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Day Walker 46
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最近の日課は、公園でボーっとする事。
一度は受け入れたケンを想い、散歩と蓮に伝えて公園に足を運ぶ。毎日、通ったところで、ケンが生き返る訳じゃ無いのに。
あれ以来、家の中では笑顔も減り華もショックを受けていた。
もう1カ月は経つ。いい加減、吹っ切らないっと蓮との関係も揺らぎそうだ。花屋でケンが好きだった野の花に近い花束を作って貰い公園へ向かう。今日が日参するのは最後だ。公園は、哀しみの場所であると同時にケンが残した俺への愛情を感じる場所でもある。
「俺も行く。」
今まで1人で通っていたが、今日が最後と伝えたら蓮も一緒に行ってくれる。
「この花、ケンが好きだったの?」
「うん、こんな感じの花。カミーノでも時々花を摘んで俺にくれてた。」
彼の最期の場所に花を供える。長居したらまた引きずるだろう。花を置き、暫く黙って彼を想い今日が最後だよ、と心の中で伝える。
「よし、帰ろ?蓮。ケンとはお別れちゃんと出来た。前進しなきゃ。」
「そうか、それならいいんだけど。時々は来てやろう。故郷にも帰れなかったんだ。凛の近くで逝けたと思えばまだいいかも知れないけどね。」
平凡な日常が戻る。俺の存在で、一体何人が傷つき、命を亡くしたんだろうか。たまにふと思う。
「凛、ほら顔上げて。最近、全然笑わない。」
「そうかな?暗い?ん~。なんかさー俺に関わると、ナイトウォーカーとかディウォーカーとか関係無く傷ついて、死んじゃうからさ考えちゃうんだよね。」
「そうか?俺は平気だよ?横恋慕する奴らだけだろ。考え過ぎだよ。」
そうかな。蓮も傷つけたんだけどな。
「あー、もう今日は天気も良いしドライブ行くぞ。家の中、暗過ぎ!」
蓮が、車のキーと財布を持って、俺の手を引いて家を出る。悪いな、俺の所為だ。
今日は海へ向かう。フェリーに乗って隣県へ。小旅行だな。蓮に寄り添い、ホゥと息を吐く。
「気分転換になるだろ?」
「うん。ありがとう。」
俺には蓮がいる。それで充分じゃないか。逝ってしまった者達ばかり想っても仕方ない。
「帰りもフェリー?」
「そうだな。時間間に合えば。」
「じゃ、ターミナルで欲しいのが有る。」
「何?」
「カステラの切り端。安くて沢山入ってる。」
蓮が笑う。フフッと俺もつられて笑う。日帰りだけど今日は楽しもうと決めた。
港近くの観光地や温泉街を散策。
「風呂の道具持ってくりゃ良かったな。」
海を見ながら足湯に入ってる。
「ん~、急だったから仕方ないよ。楽しいし、お土産も買えたから充分。連れてきてくれて有難う。」
いえいえ、こちらこそ。と相槌をうって俺を引き寄せる。肩に頭を預けマッタリとした時間を過ごす。
「泣きたい時は泣け。我慢する必要は無いから。」
なんでもお見通しだな。眼を閉じたら涙が溢れた。
帰りのフェリーにも間に合い、カステラゲット出来た。
「・・・ね、蓮。あそこ寄って?」
指を指して寄りたい場所を教えた。
