スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

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ドワイラルク編

第2話 交渉

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 ベーラの森にて、名も知らぬ恰幅のいい男を襲ったホーンバットを全て討伐し終えた俺は、右手で握られている白い剣に《風の障壁》を纏わせ、刀身に付着したホーンバットの血液を飛ばしていた。

 その後、俺は馬車の御者台から荷台の中を覗き込み、男が無事であるかを確認した。

「おーい。生きてるかー?」

「は、はいぃ! あ、あの……もう終わったのですか……?」

「ん? あぁ。ホーンバットなら今俺が全部倒したから、もう安心だ。それよりも、怪我はないか?」

「は、はい。わたしの馬が少し怪我をしていますが、あれくらいならポーションでなんとかなるでしょう。ですが、少し問題がありまして……」

 そう言いながら腰にぶら下げた袋を目を移す男は、大きくため息を吐いていた。

 その袋は、よく見ると俺がヴェルタニアの宝物庫で見つけた『魔法の袋』と同じような袋であった。

 あえて違うところをあげるとすれば、俺の魔法の袋に施されている刺繍が青色に対して、その男が持っている魔法の袋には赤色の刺繍が施されている点だろうか。

 だがそれよりも、その男が手にしている魔法の袋らしき袋はホーンバットにやられたのか破けてしまっており、クタクタになっていた。

「それ、魔法の袋だよな?」

「……はい。魔法の袋は、商人にとって命と同等の価値がある道具なのです。この魔法の袋は赤い刺繍が施されていますよね? これは中に五十キロまで物が入るという証で、非常に貴重な道具なのですよ…………」

「刺繍の色によって物が入る量が変わるのか」

 それなら、俺の持っている青い刺繍が施された魔法の袋にはどれだけ物が入るのだろうか。

 それに関しては《鑑定眼》で見ても分からなかったのだが、スキルレベルが二になった《鑑定眼》なら分かるかもしれない。

 だが今はそんなことよりも、まずはこの男の話に耳を傾けた方がいいだろう。

「はぁ……せっかくアーラスで質のいい商品を購入したのに、このままでは持ち帰れませんよ……」

「うーん、荷台にはもう乗らないのか?」

「はい。これ以上物を乗せますと馬が引けなくなる可能性があります。だからこそ、場所を取らず重量を無視して運べる魔法の袋という存在は、商人にとっての宝なのです」

 その男の説明を聞き、俺は素直に納得していた。

 魔法の袋があれば、馬車で運べないような重い荷物や、荷台に乗せられない量の荷物だって運ぶことができる。

 商人にとって、商売は命だ。
 だからこそ、魔法の袋が破れてしまったことは単純に売り物を運ぶ量が減ってしまうということになる。

 となると、もちろん一回の商売で稼げる金額は大きく下がってしまうだろう。

 つまり、商売によって金を稼いで生活している商人にとって、魔法の袋は下手したら命よりも価値がある物なのかもしれない。

「(……それなら)」

 そこで、俺はあることを思いついた。
 この商人のためにもなり、俺たちのためにもなる、そんな交渉を思いついたのだ。

 早速俺はそれを実行するべく、腰の後ろ側にぶら下げてある魔法の袋を手に取り、目の前の商人の顔の前に魔法の袋を出し、見せつけることにした。

「これならどうだ? どれだけ物が入るかは分からないが、同じ魔法の袋のはずだ」

「どれどれ──って! こ、これは五百キロまで物が入るレアリティがAに指定されている魔法の袋ではありませんか!」

「え、これってお前が持っている袋の十倍物が入る袋なのか。それにレアリティがAって……もしかして、お前は《鑑定眼》の持ち主なのか?」

「い、いえいえ! 確かに商人にとって《鑑定眼》のスキルがあれば心強いですが、そのような貴重なスキルを私のような者が持っているはずがありません! ですが、そんな私でもこの価値は分かるのです。ちなみに、レアリティがSの金色の刺繍が施された魔法の袋は、五千キロまで物が入るはずです」

 五千キロと言われてもピンと来ないが、俺が持っている魔法の袋よりも十倍の物が入ることから、考えなくてもすごいと理解できる。

 それよりも、この商人が言うには俺の持つ魔法の袋も相当な価値があるものらしく、ヴェルタニアの宝物庫にあっただけあって非常に貴重な道具であると、俺は再認識した。

 だが、それでも無限に物が入るわけではない。

 真偽は不明だが、ネアの話によるとネアの《ゲート》には今俺が手にしている魔法の袋よりも物が入ると口にしているため、やはり俺が思っている以上に、ネアの《ゲート》は強力なスキルなのだろう。

