スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜

石八

文字の大きさ
45 / 48
ドワイラルク編

第12話 到着、ドワイラルク

しおりを挟む







「レイさん、直に到着しますよ」

 そんなポッチョの声で、俺は目を覚ます。
 時は既にメンクの村を出てから二日が経過しており、道中でこれといった魔物に襲われるということもなく、俺たちは暇な日々を過ごしていた。

 そのため、やることといったら野営する前に近くの動物を狩るか、暇潰しに惰眠を貪る程度なので、俺の体はなまりになまっていた。

 だが、そんなのももうおさらばである。
 なぜなら、今俺の目の前に広がる景色には、ようやく目的地である国を囲う壁が見えていたからだ。

「……あれがドワイラルクか。なんか、結構物騒だな」

 アーラスと違って、ドワイラルクを囲う壁には大砲やバリスタがところどころ見え隠れしており、数十メートルはある壁の上では鎧を身にまとった兵士らしき者たちが警備をしていた。

 その光景はアーラスでは見ないものであったので、俺はつい興味をそそられてしまっていた。

「アーラスの周りには魔物があまり生息していない森がありますが、ドワイラルクの周りには森などはなく、ほとんどが危険な魔物が生息している鉱山なので、たまに大型の魔物が近くに現れるんですよ」

「それで、あそこまで厳重な警備なのか……鉱物という希少な資源を扱っている分、やっぱり土地としては危険な場所なんだな」

「そうですね。レイさんのいたアーラスは世界の中央にあり、最も安全な国とも言われていますからね。それでも、ここまで厳重な警備をしている国はドワイラルクの他にはあまり見かけませんね」

 昔、この世界には今よりも凶暴な魔物が至る所にうじゃうじゃと生息していたらしい。

 そのため、先人は地の利を活かして自分たちの身を守るため、あえて鉱山に囲われたこの土地を選んだのだという。

 自然の城壁となる山の中にできているドワイラルクはまさに城塞のようで、はるか昔この世界がどれだけ劣悪な環境だったかが理解できるだろう。

 そんなふうに思いながらドワイラルクを囲う壁を観察していると、突然馬車が止まるので俺は体を倒してしまいそうになる。

 なにがあったのかポッチョに聞いてみると、どうやらドワイラルクの中に入るには検問をする必要があるらしく、今は順番待ちをしているのか俺たちが乗っているポッチョの馬車の前には、三台の馬車が検問を待機している最中であった。

「一つの馬車に何人も兵士が集まって検問しているが、検問もかなり厳重なんだな」

「と言っても、中に入るときだけですよ。少し前、密輸者がドワイラルクに訪れたせいで大事件が起きて、それからはいっそう厳しくなりましたね」

「密輸者……? それは、別の国から来たやつか?」

「はい、サンフリッドという国から来た行商人ですね。その者はどこから手に入れたのかは不明ですが、麻薬というものをこの国に持ち運んでしまったのです」

「……麻薬? なんだそれは」

「人体組織を破壊し、脳を麻痺させて快楽を得るという危険な薬物の一種です。それを吸引、もしくは投与したせいで廃人と化した者をわたしは何人も見てきました」

 なんとも、この世には麻薬と呼ばれる恐ろしい薬物が存在するらしい。

 毒と薬は表裏一体と聞くが、まさにその通りのようだ。

「ちなみに、ドワイラルク内で麻薬という単語を口にするのはタブーですよ。自分の身を大事にしたいなら、絶対に口にしてはいけません」

「あぁ、分かってる。そんなので容疑をかけられたら、たまったもんじゃないからな」

 一応ネアのことを確認してみるが、今ネアはボールキャタピラーの人形を抱き締めながら俺に体を預けて静かに寝息を立てているため、この会話を聞いているということはないだろう。

 そもそもネアは麻薬という存在を知らないと思うし、口にすることはないと思うで。それに検問には時間がかかるらしいので、しばらくは寝かせておいた方がよさそうだ。

「あ、それと。魔法の袋は隠さずに持っていた方がいいですよ」

「魔法の袋を? どうしてだ?」

「厄介にも、その密輸者は魔法の袋に麻薬を入れて運んできたらしいので、魔法の袋がある場合は中を確認されます」

「つまり、わざわざ中身を出さないといけないということか? 商人にとって面倒なことになったんだな」

「はい。そのせいで仕事の効率が下がってしまいましたよ」

 心底うんざりしているポッチョは、目の前の馬車が進んだことに気づき、たずなを引いで前へ進む。

 そしてそれからしばらく待って、俺たちの番がやってきた。

「只今より、厳重な検問を行う。身分証明書はあるか?」

「はい。わたしはこういう者でして」

「どれどれ──って、ポ、ポッチョ様!? も、申し訳ございません! 一応検問するのは決まりでして、えと、その……」

「大丈夫ですよ。もちろん、理解しております。ちなみに、荷台に座っている御二方は護衛の冒険者ですので、安心してください」

「わ、分かりました……ですが、そこの彼は魔法の袋を持っている様子ですので、少しだけ荷台から降りてもらえるか?」

 ポッチョを前にしてあからさまに態度が変わった門番の兵士を見て、俺はここで改めてポッチョの偉大さを理解する。

 今まで豪商と自称しているだけで、本当はそこまで大したことのない男なのではないかと思っていたが、兵士の男の焦りようから見て、ドワイラルクではかなり名を馳せている人物なのだろう。