「え?寄るの?いきなりだな。」
「・・・少しの間だけでも忘れたい。蓮の事だけで一杯になりたい。」
「分かった。寄るか。」
反対車線だから入りにくそうで申し訳無かったけど、この心のモヤモヤを家まで持ち帰りたく無い。
「入るよ?良いんだね?」
「・・・・うん。蓮がしたい事、して良いから。その代わり、何もかも忘れさせてくれる位にして。」
部屋に入るとピンクを基調にしたまさにラブホ。
「先にシャワー浴びて来て。」
蓮に促され先に入る。忘れたい。シャワーの流れる湯の様に。何もかも。
蓮もシャワーから上がると、優しく抱きしめられた。
「1人で抱え込むな。俺たちには何も出来なかったんだ。」
蓮の肩に顔を埋め、また涙する。
「俺がしたい事して良いんだね?」
「うん。良い。任せる。」
蓮は、俺に目隠しをした。
「顔見えないの、少し怖いよ。」
「身体に精神も神経も集中出来る。怖くないよ。」
両腕も、後ろで縛られてされるがままになった。蓮は優しくキスをして緊張を解す。唇を付けたり離したり。離れると舌を差し出して絡め合う。流れた唾液を伝い首筋から胸に舌を這わす。何も見えないから触れられる場所が分からなくてビクッと反応してしまう。
「・・んん、はぁ・・・」
確かに身体に全て集中する。余計なこと考えられない。だけど何をされるか分からない怖さもある。
「蓮、腕だけでも解いて?」
「う~ん、今日はダメ。安心して俺に任せて。」
蓮の舌が身体中を這い回る。まるで舌で身体を確認してるみたい。舌で舐めながら、俺の息子を扱く。
「あぁん、んん、蓮っ!」
ここはラブホだ。汚してもきにすることはない。蓮が、俺の股間、双丘にローションをかけ、ヌルヌルにする。蓮の手の動きを追って腰を浮かす。
「ん、気持ちいいっ。」
「ローションと凛の先走りでビショビショだよ。とてもエロティックだ。」
唇は胸の突起から離れず舌で転がしてる。双丘の奥、後孔に指を伸ばし解す。縁をクリクリ捏ね、俺の身体に挿入する事を教える。ヌルヌルに濡れてる双丘は指を無抵抗に飲み込む。
「うんっ、ふぅっ、ハァッ」
確かに目も見えず、手も使えないから与えられる感覚に集中出来る。脚を開き、腰を突き出して指の愛撫をねだる。指を増やされ身体が疼く。
舌で唇を舐め、火照り渇く唇を濡らす。
「うんん、あぁんっ、も、もっと動かしてっ」
感覚は鋭くなり、触れられる物と聞こえてくる卑猥な音だけ。指が激しく出入りする。グチャグチャと音を上げながら。
「あんっ!んぅっ、良いっ!」
ケンが逝ってしまって以来、触れられてない身体は、与えられる快感にあっという間に飲まれる。指で突き上げられ前立腺を押されながら掻き乱される。
「アウッ!ううっんっ!イイッ!」
淫らにも脚を開き腰を突き出して自分でも腰を揺らしてる。
「指だけでイって?」
「あぁ、んっんんっ!ハァッ!」
後孔に集中する。両胸を舌と指で、後孔を指で犯され腹がズンッと重くなる。つま先に力が入る。前も出そうだ。ヒクヒクとしてるのが分かる。
「あ、前は出しちゃダメ。」
ギュッと根元を何かで縛られた。射精を止められ、更に感覚が敏感になる。
「ヴヴッ、出したいっ!蓮、解いてっ!」
「ダメ。今日は全部忘れちゃう位に乱れて?」
