スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

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始まりの塔編

第3話 スキルの開花

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 アーラスで冒険者登録をした新米冒険者たちが自信と実力を付けるために訪れる、始まりの塔。

 そんな始まりの塔に、俺は冒険者になってから三年目で初めて訪れていた。

 だが待っていたのは、始まりの塔による洗礼。
 始まりの塔の内部に侵入した冒険者を喰らう、一匹の魔物の存在だ。

 毎年新米冒険者が何人か犠牲になることから付けられた名前、"初心者殺し"。今、俺がそんな初心者殺しに狙われていた。

「こ、殺されるっ!」

 三階層目から二階層目へと飛び降りた俺は、靴の裏に付着したフラワーフロッピの血液によって滑りそうになりながらも、なんとか足腰の筋肉を使って持ちこたえ、一階層目への階段目指して駆け出す。

 その刹那、後方から鈍い衝突音と共に生じた風が俺の背中を撫で、全身が恐怖に包まれる。

 走りながら後ろを振り向くとつい十秒ほど前まで俺がいた場所には黒い虎型の魔物──初心者殺しの姿があり、俺の背中を見つけたと思いきやニヤリと笑みを浮かべ、全速力でこちら目がけて走り出す。

 距離はまだ二十メートルほどあるはずだが、俺の歩幅と全長が三メートル近くある初心者殺しの歩幅の差は、比べなくても一目瞭然だろう。

 しかも持久力だって違う。
 まさに絶望的状況だが、それは直線を走っているときに限る話だ。

 幸いにも二階層目から一階層目への階段までの道のりは曲がり道が多いので、ここでは図体の小さな俺の方が有利というわけだ。

 だから俺は滑らないように気を付けつつも、最短ルートで曲がり角を曲がってひたすら走り続ける。

 俺と違って図体の大きな初心者殺しは、曲がり角を曲がるときは失速しないと壁に体をぶつけてしまうため、少しは速度が落ちるはずだ。

 それなら、逃げ切れるかもしれない──なんて、この考えが幻想であると、俺は知らなかった。

「これだけの曲がり道……さすがに着いてこれるはずが──」

 再度俺は走りながら後ろを振り向くと、俺と初心者殺しとの距離は遠のくどころか、むしろ近付いているような気がした。

 まさか──と俺は曲がり角を曲がって後ろを確認すると、なんと初心者殺しは速度を緩めることなく、器用にも壁を蹴って右へ左へと移動しており、むしろ壁を強靭な後ろ脚で蹴りつけることで速度を上げていた。

「──っ! そんなの、有りかよ……!」

 毒を吐く俺と初心者殺しとの距離が、どんどん狭まっていく。

 やっとたどり着いた一階層目への階段を数段飛ばしで駆け下りても、数秒も数える暇もなく初心者殺しが一回の跳躍で二階層目から一階層目へと階段を無視して降り立つ。

 初心者殺しとの距離は、わずか数メートル。
 ここまで来たら、戦うしかないのかもしれない。

 しかし初心者殺しはギルドランクがAだとしても命を落とす危険性がある魔物なので、ゴブリンを倒すことでやっとな俺が敵うはずがない。

 考えろ、考えろ……!
 今、俺がこの場でできる最前の手は、なんだ……?

 そこで、俺は念のために鞄の中に潜ませておいたある物の存在を思い出し、走りながら鞄の中に手を突っ込み、丸みを帯びたそれを鷲掴みする。

 そして俺は丸みを帯びたそれから伸びた紐を引きちぎって、自分の足元に投げつける。

 すると少しして、甲高い音と共に背中を向けているはずの俺も目を閉じてしまうほどの眩い光が広がる。

『グルル……! ガァァ!?』

「よ、よし。とりあえず時間稼ぎは成功だ……!」

 俺がなにかあったときのために銀貨十枚という大金をはたいて購入した《閃光爆弾》により、初心者殺しは目をやられたのかその場で吠えながら暴れ回っていた。

 これならば逃げ切れる。
 だがまだ十秒も経っていないというのに初心者殺しは既に視力を取り戻したのか足を震わせながらも立ち上がっており、明らかに怒った様子で再び俺を殺すために走り出す。

