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武器屋へ行って武器を…買えない。
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「おーい!バルネスさんとMのダーブくん!」
「お~、マサヤじゃねぇか!なんだ?露店見てんのか?」
「げっ!…って誰がMだよ!」
今げっ!って言ったよね?気のせいかな?まぁ追求はしないでおこう…。
手招きして耳を近づけろ、と合図する。
「値段とかがいまいちよくわからなくて。ちょっと今日1日付き合ってくれません?」
「おう!いいぞ!」
「えぇ~。嫌ですよ!バルネスさん!」
目をすごく開いている…そんなに嫌なのか…。そうか…。いや、報酬しだいだろ!
「報酬は晩ご飯でどうだい?」
ゴ、ゴクリ
「やったなダーブ!またマサヤの飯が食えるぞ!」
「ま、まぁそれならいいだろう。」
あ、飯~美味い飯~ってつぶやき始めたよ…。
「それで?2人とも…この店の品はどのくらいのものなんだ?」
「ハッ…えっと、この露店か?この露店は品揃えはいいんだが…マサヤは★3の毒消しポーション持ってるんだからここで買うものはないと思うぜ?」
「ねぇねぇ、あなた今★3のポーションがどうとか言っていませんでした?」
「えぇ」
「ちなみに★4とか持ってたり…」
「もっ…。」
「マサヤ!ちょっと来い!」
うおっ、びっくりした…手招きされてるよ…。ハァ…。
「どうしたんです?」
「あの露店でものを売ってるやつな、知識欲が凄いんだ…あいつの前で興味をそそらせる発言はやめた方がいい…。欲しいものは殺してでも奪うやつだぞ…。」
いや、それなら★3の毒消しポーションの話をしないで欲しかったな…。★4のポーションの話になりかけたのもバルネスさんのせいだと思うのですが…。まぁまだ何も言っていないので助かりましたが…。
「申し訳ない、★4の毒消しポーションは持っていないんだ。★3ならあと数個あるんだけどな。」
「そっか~。残念…。見つけたら教えてね…。」
あからさまにテンション下がったな…。まぁ、狙われたくはないから仕方ないけどさ…。さー、切り替えて次を見に行こ!次はどこを見ようかな?
「おいマサヤ…。普通冒険者は武具とかを見に行きたがるもんなんだぞ?てかな、俺は冒険者だからいい武具とか売ってる店しか知らないぞ?」
「そうなんですか…。」
少し残念だなぁ…。
「まぁ、メルならいろんなこと知ってるからな。今度メルに教えてもらえ。」
確かにメルちゃんならいろんなこと知って知ってそうですしねぇ~。
「それはダメだ!」
「「どうしてだ?」」
「いや、だって、それは…。」
あぁ、そうでしたね…ダーブくんはメルちゃんのことが好きだったんでしたね。少しからかってあげましょうかね。
「あ、メルちゃん!こっちおいで~。」
ビクッ
驚いてる驚いてる。錆びた人形のようにゆっくりゆっくりと後ろを見て…
「いねーじゃねーか!!」
(爆笑)
ひ、ひー、腹が…。壊れる…。
「おいマサヤさん?流石に笑い転げるのは酷いんじゃないですかね!?ちょっとマジで通行してる人たちがすごく見てるから!」
「メルちゃんが…いるとおも…思って…プププ」
「もういいよ!武器屋とか行かないのかよ!?」
もうちょっと…
「おーい!マサヤ!早めに行かないと混むかもしれんぞ!」
「あ、はい。」
俺は切り替えの早さをいかし地面から立ち上がり笑うのをやめる。
「切り替えはや!」
いや、ほんとにダーブくんはいい反応するよね~。あ~楽しい。
………………………………………
武器屋ディペイル…ここかな?
