不幸なことに異世界へ!?意外と充実してます…

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21.王都へ②

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朝に起きることが出来た。起こされなかったということは特に問題は起きていないということだろう。…そうだと思いたい。男の顔が青白く見えるのは気のせいだと信じたい。

(なにかした?)

(特に何もしておりません)

(昨日は寝させられなくてごめんね!今日は休んでていいよ?どこかで休む?)

(いえ、私は睡眠は取らなくてもいいのです。魔力を大量に使った場合は寝させてもらうかも知れませんが通常フェアリー種は寝ることがありませんので…)

(そっか…そうだったね)

ゲームの設定はここでも生きてくるのか…。ゲームではフェアリー種はいつでも起きているため24時間召喚可能のペットキャラクターとして入手条件は厳しかったけどそこそこ人気だったんだよなぁ~。それまではペットを召喚するのが大変だったんだよね…。光に属するモンスターは太陽が登っている時だけ召喚できて逆に闇に属するモンスターは太陽が沈んだ時にだけ召喚ができた。ペットキャラクターは決まった時間に寝るためその時間は召喚することができない。そんなことがあったから召喚士だったフレンドは時間帯で分けて必ず3体ずつ出せるように調整したと言っていたな…。ってこんなこと思い出してる場合じゃなかった!試験は明日だから今日中に王都について宿も取らないと!今回みたいな雑魚寝は嫌だから早く行かないといけない。もちろん今日も的盧を召喚して時速50キロで走る。
道中何も起こらず王都についた…ほかの街とは違い王都の警備は厳しいようだ。長蛇の列ができているが一向に進む気配がない。前の人にここはいつもこんなふうなのか?と聞くといつもだと返された。街に入れるのはいつになるやら…。衛兵の人が1列に並んでいる人たちを3列に分けている。俺の番が来たみたいだ。

「失礼…身分を確認できるものを見せて頂けますか?」

商人のギルドカードを渡す。

「し、失礼しました!ジン殿ですね!ジン殿は王都は初めてでしょうか?」

「そうですが…なぜでしょうか?」

「こ、こちらは平民が並ぶ列でございます!爵位を持たれている方はこちらになります!ご案内させていただきます!」

へぇ…列が違うのか…知らなかったな…。

「すまないね…手間を取らせてしまって」

「いえ!爵位を持たれている方に礼儀をかくなとの命令が出ておりますので!」

「かたいな~…俺は商人ですよ?爵位を持っている訳では無いのですが…」

「同等の権利を持っていらっしゃいます…それに商人というのは国にとって必要不可欠なものなのです。正直に言わせてもらいますと準男爵よりも発言権は上だと思っていた方がいいかもしれません」

「へぇ~…なりたてだから勉強になるよ。チップだ貰っといてくれ」

「こ、こんな大金もらえませんよ!」

「なぁに、その情報料が金貨1枚なら安いもんだよ!酒でも飲めよ!」

「では、ありがたく貰っておきます!ご馳走様です!」

「それにしても長いな…」

「あと少しですかね…」

暑そうだな…涼しくしてあげるか。

冷たい風コールドウィンド

「あれ?暑くなくなった?この風涼しい…」

「そうだね…」

「あ、アレですよ!おーい!」

「おー!どうしたー?」

「1級商人様が平民の列に間違えて並ばれていたので案内しました!」

「了解!」

「ありがとうね」

「いえ!それでは私はこれで!」

「それでは引き継ぎをさせていただきます!身分を証明できるものをお見せください。」

ここでも商人のギルドカードを見せる。

「確認しました。王都へ来た目的を教えていただけますか?」

「学園の教師の求人募集を見ましたので」

「学園の…試験ですか!…今日の午後6時までに受付をしないといけないようですね!」

「今は何時でしょうか…?」

「今は午前11時です!ただ、できれば早めに来てくれるとうれしい…と書かれておりますので早めに行かれる方がいいかもしれません」

「わかりました…入ったらすぐ行くことにしましょう」

「場所の案内をつけましょうか?」

「いえ、街の人に聞きながらいくことにします」

「わかりました!それではどうぞお入りください!」
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