 その速度は今までのはなんだったんだと思うほどのもので、閃光爆弾で稼いだ時間が無駄になるほど、一瞬で初心者殺しは俺との距離を詰めてくる。

 これは俺のスタミナが切れつつあるというものもあると思うが、それでも初心者殺しの走力は異常なもので、気付けば俺の背中には鋭い痛みが走り、体が宙を舞っていた。

 そして俺はなにが起きたのかすらも分からず、床を何メートルも転がって壁に体を打ち付けていた。

 痛い、痛い、痛い。
 あまりの激痛に背中を触れてみれば手が真っ赤に染まっていて、俺が転がったであろう床には赤い一本の道ができていた。

「や、やめろ……く、来るな……!」

 いくら俺が声を振り絞って叫んでも、初心者殺しは止まることを知らない。

 むしろ今の俺の情けない姿を見て愉悦に浸っているようで、ヨダレを垂らしながらも一歩ずつ着実に俺の元へと歩みを進めていた。

 まさか、俺の人生がこんな結末を迎えるなんて。
 気付けば俺はなにかしがらみから開放されたような気分になり、怖いもの見ないで済むように目を閉じていた。

 きっと今頃、俺を切り裂くためな鋭い鉤爪を持った腕を振り下ろしているのだろう。

 その証拠に、俺の耳には"ヒュッ"という風を切る音が届いており、俺はもう抵抗すらすることなくジッと目をつぶっていた。

 だがその刹那、次に聞こえたのは俺の断末魔などではなく、あの初心者殺しが痛みによって喘ぐ声であった。

 なにが起きたのかと瞼を開くと、そこには初心者殺しを前に剣を構え、俺の盾となって重厚な鎧を身にまとった一人の男が立っていた。

「少年、生きているか!?」

「はぁ……はぁ……な、なんとか……」

「そうか。初心者殺しと出会ってしまうなんて、不幸だったな。だが、もう安心してくれ。俺たちがやって来たからには、命の安全を保証しよう!」

 俺の顔を見て自信に満ち溢れた笑顔をする男は、俺の持っている剣よりも刀身が太い剣を一度振り払い、初心者殺し目掛けて単騎で突撃していく。

 すると今度は俺の元に別の女性がやって来て、俺の体を優しく起こしたと思いきや、俺の背中にできた傷に手を当ててなにやら呪文のようなものを唱える。

 まさかと思って俺がハッと顔を見上げると、いつの間にか体からは痛みがなくなっており、自分で触れて確かめるかぎりではあの大量に出血していたはずの傷は綺麗に塞がっていた。

「大丈夫? はい、お水。ほんと、無事でよかったわ」

「えーと……あ、ありがとう、ございます……」

「いいのよ。あ、自己紹介が遅れたわね。私はフィリア。そして、さっきあなたの前で立っていた図体の大きい男がジークよ」

「フィリアとジーク……? っ! ということは、まさか──」

「えぇ。私たちがアーラスのギルドでSランク冒険者として活動している"竜滅の爪牙"よ。あ、勘違いしないでね? このだっさいパーティ名はジークが決めたんだから。元々私は反対だったんだからね?」

