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ドワイラルク編
第13話 取り引き
しおりを挟む屋敷というより、一種の宮殿のようなポッチョ商会に足を踏み入れた俺は、まずその内装に驚きを隠せなかった。
床一面を覆い尽くす赤いカーペットや、天井にぶら下がっている落ちてこないのか不安になるほど大きなシャンデリア。
そしてよく分からないが豪勢な模様が彫られた柱に、白い大理石によって造られた壁──それだけで、ここがいかに繁盛しているかが分かる内装であった。
だが、それだけじゃない。
中には従業員らしき者たちが掃除をしたりしているのだが、その者たちが身にまとっている服装もこの豪勢な場所に見合うものであった。
そんな彼らはポッチョを前にすると皆丁寧に会釈するので、俺の目には、そんな彼らに会釈をし返すポッチョの背中が大きく見えていた。
そしてしばらく進んでいくと、急に賑やかになってくる。
どうやら普段ここは冒険者たちが利用する場所らしく、そこでは魔物の素材だったり貴重な道具だったりを取り引きしており、今まさに目の前で大量の金貨が冒険者に受け渡されている最中であった。
「……結構賑やかなんだな」
「そうですね。わたしの商会は主に冒険者の方々のおかげで生計が成り立っています。質より量ですね。もちろん貴族の方と取り引きをした場合は数日──下手したら数十日分儲かることもありますが、基本は冒険者の方々との取り引きのおかげでここまで大きくなれました」
「そうか。さっきあそこでかなりの金額を払っていたが、赤字にはならないのか?」
「大丈夫です。魔物の素材や道具類は需要と供給が成り立っていますから。売り方一つで払った金額の数倍は儲かることもあるのですよ」
よく分からないが、冒険者では知ることのできないルートをポッチョは掌握しているのだろう。
正直、冒険者という職業は人のために動いてはいるが、実際は頭が悪くても力で金を稼げる世界なので、教養がない者は多い。
文字を書けない者。
計算ができない者。
態度を弁えない者などなど……そんな彼らの代わりに、魔物の素材などを取り引きするのが、商人というわけだ。
実際この世界では魔物の素材というものは重宝されるものなので、魔物を狩ってその素材を売って金にする冒険者と、その素材を別の者を売って金を稼ぐ商人の関係は、互いに利害関係が一致しているのだ。
商人は魔物を狩ることは難しいし、冒険者は物を売ることに関してのノウハウはない。
もちろん中には両立していたり、冒険者の中でも教養のあって商人並に頭のいい者もいるが、それはほんのひと握り程度である。
そう考えると、冒険者と商人というのは切っても切れない関係であると言えるだろう。
「(ま、全てがそうであるとは言えないけどな)」
そのようなことを考えていると、正面からタキシードスーツを着たメガネをかけている男が正面から歩いてくる。
明らかに堅物のような表情の男だが、ポッチョを前にすると突然床に片膝をつき、左胸に手を添えながら深々と頭を下げていた。
「ポッチョ様、おかえりなさいませ。ご無事でなによりです」
「うむ。わたしが不在の間、なにか起きなかったかね?」
「はい。不肖ながら、わたくしルーカスが目をとがらせていましたので、なにも起きず平凡な日々でした。それよりも、後ろの御二方は……」
ルーカスと名乗る男が、俺とネアの方を見る。
その目は少しこちらを怪しんでいるかのような目ではあったが、そんなルーカスを前に俺は堂々とすることにした。
初対面の相手に舐められないこと。
冒険者にとって、世知辛い世の中を生きていくには大事なことである。
「この方々はわたしを助けてくれた冒険者の二人です。ルーカス、外にわたしの馬車を置いてありますので、任せてもいいかね?」
「その件に関しては、既に一人向かわせていますのでご安心を。荷物を下ろす際は、どこへ運べばよろしいでしょうか」
「それなら、この方──レイさんの魔法の袋の中に預けていますので、大丈夫です。一応、ルーカスも着いてくるといい」
ポッチョがそう言うと、ルーカスはすぐさま「かしこまりました」と口にし、ポッチョの斜め前に立ってどこかへ案内してくれる。
そして数分後に俺たちは客をもてなす客室へと通されるのだが、そこは客室というにはあまりにも豪華な内装であり、俺たちがメンクの村で泊まった小屋の二倍以上の広さがあった。
どうやらここは本来貴族やお得意様を招くための部屋らしいのだが、レイとネアはポッチョにとって命の恩人とのことで、特別に通してもらったらしい。
正直居心地が良すぎてむしろ居心地が悪いくらいなのだが、せっかくの善意を蔑ろにするわけにはいかないので、俺はネアを連れて客室にあるベッドのように大きなソファに腰を下ろすことにした。
「では、レイ様。早速ですが、お荷物の方を預からせてもらってもよろしいでしょうか?」
「あ、あぁ。今から広げるから、少しだけ待っててくれ」
とりあえずネアは座らせたままにしておいて、俺は客室の床にポッチョが運んでいた荷物を次々に取り出していく。
大小様々な木箱を合計二十個近く取り出し、その他にも元から荷台に積まれていた荷物などを取り出すと、ルーカスは驚いたような表情をしていた。
きっと、俺の魔法の袋のせいだろう。
