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カイト
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30階…Sランク以上しか入れない場所。
今、私はそんなところに来ている。
「マサヤ…さんって呼んだ方がいいか?」
「マサヤでいいですよ?」
「じゃあ俺のこともカイトって呼んでくれないか?年上にさん付けはちょっとな。」
「いいですよ、わかりました。それでどうされたのですか?」
「単刀直入に聞くぜ?マサヤは日本人か?」
「はい。」
「…そうか。そのモフーリアはマサヤが選んだ守護獣ってことなのか?」
「守護獣?何の話ですか?」
「来る時に神にあっただろ?なにか貰ったんじゃないのか?」
来る前にあった神?
邪神化した創造神しか思いつかない…。でもなにも貰ってないしなぁ…。
「…特になにも…。」
「へ?いやいやいや、俺は三つ好きなものを言えって言われたから妖刀と魔眼を二つ貰ったんだが…?」
「…まぁ、いいじゃないですか…そんなことよりも最近こちらに来たのですよね?うどん食べました?」
「うどん!?この世界にもあるのか!?」
「えぇ、こちらではウードンって言われてるみたいですけどね。」
「それはしっかりとした日本食なのか?」
「もちろん。食べましたが間違いなくうどんでした。」
「久々の日本食…どこにあるんだ!?教えてくれ!お願いします!」
「ギルドの近くに屋台を出していると思いますよ?」
「ありがとう!では!」
「あ、ちょっ………彼は私が日本人って確認がしたかっただけなのか?」
慌ただしいやつだなぁ…。いや、あの反応からしてこの王都以外に日本食を売ってるところはないのかな?
「…帰るか。」
…無理だった。現在、子供5人組に囲まれております…。
「なにか用ですか?」
「あ、あの、私たちのパーティメンバーになってもらえないでしょうか!」
「…は?…申し訳ありません。いきなりだったので驚いてしまいました。どういうことでしょうか?」
「私たちには行きたいところがあるのですが…Sランク以上の冒険者が最低でも1人はいないと行けないところなのです。」
「Sランク以上の人がいないと行けないということは危険な場所なのですよね?」
「…はい。でも、私たちが成長するためにはそこに行くしかないんです!」
「…う~ん。とりあえず知り合いと話してもいいかい?」
「知り合いですか?」
「ウードン食べに行ってると思うからついてきてくれる?」
「はい!わかりました!」
ウードンの屋台に来たんだけど…。
うどんの器がわんこそばみたいになってる。
「お!兄さん!久しぶり!」
「お久しぶりです。そこの大食いくんに話があってきたんですけど連れてっていいですか?お勘定お願いします。」
「肉ウードンが13で13000sだよ。」
「久しぶりの日本食でも食いすぎだ!じゃあ大銀貨と銀貨3枚…どうぞ。」
「まいど!」
「カイトに頼みたいことがあるんだがいいか?」
「一飯の恩って言うからな。いいぞ。」
「その割には食ってるんだけどな?…こいつらがSランク以上の人がいないと行けないところに行きたいと言っている。私だけで子供のお守りなんて無理だから手伝え。」
「あれ?頼みじゃなくて命令口調じゃない?」
「いいって言っただろ。断るって選択肢は…私が彼らの話を断った時のみだ。」
「わかったよ…。好きにしてくれ。」
「じゃあ話を続けてくれ。」
「…はい!私たちが行きたいのは修練と名付けられたダンジョンです!」
「…いや~…あんまりこういうことは言いたくないんだけどさ…。君たちじゃあまだあそこは無理だよ?」
「なんでですか!私だってしっかりと戦えます!」
「マサヤ…そこはやめといた方がいい。こいつらが指示に従ってくれるならまだしもそこにいるやつはドラゴンが目の前にいても突っ込んだんだろ?自分の力を過信するやつが行くと死に繋がるぞ?」
「だ、そうだ。」
「そんな!…お願いします!強くなりたいんです!お願いします!」
なんだなんだ?と周りに人が出来てきた。
「悪いが…無謀なやつがいるところと一緒に行動することは出来ない。」
「俺が…俺がしっかりと指示を聞いたら受けてくれんのか?」
「まず、それが一つだな。それに加えてもう一つある。俺は別にいいからマサヤには敬語を使えよ。目上は敬うもんだぜ?それが出来るなら連れて行ってやらんこともない。」
「二つ目をお前が言うのか?」
「それはいいっこなし!」
「はぁ…まぁ、それが条件らしい。それでいいなら話を進めるが?」
「…お願い…します。」
「よろしくお願いします!」
今、私はそんなところに来ている。
「マサヤ…さんって呼んだ方がいいか?」
「マサヤでいいですよ?」
「じゃあ俺のこともカイトって呼んでくれないか?年上にさん付けはちょっとな。」
「いいですよ、わかりました。それでどうされたのですか?」
「単刀直入に聞くぜ?マサヤは日本人か?」
「はい。」
「…そうか。そのモフーリアはマサヤが選んだ守護獣ってことなのか?」
「守護獣?何の話ですか?」
「来る時に神にあっただろ?なにか貰ったんじゃないのか?」
来る前にあった神?
