スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

文字の大きさ
43 / 48
ドワイラルク編

第10話 コミュニケーション

しおりを挟む







 メンクの村に戻った俺とネアは、イズンたちにコアマンティスの長であるレッドコアマンティスの亡骸を、メンクの村の広場の真ん中に広げていた。

 ちなみに、村に到着する前にネアの《ゲート》から俺の魔法の袋へとレッドコアマンティスの亡骸は移しておいたので、ネアの《ゲート》がバレるわけでもなく、ただ俺が持っている魔法の袋が目立つだけで終わっていた。

 しかしそんなことよりも、メンクの村の人たちはイズンを含めてレッドコアマンティスの存在を知らなかったらしく、魔法の袋よりもその赤い体を持つ巨大なレッドコアマンティスに、驚きを隠せない様子であった。

 そのため、俺は巣を潰したことやコアマンティスを生み出していた元凶がレッドコアマンティスであると伝えると、それを聞いた村の人たちはそれはもう、喜びに喜んで俺とネアを囲い、各々感謝の言葉を告げてきた。

「レイさん、ネアさん。本当に……本当にありがとうございます! このご恩は、一生忘れることはないでしょう……!」

「いやいや……これは俺たちがやりたかったことをやっただけの自己満足だから、そんな重く捉えないでくれ。それと、もしかしたらまだ残党が残っているかもしれないから、夜になったらまた俺が──」

「その点については、大丈夫だぜ」

 突然聞き覚えのない声が聞こえたので、俺はふと後ろを振り返ってみる。

 すると、そこにはガタイのいい男が立っており、身にまとっている武具を見るからに冒険者であった。

 そんな男の後ろには仲間だと思われる冒険者が男女含めて三人いて、この男がこのパーティーのリーダーであると、一目で理解できた。

「おっと、自己紹介が遅れたな。オレはギール。ドワイラルクの冒険者ギルドでBランク冒険者として活動している。この度は、護衛として雇われている俺たちが不在のときにこの村を守ってくれ、感謝する」

「……別に、普通さ。俺の名はレイ。よろしくな、ギール」

 ギールに手を差し伸べられたため、俺はその手を掴んで握手を交わす。

 ゴツゴツとしていて、常日頃から剣を握っている手だ。アーラスで最強と名高いジークも、ギールのような手をしていた。

 それに比べ、俺の手はまだ柔らかい。
 一応マメなどはできているものの、パッと手を見るだけでギールの方が何倍も何十倍も剣を振っていることが分かるほど、ギールの手は岩のように硬かった。

 そんなふうにギールと握手を交わしていると、突然ギールの後ろで立っているフードを被った魔法使いの女性から魔力のようなものを飛ばされるのを、俺は《魔力探知》で感じ取った。

 そのため、とりあえず俺は《魔力操作》のスキルで自分の魔力を操り、その魔法使いの女性から放たれる魔力を打ち消すことにした。

 すると、それに驚いたのかその女性は少しだけ体をビクッと跳ね上がらせており、深々と被った帽子からチラッとこちらを見てなにやら体を震わせていた。

 しかし、それについてわざわざ言及などしようものならば、確実に面倒事に巻き込まれてしまうので、俺はあえて無視をすることにした。

「……それにしても、コアマンティスの巣を潰すだけでなく、レッドコアマンティスを討伐してしまうなんて、キミたちはまだ若いのに腕がいいんだな。よければ、出身ギルドとギルドランクを教えてくれないか?」

「俺とネア──あ、ネアってのは俺の隣にいるこいつの名前なのだが、俺はアーラス出身の冒険者で、ネアは無所属だ。ちなみに、俺のギルドランクはDランクだ」

「ふむふむ、なるほど──って、Dランクと無所属? それ、なにかの間違いじゃないか……?」

 そう言われても、真実を答えたまでなので間違いなんてあるわけがない。

 だが、一応俺は自分のギルドカードをギールに手渡しするのだが、それを見たギールは目を大きく見開いており、それを見たギールの仲間たちも声には出さなかったものの、驚きをあらわにしていた。

「……Dランクで、コアマンティスだけでなくレッドコアマンティスすらも倒してしまうとは……キミは、いったい何者なんだ?」

 突然ギールが変なことを訊ねてくるので、俺はギルドカードを返してもらいつつも、腕を組んで自分の意見を捻り出した。

「……強いて言うなら、どこにでもいるただの冒険者さ。俺は、俺の力を人のために使えれば、ギルドランクなんてどうでもいいって思っている。ギルドランクなんて、しょせんは飾りだと認識しているしな」

「……なら、キミはSランク冒険者に興味はないのか?」

「知り合いにSランク冒険者が二人いるのだが、確かにその二人は活躍しているし、多分名前を出せばギールたちでも知っているかもしれない。でも、俺はSランクとか興味はない。冒険者として、誰かのためになれるなら本望だ」

 きっと、ギールたちは知らない。
 少し前まで俺はコアマンティスどころか、ゴブリンすらも下手したら倒せない、落ちこぼれだったことを。

 言ってしまえば、今持っている俺の力もしょせんはスキルのおかげだ。

 だが、俺は慢心などはしない。
 無能力者だったからこそ、俺はもっともっと高みを目指したいし、この力で救える者がいるのなら、俺はこの力を振るい続けるつもりだ。

「……変わった奴がいるもんだ。この世界は広いな」

「そうか? あんただって、冒険者になったのは人を助けるためじゃないのか? だから、この村を守るためにわざわざ大変な護衛を買ってでてるんだろ?」

「あぁ、まさにその通りだ。この世に、キミみたいな冒険者がいてよかったと思う。まぁ、それはさておき……ぜひ、今日は休んでほしい。夜の見回りは、オレたちの仕事だからな」

