スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

文字の大きさ
32 / 48
始まりの塔編

第30話 解決

しおりを挟む







 秩序の塔で出会ったリクたちと別れた俺は、そのまま道草を食うことはなくギルドへと戻り、ネアたちと再会していた。

 どうやら俺がいない間に、ネアとアリサは少しばかり仲良くなったらしい。

 とはいってもネアからアリサに話しかけるようなことはないが、ネアはアリサの言葉に対ししっかりと自分の言葉を伝えており、会話が数秒で終わる──ということはなくなっていた。

 いったいどこで意気投合をしたのかは不明だが、それでもネアとアリサがこうして仲良くなったのは喜ばしいことであり、つい笑みを零してしまう俺がいた。

 すると、そんな俺の元にとある二人の冒険者が訪れていた。

「よぉ! レイくんじゃないか!」

「あ、ジークさんにフィリアさん。こんにち──」

「あらら? まだ敬語なの? この前は説明をするからって言ったから許したけど、私は敬語よりもいつも通りのレイくんのまま接してほしいなぁ~」

「……っ、分かった。これで、いいか……?」

 俺にとっては命の恩人であるジークとフィリアを呼び捨てにしたり、タメ口で話しかけたりするというのは気が引けるのだが、フィリアは俺が敬語で話すと「他人行儀で嫌だわ」と言うので、俺は仕方なく敬語をやめ、タメ口に戻す。

 するとフィリアは納得したかのように頷いており、俺はジークに助けを求めるべく目線で訴えるのだが、俺と目が合ったジークは豪快に笑うだけで、なにも感じ取ってはくれなかった。

「それで、レイくんは例の依頼を終えて戻ってきたのかな?」

「はい、そうで──じゃなくて……そうだ。それで、ついでにある魔物の素材を持って帰ってきた」

「魔物の素材? どれどれ──って、こ、これは!?」

 俺が『魔法の袋』の中から初心者殺しの尻尾を取り出すと、ジークは一目見てその尻尾が初心者殺しのものだと分かったのか、大きく目を見開いて驚いていた。

 それはフィリアも同じで、その他にも俺とジークたちのやり取りをこっそり見ていた冒険者たちは「む、無能力者のあいつが!?」と俺に聞こえるように口にしていたので、少しばかり誇らしい気分である。