邪神化した創造神しか思いつかない…。でもなにも貰ってないしなぁ…。
「…特になにも…。」
「へ?いやいやいや、俺は三つ好きなものを言えって言われたから妖刀と魔眼を二つ貰ったんだが…?」
「…まぁ、いいじゃないですか…そんなことよりも最近こちらに来たのですよね?うどん食べました?」
「うどん!?この世界にもあるのか!?」
「えぇ、こちらではウードンって言われてるみたいですけどね。」
「それはしっかりとした日本食なのか?」
「もちろん。食べましたが間違いなくうどんでした。」
「久々の日本食…どこにあるんだ!?教えてくれ!お願いします!」
「ギルドの近くに屋台を出していると思いますよ?」
「ありがとう!では!」
「あ、ちょっ………彼は私が日本人って確認がしたかっただけなのか?」
慌ただしいやつだなぁ…。いや、あの反応からしてこの王都以外に日本食を売ってるところはないのかな?
「…帰るか。」
…無理だった。現在、子供5人組に囲まれております…。
「なにか用ですか?」
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「…は?…申し訳ありません。いきなりだったので驚いてしまいました。どういうことでしょうか?」
「私たちには行きたいところがあるのですが…Sランク以上の冒険者が最低でも1人はいないと行けないところなのです。」
「Sランク以上の人がいないと行けないということは危険な場所なのですよね?」
「…はい。でも、私たちが成長するためにはそこに行くしかないんです!」
「…う~ん。とりあえず知り合いと話してもいいかい?」
「知り合いですか?」
「ウードン食べに行ってると思うからついてきてくれる?」
「はい!わかりました!」
ウードンの屋台に来たんだけど…。
うどんの器がわんこそばみたいになってる。
「お!兄さん!久しぶり!」
「お久しぶりです。そこの大食いくんに話があってきたんですけど連れてっていいですか?お勘定お願いします。」
「肉ウードンが13で13000sだよ。」
「久しぶりの日本食でも食いすぎだ!じゃあ大銀貨と銀貨3枚…どうぞ。」
「まいど!」
「カイトに頼みたいことがあるんだがいいか?」
「一飯の恩って言うからな。いいぞ。」
「その割には食ってるんだけどな?…こいつらがSランク以上の人がいないと行けないところに行きたいと言っている。私だけで子供のお守りなんて無理だから手伝え。」
「あれ?頼みじゃなくて命令口調じゃない?」
「いいって言っただろ。断るって選択肢は…私が彼らの話を断った時のみだ。」
「わかったよ…。好きにしてくれ。」
「じゃあ話を続けてくれ。」
「…はい!私たちが行きたいのは修練と名付けられたダンジョンです!」
「…いや~…あんまりこういうことは言いたくないんだけどさ…。君たちじゃあまだあそこは無理だよ?」
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「だ、そうだ。」
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「俺が…俺がしっかりと指示を聞いたら受けてくれんのか?」
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「二つ目をお前が言うのか?」
「それはいいっこなし!」
「はぁ…まぁ、それが条件らしい。それでいいなら話を進めるが?」
「…お願い…します。」
「よろしくお願いします!」
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