「……じゃあ、その言葉に甘えることにする。ありがとな」

 俺は足元に転がしておいたレッドコアマンティスの亡骸をもう一度魔法の袋に収納し、ネアを連れてイズンに用意してもらった空き部屋のある小屋を目指す。

 道中でまたまた村の人たちに感謝の言葉を告げられつつも、俺たちはやっとの思いで泊まらせてもらっている小屋へとたどり着くことができていた。

「はぁ……疲れたな」

『……そう?』

「あぁ。ネアがレッドコアマンティスに襲われたときは、どうなることかと」

 正直、生きた心地がしなかった。
 ネアがレッドコアマンティスにトドメを刺したときなんか、安堵のあまり膝をついてしまったくらいだ。

 だから、今回はそこまで肉体的な疲労はしておらず、精神的な疲労のせいで疲れているのである。

 巣を潰したのもネアだし、俺がやったことなんて《熱線球生成・放出》を使用してコアマンティスを一網打尽、レッドコアマンティスを瀕死に追い込んだくらいだ。

 それこそ今回一番頑張ったのはネアであるのだが、当の本人はそんなことなどこれっぽっちも感じておらず、今は俺の隣で服を脱いでいた。

 ──服を、脱いで……?

「ネ、ネア!? お、お前っ、なんで服を!?」

『……だって、ジメジメして気持ち悪い』

 湿度の高いネチャクの森にいたのだからそうかもしれないが、それでも突然服を脱がれると心臓に悪いため、やめてほしいところだ。

 いくら子供っぽいネアでも、その体は正直子供と呼ぶには相応しくないため、目のやり場に困るのである。

『……ねぇ、レイ。あれ、またやってほしい』

「……あれ? あ、あぁ……あれか。分かった。じゃあ、とりあえず……ベッドで座っていてくれ」

『…………ん』

 羞恥心を覚えるようなことはなく、上半身を隠さずにベッドに向かっていくネアを見て、俺はとりあえず自分を落ち着かせることにした。

 これは決して、そういう意味ではない。
 ネアはただ湿気によってジメッとした服を脱いだだけで、それ以上でもそれ以下でもないのだ。

 だから、俺はネアの脱いだ服を洋服がけに通し、風当たりのいい場所にぶら下げておく。

 そして一方のネアは、ベッドの上でバサッと豪快に漆黒の翼を広げ、どこか気持ちよさそうに一息ついていた。

「……ネア、頼むから今後人前で服を脱ぐとかはやめてくれよ? ネアは女の子なんだからさ」

『……服を脱いだら、なにか悪いことがあるの?』

「そりゃ……男は欲望に忠実な生き物だからな。ネアの体を見て、欲情する奴がいたら大変だろ」

『……欲情? よく分からないけど……レイも男だから、レイもそうなの?』

 まさかの質問に、俺は固まってしまう。
 だがネアは決して俺を冷やかすために聞いたのではなく、純粋に疑問を抱いたから聞いたという感じであった。

「違うといったら嘘になるが、少なくとも俺はネアを襲うようなことはない」

『……服を脱いだら、襲われるの?』

「あぁ、危険だぞ。痛いことだってされるし、汚いことだってされる。穢れるのは、嫌だろ?」

『……うん、ネアは綺麗な方がいい。だから、レイがやめろって言うなら、ネアはやめる』

 どうやらネアは分かってくれたらしく、今は近くにあったシーツを引っ張って自分の体を隠していた。

 正直、今の状況だとそっちの方が色々とあれなのだが、それを言う必要性は皆無なので、俺は魔法の袋からある物を取り出してからネアの後ろに座った。

「じゃあ、ネア。触るぞ?」

『……うん』

 俺は魔法の袋から取り出したブラシを手に、ネアの背中の肩甲骨辺りから生える翼にそっと触れながら、優しくブラシを当てる。

 するとネアの体がピクっと跳ねるが、それはほんの一瞬であり、俺は力を入れることなくブラシを動かし、羽根を一枚一枚丁寧に手入れしていった。

「どうだ、痛くないか?」

『……うん、大丈夫…………』

 触り心地のいい、立派な翼である。
 実は、俺がネアの翼の手入れをするのは今日で二回目である。

 最初はメンクの村に到着する前に野営をしたときで、夜にネアが隠していた翼を広げてどこかむず痒そうにしていたので、そこでブラシを使って手入れをしたところ、どうやらネアのお気に召したらしい。

 俺は、そんないつまでも触っていたいくらい触り心地のいい翼に触れることができるし、ネアも一人では中々できない翼の手入れができるため、お互いにウィンウィンの関係なのである。

 だが、少しだけ問題点はある。

『……んっ……はぁ……はぁ…………』

「…………」

 無意識だとは思うのだが、ネアは翼を触られるとなぜか艶かしい声を口にするのだ。

 そのせいで、初めてネアの翼を手入れされた翌日の朝、ポッチョに「お楽しみは、もう少し夜が更けてからにした方が──」などと、勘違いをされてしまったくらいである。

『…………あっ……そこ、いい…………』

「そ、そうか……」

 それに、このときネアは自分の感情を包み隠さず口にするので、それはそれで心臓に悪く、自分でも心臓が動いていることが分かる。

 そのため、俺は心の中で「煩悩滅却煩悩滅却」と繰り返しながらも、自分の理性をなんとか保ちながらネアの翼の手入れに専念することにした──
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...