スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

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始まりの塔編

第21話 宝物庫

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 目を覚まし、真っ先に目に入ってくるのは見慣れない真っ白な天井である。

 そして、俺を包み込むフカフカなベッド。
 久しぶりにベッドで寝たことで体からは疲れという疲れが抜けており、気持ちよく目覚めることができた。

 だがまだ頭がぼーっとしているため、俺はここがどこなのか分からず、とりあえず辺りを見渡して観察することにした。

「(ここは──思いだした。そうか、俺はいつの間にか寝てしまっていたんだな……)」

 重々しくため息を吐きだしつつも、俺はゆっくりとベッドに手を付いて体を起こそうとする。

 だがその瞬間、全身にありえないほどの激痛が走り、それと同時に俺の体を支えていた腕から力が抜け、俺は力なく背中からベッドに倒れ込んでしまった。

「はぁ……はぁ…………! くっ……!」

 ここに来て今まで負ってきた火傷などの傷が痛み、俺の全身はなにかに蝕まれたかのように動かなくなってしまう。

 始まりの塔──いや、秩序の塔に潜ってからどれだけの時間が経過したかは不明だが、こうして安全な場所で睡眠をとったのは今回が初めてであった。

 今まではいくら安全な場所を確保したとしても必ずと言っていいほど魔物が巡回してくるので、熟睡することなどはできなかった。

 それにいくら深い眠りについても《危険察知》によって強制的に脳が目覚めるのだ。

 まぁ、そのおかげでこうして生きているわけだが、やはり充分な睡眠をとることができないというのは苦痛なわけで。

 だからこそこうして熟睡したせいで体が緩み切ってしまい、アドレナリンの効果によって無理やり動いていた体は限界を迎え、こうして今の今まで我慢してきた痛みが襲いかかってきたのだ。

 バーニグモーラに殴られた腹部や、グレイルーフによって叩き付けられた背中。

 その他にもストーヴァが発生させる風によって切り付けられた腕や、ゴーレオーガの《錬成》によって生成された柱に打ち付けられた腰、そしてディアニティーを倒すために酷使した足などは、動かすこともままならない。

 だがそれよりも、なによりイヴルムート・ネオ戦での自爆特攻によってできた火傷が、今になって痛みを増しだしたのだ。

 その火傷は背中にもできているため、背中を動かそうとするとベリベリと音が鳴り、背中の皮膚が剥がれていくような痛みを覚える。

 おそらく火傷によって滲み出た血液がシーツとくっ付いてしまっているのだろう。そのため、俺は痛みに耐えながらも全身に《氷の鎧》を生成し、とりあえず痛みが引くまで冷気に耐え続けることにした。

 そんな俺の元に、ネアがやってくる。
 気付けばネアは一冊の本を手にしており、そんなネアの後ろにある机には、本棚にあったはずの本が乱雑に積み上げられていた。

「ネア……もしかして、俺が起きるまでずっと本を読んでいたのか……?」

『うん。この本で、全部読んだことになる』

「そ、そうか……それはすごいな。それで、内容は分かるのか?」

『よく分からない。でも、色々なことを理解した』

 と言うと、ネアは手に取っていた本を閉じて背中を向ける。

 そして閉じた本を机の空いているスペースに置いたと思いきや、突然ネアはベッドの上で正座をし、俺のことを見下ろすような体勢になっていた。

『実は、本の中にヴェルタニアの日記があった』

「ヴェルタニアって……確か、この塔を──秩序の塔を管理している奴の名前だよな? なにか気になることでもあったのか」

『うん。そこにはこう書いてあった。秩序の塔に、やっと《殺奪》のスキルを持つ者が訪れた。彼ならば、きっとこの塔を攻略してあの子の封印を解いてくれるだろう──って』

「……ということは、俺たちがこの部屋に来るまでヴェルタニアはこの部屋で過ごしていたのか……? というより、どうして俺のスキルのことを……」

 そう俺が口にすると、ネアは俺の頬にそっと触れてくる。

 そこは火傷しているため少し痛いのだが、ネアの手はひんやりとしているため気持ちよく、撫でられるとむず痒くなるが悪い気はしなかった。

 だがネアは珍しく少しだけ眉を下げていて、無表情といえば無表情なのだが、どこか不思議そうな顔をして俺を見つめていた。

『レイが持ってる《殺奪》っていうスキルは、スキルを持つ者を殺したらそのスキルを得るものだって、日記に書いてあった。それは、本当?』

「……あぁ、その通りだが……そんなことまで書いてあるのか……」

『なら……どうしてレイは、私を殺さなかったの?』

「…………は?」

 突然予想だにしない質問が飛んできたため、俺はその質問に対してどう答えればいいのか分からなかった。

 だがネアは黙ったまま俺を見つめてくるので、俺は長々とため息を吐きながらも痛む腕を動かしてなんとかネアの手に触れ、怖がる子供を安心させるかのように笑ってみせた。

「俺がそんなことするわけないだろ? 俺がネアを殺したとして、メリットなんてないだろ?」

『レイが私を殺せば、私の取得してるけど封印されたせいで使えなくなったスキルや、あの《ゲート》のスキルだってレイの思うままになる。それに、あの声が言ってた。生かすも殺すも、生殺与奪の権利はあなたに──って』

