不幸なことに異世界へ!?意外と充実してます…

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11.商業ギルドへ

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「ふぅ…書けたぞ…これを持っていきなさい」

「どうもありがとう。では、お礼の肉ということで」

渡したので商業ギルドに向かう。
マップで道を調べて最短のルートで商業ギルドに到着!

「失礼…」

カランカランッ

「どうも、商人になるための試験を受けに来ました」

「招待状はお持ちですか?」

「これをギルド長に渡してもらえますか?」

「わかりました…少しお待ちください」

お待ちくださいって言われてもなぁ…。どこで待ってようかな…。

「君!」

俺?というジェスチャーをすると、うんうんと頷かれた。

「なんでしょうか?」

「君、昨日回復薬を隊長さんに安く売ってた人だよね?」

「えぇ…友人価格やこれからもよろしくってことで安く売らせてもらいましたが?」

「やっぱり!ねぇ、君のポーションさ僕にも売ってくれない?」

「あと1つしかありませんのでお断りさせていただきます」

「頼むよ…それが必要なんだ!」

「なぜ必要なんでしょうか?」

「僕の母親が怪我をしてね…その薬が必要なんだ」

「そうですか…私は嘘をつかれるのがあまり好きではありません」

「なんでわかったの?僕の演技力はなかなかのものだったと思うけどな…」

「では、失礼…」

「ま、まってまって…最後の1つなのはわかったけどさ…僕はそれがどうしても欲しいんだ…頼むよ」

「理由は?」

「理由を言わなきゃ売ってくれないのかい?」

「理由を聞いてから決める」

「なら、言えないね…」

「そうか、じゃあな」

「チッ!」

舌打ちしやがった…。

「ジン様、ギルド長がお会いになるそうです」

「…わかりました」

ギルド長の部屋まで案内をしてくれるみたいなので受付嬢についていく。
やっぱエレベーターってあると便利だよね。階段を2人で歩いてるときにさ…無言ってきつくない?

「こちらがギルド長の部屋です。ギルド長は中でお待ちです。私は先に戻らせていただきます」

受付嬢は俺にペコリと頭を下げてから階段を降りていく。
さて、扉の中にはどんなやつが待ってるやら…。

(ふぅ…少し緊張してるな…)

(そうなんですか?…この香りつけてみます?リラックス効果付きですよ?)

(お願いしようかな…)

(では、失礼して)

シュッ!シュッ!

落ち着く…。
ん?麻薬とかじゃないよね?

(ミ、ミネルヴァ?これって麻薬とかじゃないよね?)

(そんな訳ありません!私が主様に危害を加えようとするなんてありえません!)

(そ、そうだよね…ごめんな)

(いえ、大丈夫です…麻薬は…無いわけじゃないんですけどね…)

(は?…ちょいまち!それ絶対封印ね!肥やし決定!)

(も、もちろんです!)

む、無駄に疲れたよ…。

ガチャ

「やっぱり、いるんじゃないか…どうしたんだい扉の前につったって…さぁ、入りなさい」

ヤベ!ミネルヴァとのやり取りで中に入るの忘れてた!

「すいません、少々緊張しておりまして…」

「そうなのかい?…タスマーからの手紙によるとなかなかの強者だと聞いているよ?」

「ハハハ」

タスマーさん!よけいなことを書くんじゃないよ!

「さぁ、入ってソファにかけなさい」

「失礼します」

「それで…早速なのだが君は…ジンくんと呼んでもいいかな?」

「どうぞ…私はなんとお呼びすれば?」

「私はクレイズです。気軽にクレイズと呼んでください」

「わかりました。では、クレイズさんと呼ばせていただきます」

流石に呼び捨てはできん…。

「そうかい?わかりました…では、話を進めますね?」

「お願いします」

「今日ジンくんが来たのは商人試験を受けるため…であってますか?」

「その通りです」

「合格したら商人ではなく資格を持ってギルド管理人になるというのは本当かい?」

「本当です」

「ふむ、珍しい人だなジンくんは…」

「何故でしょうか?」

「いや、まずこの試験を受かる人はほとんどいない。平民だと…そうですね、商人ギルドに登録しているメンバーの大体6割程度だと思います。多いと思いましたか?」

「はい」

「残りの4割は貴族の三男など勉学の環境の揃ったお金持ちばかりです。平民6割の割合ですが5割が商人の家族となっていますね。残りの1割にも満たない数がただの平民から商人になる努力家たちです。」

「少ないですね…」

「ジンくん…君は何も勉強していないようだが…受かると思っているのかい?」

「どんな問題を出すつもりですか?」

「詳しくは言えないが…そうだな、足し算に加えて引き算、かけ算、わり算も加えてあるよ」

「は、はぁ…」

小学生レベルじゃないの?…これって驚いた方がいいのかな…。

「更に制限時間を設けるし、最後には面接もするからね…例え点数が悪くても面接で才能ありと判断すれば合格できる。」

「そうですか…」

面接かぁ…受験を思い出すな…。

「さて、ここまでで質問は?」

「計算のテストが満点だったら面接は受けなくて済むのでしょうか?」

「ふむ、前例がないからわからないが…規定では面接は必ず受けなければならない…となっているから受けてもらわないと困るな」

「わかりました」

「満点をとる自信が?」

「えぇ…まぁ、期待していてください」

「楽しみにしているよ」
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