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ダンジョンへ③
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睡眠をしっかりととり…たかった。
お風呂から帰ったら明日の打ち合わせって言われてカイトに呼び出され、打ち合わせが終わった後子供たちを返して…しまったのが今回睡眠が取れなかった原因だろう…。カイトに連れてこられたのは娼館だった。久々だったというのもあるのだろう…仕方ないと諦めよう。
…ちなみに、相手をしてくれたのはボンキュッボ…なんでもありません。聞かなかったことにしてください。
「全員もうそろそろ行くから準備しろ~。」
「わかりました!全員準備してくださいね!」
…ヒンストくん達少年組はその荷物担いでいくの?無理じゃね?
「カイト…持ってやらないのか?」
「あいつらはCランクなんだろ?金銭的な余裕はあるはずだ。準備をしろと言ったのにマジックバックを買わないバカが悪い。」
それはそうかもしれないけど…。
「う~ん…じゃあわかった。私のお古のマジックバックをあげよう。」
「お人好しすぎるだろ…。そんなことしてるとすぐに金がなくなるぞ?」
「…まぁ、いいじゃないですか!枠はどのくらいのがいいかな~…30とか?」
これなら別にどんなバックにでも付与したら30枠はいくし問題ないかな?とりあえずファイアーサーペントの革で作られたやつにするか。
「じゃあこれを…ヒンストくんが持っていなさい。」
「あ、ありがとう…ございます。」
「おい、ガキ…それ少し見せろ。」
「嫌だね!」
「チッ!マサヤ…あれってファイアーサーペントの革じゃないか?」
「よく分かりましたね~!正解です!」
「…おいガキ!お前その価値わかってねぇみたいだから教えてやる…聞いといた方がいいぜ?」
「…なんだよ。」
「…そのたっぷりと使われた革…小指の先っちょくらいの大きさで大金貨1枚っていう貴族だけが買える革だぞ。それくらいの…しかも繋ぎ合わせたあともないそのバックの価値は大白金貨…バックの価値だけでな?…30枠のマジックバックだからその軽く10倍はするぞ?」
「…え?」
そんな顔でこっちを見ないくれ…。私が一番驚いているんだから。
「マサヤほんとに渡すのか?これを王国に献上したら準男爵…いや、男爵くらい貰えるんじゃないか?」
「いやぁ、それがもう貴族なんですよ…。法衣貴族ですけどねぇ~。」
「そうなのか?…なら、別にいいのか?」
「価値は知りませんでしたが…私が100年でも稼げませんね…ハッハッハ!」
「笑いごっちゃねぇよ!」
「おっさん…返すよ…。」
「おっと、返品不可です。どこから命を狙われるかわからない恐怖を味わいなさい。」
「嫌だよそんな恐怖!」
「まぁ、強くなればいいんじゃない?…ねぇ?」
「まぁ、このダンジョンなら死ぬ気で頑張ればそのバックを守れるくらいにはなるんじゃねぇか?」
「だってさ…諦めろ…少年。」
「もっと他のやつはねぇのかよ!?」
「他のがいいんですか?」
「あるのか!?」
「ありますよ!フェンリルの毛で装飾されたモフモフなバックか…グリフォンの羽で装飾されたバック。ちなみにフェンリルのバックは足がすごく速くなって、グリフォンの方は空中を歩けるようになるよ!どっちがいい?」
「どっちも嫌だよ!なんでそんな高級なやつしかないんだよ!もっと平凡なやつがいい!」
「平凡……無いな…。」
「なんでだ!普通は高級な方が無いってなるだろ!」
「はぁ…わかったよ。なら、付与偽装。これでどうだ?見た目ただのポーチだろ?」
「すげぇ!ありがとう!」
「はぁ…付与もそんなに簡単に出来るもんじゃないんだけどな…。」
「年の功というやつですよ。」
「はぁ…そんなこと40くらいのおっさんには普通はできないんだけどな…。」
「…さぁ、行きましょう!」
「あ、移し替えるのでもう少し待ってください。」
何言ってるんだろう…収納すればすぐじゃん。
「え?なんで袋を開けてるの?」
「えっ、だって30枠なんですよね?」
「…はぁ、こっちも無知なのか?マサヤの言ってるように袋ごと収納出来る。さっさと行くぞ。」
お風呂から帰ったら明日の打ち合わせって言われてカイトに呼び出され、打ち合わせが終わった後子供たちを返して…しまったのが今回睡眠が取れなかった原因だろう…。カイトに連れてこられたのは娼館だった。久々だったというのもあるのだろう…仕方ないと諦めよう。
…ちなみに、相手をしてくれたのはボンキュッボ…なんでもありません。聞かなかったことにしてください。
「全員もうそろそろ行くから準備しろ~。」
「わかりました!全員準備してくださいね!」
…ヒンストくん達少年組はその荷物担いでいくの?無理じゃね?