「……あぁ、イヴルムート・ネオを倒して、ネアが天井から降りて来たときに聞こえた声のことか」

 あの時は状況を理解できなかったためスルーしたのだが、確かにあの謎の声は、ネアが口にしたようなことを言っていたような気がする。

『私の命は、レイの物。だから、レイは私を殺して私が持ってるスキルを自分の物にしてもいい。それなのに、どうしてレイは私を殺さないの?』

「……それは難しい質問だな。だが、答えられることは一つある」

『…………?』

「俺は今まで無能力者と蔑まれ、馬鹿にされてきた。そのせいでとあるパーティーからも追い出された。だからこそ、俺は強くなるためにこの塔に挑んだ」

『なら──』

「だが、それでも俺は誰かを犠牲にしてまで強くなりたくはない。ネアが俺のことをどう思っているかは分からないが、俺はネアのことを仲間だと思ってるし、一人の女の子だと思っている。まぁ、鎖を引きちぎったりしたときはさすがに驚いたがな」

 今思ってることを素直に伝えたせいで少し頬が熱くなってしまい、最後に俺は照れ隠しをするため冗談交じりに笑ってみせた。

 だがネアは表情を変えようとせず、不思議といった様子で首を傾げていた。

『やっぱり、レイって変』

「はぁ……だから、俺は別に──」

『でも、面白い』

「──っ」

 俺の頬を撫でながら、ネアの表情はほんのわずかだが和らいでいるように見えた。

 本当に数ミリの変化だが、俺はネアが微笑んでいるように見え、ついそんなネアに見蕩れてしまっていた。

 だがその変化もたった数秒程度で、俺が瞬きをした頃にはまたいつもの無表情に戻っており、ネアは俺の頬から手を離してしまう。

 気付けば俺の体は多少ではあるものの動かせるようになっており、俺は体を刺激しないようにそっと体を起こし、ベッドから足を下ろすことにした。

『……そういえば、本棚の裏に変な道があった』

「変な道? あぁ、確か本棚の裏に宝物庫があるとか言ってたな。なら……ネア、悪いが本棚を任せてもいいか?」

『ん、分かった』

 一つ返事で答えたネアは、早速黒い木材で造られた大きな本棚の側面に触れ、片手で軽々と本棚を動かしてしまう。

 一人の少女が自分よりも二倍近く大きな本棚を動かしているという光景は、まさに異常である。

 だがさすがの俺もネアの馬鹿力は見慣れてしまったので、俺はこれといって驚くことなくゆっくりと立ち上がり、ネアの元へと歩いていく。

 すると本棚があった場所にはネアの言う通り小さな通路ができており、俺は《光属性魔法》のライトを使用して中を照らしつつも、壁に手をついてネアと共にその通路を進む

 しばらくその狭い通路を進んで行くと、その先には小さな部屋が広がっていた。

 宝物庫と言われたら少し拍子抜けするほど地味な部屋だが、それでも中にある武具や道具などは見たことのないものばかりで、俺は気になるものを《鑑定眼》で調べることにした。

『祝福の指輪:装備することによって装備者の傷を癒し、魔力をじわじわと回復させる指輪。レアリティB』

『雷帝の短剣:常時雷属性が付与されている短剣。魔力を込めることで《雷属性魔法》のスキルを所持していなくても同等の魔法を使用できるようになる。レアリティA』

『慟哭の篭手:腕に装備することで全てを破壊する力を得ることができるようになる。しかし、この篭手にはその力に耐えきれなかった者の呪怨が込められているため、呪いを払わないかぎり装備者は暴虐の限りを尽くして死に至る。レアリティS』

『破邪のローブ:強力な魔力によって幻覚や洗脳などの精神汚染系の魔法に対する完全な耐性を得ることができるローブ。フードを被れば《隠密Ⅲ》のスキルを発動することができる。レアリティS』

