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第2章 -side story-
緊急事態への備え
しおりを挟む晴天の青い空。毎日祭りのように騒がしく盛り上がるリーデの街並み。鼻腔をくすぐる美味しそうな匂いを放つ露店にキラキラと輝く石を売っている宝石店など様々だった。
そんなまさに『平和』と表現できるリーデの様子がおかしかった。まだ太陽は真上にあり、昼過ぎだというのに街中が異常に静かなのだ。不審に思った横関は重い足取りで外を出る。
「……っ!? な、なんだこれは……!?」
外へ出ると男女問わず皆苦しそうに喉を押さえていた。顔も真っ青になっており、口からは水っぽい吐瀉物が大量に吐き出されていた。
「お、おい! 大丈夫か!?」
近くで倒れていた男に走り寄り肩を揺するもすでに気絶していた。その近くで倒れている女や小さな子供までもがまるでバイオテロにあったように同じ症状になっていた。
横関は街の入口へ走り他の人が無事か様子を見に行った。すると比較的被害者は少なかったものの、やはり宿の前と同じように倒れている者だらけで、街中がパニックになりいつもとは違って嫌な騒がしさに包まれている。
近くに救急箱を持った医者が倒れてる人に走り寄り症状を見ていたが持っている薬に治せるものが無いのか首を横に振っていた。その奥では子供を抱き抱えている男が居て、少しでも楽になるように街中に流れる清い水を飲ませていたが、やはり激しく戻すだけで一向に回復の余地は見せなかった。
「な、なにが起こってるんだ……」
昨日まであんなに騒がしく、賑やかだった街が1夜過ぎただけで地獄絵図になっていた。飛び交うのは元気な声や遊び声でもなく、泣き声や呻き声でまさに阿鼻叫喚であった。
そんな中、横関の視界が揺れる。目の前が歪んでいき、終いには真っ暗になる。体に異常なほどの倦怠感が包んでいき、そのまま意識を失った。
──
────
──────
「はっ! はぁ……はぁ……」
体を起こすとそこは街の中ではなく宿の一室であった。誰かが運んでくれたのかと考える横関であったが、外があまりにも賑やかだったのでただ周囲をキョロキョロと見回すことしかできなかった。
手探りで枕元に置いておいた眼鏡を探す。フレームの固くて薄い感触を手で感じ取った横関はそれを掴み、すぐに眼鏡を付けることにした。
「うわ……なんだこの汗の量。気持ち悪いな……」
自分の体からこれだけの汗が出たのかと若干引きつつも、服を脱いで着替えることにした。すると部屋の外がやけに騒がしいことに気付き、横関は様子を見に行こうと立ち上がった。
扉の前まで行くと急に扉が勢いよく開かれ、横関の額に衝突して倒れてしまう。その扉を開けたのは横田だ。
「祐也! 大丈夫──って、きゃっ!」
「なんでお前が俺の部屋に──ぐわっ! つ、冷てぇ!」
いつもクールな横田から聞きなれない乙女の声があげられる。そんな横田のギャップに驚きつつも、横関は頭から水の入った桶を大胆に被ってしまった。
すぐに謝ってくる横田だったが後ろを振り向いたままでいた。横関はため息を吐きつつも、地面に無造作に投げ捨てられていたタオルを拾って体を拭き始める。
「ご、ごめんね……?」
「あ、あぁ……大丈夫だが……とりあえず説明してくれないか?」
「う、うん。分かってるけど……まず、服を着てくれない……?」
内心「自分が水をかけてきたんだろうが」と呟く横関だったが、今はとりあえず頭が冷めたので冷静な判断をすることができた。
すでに横関の中ではさっき見たのは『夢』ということで固まっていた。そして、きっとそんな夢を見てしまったのは自分の《未来予知》が発動したせいと推測し、眼鏡の表面に付着した水滴を丁寧に拭き取る。
エルナとクリードから受け取ったアイテム袋から替えの服を取り出し、濡れてしまった服は一旦水の入っていた桶の中に投げ入れておいた。
着替え終わり、床を拭こうかと思っていたらいつの間にか横田が拭いていたらしくすでにいつも通りの床に戻っていた。
「……お前が取り乱すことなんてあるんだな」
「そ、そりゃ……男子の体なんて見たことあんまりないから……」
未だに赤面して話す横田を見て「気まづいな……」と感じつつも、横関は机の上に置かれていた2枚の紙に手を伸ばし、眼鏡を無駄にクイッと上げて読み始める。