指をピストンしながら言う。前は止められても、後ろがイきそう。
「ううんっ!う、後ろ、イきそうっ!」
グゥッと仰け反り、迫るオーガズムに身体が期待する。コリッと胸を噛まれ、前立腺を強く押された瞬間、ゾクゾクッと快感が全身を突き抜けオーガズムに達した。
「あぁ、ハァ、んんっ。」
指を抜かれ、蓮が挿さってくるかと思ったら何か無機質な物が後孔に挿れられた。ビクビクとまだ身体はイってるけど、御構い無しだ。挿し込まれた物は何か丸い物が連なってるみたいだ。
「んくっうっ、も、もう深いっ!奥まで届いてるッ!」
「よし、じゃ動かすよ?」
カチカチッと何かスイッチの音。低いブーンという音と共に腹の中の物が生き物の様に波打ち動き出した。
「ンアッ!アアッ!ウァァッ!」
イってる身体には強すぎる感覚。以前使ったディオルドとまた違う動きだ。蓮は胸と俺のモノに愛撫を続ける。
「ハァッ!んんっ、ヒィッ!」
玩具でもう数回ナカイキしてる。前はまだ縛られたままだ。もう痛みも麻痺してきた。だらし無く口を開け、唾液を垂らしながら喘ぐ。
「凛、気持ち良い?」
頭がボゥ~として、カクンッと頷く事しか出来ない。蓮がズルズルッと玩具を後孔から引き抜く。
「んんっ、あぁんっ!」
震える身体を起こされ、どうやら蓮を跨がる格好になったみたいだ。玩具を咥えていた後孔は蓮の熱い昂りをスルッと飲み込んだ。
「アアッ!クゥッ!ヴヴッ!」
ガグガグと挿れられただけでナカイキする。腕が解放されて、蓮の腹に両手をついて上半身を支える。蓮は俺の腰を掴んで
「自分で動ける?」
「む、無理ッ、身体力入らないっ」
挿さってる肉棒を中心に身体を反り、快感に打ち震えている。腰を掴んでいた手を双丘に移し、鷲掴みしながら下から突き上げ始めた。
「ヒィッ!グヴッ!ンアァッ!」
膝を内股に閉じ、突き上げに堪える。
「ほら脚開いて?繋がってる所見えない。」
「んんっ、み、見ないでいいっ!」
「うんにゃ見たい。」
ジンジンと痺れる息子を扱く。
「ヒィッ、イキたい!もう、出させてぇっ!」
「俺のモノでイったら、外してあげる。」
「も、もうイってるよぉっ!」
もう鼻にかかった甘ったるい声で応える。脚はガグガグと震え、痙攣が走る。支えてる両手も限界。
「ホラッ!まだイケるっ!」
「ハウッ!ウワァッ!ヒィ!」
止まらない突き上げ、突き上げられる度のナカイキ。強い射精感に翻弄される。目隠しされてるから蓮は気がつかないけど多分、白目向いて、頭は吹っ飛んでる。最後の力を出して、腰を上下する。それに合わせて突き上げてくる。突き上げながら、前を縛っていた物を外した。ドロドロと溢れ出すのが分かる。ガクッと力が抜け、上半身を蓮の上に突っ伏し腰だけが、上下してる。ゴロンとひっくり返され
「俺も、もうイクッ!」
パンパンッと腰を打ち付ける。白む頭で
(あぁ、ずっとこのまま繋がっていたい。抜かないで欲しいっ)
一際、大きく膨張した熱い蓮の昂りから体液が迸った。
次に気がついたのは少しぬるめのバスタブの中。蓮に寄り掛かり浸かっていた。目隠しも外され蓮の顔が間近にある。
(整ってるなぁ。本当に俺なんかがパートナーで良いのかなぁ?)