「カイト…持ってやらないのか?」
「あいつらはCランクなんだろ?金銭的な余裕はあるはずだ。準備をしろと言ったのにマジックバックを買わないバカが悪い。」
それはそうかもしれないけど…。
「う~ん…じゃあわかった。私のお古のマジックバックをあげよう。」
「お人好しすぎるだろ…。そんなことしてるとすぐに金がなくなるぞ?」
「…まぁ、いいじゃないですか!枠はどのくらいのがいいかな~…30とか?」
これなら別にどんなバックにでも付与したら30枠はいくし問題ないかな?とりあえずファイアーサーペントの革で作られたやつにするか。
「じゃあこれを…ヒンストくんが持っていなさい。」
「あ、ありがとう…ございます。」
「おい、ガキ…それ少し見せろ。」
「嫌だね!」
「チッ!マサヤ…あれってファイアーサーペントの革じゃないか?」
「よく分かりましたね~!正解です!」
「…おいガキ!お前その価値わかってねぇみたいだから教えてやる…聞いといた方がいいぜ?」
「…なんだよ。」
「…そのたっぷりと使われた革…小指の先っちょくらいの大きさで大金貨1枚っていう貴族だけが買える革だぞ。それくらいの…しかも繋ぎ合わせたあともないそのバックの価値は大白金貨…バックの価値だけでな?…30枠のマジックバックだからその軽く10倍はするぞ?」
「…え?」
そんな顔でこっちを見ないくれ…。私が一番驚いているんだから。
「マサヤほんとに渡すのか?これを王国に献上したら準男爵…いや、男爵くらい貰えるんじゃないか?」
「いやぁ、それがもう貴族なんですよ…。法衣貴族ですけどねぇ~。」
「そうなのか?…なら、別にいいのか?」
「価値は知りませんでしたが…私が100年でも稼げませんね…ハッハッハ!」
「笑いごっちゃねぇよ!」
「おっさん…返すよ…。」
「おっと、返品不可です。どこから命を狙われるかわからない恐怖を味わいなさい。」
「嫌だよそんな恐怖!」
「まぁ、強くなればいいんじゃない?…ねぇ?」
「まぁ、このダンジョンなら死ぬ気で頑張ればそのバックを守れるくらいにはなるんじゃねぇか?」
「だってさ…諦めろ…少年。」
「もっと他のやつはねぇのかよ!?」
「他のがいいんですか?」
「あるのか!?」
「ありますよ!フェンリルの毛で装飾されたモフモフなバックか…グリフォンの羽で装飾されたバック。ちなみにフェンリルのバックは足がすごく速くなって、グリフォンの方は空中を歩けるようになるよ!どっちがいい?」
「どっちも嫌だよ!なんでそんな高級なやつしかないんだよ!もっと平凡なやつがいい!」
「平凡……無いな…。」
「なんでだ!普通は高級な方が無いってなるだろ!」
「はぁ…わかったよ。なら、付与偽装。これでどうだ?見た目ただのポーチだろ?」
「すげぇ!ありがとう!」
「はぁ…付与もそんなに簡単に出来るもんじゃないんだけどな…。」
「年の功というやつですよ。」
「はぁ…そんなこと40くらいのおっさんには普通はできないんだけどな…。」
「…さぁ、行きましょう!」
「あ、移し替えるのでもう少し待ってください。」
何言ってるんだろう…収納すればすぐじゃん。
「え?なんで袋を開けてるの?」
「えっ、だって30枠なんですよね?」
「…はぁ、こっちも無知なのか?マサヤの言ってるように袋ごと収納出来る。さっさと行くぞ。」
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