「あ、あの……非常に言い難いのですが……」

「ん?」

「その魔法の袋、わたくしめに売ってはくれませんか!?」

「う、売ると言ってもな……」

 正直、俺はまだこの魔法の袋の価値を完全に理解したわけではない。

 今俺が手にしている魔法の袋がこの商人が持っていた魔法の袋よりも価値があるもので、冒険者だけでなく商人にとっても価値があるものということは理解できた。

 だが、俺はまだこの魔法の袋の相場が分からない。

 例えば、この魔法の袋をこの商人の男に金貨十枚で売ったとしよう。

 金貨十枚といえば充分過ぎるほどの大金ではあるが、売ってからいざ調べてみたら実は金貨五十枚以上の価値がありました──なんてことがあったら、目も当てられないだろう。

 別にこの商人が悪人とは思ってはないが、一人の人間である。

 人間は欲望に忠実で、自分の利益のためなら他人を騙すことだってある。

 これは偏見に過ぎないのだが、商人は人を口車に乗せることが得意な職業なはずなので、正直簡単に売るつもりはないというのが、俺の本音であった。

「ちなみに、この魔法の袋の相場はどれくらいだ? そして、お前はこの袋にどれだけ金を出せる?」

「そうですね……あ、それよりも自己紹介がまだでしたね。わたしはポッチョという名の者です。一応、ドワイラルクではポッチョ商会の会長として有名なのですよ」

「ポッチョ商会……聞いたことはないが、もし本当に有名な商会の会長なら、もちろん部下とかいるんだろ? そこでお前が部下を使わず、自ら交易に赴く必要はあるのか? もし必要がないのなら、この魔法の袋を持つ意味もなくなるしな」

「ありますとも。上の者がふんぞり返って命令していても、その商会は成長しません。それに、あなたさまは冒険者と見受けられますが、上に立つ者の装備がボロボロの革鎧でしたら、ついて行きたいと思いますか? 格好だけでも、それは部下を従える一つの武器になり得るのですよ」

 俺は商売に関する知識はこれっぽっちもないためよく分からないのだが、商人であり一つの商会の会長であるポッチョが言うのだから、きっとそうなのだろう。

 それに、嘘をついている様子もない。
 いや、商人だからこそ巧みに嘘をついているという可能性も捨てきれないが、それを言い出すとキリがないため、俺は一旦ポッチョが嘘をついているという考えを捨てることにした。

「それで、話は戻すが……この魔法の袋に、お前──いや、あんたはどれくらいの価値を見出す?」

「そうですね……レアリティAの魔法の袋で、それでいて新品同様の質の良さ。わたしは、この魔法の袋に白金貨を二枚は出しますよ」

「──ぶっ!? は、白金貨二枚だと……?」

 以前、アリサから秩序の塔についての情報を提供すれば白金貨一枚はくだらないと言われたばかりなのだが、今俺が手にしている魔法の袋には、たった今その二倍の価値が付けられた。

 これが相場なのか?
 確かに五百キロまで物が入ると聞けば便利な道具だが、言ってしまえばただ物が入るだけの袋だぞ?

 正直なところ、俺にはこの魔法の袋に白金貨二枚という何十年も遊んで暮らせるレベルの価値があるとは思えず、思わず息を呑んでしまった。

「……これをどこで手にしたかは、詮索しません。ただ、冒険者であるあなたさまには、この袋の価値を理解できないと思います。ですが、物を運んで売る商人にとっては商品の質もそうですが、商品の量も強い武器となります」

「それでも、この袋の価値は本当に白金貨二枚分なのか……? そんな大金を払っても、元を取るのは簡単な話じゃないだろ……?」

「確かに大変ですが……考えてみてください。例えば、海の向こう側にある国に商品を運ぶ場合、馬車だけでなく船も必要ですよね? いくら大きな船でも、積めることができる商品には限度があります」

「……そうだな」

「そこで、あなたさまの持っている魔法の袋の存在が大事になるのです。五百キロもの商品が入れば、競争している他の商会よりも多くの物を扱えます。他の商会が船を三往復させて運ぶ荷物を、たったの一往復で運べると思えば、魔法の袋がいかに商人にとって武器になるかは、理解されますよね?」