そっと蓮の顔に触れる。
「また、何かネガティヴな事考えてるだろ?」
「・・・何で分かった?」
「涙目だ。良い?良く聞いて。俺は自分の意志で凛を選んだ。能力とは無関係だ。だから、凛が回復するまで待てた。分かってる?」
「うん。分かる。嬉しかった。」
「アイツは、多分能力でやられてた。昔はあんな振る舞いはしなかったからね。」
「・・・じゃぁ、やっぱり俺の所為だね。」
「違うって。それを見抜けなくて受け入れさせて、希望を持たせてしまった俺が悪いんだ。」
「でも・・・」
「それに、あの結果を出したのは俺達じゃない。雲の上の奴らだ。」
確かにそうだけど。
「本当に凛は悪い方に考え始めたら止まらないな。」
湯の中でグイッと脚を開かせて、やっとオーガズムが収まった身体にまた熱い昂りを突き立てた。
「アアッ!んんっ!れ、蓮待ってまだっ!」
「忘れさせる。今日の目的!」
パシャンパシャンと湯が跳ねる。
「ンアッ!ハァッ!ンッ!」
またオーガズムが来る。湯船の淵を持って強い痙攣を受け入れる。
「クソッ!2回目なのに、中良すぎで持たないッ!」
激しく腰を打ちつけながら蓮が呟く。
「んんっ!イイッ!アァウッ!」
こんなに良くなるのは、蓮だけ。そう蓮だけだ。何人もの男に抱かれたけど、蓮だけに全て預けられる。もう、ケンへの後ろめたさも飛んだ。
「れ、蓮、俺には蓮しか居ないっ!蓮だけ!愛してる!」
突き上げられながら、蓮に応える。
「俺にも凛しか居ないっ!凛にしかもう心は動かないっ!」
グイッと背後に顔を向け、キスをしながら同時に達した。
「流石の俺も風呂の中で2ラウンド目はキツイな。」
帰りの車の中で呟く蓮。
「安全運転してよ、俺起きとくから。」
「ん?良いよ、寝てて。着いたら起こす。お姫様抱っこしないから。」
クスクス笑う。
「華も乗り越えてくれたらいいな。」
「大丈夫。華は強い。強いって意味わかる?」
「ん?どういう事?」
「本当に強い奴は、辛い時は辛いって言うし、悲しい時はちゃんと泣く。凛は抱え込んでしまって自己解決しちゃうから弱いんだ。」
「・・・そうなのか。」
「1人なら、ともかく俺も華も健太も居るんだ。もっと感情を出して良いと思う。」
「うん、そうか。分かった、努力してみる。」
「まぁ、努力云々と言うより今日みたく、自分に素直になれば良いんだよ。」
「今日みたく?」
「うん。ビックリはしたけど嬉しかったよ?エッチのお誘い。」
「・・・分かった。当分誘わない。」
「えぇっ!何でだよ?」
「だって、絶対何か使う。・・・こないだもアダルトサイトで何か注文してただろ。」
あら、バレてた?
バレてたじゃねーよ。蓮がネットで買う物って、音楽かアダルトグッズしかねーじゃん。たまには、スィーツ位取り寄せろ。
一度は受け入れたケンを想い、散歩と蓮に伝えて公園に足を運ぶ。毎日、通ったところで、ケンが生き返る訳じゃ無いのに。
あれ以来、家の中では笑顔も減り華もショックを受けていた。
もう1カ月は経つ。いい加減、吹っ切らないっと蓮との関係も揺らぎそうだ。花屋でケンが好きだった野の花に近い花束を作って貰い公園へ向かう。今日が日参するのは最後だ。公園は、哀しみの場所であると同時にケンが残した俺への愛情を感じる場所でもある。
「俺も行く。」
今まで1人で通っていたが、今日が最後と伝えたら蓮も一緒に行ってくれる。
「この花、ケンが好きだったの?」
「うん、こんな感じの花。カミーノでも時々花を摘んで俺にくれてた。」
彼の最期の場所に花を供える。長居したらまた引きずるだろう。花を置き、暫く黙って彼を想い今日が最後だよ、と心の中で伝える。
「よし、帰ろ?蓮。ケンとはお別れちゃんと出来た。前進しなきゃ。」
「そうか、それならいいんだけど。時々は来てやろう。故郷にも帰れなかったんだ。凛の近くで逝けたと思えばまだいいかも知れないけどね。」
平凡な日常が戻る。俺の存在で、一体何人が傷つき、命を亡くしたんだろうか。たまにふと思う。
「凛、ほら顔上げて。最近、全然笑わない。」
