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ダンジョンへ④
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「…ここが入口だ。行くぞ。」
「…意外と明るいんですね。」
「多分ですがこれのおかげですよ。これは光苔と言ってダンジョンでしか発見されない植物です。光苔をダンジョンに登録されてないところで見つけた場合、報奨金を国からもらうことができます。」
「へぇ…ザドくんは物知りだね…。」
「…ありがとうございます。」
「…あの~…前方から魔物の匂いがするのですが…。」
「いますね~…でも、ゴブリンみたいですしヒンストくん達でやったらどうだい?」
「おう!ゴブリン程度楽勝だぜ!」
「一人で突っ走らない!私がリーダーなんだから指示に従うの!」
「わ、わかってるって…。」
サタイアちゃんに怒られてるなぁ~…。
「とりあえずいつもの方法で狩るけどヒンストはパーティから離れないでね?」
「お、おぅ…わかってるよ。」
「そろそろ来ますよ~。」
「戦闘開始!」
「…あれ?魔法が発動しない?」
「疾風切り!…え?うわっ!くそ!」
「ちょっ!ちょっと!?」
「…あれ、なにやってんの?」
「…あいつら…ここがなんでSランク以上同伴しないと入れないか聞いてないな?…ここでは戦闘系の魔法やスキルが使えないから己の技術とステータスで頑張るしかないってのに…。」
「…なるほどね。これはまたカイトの雷が落ちるかな?」
「まぁ、冒険者にとって情報が命に直結することだってのはを教えてやらないとな。」
「…終わった。…でも、なんでスキルが使えなかったんだ?」
「おい!」
「…なんだよ。」
「お前らここがSランク指定されてる理由も知らずに来たな?」
「…まさか!ここでは魔法とスキルは使えない…?」
「察しのいいやつもいるみたいだが…教えといてやる。ここは戦闘系のスキル及び魔法が使えないダンジョン。それが修練のダンジョンだ。俺はお前らに作戦を練り直すことを提案しておくぞ。」
「…一旦作戦を練り直しましょう。ここを野営地にしてもいいでしょうか?」
「近くにセーフゾーンがある。そこまで行って今日は終わりにしよう。それまでは俺とマサヤが魔物を狩ってやる。」
「わかりました。お願いします。」
…セーフゾーンについたんだけど全員話に集中しているなぁ…。昼飯でも作るか。今日はサンドイッチにしてやろう。パンの中に野菜とオークのベーコンを入れて最後に自家製…と言っていいのだろうか?まぁ、スキルで作ったカッテージチーズを入れて…。よし!出来た!
「サタイアちゃん!」
「はい!」
「昼食作ったから皆で食べて!」
「あ、はい!ありがとうございます!」
「カイトもいるか?」
「これはサンドイッチか?」
「嫌いか?」
「いや、そういえばこっちに来て料理したことが無かったなと思ってな。」
「そうか、野菜とかを挟んだだけだけど美味しいぞ。おかわりは無いけどな?」
「そりゃひどいぜ…ってうまっ!」
「そうかい?喜んでもらえて嬉しいよ。」
「これ、店出せるんじゃないか?」
「…店ですか~将来的にはしてみたいですね~。」
「…マサヤさん!ご馳走様でした!すごく美味しかったです!」
「それは良かった。作戦は決まったかい?」
「…いえ、ザドが支援系の魔法を取得していなかったのでどうするのか迷っています。」
「カイトが言ったのは攻撃系の魔法やスキルが使えないって言っただけだよね?」
「そうです。」
「なら、拘束系のロックケージなんかも使えないのかな?」
「…確かにそうですね!できるのか確認してきます!ありがとうございます!」
「優しいなぁ…マサヤは。」
「よし、晩御飯抜き!」
「そ、そんな…。」
「…意外と明るいんですね。」
「多分ですがこれのおかげですよ。これは光苔と言ってダンジョンでしか発見されない植物です。光苔をダンジョンに登録されてないところで見つけた場合、報奨金を国からもらうことができます。」
「へぇ…ザドくんは物知りだね…。」
「…ありがとうございます。」
「…あの~…前方から魔物の匂いがするのですが…。」
「いますね~…でも、ゴブリンみたいですしヒンストくん達でやったらどうだい?」
「おう!ゴブリン程度楽勝だぜ!」
「一人で突っ走らない!私がリーダーなんだから指示に従うの!」
「わ、わかってるって…。」
サタイアちゃんに怒られてるなぁ~…。
「とりあえずいつもの方法で狩るけどヒンストはパーティから離れないでね?」
「お、おぅ…わかってるよ。」
「そろそろ来ますよ~。」
「戦闘開始!」
「…あれ?魔法が発動しない?」
「疾風切り!…え?うわっ!くそ!」
「ちょっ!ちょっと!?」
「…あれ、なにやってんの?」
「…あいつら…ここがなんでSランク以上同伴しないと入れないか聞いてないな?…ここでは戦闘系の魔法やスキルが使えないから己の技術とステータスで頑張るしかないってのに…。」
「…なるほどね。これはまたカイトの雷が落ちるかな?」
「まぁ、冒険者にとって情報が命に直結することだってのはを教えてやらないとな。」
「…終わった。…でも、なんでスキルが使えなかったんだ?」
「おい!」
「…なんだよ。」
「お前らここがSランク指定されてる理由も知らずに来たな?」
「…まさか!ここでは魔法とスキルは使えない…?」
「察しのいいやつもいるみたいだが…教えといてやる。ここは戦闘系のスキル及び魔法が使えないダンジョン。それが修練のダンジョンだ。俺はお前らに作戦を練り直すことを提案しておくぞ。」
「…一旦作戦を練り直しましょう。ここを野営地にしてもいいでしょうか?」
「近くにセーフゾーンがある。そこまで行って今日は終わりにしよう。それまでは俺とマサヤが魔物を狩ってやる。」
「わかりました。お願いします。」
…セーフゾーンについたんだけど全員話に集中しているなぁ…。昼飯でも作るか。今日はサンドイッチにしてやろう。パンの中に野菜とオークのベーコンを入れて最後に自家製…と言っていいのだろうか?まぁ、スキルで作ったカッテージチーズを入れて…。よし!出来た!
「サタイアちゃん!」
「はい!」
「昼食作ったから皆で食べて!」
「あ、はい!ありがとうございます!」
「カイトもいるか?」
「これはサンドイッチか?」
「嫌いか?」
「いや、そういえばこっちに来て料理したことが無かったなと思ってな。」
「そうか、野菜とかを挟んだだけだけど美味しいぞ。おかわりは無いけどな?」
「そりゃひどいぜ…ってうまっ!」
「そうかい?喜んでもらえて嬉しいよ。」
「これ、店出せるんじゃないか?」
「…店ですか~将来的にはしてみたいですね~。」
「…マサヤさん!ご馳走様でした!すごく美味しかったです!」
「それは良かった。作戦は決まったかい?」
「…いえ、ザドが支援系の魔法を取得していなかったのでどうするのか迷っています。」
「カイトが言ったのは攻撃系の魔法やスキルが使えないって言っただけだよね?」
「そうです。」
「なら、拘束系のロックケージなんかも使えないのかな?」
「…確かにそうですね!できるのか確認してきます!ありがとうございます!」
「優しいなぁ…マサヤは。」
「よし、晩御飯抜き!」
「そ、そんな…。」
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