スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

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始まりの塔編

第16話 決闘、塔の王

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 始まりの塔、三十階層目。
 そこはまるで最終決戦場とでも言わんばかりの装飾が施された部屋で、その部屋の中央には二本の足で仁王立ちしながら巨大な翼を広げるドラゴンが佇んでいる。

 翼を広げなくても全長十メートルは容易に超えているはずの体躯は翼を広げることで更に大きくなり、俺の恐怖心をこれでもかと煽り立ててくる。

 だが、俺もこの場に訪れるまでの短期間で想像を絶するほどの修羅場を潜り抜けてきた。

 そのような経験があったからこそ、強大な敵を前にしても俺は怯むことなく、落ち着いて《鑑定眼》を使用することができていた。

『個体名《イヴルムート (????)》■■の塔の王にして、■■の塔の最上階である三十階層目の守護竜。その類まれなる力で挑戦者を叩き潰し、そして五属性もの魔法で挑戦者をねじ伏せる。弱点として──』

 この塔の王であり、守護竜である《イヴルムート》。

 どうやら《鑑定眼》の情報が真実ならば、どうやらここが最後の階層らしく、そしてイヴルムートの能力も計り知れないものであった。

「(当然のごとく弱点は文字化けしてるか……《鑑定眼》はどのスキルよりも使ってるが、やはりスペシャルスキルのレベルは中々上がらないようだな。それよりも──)」

 俺は文字化けのように見えて、よく見ると塗り潰されたように文字が消えている場所を見る。

 ■■の塔──これはおそらくこの塔の正式名称であると思うのだが、なぜここだけが塗り潰されているのかは分からなかった。

 とりあえず、この塔の名は"始まりの塔"ではないということだけは理解できるだろう。

 いや、今は……そんなことよりも──

「こいつをどうにかしないとな……」

 俺とイヴルムートとの距離はまだ二十メートルほど。

 だが今までの経験上、この程度の距離は安心できる距離ではないことは確実だ。

 イヴルムートは五属性の魔法を使うという。
 ならば、下手に距離をとっても魔法によって一方的に蹂躙されるまでだろう。

 そして、障害物は……ない。
 《錬成》で作ることは可能だが、やはり咄嗟に逃げ込むことができる障害物がないのは不便だ。

 それより、どうして奴は動かない?
 俺が動くまで待っているのか? それとも……俺を挑戦者として認めていないのか?

 つまり、今は余裕の表情を見せているということだ。そして余裕を見せているということは、裏を返せば油断をしているということに繋がる。

 もし下手に攻撃を仕掛けてバーニグモーラのように形態を変化させてきたら、さすがに厳しい戦いとなるだろう。

 ならば、奴の術中にハマるようで癪だが先手を打たせていただこう!

「錬成ッ!」

 俺は地面に両手をつき、自分を中心として半径十メートルの範囲に金と黒によって装飾された豪華な柱をいくつも作っていき、まずは防御面での準備を行う。

 いくらこの塔を統べるイヴルムートでも、この塔を形成している床や壁などを破壊できるとは思えない。

 もしこの塔が《殺奪》を持つ俺を招いているのなら、俺は喜んで《殺奪》の能力によって取得したスキルの数々を使いこなし、どんな卑怯な手を使ってでも勝利を掴んでみせる。

 俺に大量のスキルを取得させたことを後悔するほどの、完璧な勝利を──だ。

「まだまだ!」

 俺は走りながら周囲に《光属性魔法》であるライトアローを放ち続け、自分が動き回るには支障が出ない範囲で柱を何十本も生成し、自分が有利になるように地形を作り替えていく。

 だがイヴルムートはまだ動こうとしない。
 むしろ俺の行動を観察しているような、それでいて俺がしていることがまるで無駄とでも言わんばかりに、イヴルムートは笑みを浮かべることなくこちらを目で追っていた。