そしてその数分後、紙の内容をおおよそ理解したのか机の上に置き戻し、頭の後ろに手を回して再び小さくため息をついた。
「いつも真面目だと思ってたお前でもあんな声を出すんだな」
「……それ以上言ったら殴るわよ」
普段のように目をキリッとして睨みつける横田。だが目が泳いでいたり口がわなわなと動いているのできっと照れ隠しだろう。
「はぁ……まぁ、いい。とりあえずちょっと相談に乗ってくれないか?」
「……え? ま、まぁいいけど。恋愛面の相談はやめてね。私分からないから」
「誰が恋愛相談なんてするか! そもそもお前に恋愛相談したら俺がお前を──いや、なんでもない」
急に立ち上がり、指を指しながら声を荒らげる横関だったが、急に冷静になって椅子に座り直していた。そんな横関が不思議で目を合わせようとする横田だったが、何度目を見ても避けられてしまう。
それを指摘しようとしたが拗ねる可能性があるため、横田はこれ以上の詮索を中止することにした。
「とりあえず……真面目な話だ。俺はさっき夢を見た。きっと《未来予知》だと思うのだが……中々悲惨な状況になっていた」
「悲惨?」
「あぁ、街の大勢の人々は倒れ、ほとんどそのまま死ぬんじゃないかって思えるぐらいだ。おそらくこれから起きる可能性が高いのだが……」
急に思い出したかのように立ち上がり、横関は部屋のカーテンを開ける。太陽はまだ斜め45°辺りにあったのだが、《未来予知》では確か昼過ぎ辺りだったので時間の問題だろう。
だがここで無鉄砲に飛び出すほど横関は馬鹿ではなかった。時間が1分でもあるなら有効活用し、1番確定要素のある解決策を見つけるのだ。それでもあと昼まで2刻──およそ2時間である。横関は冷静を保っているが内心非常に焦っていた。
「それってどういう状況だったの? 人に襲われたのか、自然災害が起きたのか」
「血は流れていなかったし地震や地盤沈下などは見当たらなかった。おそらくバイオテロ──ガスのような兵器を使ったに違いない。あくまで推察だがな」
さすがにあれほどの事件は自分たちで解決することは難しいと判断した横関は、エルナやクリードの元へ行こうとする。だが横田によるとエルナは馬車の確認、クリードは街中にあるギルドに向かったらしく、今この宿に居るのはチーム1以外の生徒らしい。
悪いことは重なる。横関の考えた案は全て狂ってしまう。なんとか助けを求めようにも信頼できる和田はすでにダンジョンの中。横関の額に汗が浮き出ていた。
「バイオテロをするなら……水じゃない? 街中には水が通ってるんでしょ? しかもそれを飲んでるんだからきっと水が関係してるわ。私は衛生上怖いから飲めないけどね」
「水か……それならかなり人は絞れるな」
横関はチーム割り当て表の紙を裏返しにし、アイテム袋からペンを取り出して怪しい人物を書き並べていった。
「まずは武器屋のおじさんだ。いつも白い液体をこぼしてるから悪影響を及ぼした可能性がある。次にギルド職員。一昨日人体に害はない水を洗浄する液体を流していた。あの液体が水ではないなにかと反応して毒素を出した可能性もある。そして最後はピエロ集団。いつもショーをしていて水を使うマジックもあった。可能性は低いが1番自然に何かを混ぜることが出来る」
一瞬で様々な人物の怪しい行動を書き並べる観察力と記憶力に横田は驚きを隠せていなかった。さすが尊敬でき、チーム3のリーダーだと納得しつつも、自分がこの天才を支えられるか若干不安に思っていた。
だがそんな弱気になってしまっては足を引っ張ってしまう。それだけは避けたいと考えた横田は脳をフル回転させ、なんとか横関の役に立てるように考えに考えた。
「……とりあえず、まずは水を飲ませないようにした方がいいわ。私は水を綺麗にできる力を持つ人を探すからそっちは住民に水を飲ませないように注意してきて。やり方は……分かる?」
「当たり前だ。とりあえず俺は水を飲む人を止め、その後ピエロ達が居る大広場に武器屋のおじさんとギルド職員を連れてくる。ではまた大広場で会おう」
すぐさま各々人を集めるために部屋を出た。2人が話している最中、異常に心臓がドキドキしていたのは本人達にしか分からないであろう。
────────────
