならば、警察管轄下にある消防団の中に、反政府分子が紛れ込んでいたことになる。もしかすると、まだ潜んでいるかもしれない。それはまさしく獅子身中の虫だ。
閉塞した現状に、三人は重い息をはく。
そんな中、石走が思い出したように口を開いた。
「これは別筋からの情報だが、藤巴党の首領格の男は、三廻部焔膳というらしいが、何か知らんか?」
その名前を聞いて、跳は内臓を鷲づかみにされたような感覚に陥る。殺したはずの忍びの首領だった男だ。以前桐桑も口にしていた。やはり生きていたか。
「知らん名だ」
内心の動揺を隠し、跳は素知らぬ顔で答える。藤田も心当たりがない顔をしている。
「そうか。藤巴党の主要人物らしいが、実体が全くつかめない。名前だけは知っているが、会ったことがない者もたくさんいる。歌山なんか名前すら知らん。川路から探索の命令がきていなくても、何かつかんだら教えてくれ」
跳は無言でうなずいた。
三人で警視庁の建物から出ようとしていると、横から声をかけられる。
「おい。猿と犬」
声の方を向くと、消防団の連中が不機嫌な顔で立っている。
「お前ら火消し殺しの捜査しているのだろう。犯人の目星はついたのか?」
消防団の首領と思しき男が石走と藤田に詰め寄ってきた。歳の頃は四十過ぎくらいだろうか、日に焼けた肌に、ぎょろりとした目が印象的だ。消防団の隊長砥叶だろう。跳も名は聞いたことがある。
「まだ捜査中だ」
石走が動じることなく返事をするが、砥叶は更に詰め寄ってくる。
「おい猿。てめえ何か隠しているんじゃねえのか? こっちは三人も殺られてんだ。犯人は渡してもらうぜ」
消防団が警察の管轄下に入り、両者の線引きが曖昧になっている。消防団の隊長は刀を持って陣頭指揮にあたったりもしている。それでも消防団に犯罪者の逮捕権はないはずだし、斬り捨てるなんてもってのほかだ。
「例え捕まえても、お前らに引き渡すことはない。正当な司法のもとで裁く」
石走の強引とも言える捜査は、早目の事件解決で、消防団員の私的総裁を防ぐという理由もあったのだろうか。
警官と消防団がにらみ合う中、跳は勘繰りながら観察していた。もし消防団員達が、反政府組織に与しているのならば、仲間が殺されたことへの憤りを装いながら、調査の状況を確かめに来ている可能性もある。藤田と石走が余計なことを言わないように願った。
石走の断固たる物言いに、消防団の若者達はさらにいきり立った。石走に向かって身を乗り出す者までいる。
そんな血気盛んな若い衆を抑え、不敵な笑みを浮かべながら、砥叶は言った。
「お前の言う正当な裁きってのは、素っ頓狂な声を上げて斬り殺すことか?」
それを聞いて、消防団の連中が、野太い笑い声を上げた。
消防団の人間は、江戸の火消し出身が多い。侵略者である薩摩に対して、良い感情は持っていない。
そんな状況を見て、いつもは石走を揶揄している藤田が割り込んでいった。
「こいつが得意なのは、猿叫だけじゃねえぞ。橋を落っことすのも得意だ。石走。消防団の皆様に、橋の落とし方をご教授してやったらどうだ?」
延焼を阻止する為、橋を落とすのも消防団の仕事だ。それを見下したような物言いに、消防団の顔から笑いが消え、露骨な敵意が浮かぶ。
「随分といきがるなあ。壬生の負け犬。三回まわってわんと吠えてみろ」
「おいおい。狼って言えよ。いいのか? 俺が三回まわったら、全員の首が胴体から離れちまうぞ」
刀に手をかけはしないが、藤田の腕を知る消防団達はたじろぐ。
不穏な空気をおさえつけるように石走が口を開いた。
「もうやめろ。昔の火事の時、殺さされた三人の火消しに、俺の女房と子供が助けられた。仇は討つ」
石走の言葉で、全員の毒気が抜ける。本当は犯人へ向けるべき敵愾心を、仲間の方へ向けてしまった気まずさが漂った。
軽く鼻を鳴らしてから、怒りのおさまった声で砥叶が言う。
「捕り物はお前らに任せる。火事の時は任せておけ」
砥叶の落ち着いた言葉に、石走と藤田が無言でうなずく。
蚊帳の外に置かれていた跳は、一応の収束に安堵しつつも、不器用な男達に呆れてもいた。
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