「そうかな?暗い?ん~。なんかさー俺に関わると、ナイトウォーカーとかディウォーカーとか関係無く傷ついて、死んじゃうからさ考えちゃうんだよね。」
「そうか?俺は平気だよ?横恋慕する奴らだけだろ。考え過ぎだよ。」
そうかな。蓮も傷つけたんだけどな。
「あー、もう今日は天気も良いしドライブ行くぞ。家の中、暗過ぎ!」
蓮が、車のキーと財布を持って、俺の手を引いて家を出る。悪いな、俺の所為だ。
今日は海へ向かう。フェリーに乗って隣県へ。小旅行だな。蓮に寄り添い、ホゥと息を吐く。
「気分転換になるだろ?」
「うん。ありがとう。」
俺には蓮がいる。それで充分じゃないか。逝ってしまった者達ばかり想っても仕方ない。
「帰りもフェリー?」
「そうだな。時間間に合えば。」
「じゃ、ターミナルで欲しいのが有る。」
「何?」
「カステラの切り端。安くて沢山入ってる。」
蓮が笑う。フフッと俺もつられて笑う。日帰りだけど今日は楽しもうと決めた。
港近くの観光地や温泉街を散策。
「風呂の道具持ってくりゃ良かったな。」
海を見ながら足湯に入ってる。
「ん~、急だったから仕方ないよ。楽しいし、お土産も買えたから充分。連れてきてくれて有難う。」
いえいえ、こちらこそ。と相槌をうって俺を引き寄せる。肩に頭を預けマッタリとした時間を過ごす。
「泣きたい時は泣け。我慢する必要は無いから。」
なんでもお見通しだな。眼を閉じたら涙が溢れた。
帰りのフェリーにも間に合い、カステラゲット出来た。
「・・・ね、蓮。あそこ寄って?」
指を指して寄りたい場所を教えた。
「え?寄るの?いきなりだな。」
「・・・少しの間だけでも忘れたい。蓮の事だけで一杯になりたい。」
「分かった。寄るか。」
反対車線だから入りにくそうで申し訳無かったけど、この心のモヤモヤを家まで持ち帰りたく無い。
「入るよ?良いんだね?」
「・・・・うん。蓮がしたい事、して良いから。その代わり、何もかも忘れさせてくれる位にして。」
部屋に入るとピンクを基調にしたまさにラブホ。
「先にシャワー浴びて来て。」
蓮に促され先に入る。忘れたい。シャワーの流れる湯の様に。何もかも。
蓮もシャワーから上がると、優しく抱きしめられた。
「1人で抱え込むな。俺たちには何も出来なかったんだ。」
蓮の肩に顔を埋め、また涙する。
「俺がしたい事して良いんだね?」
「うん。良い。任せる。」
蓮は、俺に目隠しをした。
「顔見えないの、少し怖いよ。」
「身体に精神も神経も集中出来る。怖くないよ。」
両腕も、後ろで縛られてされるがままになった。蓮は優しくキスをして緊張を解す。唇を付けたり離したり。離れると舌を差し出して絡め合う。流れた唾液を伝い首筋から胸に舌を這わす。何も見えないから触れられる場所が分からなくてビクッと反応してしまう。
「・・んん、はぁ・・・」
確かに身体に全て集中する。余計なこと考えられない。だけど何をされるか分からない怖さもある。
「蓮、腕だけでも解いて?」
「う~ん、今日はダメ。安心して俺に任せて。」
蓮の舌が身体中を這い回る。まるで舌で身体を確認してるみたい。舌で舐めながら、俺の息子を扱く。
「あぁん、んん、蓮っ!」
ここはラブホだ。汚してもきにすることはない。蓮が、俺の股間、双丘にローションをかけ、ヌルヌルにする。蓮の手の動きを追って腰を浮かす。
「ん、気持ちいいっ。」
「ローションと凛の先走りでビショビショだよ。とてもエロティックだ。」
唇は胸の突起から離れず舌で転がしてる。双丘の奥、後孔に指を伸ばし解す。縁をクリクリ捏ね、俺の身体に挿入する事を教える。ヌルヌルに濡れてる双丘は指を無抵抗に飲み込む。
「うんっ、ふぅっ、ハァッ」
確かに目も見えず、手も使えないから与えられる感覚に集中出来る。脚を開き、腰を突き出して指の愛撫をねだる。指を増やされ身体が疼く。
舌で唇を舐め、火照り渇く唇を濡らす。
「うんん、あぁんっ、も、もっと動かしてっ」