 とりあえず、効果を見るだけで目を見張るものや、あまり目に入れたくない物など、様々であった。

 そのためネアには無闇に触れないようにと伝え、俺は他の道具や武具にも《鑑定眼》を使用していく。

 すると突然後ろから服を引っ張られたので、何事かと思い後ろを振り向くと、そこには青い刺繍が施された白い袋を持つネアが立っていた。

「なんだそれ? なにか物でも入ってるのか?」

『分からないけど、置いてあったから持ってきた』

「……ネア、さっき言っただろ? 中には呪いがかかっている物もあるんだから、無闇に触れるなって」

『でも、レイはさっきこの袋を見逃してた』

「本当か? なら、調べてみるか」

 さすがにこのような袋を見逃すはずはないと思うが、もしかしたら周りの武器や道具などと比べると比較的地味な見た目をしているため、目に入らなかっただけなのかもしれない。

 そのため俺はその袋に対し、早速《鑑定眼》を使用することにした。

『魔法の袋:一見ただの袋にしか見えないが、合計重量が百キロを超えなければいくらでも物を入れることができる袋。この袋に物を入れてしまえば、その入れた物には重さという概念がなくなり、いつでもどんなところにも持ち運べるようになる。レアリティA』

 それは、冒険者にとってまさに理想的な道具であった。

 この袋があれば重たい荷物を持ち運ばなくても済むし、持ち帰りたいけど重たくて断念してしまう魔物の素材なども楽々と持って帰ることができるため、冒険者なら喉から手が出るほど欲しがる物だといえるだろう。

 だがそれをネアに伝えても微妙な顔をしたまま首を傾げており、ネアはなにを思ったのか突然目の前に《ゲート》を生成し、近くにあった明らかに重そうな鎧を放り込んでいた。

『私の《ゲート》なら、その袋よりも沢山物を運ぶことができる』

「……もしかして、ネアが使ってるそのスキルは、俺が思ってる以上に優秀なスキルなのか……?」

『うん。だから、この中にあるものは全部この中に入れる』

「いやいや……確かに貴重なものばかりだが、全部持っていくってのは──」

『でも、自由に持ち帰ってもいいって書いてあった。それに、どうせあるなら使わないと勿体ない』

「……そういうものなのか……?」

 俺が腕を組んで思い悩んでいると、早速ネアは近くにあった物を遠慮することなく手当たり次第に《ゲート》の中へと放り込んでいく。

 それらの武具や道具は売れば金貨千枚以上の価値になるものばかりで、俺は乱雑に貴重な物を放り込んでいくネアを前に、肝を冷やしていた。

 しかしネアの《ゲート》は中に入った瞬間どこか別の空間に飛ばされているのか、なにか物が壊れるような音は一度も聞こえなかった。

 そしてネアが俺が先ほど《鑑定眼》で調べた『破邪のローブ』を手に取って《ゲート》の中に放り込もうとしていたので、俺はそんなネアを呼び止めるように声をかけた。

「それ、俺が貰ってもいいか? ちょうど、着る服がなくて困ってるんだ」

 俺がネアにそう告げると、ネアは手に掴んでいた破邪のローブを俺に渡してくれ、俺は受け取ったローブに腕を通して着てみる。

 少し大きめではあったものの、藍色の生地に赤の刺繍が施されているため中々カッコイイローブだったので、それだけで俺は大満足だった。

 しかし腕にできた火傷がローブと擦れて痛いため、とりあえず俺は一旦ローブを脱ぎ、今度は上半身が見えない程度に羽織ることにした。

 その他にも俺は『祝福の指輪』という指輪を自分の人差し指に通しながらも、ネアと手分けして宝物庫の中にある物を全て《ゲート》の中に放り込んでいく。

 最初は「本当にこんなことをしてもいいのか」という罪悪感に悩まされたが、途中からはもう吹っ切れてしまい、半ばヤケクソ気味に放り込んでいた。

 そして、最初見たときよりも更に地味になった宝物庫の壁には、都合のいいことに帰還用の魔法陣が刻まれていた。

『レイ、帰るの?』

「あぁ。もちろん、ネアも一緒にな」

 と言って、俺はネアに手を差し伸べる。

『…………うん』

 するとネアは少しだけ目を見開きつつも、小さく頷いて素直に俺の手を握る。

 そして俺は帰還用の魔法陣が刻まれた壁に手を付け、ゆっくりと瞼を閉ざす。

 すると次第に俺とネアの体を白い光の粒が包んでいき、最後に体が浮くような感覚を覚えて俺とネアは秩序の塔もとい始まりの塔を脱出する。

 こうして、俺の長く続いた始まりの塔の攻略は、ネアという新たな仲間を迎えて幕を下ろすのであった──
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