「まずは……一発っ!」

 さり気なくイヴルムートの股下に飛ばしておいたライトアローが床に着弾したと同時に、俺はイヴルムートの下顎に向けて柱を全速力で突出させる。

 不意を突いた強力な一撃。
 さすがに、この攻撃は効くだろう──と、この時の俺は思っていた。

「う、嘘だろ……?」

 だが、イヴルムートは俺の予想を裏切る行動を取っていた。

 避ける? 魔法による防御? 否、どれでもない。

 なんとイヴルムートは目にも留まらぬ勢いで突出した柱を、俺の全身よりも大きな拳で殴り、破壊したのだ。

 もう一度言おう。
 あの破壊不能だと思われた床でできた柱を、イヴルムートはいとも容易く破壊──いや、粉砕したのである。

 まるで『我がこの塔の王だ。王であるこの我に破壊できぬはずがなかろう?』とでも言いたげな様子で、拳を開く。

 だがイヴルムートは柱を粉砕したことで決して調子に乗る素振りを見せず、至って普通であると言わんばかりにただこちらを見つめてきていた。

『ガルルル?』

 まさに『これで終わりか?』と言いたげに見下ろしてくるイヴルムートは、粉々になり手の甲に付着した床材の欠片を払い捨て、また直立不動の姿に戻っていた。

 完全に舐められている。
 だがここで腹を立てて自暴自棄になれば、その時点で俺の死は確定する。

 今までボス級の魔物を倒すには、その前のボスを倒したことで得るスキルや称号が必須になってきた。

 だが、今ので分かる。
 こいつは正真正銘、始まりの塔の王なのだ。

 こいつを倒すには、ディアニティーから取得したスキルだけではなく、バーニグモーラやグレイルーフ、ストーヴァやゴーレオーガたちのスキルを最大限に活用することが必須であるだろう。

 まだ勝機は笑えてくるほどないが、活路を切り開くことはできる。

 もうここに来た以上、後戻りはできない。
 ならば、俺は全て捧げる覚悟で今やれることを後悔しないようにやるしかない。

 そう心に決めたからか、イヴルムートの異常なまでの強さを思い知ったからかは不明だが、俺の体からは恐怖や震えが無くなっていた。

 俺は強者ではない、挑戦者だ。
 それを再認識したとき、俺はいつの間にか笑みを浮かべながらイヴルムートへと立ち向かっていた。

『ガルルルッ……!』

 俺の決意が変わったことでイヴルムートも『いいだろう!』と言わんばかりにニヤリと笑みを浮かべ、俺へ拳を振り下ろしてくる。

 その一撃は、図体の大きなイヴルムートからは想像ができないほど鋭い一撃であり、まさに目で追えないほどであった。

 こんな一撃をまともにくらってしまえば、俺の体は骨も残らずバラバラになってしまうだろう。

 だが俺は引くことなくむしろ全速力で拳へと立ち向かっていき、拳が俺に触れる瞬間に新たに手に入れた《見切り》を発動させ、俺は拳の下を床を滑るようにして潜り抜ける。

 しかしこのままでは無防備を晒しているだけになるので、俺はすぐに頭と首の辺りに力をグッと込めてから跳ね起きて、先ほど滑ったときに触れた床を《錬成》し、イヴルムートにまずは一発だけ攻撃を与える。

 俺がこの短時間でここまでの動きができるのも、スキルのおかげである。

 頭跳ね起きで即座に立ち上がれたのはスキルレベルが上がった《体術》の効果であり、ここまで的確にスキルの数々を使いこなせるようになったのも、新たに手にした《判断力》というパッシブスキルのおかげだ。

 このスキルにより、日常的に誰しもが行っている "物事を判断する" という思考が強化されるため、俺は自分でも驚くほどの動きを可能とさせているのだ。

 簡単に言えば、脳内による処理能力を強化していると言った方が分かりやすいかもしれない。

 常人ならありえないレベルでの判断速度を得ることができる《判断力》というスキルは、地味ながらもかなり重宝するスキルであった。

『ガルルル!』

 この間わずか0.2秒ほど。
 《錬成》によって生成した強固な柱をくらったイヴルムートは軽く仰け反りつつも、下に潜り込んでいるはずの俺の居場所をすぐに特定し、拳を振り下ろしてくる。

 おそらくスキルの力だろう。
 《危険察知》か《気配察知》か《魔力探知》か──数え上げるだけでキリがないスキルのどれかを使用したのかもしれない。

 それほど正確で、迷いのない一撃。
 だがその視界外からの攻撃も、俺のスキルレベルが三にまで強化された《危険察知》の前には無意味だった

 すぐさま俺は後ろを確認することなく前方に転がり込み、破壊の一撃を回避する。

 その直後に舞い上がる床材の破片。
 ただの殴打で床にヒビを入れる筋力。まさに化け物という言葉が似合う魔物であった。

「ははっ……こんな奴を前にすると、自分のことを化け物だと感じたのがバカみたいだな……つまり、上には上がいるってことだ……!」

 体勢を立て直した俺は腰に携えていた刀身が赤黒い剣を抜き放ち、足元の床を《錬成》によって突出させ、イヴルムートへと俺を押し飛ばす。

 ディアニティー戦でも使用したこの技。
 さすがのイヴルムートも俺のこの行動は読めなかったらしく、俺は一瞬だけ怯んだイヴルムートの首元に一閃、渾身の一撃を叩き込む。