「あの~バルネスさん?入らないんですか?」
「しっ!少し待て…。」
俺が首を傾げるとダーブくんが話しかけてきた。
「ここの店主少し厄介な人でな、剣を打っている時に入ろうもんなら金槌が飛んでくるんだ…。」
なるほど~そりゃ慎重にもなるわ。普通金槌飛んできたら死ぬからね…。俺は…うん、死ぬんじゃないかな?ここの店主の筋力しだいでは…。
「よし、大丈夫みたいだな…。入るぞ。」
「あ、バルネスさん」
「どうした?」
「俺は外で待ってます。用がある時以外であの人と関わりたくありませんので。」
「わかった。」
えぇ、ダーブくん…そこまで関わりたくないって何があったのよ…。
あれ?幻聴かな?お前もだろ!って言われた気がする…まぁ気のせいだよね~。
ガチャ
扉を開くとそこには…武器が壁にビッシリと飾ってある…。右端の樽は内側が仕切られていてそこに剣が抜き身で沢山入れてある…。でも、あそこって安いやつなのかな?飾ってあるやつよりも使えるのが多そうなんだけど…?いいのかな?
「おーい!ガンダルの親父来たぞ~。」
「おぉ、その声はバルネスか!」
ガタゴトッ…ドスッ
すごい勢いで筋肉ムキムキだけどちっちゃい人が走ってくる。ドワーフかな?色んなところにぶつかってたくさんものが落ちている…。…えっ!?今床に剣が刺さったよ!?抜き身の剣をそこら辺に置いとくなよ!危ないって!
「バルネス!待っとったぞ!」
「グハッ」
うわぁ、痛そう…。ドワーフの突進は見たことがなかった…。こんなに勢いがあるんだなぁ~感覚的には車が突っ込んできたレベルかな…。
「ぐぅ…いてぇ……。」
あ、樽まで吹っ飛んだバルネスさんは無事だった。
「バルネス!例のものは取ってきてくれたか!?はよう出せ!はよう!さぁさぁさぁ!」
「うるせぇ!襟掴んでぶんぶんすんな!首がもげるわ!」
あの~俺って無視されてるのかな~。ちょっと~?バルネスさん?
「なんじゃその言い方は!お前の武器を打ってやってる恩を忘れたか!」
「忘れてねぇよ!でもそれとこれとは関係ねぇだろうが!」
「どう関係ないんじゃ!」
「関係なさすぎるだろ!そもそもガンダルの親父が依頼するものは誰がとってきてると思ってるんだ!?」
あの~俺は空気ですか?
「そりゃお主が冒険者だからじゃろうが!」
あ、こりゃダメだ…。完全に2人の世界に入ってるわ…。
「なら俺には冒険者として選ぶ権利があるんだぞ!」
「ええい!今後お主の剣は打たん!ほかの店にでも行けぃ!」
「あぁ、いいぜ。でも忘れんなよ?ガンダルの親父…俺以外にこの街であんたの依頼をこなせるやつがいるかな?」
「ぐぬぬ…。」
「さぁ、わかったら頭を下げて謝れぃ!今なら許さんこともない!」
「絶対下げてやらんのじゃ!」
…………………
ガチャ
外で待ってたダーブくんがやっぱりかみたいな顔で見てくる…。
「ダーブくん…これいつも?」
「マサヤさんも体験したか…いつもだ。」
「ダーブくんが行きたくない理由がわかった気がするよ…。」
「ハハハ…俺は絶対にここには関わりたくないね…。ガンダルさんからなにかされたら死ぬ…。」
ダーブくんが震えだした…。でもまぁ俺も地球にいた頃なら…一生関わりは持ちたくないな…。
「バルネスさんがいるパーティーはあの店と強制的に関わる感じですか?」
「あぁ、そうだな、パーティーに入ってすぐ連れてこられてほとんど今と同じことをやられたな…。」
こんな話をずっとしながら夕日が見えるまで外で終わるのを待った…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
作者の時間
HOTランキング1位ファンタジー・SF24hランキング2位人気ランキング3位になりました!
これからもよろしくお願いします!