 "竜滅の爪牙"のフィリアとジーク──それは、いくらこの俺でも聞いたことのある名前だった。

 俺が所属しているギルドで最強の一角とも呼ばれているフィリアとジークのことを知らない者など、アーラスには絶対にいないと断言できるほどの実力者であった。

 ジークは大胆で力強くとも繊細な剣さばきで相手を圧倒する冒険者で、フィリアは四属性の魔法を使える優秀な魔術師であるのだ。

 そんな誰しもが一度は会ってみたいと思う存在が、俺の目の前にいる。しかも、そんな二人が俺の事を助けてくれた。

 だがなぜこんな場所にいる?
 そんな疑問が生まれるが、今はそのような疑問もすぐに消え、俺は安堵のあまりか全身から力が抜けてしまっていた。

「あ、あれ!? だ、大丈夫なの!?」

「あ、いや。大丈夫です。助かったと思ったら力が抜けてしまって……」

「なんだ、ならよかったわ。もう安心して、私たちが来たからには初心者殺しなんて相手にもならないんだから」

 そう豪語するフィリアの後ろでは、アーラス屈指の実力者であるジークが勇敢にも初心者殺しに肉薄し、剣を振るっていた。

 初心者殺しの攻撃を受け止め、弾き返したと思いきや初心者殺しの懐に潜り込み、腹部に一閃の一撃を叩き込む。

 まるで殴りつけるかのような斬撃に、初心者殺しは吹き飛ばされて壁に全身を叩き付けていた。

 そんな初心者殺しに反撃の隙を与えることもなく、ジークは初心者殺しの首元に一本のナイフを突き刺す。

 すると先ほどまで執拗なまでに俺を追いかけていたはずの初心者殺しは、一度前脚をビクッと震わせたと思いきや動かなくなり、そのまま胸から力なく崩れ落ちていた。

「ふぅ、これで一件落着だな! おーい、フィリアー! 少年の傷はもう治したかー?」

「えぇ、しっかりと治したわよ。私を誰だと思ってるの?」

「魔法使いと名乗ればアーラスで右に出るものはいない、フィリアさんだな! それよりも、少年。少年は初心者殺しから逃げるために閃光爆弾を使っただろ? もしあれがなければ、俺はこの場にたどり着くことはできなかったぞ」

「閃光爆弾……も、もしかして、あの音で……?」

 俺がそう問い返すと、ジークは爽やかな笑顔で「おう!」と答えてくれた。

 確か、俺が閃光爆弾を使ってからこの場にジークがたどり着くまでは一分も経過していなかったはず。

 さすがのSランク冒険者というべきだろう。
 地の力もさることながら、何種類ものスキルで人間とは思えないほどの力を手にしているのだ。

 まさに次元が違う存在。
 俺が決してたどり着くことのない高みにいる二人を見て、俺はなぜか胸がズキっと痛むような気がした。

 助けてくれたのに、こんなことを思ってはいけない。

 だが俺はいざこうして実力の差を見せつけられて、スキルを持ってない自分が惨めに思えて仕方がなかった。

 なぜなら、俺が手も足も出なかったあの初心者殺しを、たった数十秒で倒して──

 そこで、俺はある違和感を抱く。
 そして俺は目を見開いた。なぜなら、つい先ほどまであったはずの初心者殺しの亡骸がなくなっていて、床に広がった血溜まりがこちら側に伸びていたからだ。

「っ! 危ない!」

 すぐさま異常に気づいた俺は剣を抜いて立ち上がり、俺の目の前で談笑をしていたジークとフィリアを横に突き飛ばす。

 それにより二人はなにが起きたのか分からないといった様子で尻もちをついていた。

 だがなぜ俺がこんな行動をとったのか。
 二人は同時に背後を確認して瞬時に理解したのか、血眼になってこちらに向かってくる初心者殺しに対し、ジークも剣を引き抜こうとしていた。

 だがこのままでは間に合わない。
 せっかく俺を助けてくれた二人を、犠牲になんてさせてたまるか。そんな思いで、俺は最後の力を振り絞って初心者殺しの喉元目掛けて剣を突き出した。

『カヒュッ──』

 最後に初心者殺しは断末魔ともいえない叫び声を残し、今度こそ絶命したのか初心者殺しは目を剥いて倒れ込んだ。

 一方の俺は剣を手放し、一歩引き下がる。
 その瞬間、俺の頭に激痛が走る。それはあまりにも唐突のことだったので、俺は頭を抱え込んだ。

「もう、ジーク! ちゃんと生死の確認をしないから危険な目にあったじゃない! 前も同じことあったでしょ!?」

「は、ははっ……初心者殺しと戦ったのは随分前だから、特性を忘れてしまっていたようだ……いや、それよりも! 少年! 少年のおかげで俺たちは助かった。心からの感謝を──って、少年……?」

 なにかジークが口にしている気がするが、俺は周りの声が聞こえなくなるほどの激痛に襲われていたので、なにも考えられず獣のように叫ぶことしかできなかった。

「フィ、フィリア! こ、これはいったい……!?」

「わ、分からないわ……とりあえず、ジークはこの子を運んで! 今は早くギルドに戻るわよ!」

「お、おう!」

 意識が遠のいていく中、最後に俺は誰かに体を持ち上げらたということだけに気付く。

 そんな俺の頭の中に、なにかを告げる謎の声が響いていた。

『スキルを所持している魔物の討伐を確認。これにより、殺奪が発動。スキル《鑑定眼》を獲得。スキル《身体能力強化Ⅰ》を獲得。スキル《火事場の馬鹿力》を獲得。スキル──』

 この声がなんのことかすら理解できず、俺は完全に意識を失った。
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