 しかしドラゴンであるイヴルムートには刃を通さないほど頑丈な鱗があるため、俺の剣による一撃は黒く艶々とした鱗により弾かれてしまい、俺は空中で無防備の姿を晒してしまう。

 その隙を見逃すことなく、イヴルムートは俺の肉を喰らおうと顎門を大きく開いて頭を突き出してくる。

 だがその刹那、イヴルムートの下顎を俺が《錬成》によって生成した柱が襲い、強烈な一撃を叩き込んだ。

「ここは俺のだ」

 一度《錬成》により形を変えた物質はしばらく《錬成》の効果を受け付けなくなるが、時間が経てばまたその効果を受け付けるようになる。

 そして俺がイヴルムートの下顎に叩き込んだ柱は、一番最初にイヴルムートの殴打により粉砕されて根元以外粉々になった柱を伸ばしたものである。

 俺の魔力が触れた場所から半径十メートルという範囲の外に出てしまえば、一度《錬成》によって動かされた物質は、再度俺の魔力を通さないと二度と動かなくなる。

 つまりを言えば、半径十メートルという範囲から外へ出なければ、時間はかかるがいくらでも《錬成》し放題なのである。

 それを理解していた俺は、あえて捨て身の攻撃をしてイヴルムートを誘いだしたのだ。

 本音を言えば鱗に少しでも傷を付けたかったのだが、とりあえずは結果オーライだろう。

 だが、そこで俺はある違和感を抱いていた。

「……確かに攻撃は当てている。だが、手応えが全く感じられない……?」

 そんな俺の声を聞いてニヤリと笑うイヴルムートは、体を大きく仰け反らせて咆哮を轟かせる。

 するとイヴルムートの手のひらや足首、額にある合計五つの宝石は赤・青・緑・黄・白に色を変え、爛々と嫌な光を放つようになる。

 まさか──と、俺は全身に《氷の鎧》と《風の障壁》を纏いつつ、目の前に《錬成》によって生成した柱を生成する。

 その刹那、イヴルムートは同時に五属性の魔法を放出させ、大爆発が起きたのかと錯覚してしまうほどの魔力の波が俺に襲いかかる。

 あまりの威力にまずは頑丈さを誇る柱が砕け散り、次いで《風の障壁》が掻き消され、そして《氷の鎧》が削られていく。

 五秒。たった五秒という短い時間で俺の全身全霊を賭けた防御スキルはすべて破壊され、あまりの威力に俺は吹き飛ばされていた。

 だがだからといってそのまま転がり続けるほど、俺は弱くはない。

 なんとか受身をとって威力を殺した俺は、すぐに《体術》によって体を跳ね起こすことに成功する。

 だがそでだ俺は気付く。
 先ほどまで握っていたはずの赤黒い刀身の剣は持ち手がボロボロに朽ちかけており、《氷の鎧》で守っていたはずの俺の素肌にはかすり傷ではあるものの大量の血が滲み出ていた。

「たった一撃でこの威力、だと……?」

 全身に鈍いながらも突き刺すような痛みが走る。
 一応五属性の魔法耐性のスキルを持っている俺でも、これだけのダメージを負ってしまった。

 もし魔法耐性のスキルが無ければ、今頃俺は──

 ゴクリと生唾を飲む込む音が、俺の脳内で反響する。

 一方、イヴルムートは全身を震わせながらも未だに宝石を五色に輝かせており、まるで準備運動かのように体を動かし始めた。

 つまり、今の今までイヴルムートは訛った体を動かせるようにするための準備でしかなく、これからが本当のイヴルムートとの戦闘なのだ。

 それにはさすがに苦笑いをするしかなかった。
 だがイヴルムートは手を握ったり開いたりしながらこちらを見つめており、そこからは『塔の王』という風格が漂っていた。

 だが、だからどうした?
 イヴルムートの強さが破格なのも、予測していた通りだ。

 むしろ、俺の予測を遥かに上回らないだけマシだ──なんて、強がりかもしれない。

「それでも、俺に負けるなんて選択肢はないのでな」

 赤黒い剣を鞘に収め、今度はホーリーナイトから奪った白い剣を抜いて構えながらも、俺はゆっくりと息を吸い込む。

「お前を倒して、俺はあの謎の声の正体を確かめる。そして、俺は……」

 最後に吸った息を吐き出した俺は、剣の柄を手が痛くなるほど強く握り締め、イヴルムートへ向かって歩みを進める。

「お前の力を──喰らう!」

『ガルウァァアァァアァアアァアッ!!』

 俺の言葉に対し、イヴルムートは『いいだろう!』と言わんばかりに咆哮を轟かせ、空気を震わせる。

 そして、俺とイヴルムートによる本当の最終決戦は、こうしてようやく始まりを迎えた──
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