 ポッチョからの説明を聞き、俺はやっと理解した。

 ポッチョの説明を冒険者風に訳せば、素手で魔物に挑むのと武器を持って魔物に挑む場合、どちらが効率的に魔物を倒せるかという話になるのだ。

 そして、他の商会にも魔法の袋があった場合、今度は魔法の袋の価値によって勝敗が決まることとなる。

 刀身が木製の剣で戦う冒険者と、刀身が鉄製の剣で戦う冒険者が同じ魔物と戦った場合、スキルなどの要素は抜いて考えたとき、どちらが早く魔物を倒し終えるかなんて言わずもがなだ。

「納得されたようですね」

「あぁ……なるほどな。確かに商人にとって魔法の袋は武器にもなるし、商売道具となって生計と直結するから命と同等の価値がある代物だな」

「そうなのですよ。ですから、ぜひわたくしめに──」

「ただ……別に悪い話ではないのは理解している。だが、俺も慎重に動きたくてな。そこで、少しばかり交渉をしようと思う」

「交渉、ですかな? 本来、交渉というものは商人の得意分野……ドワイラルクの豪商と呼ばれているわたしに交渉など、大丈夫ですかな?」

「ははは。なぁに、そんな大それた交渉じゃないさ。ただ言えることは一つ。この交渉は、どちらにも利益があるということだ」

 『交渉』という単語を聞いてポッチョの表情が変わったので、俺は軽く笑いながらそんな重要な話ではないと口にする。

 だがポッチョは商人という職業柄か、交渉というある種の『契約事』には慎重にならざるを得ないのか、タレ目であった目が細くなり、若干ツリ目がちになっていた。

「とりあえず、俺はこの袋の相場が分からないから、俺がこの袋を売るか売らないかは一旦忘れてくれ。そして、早速本題に入ろうと思うのだが……」

「はい」

「……そんな身構えないでくれ。しょせん俺みたいな頭の悪い冒険者からの交渉なんて、大したことないって理解してるだろ? 話は簡単だ。俺は──いや、俺たちは、ドワイラルクに用がある。だから、俺たちを馬車の荷台に乗せてドワイラルクまで運んでくれないか?」

「ふぅむ……『俺たち』という点は重要視しないとして、それをわたしがする利益はありますか?」

「あぁ。その代わり、この魔法の袋で馬車の周りに散乱していた木箱を運んでやる。そして、道中に現れる魔物を倒す護衛にもなってやる。どうだ? 悪い話ではないだろ?」

 俺が提案した交渉話に耳を傾けるポッチョは少しの間腕を組んで考えていたが、少ししたら険しくなっていた表情が柔らかくなり、タレ目になった目でニッコリと笑顔を浮かべていた。

「分かりました。確かに、その話にはどちらにも利益はありますね。正直、わたしの方が利益が多い気もしますが……本当によろしいのですね?」

「あぁ。馬車に乗れば疲れなくて済むし、時間というどれだけ大金を積んでも取り返すことができないものを消費しなくて済むしな。商人なら、時間の価値は理解してるだろ?」

「えぇ、それはもう痛いほど理解していますとも。それで、早速荷物をお願いしたいのですが……そういえば、周りに飛び散った木箱が見当たらないような……」

「それなら、俺の仲間が一箇所にまとめてくれたから安心だ。そいつの名はネアというのだが──」

『…………呼んだ?』

 突然後ろから話しかけられ、つい俺は小さく驚きの声を上げてしまう。

 だがそんな俺よりも、ポッチョは丸っとした見た目からは考えられないほど飛び跳ねながら悲鳴のような声を上げており、今は地面に膝をつきながらホッと左胸に手を当てていた。

 しかし、ポッチョは俺の後ろに立つネアを見て「……なんて美しい御方だ」と、自然に口から零れ落ちたかのような声色で呟いており、まるで神を崇める信徒のような目でネアを見つめていた。

『……?』

 だがネアは相変わらず無表情のまま首を傾けており、状況を飲み込めないようであった。

 そんなネアを前にし、俺は額に手を当てながらため息を吐きながらも、俺はいつまでもぼーっとしているポッチョの肩を叩き、ポッチョを正気に戻す。

 そして我に返ったポッチョを連れ、俺はネアが一箇所にまとめてくれた木箱のある荷台の裏側へと向かうのであった。
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