「これは初心者殺しの尻尾だな! レイくん、すごいじゃないか! 周りの連中だって、みんな驚いてるぞ!」

「……それは初心者殺しの尻尾を俺が持ってきたというよりも──いや、やっぱりなんでもない」

 確かに俺の方へ向けられる視線は多いが、それらは俺が初心者殺しを討伐したから向けられているものではない。

 大半の視線が俺ではなくジークやフィリアに向けられており、誰しもがジークやフィリアとお近付きになりたいのか、次第にその視線は俺に対する嫉妬へと変わっていく。

 考えてみてほしい。
 俺が無能力者ではないと知っているのはネアとアリサ、そしてジークとフィリアだけで、他の冒険者はまだ俺の事を無能力者だと思っている。

 そんな俺みたいな冒険者界の負け組が、冒険者界の勝ち組であり英雄とも呼ばれるジークやフィリアと、仲睦まじく親しげに言葉を交わしているのだ。

 そりゃ、嫉妬されるのも無理はない。
 ジークはアーラスの冒険者にとって憧れの存在であり、フィリアは女性冒険者にとって希望ともいえる存在である。

 俺はただそんな二人に助けられたのだが、初心者殺しの件に関しては実質的に俺が二人を助けたということにもなるので、いつの間にかこのような親密な関係を築けているのだ。

 聞けば、俺が秩序の塔に挑んでいるとき、俺が危険な目に遭っているかとしれないと知ったジークとフィリアが、俺のためにわざわざ秩序の塔へと捜索しに向かったらしい。

 それを聞いたとき、俺は少しばかり感極まってしまった。

 偶然の出会いがここまで親密で貴重な関係になるとは思ってもみなかったので、本当にジークとフィリアには感謝してもしきれないくらいである。

 そんな俺の前では、ジークが初心者殺しの尻尾を掴んでマジマジと観察しているのだが、なにを思ったのか初心者殺しの尻尾をカウンターに置き、ふっと笑みを浮かべていた。

「レイくん。この初心者殺しの尻尾は、今日回収したもので間違いないんだな?」

「あぁ。今日赤傘草を回収したと同時に、偶然出会ったから討伐したんだ」

「なら、これで当分始まりの塔に初心者殺しは現れないな。レイくんは、素晴らしいことをしたんだ!」

「そうね。実は、ここだけの話……このギルドでは、Aランク冒険者以上になると、ある問題を押し付けられるのよ」

「ある、問題……?」

 そうよ。と口にするフィリアは、他の冒険者でも知らないような秘密をこっそりと教えてくれた。

 どうやら、このギルドに所属しているAランク冒険者やSランク冒険者は、突然ギルドマスターからある『依頼』を言い渡されるらしいのだ。

 それは始まりの塔に出没する初心者殺しを討伐するというものであり、早くて五日、遅くて十日置きに別々の冒険者が指名され、始まりの塔に向かわされるとのこと。

 初心者殺しはバーニグモーラやグレイルーフと違い、討伐したら数日間は姿を現さなくなるらしいのだが、復活すると一階層目から四階層目までの階層を縄張りにして動き回るらしいので、年々被害が後を絶たないらしい。

 そして、まだ無能力者だった頃の俺が初めて秩序の塔に挑んだ日がちょうど初心者殺しが復活する日だったらしく、その日偶然初心者殺しを討伐するよう指名されたジークとフィリアによって、俺は助けられたらしいのだ。

 それを聞き、俺はやっと納得した。
 どうして、ジークやフィリアのようなSランク冒険者が、秩序の塔みたいな場所にいたのか──それはフィリアの説明によって明らかになり、俺の中にあった疑問は綺麗さっぱりなくなっていた。

「だから、レイくんが初心者殺しを討伐したって聞いたら、みんな喜ぶわよ。俺たちの仕事がなくなったぜー! って」

「そ、そんなことがあるのか」

「まぁ、冒険者の世界は色々あるからな……それよりも、長々と話して悪かった。早く依頼を済ませるといい」

 ジークにそう言われたので、俺は後ろを振り返って受付窓口にて立つアリサの元へ向かう。

 そして俺が『魔法の袋』から取り出した五本の赤傘草を受付カウンターに乗せると、突然隣から追加で赤傘草が八本置かれ、ふと顔を上げるとそこには見覚えのある二人の女性が立っていた。

「お前たちは……」

 その顔と名前を、俺は知っていた。
 その二人の名前は、タニアとニーシャ──かつてアレクが仕切っていたパーティーにて、同じパーティーメンバーとして活動をしていた二人であった。

