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モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜
39話:スキルスクロール
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「では、こちらへどうぞ」
俺が挨拶をした後、ディエルさんが父さんと俺を連れてどこかに案内した。
そしてついた場所には羊皮紙が丸めら巻物みたいになっているものが並べてあった。
「ここがスキルスクロールを売っている場所です。どうぞ、ごゆっくりお選び下さい」
うわぁ~‥‥‥めっちゃあるな‥‥‥⁉︎
「シズナ、この中から一つ好きなものを選びなさい」
好きなものを選んでいいって‥‥‥この中から一つを選ぶのは難しいだろ‥‥…。でも一応、俺は選ぶことにした。
ーー文字が読めないことを忘れていたが。
「‥‥‥父上、僕は文字が読めませんよ‥‥‥その前に、スキルスクロールとはなんですか?」
ーーそう、俺は文字をまだ習っていない。5歳児に文字を読めっていうのも変な話だが‥‥‥。
「そうか、すまない‥‥‥ディエル、この中からオススメなものはどれだ」
「そうですね‥‥‥この『【HP自動回復】のスキルスクロール』や『【MP自動回復】のスキルスクロール』ですね。ただ、これらは随分と値段が張りますが」
そう言って、ディエルさんは2つの巻物を持ってきた。
「シズナ、お前はどっちのスキルスクロールがいいんだ」
父さんは俺に選択にしろと言ってきた。俺は字面から分かる範囲の情報を読み取りそして、決めた。
「【HP自動回復】がいいです!」
やっぱりHPが重要だからな。‥‥‥MPの方も捨てがたいけど‥‥‥。
「そうか。ディエル、このスキルスクロールの値段は」
「大銀貨5枚です」
「‥‥‥ちょうど5枚ですね。ありがとうございます」
大銀貨5枚⁉︎ えーと‥‥‥銅貨1枚でパンを1個買えるからその千倍で‥‥‥パンを五千個買える計算になるのか‥‥‥これ1枚で。‥‥‥高ッ⁉︎ そしてそれを難なく一括で払える父さんの財力、スゲー‥‥‥ダメだ! 語彙力が死んだ!
「では、これで私は帰る。ディエル、ありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。またお越しください。今後とも我が『フレース商会』をご贔屓に」
俺は何を言うこともなく父さんについて行って馬車に乗った。
ーー馬車内
帰りの馬車の中で俺は父さんに話しかけられていた。
「今から私が言うことをスキルスクロールを持って復唱しろ。分かったな」
「はい」
俺はクルクルと巻かれている巻物に付いている紐を解き、バッ!と音がしそうなくらい勢いよく広げた。
父さんが俺の方に寄って来て、巻物に書いている文字を読んでいく。俺はそれを噛んだり間違えたりしないように復唱した。
「我求める」
「我求める」
「生命力を回復せし力を」
「生命力を回復しぇ‥‥‥せし能力を」
ヤバい!!‥‥‥いきなり噛んだよ‥‥‥噛んでしまった。‥‥‥大丈夫かな‥‥‥。とりあえず、気にせず続けよう。
「スキルスクロールよ、我に力を与えよ」
「スキルスクロールよ、我に能力を与えよ」
俺が復唱し終わった後、手に持っているスキルスクロールが光った。それはすごく眩しく思わず目を閉じてしまった。
少し経って目を開けるとスキルスクロールに書いてあった文字がなくなり、ただの羊皮紙になっていた。そしてスキルを取得した声が響いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキルスクロールの効果発動。【HP自動回復LV:1】を取得しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
‥‥‥緊張して噛んじゃったけど成功してよかった‥‥‥。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(アンケートで)萎えた人と萎えてない人向け(特別に2本目)
質問
⁉︎と!?のどっちがいいですか?(文字数の問題)
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俺が挨拶をした後、ディエルさんが父さんと俺を連れてどこかに案内した。
そしてついた場所には羊皮紙が丸めら巻物みたいになっているものが並べてあった。
「ここがスキルスクロールを売っている場所です。どうぞ、ごゆっくりお選び下さい」
うわぁ~‥‥‥めっちゃあるな‥‥‥⁉︎
「シズナ、この中から一つ好きなものを選びなさい」
好きなものを選んでいいって‥‥‥この中から一つを選ぶのは難しいだろ‥‥…。でも一応、俺は選ぶことにした。
ーー文字が読めないことを忘れていたが。
「‥‥‥父上、僕は文字が読めませんよ‥‥‥その前に、スキルスクロールとはなんですか?」
ーーそう、俺は文字をまだ習っていない。5歳児に文字を読めっていうのも変な話だが‥‥‥。
「そうか、すまない‥‥‥ディエル、この中からオススメなものはどれだ」
「そうですね‥‥‥この『【HP自動回復】のスキルスクロール』や『【MP自動回復】のスキルスクロール』ですね。ただ、これらは随分と値段が張りますが」
そう言って、ディエルさんは2つの巻物を持ってきた。
「シズナ、お前はどっちのスキルスクロールがいいんだ」
父さんは俺に選択にしろと言ってきた。俺は字面から分かる範囲の情報を読み取りそして、決めた。
「【HP自動回復】がいいです!」
やっぱりHPが重要だからな。‥‥‥MPの方も捨てがたいけど‥‥‥。
「そうか。ディエル、このスキルスクロールの値段は」
「大銀貨5枚です」
「‥‥‥ちょうど5枚ですね。ありがとうございます」
大銀貨5枚⁉︎ えーと‥‥‥銅貨1枚でパンを1個買えるからその千倍で‥‥‥パンを五千個買える計算になるのか‥‥‥これ1枚で。‥‥‥高ッ⁉︎ そしてそれを難なく一括で払える父さんの財力、スゲー‥‥‥ダメだ! 語彙力が死んだ!
「では、これで私は帰る。ディエル、ありがとう」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。またお越しください。今後とも我が『フレース商会』をご贔屓に」
俺は何を言うこともなく父さんについて行って馬車に乗った。
ーー馬車内
帰りの馬車の中で俺は父さんに話しかけられていた。
「今から私が言うことをスキルスクロールを持って復唱しろ。分かったな」
「はい」
俺はクルクルと巻かれている巻物に付いている紐を解き、バッ!と音がしそうなくらい勢いよく広げた。
父さんが俺の方に寄って来て、巻物に書いている文字を読んでいく。俺はそれを噛んだり間違えたりしないように復唱した。
「我求める」
「我求める」
「生命力を回復せし力を」
「生命力を回復しぇ‥‥‥せし能力を」
ヤバい!!‥‥‥いきなり噛んだよ‥‥‥噛んでしまった。‥‥‥大丈夫かな‥‥‥。とりあえず、気にせず続けよう。
「スキルスクロールよ、我に力を与えよ」
「スキルスクロールよ、我に能力を与えよ」
俺が復唱し終わった後、手に持っているスキルスクロールが光った。それはすごく眩しく思わず目を閉じてしまった。
少し経って目を開けるとスキルスクロールに書いてあった文字がなくなり、ただの羊皮紙になっていた。そしてスキルを取得した声が響いた。
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スキルスクロールの効果発動。【HP自動回復LV:1】を取得しました。
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‥‥‥緊張して噛んじゃったけど成功してよかった‥‥‥。
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(アンケートで)萎えた人と萎えてない人向け(特別に2本目)
質問
⁉︎と!?のどっちがいいですか?(文字数の問題)
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