ポッチョも俺が持っている魔法の袋は希少価値があると言っていたので、きっとこの大容量の魔法の袋がルーカスの目に止まったのだと推測できる。
ネアの《ゲート》のせいで感覚が麻痺しているが、世間一般では俺の持っている魔法の袋は本当に価値があるものだと、俺は改めて再認識した。
「ポッチョ様。これで全部ですか?」
「うむ。だが、長旅になったから少しだけ状態が悪くなった可能性がある。この荷物は任せてもいいかね?」
「はい。お任せを」
軽くお辞儀をしたルーカスがパンパンっと手を叩くと、客室の扉がノックされてあら開かれ、そこからルーカスと同じような服装をした者たちが十人ほど部屋の中に足を踏み入れてくる。
彼らはルーカスの指示に従って動き、彼らの働きによって目の前に積まれていた木箱や荷物はあっという間になくなり、瞬く間に客室に静寂が訪れていた。
それからルーカスはなにやら資料らしき紙をポッチョに手渡ししたと思えば、ポッチョだけでなく俺やネアに会釈をし、部屋を出ていってしまった。
「……なんか、すごい人だな」
「えぇ。ルーカスはわたしの自慢ですよ。彼はわたしの右腕ですからね」
「まさに仕事人って感じだな」
「むしろ、真面目すぎるくらいです。もう少しお気楽に物事を考えてもいいと思うのですがね」
意外と能天気なポッチョに比べ、ルーカスは堅すぎる男であった。
二人が合わさればちょうどいいというか、そんな二人だからこそ息が合うというか、よく分からないがそういうなにかが感じられる関係性に見えた。
「それよりも……この度は、ありがとうございました」
「いやいや。ベーラの森で交渉した通り、俺たちはこうして無事にドワイラルクにたどり着くことができたんだから、それでいいじゃないか」
「いえ。あの時は確かにお互いにメリットがある交渉と言いましたが、実際はわたしの方がメリットの多い話です。荷物を運んでもらったり、馬車の護衛をしてもらったりと……わたしはいつものように馬車を走らせていただけですので、申し訳ないのですよ」
「……そういうものなのか」
俺からすれば馬車を借りる金が浮き、無駄に何十日も歩き続ける必要がなくなったのでポッチョには頭が上がらないのだが、ポッチョもポッチョで俺と同じらしい。
別に護衛といっても道中で遭遇した魔物は数匹程度だし、野営をするときは食事を作ってもらったりとしてもらった身である。
だがそれを伝えてもポッチョは「たとえそうだとしてもです」と言い張るので、俺はもうそれ以上言うことはやめ、素直に感謝を受け止めることにした。
「それで、本題に移りたいのですが……」
「あぁ。魔法の袋の件だよな?」
「はい、その通りでございます。そうですね……まずは、こちらをご覧ください」
そう言いながら、ポッチョはササッと胸ポケットから取り出した紙になにやら文字を書いてから渡してくるので、俺はその紙を受け取って内容を確認することにする。
すると、そこには『魔法の袋の代金+護衛や荷物運搬作業量として、白金貨三枚と金貨三十枚を──』などと書かれており、俺はその金額を前に空いた口が塞がらなかった。
「き、金貨三十枚はいいとして、白金貨三枚ってなんだ……? 確か、最初は白金貨二枚という話だっただろ?」
「そうですね。今だから言えるのですが、あれはレイさんを試していたのです。まぁ、その他にも先ほどルーカスから大きな仕事に関しての紙に目を通し、レイさんの持っている魔法の袋があれば事業として大きく成功するので、白金貨三枚で手を打とうという判断に至ったのです」
「白金貨三枚……そんな大金、持ってるだけでも怖いくらいだぞ」
「それなら、ポッチョ商会が経営している銀行を利用してください。そこに一定の額を預けていただければ、お得意様として待遇しますし、色々と良いこともあります。もちろん、命の恩人であるレイさんはすでにお得意様を超え、わたしの客人として優遇したいくらいですが」
まさかの扱いに、俺は困り果ててしまう。
確かにホーンバットから助けたし、荷物だって運んであげたものの……ここまで優遇されるものなのだろうか。
ポッチョの人柄は理解しているつもりなので疑っているわけではないのだが、アーラスを出てからあまりにも上手く行きすぎて、少し不安になっているというのが本音である。
だが、こうしてポッチョのお得意様になれるのは、今後大きな後ろ盾となるかもしれない。
これだけ大きな商会ならば、秩序の塔の宝物庫で手に入れた道具とかも売ることができると思うし、なにより欲しいものを探す手間が省けるかもしれないので、この話を乗らない手はないだろう。
おそらくポッチョもそれを見越して、俺にこのような話を持ちかけたと見た方が正しいのかもしれない。
「……分かった。この話に乗ることにする」
「分かりました。では、今お金を取りに行きますので、少しの間だけですが席を外させていただきますね」
そう言って、ポッチョは客室の出入り口の扉からではなく、また別の扉へ向かって歩いて行ってしまう。
そんなポッチョの背中を眺めながらも、俺はネアにあることを耳打ちをした。
それにはネアも快く了承してくれ、ネアはこっそりと音を立てないようにある準備をしてくれた。
ここからが、俺とポッチョの本当の取り引きである──
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