感覚は鋭くなり、触れられる物と聞こえてくる卑猥な音だけ。指が激しく出入りする。グチャグチャと音を上げながら。
「あんっ!んぅっ、良いっ!」
ケンが逝ってしまって以来、触れられてない身体は、与えられる快感にあっという間に飲まれる。指で突き上げられ前立腺を押されながら掻き乱される。
「アウッ!ううっんっ!イイッ!」
淫らにも脚を開き腰を突き出して自分でも腰を揺らしてる。
「指だけでイって?」
「あぁ、んっんんっ!ハァッ!」
後孔に集中する。両胸を舌と指で、後孔を指で犯され腹がズンッと重くなる。つま先に力が入る。前も出そうだ。ヒクヒクとしてるのが分かる。
「あ、前は出しちゃダメ。」
ギュッと根元を何かで縛られた。射精を止められ、更に感覚が敏感になる。
「ヴヴッ、出したいっ!蓮、解いてっ!」
「ダメ。今日は全部忘れちゃう位に乱れて?」
指をピストンしながら言う。前は止められても、後ろがイきそう。
「ううんっ!う、後ろ、イきそうっ!」
グゥッと仰け反り、迫るオーガズムに身体が期待する。コリッと胸を噛まれ、前立腺を強く押された瞬間、ゾクゾクッと快感が全身を突き抜けオーガズムに達した。
「あぁ、ハァ、んんっ。」
指を抜かれ、蓮が挿さってくるかと思ったら何か無機質な物が後孔に挿れられた。ビクビクとまだ身体はイってるけど、御構い無しだ。挿し込まれた物は何か丸い物が連なってるみたいだ。
「んくっうっ、も、もう深いっ!奥まで届いてるッ!」
「よし、じゃ動かすよ?」
カチカチッと何かスイッチの音。低いブーンという音と共に腹の中の物が生き物の様に波打ち動き出した。
「ンアッ!アアッ!ウァァッ!」
イってる身体には強すぎる感覚。以前使ったディオルドとまた違う動きだ。蓮は胸と俺のモノに愛撫を続ける。
「ハァッ!んんっ、ヒィッ!」
玩具でもう数回ナカイキしてる。前はまだ縛られたままだ。もう痛みも麻痺してきた。だらし無く口を開け、唾液を垂らしながら喘ぐ。
「凛、気持ち良い?」
頭がボゥ~として、カクンッと頷く事しか出来ない。蓮がズルズルッと玩具を後孔から引き抜く。
「んんっ、あぁんっ!」
震える身体を起こされ、どうやら蓮を跨がる格好になったみたいだ。玩具を咥えていた後孔は蓮の熱い昂りをスルッと飲み込んだ。
「アアッ!クゥッ!ヴヴッ!」
ガグガグと挿れられただけでナカイキする。腕が解放されて、蓮の腹に両手をついて上半身を支える。蓮は俺の腰を掴んで
「自分で動ける?」
「む、無理ッ、身体力入らないっ」
挿さってる肉棒を中心に身体を反り、快感に打ち震えている。腰を掴んでいた手を双丘に移し、鷲掴みしながら下から突き上げ始めた。
「ヒィッ!グヴッ!ンアァッ!」
膝を内股に閉じ、突き上げに堪える。
「ほら脚開いて?繋がってる所見えない。」
「んんっ、み、見ないでいいっ!」
「うんにゃ見たい。」
ジンジンと痺れる息子を扱く。
「ヒィッ、イキたい!もう、出させてぇっ!」
「俺のモノでイったら、外してあげる。」
「も、もうイってるよぉっ!」
もう鼻にかかった甘ったるい声で応える。脚はガグガグと震え、痙攣が走る。支えてる両手も限界。
「ホラッ!まだイケるっ!」
「ハウッ!ウワァッ!ヒィ!」
止まらない突き上げ、突き上げられる度のナカイキ。強い射精感に翻弄される。目隠しされてるから蓮は気がつかないけど多分、白目向いて、頭は吹っ飛んでる。最後の力を出して、腰を上下する。それに合わせて突き上げてくる。突き上げながら、前を縛っていた物を外した。ドロドロと溢れ出すのが分かる。ガクッと力が抜け、上半身を蓮の上に突っ伏し腰だけが、上下してる。ゴロンとひっくり返され
「俺も、もうイクッ!」
パンパンッと腰を打ち付ける。白む頭で
(あぁ、ずっとこのまま繋がっていたい。抜かないで欲しいっ)
一際、大きく膨張した熱い蓮の昂りから体液が迸った。
次に気がついたのは少しぬるめのバスタブの中。蓮に寄り掛かり浸かっていた。目隠しも外され蓮の顔が間近にある。
(整ってるなぁ。本当に俺なんかがパートナーで良いのかなぁ?)