早速横関は筆宮と沙也加を連れて宿の大部屋に集まっていた。その時筆宮と共に居た小林と、沙也加と2人で遊んでいた美佳子も居るが気にしないでおくことにした。
そして横関は《未来予知》が発動したこと、そしてその予知した未来の内容を伝え終えていた。やはり最初は皆半信半疑であったが、和田並に頭が良くて指揮力もある横関が嘘をつくわけないと判断し、早速話し合いが始まった。
「とりあえず僕は何をしたらいいのかな?」
「筆宮は《念写》で『ルザインの《予言》の力を持つ者が見た、水を飲んだら~~』的な文で恐怖を煽るような色のチラシを作ってくれ。加藤は持てる魔力を使って《複製》を頼む」
ルザインの中に《予言》なんてスキルを持つ者は存在していない。なら未来予知ではいいのではとなるが、予言の方が未来予知よりも一瞬でどんな能力なのか一般人にも判断しやすいからだ。
そして敢えて恐怖を煽る色にするのかというと、ただの白い紙に小さく文字を書いても信憑性はどうも薄まって、危機感が無くなってしまう。そのため可哀想だが派手にして『危険』と全面的に知らせなくてはならない。
まぁ、ルザインの文字があれば大体信じてくれそうではあるが念には念を入れた方がいい。比較的効率的で確実な手を使うに限るのだ。
「なぁ、俺はどうする?」
「小林は……一応犯人は絞ってあるから逃げる様子を見せたら《転移》を使って捕まえてくれ。一番危険な役目だが……頼めるか?」
「任せてくれ。足に齧り付いてでも捕まえてやるよ」
中々心強い。昔まで荒れるに荒れて調子に乗ってたのが嘘のようだ。この世知辛い環境が腐った性根を鍛え直したのかもしれない。
とりあえず順調に複製は間に合ってるためあとは待ってみんなで配るだけである。
「ねぇねぇ沙也加ちゃん。知ってる? 鯉おじさんいるでしょ? あの人この前派手に転んで鯉の餌をばらまいてたんだ~あの時は笑っちゃたよ~」
「あー、あの人ね。いつも鯉に変な餌あげてる人でしょ? よく飽きないよねぇ」
確かに急に呼んだのは俺だが真面目に作業を行ってもらいたいものだ。いや、ここでそれを指摘してへそを曲げられたら困るのはこっちだ。我慢するしかない。
こうして横関達はリーデの住民に配るチラシを大量に作り終わり、一足先に賑やかな街中へ飛び出すのであった。
横関達が町中へ繰り出した頃、横田はなんとか汚染された水を綺麗にすることができる能力を持つ者達を集めていた。蓮花と瑠美と由奈である。
簡潔に横関が《未来予知》で見た夢を横田が伝え、これから行う作戦を丁寧に説明していた。
「……なるほど、私の《美化》で水を純粋にするのね」
「そう、あとは林さんが植物を使い、西園寺さんが光属性魔法で水を浄化するの。聖属性魔法を持ってる和田くんにも頼みたかったんだけど今は運悪くダンジョンに潜ってるから私たちの手でやるしかないわ」
話がまとまり、早速誰がどこのポジションへ立つかという話へ移行していた。一箇所にまとまってもいいのだが、それだけ時間がかかってしまい被害が出る可能性がある。そのためできるだけ散らばった方がいいのだ。
まず、1番水が多く流れる大広場前は瑠美が担当することになった。瑠美の《美化》の力は誰もが凄まじいものだと理解しているため心配はないだろう。
そして由奈は人通りの少ない街の奥で《植物使役》を使用、そして水を綺麗にできる植物を大量に召喚して物量で攻める作戦だ。
最後の蓮花は少し仕事が増えている。場所は街の真ん中、ギルド前で光属性魔法を使用して水を浄化してもらう。だがやはり1人だといくら《魔女》のSSのおかげで魔力が大量にある蓮花でも1回の魔法で浄化できる量は決まっているため、ギルド周りにいる冒険者に呼びかけてもらうことにした。
別に呼びかけるのは瑠美でも由奈でも良かったのだが蓮花の方が色々上手くやってくれそうというのが横田の本音である。
「よく分からないけど……私はとりあえず色んな人を誘ってみる! それが無理なら1人で頑張るね!」
「えぇ、みんなでこの街を守りましょう!」
みんなで手を上にあげて「おー!」と意気込み、少し遅れて横田たちも街中へと飛び出していく。
その頃、そんなことが起きてることに気づいていない和田率いるチーム1はリーデダンジョンの中を順調に進んでいた──
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