「では、中の物を広げてもらえるか?」

「あぁ。と言っても、目立つものはないぞ?」

「それでも、確認することは決まりとなっている」

 ここで抵抗してしまえば逆に怪しまれるだけなので、俺は男の言葉に従って魔法の袋から中に入っているものを取り出していく。

 生活必需品に、道具類。
 その他にはポッチョが積んでいた荷物などを出して終わりかと思っていたのだが、そこで俺はあることを思いだした。

「……ここで魔物の亡骸を出しても、問題はないか?」

「なんだと? ……なるほどな。その色の魔法の袋を持っているということは、かなり熟練の冒険者に見える。別に出してもらって構わないぞ。ここは広いからな」

 確かに、男の言葉の通り今俺が立っている場所は大きな橋の上で、馬車が横に並んで四台は平気で通れるほど広々としているので、ここでレッドコアマンティスの亡骸を広げても、大した問題にはならないだろう。

 そのため、俺は遠慮することなく魔法の袋からレッドコアマンティスの亡骸を取り出して橋の上に広げてみせる。

 すると、それを見た男は驚きを隠せないのか口をあんぐりと開けており、遠くからこちらを眺めていた兵士たちも皆同じ反応であった。

「とりあえず、デカブツはこいつだけで他はなんもないぞ。ほら、手を突っ込んで確認してみてくれ」

「……た、確かになにもないようだな。よ、よし。しまってもいいぞ」

 了承を得たので、俺はレッドコアマンティスの亡骸を魔法の袋にしまってから生活必需品や道具類などをしまい、一旦ポッチョの馬車へと戻る。

 そこでは既に検問を終えたのか兵士の男にお礼を言っているポッチョがいて、荷台の中では未だに寝息を立てているネアがいた。

「……ネアは確認されなかったのか?」

「はい、そうですね。ネアさんは魔法の袋を持っていませんし、なにか物を持っている様子でもありませんから」

「そうか。検問の奴らは人形の中になにか仕込んでいるかもしれないという可能性を考慮しなかったわけだな」

「はっはっは。なるほど、そういう手がありましたか。レイさんは密輸者として成功するかもしれませんね」

「おい、不吉なことを言うんじゃない」

 もちろんジョークであることは理解しているのだが、珍しくポッチョがジョークを言ってきたので、乗らないでいるのはつまらないだろう。

 それに、俺がジョークに乗ったおかげかポッチョは愉快げに笑いながら「申し訳ございません。商人ジョークですよ」と口にしており、和やかな雰囲気のまま俺はドワイラルクの中に入ることができた。

 そして目の前に広がるドワイラルクの景色は、アーラスに比べると色鮮やかではないのだが、地味ではありながらも活気のある場所で、起伏のある地形であった。

 そもそもドワイラルク自体が山の麓に造られた国らしいので、高低差のある場所はその間十メートル近くになるところもあるらしい。

 ところどころ荒岩があるところを見る限り、まさに自然と共存しているような国であった。

 そして、それから俺たちはポッチョの馬車の荷台に乗ったまま、ドワイラルクの中を突き進んでいく。

 国の広さでいうならドワイラルクよりもアーラスの方が広いのだが、ドワイラルクはアーラスと違って道幅が広く、それでいて見たことのない装飾が施された建築物が多く、ドワイラルクはまるで別世界のようであった。

 どうやらそれらは腕利きのドワーフたちが作り上げたものらしく、やはりこの国の金属加工技術は他の国よりも卓逸しているものらしい。

「もうすぐわたしの商会に到着しますよ。ほら、正面に見えてきました」

「えーと……どれのことだ?」

「あれですよ。あの正面に広がる屋敷が、わたしが経営しているポッチョ商会の一部ですよ」

「…………は?」

 ポッチョの指をさす先には、俺が所属しているアーラスのギルドよりも規模の大きい屋敷が広がっていた。

 俺の聞く話ではアーラスのギルドは世界にあるギルドの中でも一二を争うほど敷地面積が広いらしいのだが、ポッチョの商会である屋敷は一目見ただけでその敷地面積は俺が所属しているギルドの数倍はあった。

 しかもこれはまだ商会の一部らしいので、全部合わせたらもしかしたら敷地面積はギルドの十倍──いや、それ以上かもしれない。

「あ、あんた……本当に豪商だったんだな……」

「はっはっは。そうですよ。こう見えて、世界三大商会の一つ、ポッチョ商会の会長ですからね」

 ニカッと笑みを浮かべながらピースサインを作るポッチョを前に、俺は乾いた笑いしかでなかった。

 どうやら、俺はとんでもない人物と知り合いになったらしい──
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。 しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。 彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。 一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!

無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした

夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。 死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった! 呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。 「もう手遅れだ」 これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

処理中です...