そっと蓮の顔に触れる。
「また、何かネガティヴな事考えてるだろ?」
「・・・何で分かった?」
「涙目だ。良い?良く聞いて。俺は自分の意志で凛を選んだ。能力とは無関係だ。だから、凛が回復するまで待てた。分かってる?」
「うん。分かる。嬉しかった。」
「アイツは、多分能力でやられてた。昔はあんな振る舞いはしなかったからね。」
「・・・じゃぁ、やっぱり俺の所為だね。」
「違うって。それを見抜けなくて受け入れさせて、希望を持たせてしまった俺が悪いんだ。」
「でも・・・」
「それに、あの結果を出したのは俺達じゃない。雲の上の奴らだ。」
確かにそうだけど。
「本当に凛は悪い方に考え始めたら止まらないな。」
湯の中でグイッと脚を開かせて、やっとオーガズムが収まった身体にまた熱い昂りを突き立てた。
「アアッ!んんっ!れ、蓮待ってまだっ!」
「忘れさせる。今日の目的!」
パシャンパシャンと湯が跳ねる。
「ンアッ!ハァッ!ンッ!」
またオーガズムが来る。湯船の淵を持って強い痙攣を受け入れる。
「クソッ!2回目なのに、中良すぎで持たないッ!」
激しく腰を打ちつけながら蓮が呟く。
「んんっ!イイッ!アァウッ!」
こんなに良くなるのは、蓮だけ。そう蓮だけだ。何人もの男に抱かれたけど、蓮だけに全て預けられる。もう、ケンへの後ろめたさも飛んだ。
「れ、蓮、俺には蓮しか居ないっ!蓮だけ!愛してる!」
突き上げられながら、蓮に応える。
「俺にも凛しか居ないっ!凛にしかもう心は動かないっ!」
グイッと背後に顔を向け、キスをしながら同時に達した。
「流石の俺も風呂の中で2ラウンド目はキツイな。」
帰りの車の中で呟く蓮。
「安全運転してよ、俺起きとくから。」
「ん?良いよ、寝てて。着いたら起こす。お姫様抱っこしないから。」
クスクス笑う。
「華も乗り越えてくれたらいいな。」
「大丈夫。華は強い。強いって意味わかる?」
「ん?どういう事?」
「本当に強い奴は、辛い時は辛いって言うし、悲しい時はちゃんと泣く。凛は抱え込んでしまって自己解決しちゃうから弱いんだ。」
「・・・そうなのか。」
「1人なら、ともかく俺も華も健太も居るんだ。もっと感情を出して良いと思う。」
「うん、そうか。分かった、努力してみる。」
「まぁ、努力云々と言うより今日みたく、自分に素直になれば良いんだよ。」
「今日みたく?」
「うん。ビックリはしたけど嬉しかったよ?エッチのお誘い。」
「・・・分かった。当分誘わない。」
「えぇっ!何でだよ?」
「だって、絶対何か使う。・・・こないだもアダルトサイトで何か注文してただろ。」
あら、バレてた?
バレてたじゃねーよ。蓮がネットで買う物って、音楽かアダルトグッズしかねーじゃん。たまには、スィーツ位取り寄せろ。
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漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
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