 そんな二人に、俺はいったいなんのようだと睨み付けるのだが、二人は決して俺を見て怒るようなことはなく、むしろ申し訳なさそうに顔を俯かせていた。

「そ、その……レイ?」

「……なんだ」

「あ、あのときは……ごめんなさい!」

「…………ごめんなさい」

 突然二人に頭を下げられるので、俺はつい素っ頓狂な声を上げてしまう。

 まさか、あの二人が俺に頭を下げるなんて。
 だがそれよりも、どうして今更俺の元へやって来たのかが気になって、俺はどう反応すればいいのか分からなかった。

「あんなことがあって、許してほしいなんて言わない。でも、私たちはレイに酷いことをした」

「……アレクに命令されたとは言え、ニーシャはレイのことを無視した。だから、これを受け取ってほしい」

「この、赤傘草をか?」

 俺がそう聞くと、二人は静かに首を縦に振っていた。

 俺は、俺のことを馬鹿にしてきたタニアが嫌いだ。
 それに、話しかけても無反応で頑なに無視してきたニーシャが嫌いだ。

 それでも、二人はアレクと違ってこうして頭を下げ、謝罪をしてきている。

 だからといって、もう印象は覆らない。
 だが、自らの過ちを認めて謝罪をする二人を無下にするほど、俺は人として落ちこぼれてはいなかった。

「アリサ、換金してくれ」

「……よろしいのですか?」

「あぁ。これで合計金貨は十三枚になるだろ? だから──」

 俺は小声でアリサにあることを伝え、アリサが手続きを終えるのを待つ。

 そして、アリサから報酬の金貨を受け取った俺は、タニアとニーシャに金貨を二枚ずつ手渡しした。

「こ、これは……?」

「報酬の分け前だ。今はもう俺とお前たちは同じパーティーではないが、依頼に協力してくれたら報酬は分ける。少し取り分が少ないのは、許してほしいが」

「……で、でも! 金貨二枚なんて、ニーシャたちには多すぎる。そもそも、こうして分けて貰うために渡したわけじゃ──」

「…………これでも、無能力者だった俺を拾ってくれて、面倒を見てくれたことに関しては感謝しているんだ。だから、頼む。受け取ってくれ」

「「っ!」」

 俺がまさか感謝をするとは思っていなかったのだろう。

 タニアとニーシャは分かりやすく驚いた後、二人で肩を並べて俺の元へと歩み寄ってきた。

「ねぇ……無理なのは分かってるけど、また私たちのパーティーに来ない?」

「……新しい仲間が増えたけど、アレクが抜けて三人になった。でも、レイが入ったら四人になるし、レイみたいに魔物や植物に詳しい人がいないから、レイはすごく力になる。だから──」

「…………そうやって俺のことを評価してくれるのは、素直に嬉しいよ。だが、俺にはもう、新しい仲間ができたからさ。な、ネア?」

『…………ん』

 俺がネアの名前を呼ぶと、少し遅れてネアが俺の後ろからひょこっと顔を出してくる。

 タニアとニーシャはそんなネアをしばらく見つめた後、どこか諦めたかのように笑みを浮かべていた。

「そっか、レイにはもう新しい仲間がいるんだね」

「あぁ。確かに俺はお前たちに意地悪された。もちろん、それは俺が無能力者だからってのはある。それでも、俺はお前たちから学んだこともあった。だから……その、なんだ。これから、頑張ってくれ」

「……うん! ニーシャたちはこれからも頑張る。だから、レイも頑張って」

「私たち、応援してるわ。だって、あの初心者殺しを倒したんでしょ? きっと、いつかレイは私たちの想像を超える有名人になるかもしれないしね」

「もしそうなったら、いつか俺を追い出したことを後悔するかもな」

「かもね。ううん、今でもしてるわ。この世界はスキルが全てだけど、人の価値はスキルだけじゃないってやっと気付いたわ。だから……頑張ってね」

 俺はタニアとニーシャが嫌いだが、悪くはないと思った。

 自然と俺は冗談を言っていたし、それに対しタニアは笑って答えてくれ、最後に俺の背中を押してくれた。

「(この世界はスキルが全てだけど、人の価値はスキルだけじゃない──か)」

 この言葉を、俺は胸に刻んだ。
 そして、俺はこちらに背中を向けて去っていくタニアとニーシャを見つめながらも、すぐに後ろを振り向いてゆっくりと息を吐きだした。

「……これで、よかったのかな」

「ふふっ。ちゃんと謝ってきた相手を許す。それは人として立派なことよ。ね、ジーク?」

「お、おう! そ、そうだな……うぅっ! 素晴らしいものを、見させてもらったぞ……うぅぅ……!」

「えー……? あんた、今ので感動したの!? はぁ、ほんっと、ジークって昔っから涙脆いんだから」

 なぜか号泣しているジークを前に苦笑いを浮かべつつも、俺は目の前に立っているネアに手を差し出す。

 一方のネアは差し出された手を前に、なにをすればいいのかと小首を傾けていたが、ネアはそこで俺が手を差し出した意味を理解したのか、小さな手で俺の手を握り返してくれた。

「改めて、これからよろしくな。ネア」

『……うん。よろしく、レイ』

 こうして、俺とネアは握手を交わした。
 タニアとニーシャのおかげで、俺はネアという存在を再認識できた。

 それだけじゃない。
 ジークやフィリア。そして、アリサの存在もだ。

「俺って、恵まれてるんだな」

 最後にそう口にした俺は、片目に浮かび上がっていた涙を指で拭き取りながらも、俺はアリサに人数分の飲み物をお願いした。

 そして俺とネア、ジークとフィリアにアリサという五人のメンバーで乾杯をし、俺たちはアリサの担当する受付カウンター前で小さな宴を始めた。

 アリサはまだ仕事があるため会話に混ざる程度だったが、俺たちは他のギルド職員に注文した食事を口に運びつつも、長い時間に渡って談笑を交わしていた。

 この日の出来事は、決して忘れることはないだろう。

 そんなふうに思いながらも、俺は夜が更けるまで小さな宴を楽しむことにした。

 これが、今のところアーラスで残せる最後の思い出なのだから──

















──────第1章 始まりの塔編 完────── 












しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...