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「ま、まぁそれならいいだろう。」
あ、飯~美味い飯~ってつぶやき始めたよ…。
「それで?2人とも…この店の品はどのくらいのものなんだ?」
「ハッ…えっと、この露店か?この露店は品揃えはいいんだが…マサヤは★3の毒消しポーション持ってるんだからここで買うものはないと思うぜ?」
「ねぇねぇ、あなた今★3のポーションがどうとか言っていませんでした?」
「えぇ」
「ちなみに★4とか持ってたり…」
「もっ…。」
「マサヤ!ちょっと来い!」
うおっ、びっくりした…手招きされてるよ…。ハァ…。
「どうしたんです?」
「あの露店でものを売ってるやつな、知識欲が凄いんだ…あいつの前で興味をそそらせる発言はやめた方がいい…。欲しいものは殺してでも奪うやつだぞ…。」
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「そうなんですか…。」
少し残念だなぁ…。
「まぁ、メルならいろんなこと知ってるからな。今度メルに教えてもらえ。」
確かにメルちゃんならいろんなこと知って知ってそうですしねぇ~。
「それはダメだ!」
「「どうしてだ?」」
「いや、だって、それは…。」
あぁ、そうでしたね…ダーブくんはメルちゃんのことが好きだったんでしたね。少しからかってあげましょうかね。
「あ、メルちゃん!こっちおいで~。」
ビクッ
驚いてる驚いてる。錆びた人形のようにゆっくりゆっくりと後ろを見て…
「いねーじゃねーか!!」
(爆笑)
ひ、ひー、腹が…。壊れる…。
「おいマサヤさん?流石に笑い転げるのは酷いんじゃないですかね!?ちょっとマジで通行してる人たちがすごく見てるから!」
「メルちゃんが…いるとおも…思って…プププ」
「もういいよ!武器屋とか行かないのかよ!?」
もうちょっと…
「おーい!マサヤ!早めに行かないと混むかもしれんぞ!」
「あ、はい。」
俺は切り替えの早さをいかし地面から立ち上がり笑うのをやめる。
「切り替えはや!」
いや、ほんとにダーブくんはいい反応するよね~。あ~楽しい。
………………………………………
武器屋ディペイル…ここかな?
「あの~バルネスさん?入らないんですか?」
「しっ!少し待て…。」
俺が首を傾げるとダーブくんが話しかけてきた。
「ここの店主少し厄介な人でな、剣を打っている時に入ろうもんなら金槌が飛んでくるんだ…。」
なるほど~そりゃ慎重にもなるわ。普通金槌飛んできたら死ぬからね…。俺は…うん、死ぬんじゃないかな?ここの店主の筋力しだいでは…。
「よし、大丈夫みたいだな…。入るぞ。」
「あ、バルネスさん」
「どうした?」
「俺は外で待ってます。用がある時以外であの人と関わりたくありませんので。」
「わかった。」
えぇ、ダーブくん…そこまで関わりたくないって何があったのよ…。
あれ?幻聴かな?お前もだろ!って言われた気がする…まぁ気のせいだよね~。
ガチャ
扉を開くとそこには…武器が壁にビッシリと飾ってある…。右端の樽は内側が仕切られていてそこに剣が抜き身で沢山入れてある…。でも、あそこって安いやつなのかな?飾ってあるやつよりも使えるのが多そうなんだけど…?いいのかな?
「おーい!ガンダルの親父来たぞ~。」
「おぉ、その声はバルネスか!」
ガタゴトッ…ドスッ
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「バルネス!待っとったぞ!」
「グハッ」
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あ、樽まで吹っ飛んだバルネスさんは無事だった。
「バルネス!例のものは取ってきてくれたか!?はよう出せ!はよう!さぁさぁさぁ!」
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あ、こりゃダメだ…。完全に2人の世界に入ってるわ…。
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「ぐぬぬ…。」
「さぁ、わかったら頭を下げて謝れぃ!今なら許さんこともない!」
「絶対下げてやらんのじゃ!」
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ガチャ
外で待ってたダーブくんがやっぱりかみたいな顔で見てくる…。
「ダーブくん…これいつも?」
「マサヤさんも体験したか…いつもだ。」
「ダーブくんが行きたくない理由がわかった気がするよ…。」
「ハハハ…俺は絶対にここには関わりたくないね…。ガンダルさんからなにかされたら死ぬ…。」
ダーブくんが震えだした…。でもまぁ俺も地球にいた頃なら…一生関わりは持ちたくないな…。
「バルネスさんがいるパーティーはあの店と強制的に関わる感じですか?」
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