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Day Walker 68
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平和な時間を楽しんでる。あ、新しい趣味?性癖もね、ちゃんと認めました。たまに、着るのは楽しい。エッチしなくても、綺麗な物を身に付けると面白い。
もう秋だ。10月。
人間としての命が奪われ、ディウォーカーになって。
そして、灰になり蘇った日。
蓮と暮らし始めて、誕生日とクリスマスに正月は楽しむが、この時期は複雑な心境になる。
「記念日が、無いのは何か寂しいな。」
おや?珍しい。蓮から切り出して来た。
「な、写真。写真撮りにいかない?」
「写真?なんの?」
「結婚写真。ないだろ?」
「え~、俺、ドレスなんか着ないぞ。」
「別に着なきゃいい。モデルやってたスタッフに声をかけてみて良い?」
「うん、それなら良いよ。」
何を思ったか分からないけど写真か。
数年ぶりに、モデル時代の関係者に連絡。たいそう喜んでくれた。モデル復帰はしないけどね。段取りを組んで、写真を撮ってくれるらしい。うん、有り難い。ほら、普通の写真屋じゃやっぱり恥ずかしいしね。
数日後、隣県の都心部。久々にスタジオに入る。蓮が着る礼服と俺が着る女性的な衣装。俺も礼服で良かったんだけど。
「これ、天女の羽衣って言って世界で一番薄くて高価な布なんですよ。似合うと思って準備しました。」
へぇ、確かに薄くて綺麗。下は、白のスパッツ。まぁそんなに女性的な衣装でも無いな。
ヘアメイクをしてもらい、髪に花を插す。個人的な撮影なのに全力を出してくれてありがとうございます。
うん、凄い。やっぱプロは違うな。
「台紙も付けて、仕上げたら送りますね。」
「ありがとうございます。」
「ね、蓮。何か臭わない?」
「あぁ、微かだけど、臭うね。何かで誤魔化してるけど、居るな。」
「この中に?ナイトウォーカーなら昼間は動けない筈。また違う輩かな。」
「獣臭はしないな。室内だから、ナイトウォーカーでも動けるだろ。」
ヂヂっとライトが、点滅して、電灯が落ちた。窓がないスタジオは、真っ暗だ。俺達2人は何とか見えるけど。
「近いぞ、凛。気をつけろ!」
言うが早いか、グイッと抱えられ
「こんな美しい花嫁がヴァンパイアにいるとはね。悪いが頂く。」
何、馬鹿げた事を。俺は蓮しか受け入れない。
ネックレスに触れ、後ろ手で武器を出す。闇の住人の身体を貫通する。
「俺は蓮の花嫁になったんだ。お前など相手にも、ならない。」
呻きながら、傾く身体。手に力を入れて、引き裂く。
バチバチッと通電する音がして、灯りが付いた。
「どうかしましたか?大丈夫?」
スタッフが心配してくれた。足元には灰の塊。
「何だコレ。おい、片付けろ。」
「凛、強くなったね。」
「多少はね。だけどまだまだだよ。また標的になっちゃったし。相手が多かったら、どうなってたか。」
「そうかもな。1人で良かった。スタッフに紛れて、獲物を探してたんだろう。」
単独という事は流れ者じゃない。元々、この辺りに居たんだろう。
でも、俺達の事、ヴァンパイアと言ったな。じゃアイツは何者だったんだろうか?少し気になる。
撮影を終え、街に出た。久々の都会。ショッピングでも楽しもう。蓮の腕に手を回して、デートだ。
「何かみたいのある?」
「うーん、服は最近買ったし。何見ようかな。」
「俺、行きたい所あるんだけど。」
「ん。じゃ、そこに行こ。」
・・・ランジェリーショップじゃねーかよ。しかもコスプレとかも売ってるアダルトショップみたいな店。
「やっぱ、裕太とだけ行くなんてずっこいぞ。俺も見たい。」
「もう、2着もあるから、要らないよ。」
「いんや、まだまだ。ほら、ベージュと紫だけじゃん。黒やら赤やら、デザインもベビードール以外も良いじゃん。」
「・・・ノリノリだな。」
昼間だからまだ客は俺達だけ。外見に感謝。遠目なら、デカイ女に見えるし。
「ほら、コレ。赤。似合うよ。」
「う、うん、あぁ赤ね。良いんじゃない?」買い物カゴ持って、目に付いたヤツ次々に入れてる。ちょっと一緒にいるの辛い。
離れてウロウロしてたら、男性用の下着があった。ん?普通のローライズから、レースにTバック。面白プリントもある。 ちょっと欲しいかも。スキニーやタイトなズボン履いた時、下着が気になってた。
「何みてんの?」
「ほら、コレ。股ん所からクマ出てる。」
「か、買うの?」
「うん、コレとコレ。ローライズ履くから、コレも。」
紐じゃんか。とか何とか言いながら、レジに。勿論、俺はレジに近づかない。うん。男ってバレたくないし。
「えらいデカイ袋だな。どんだけ買ったんだよ。」
「そうだな。凛用が15着位?あと凛が買いたいって言ったヤツ。全部で五万くらいかな。」
・・・買いすぎだろ。
「楽しみが増えたなぁ。」
しみじみと言うな。まだ着るなんて言ってない。・・・多分、選択権は無いんだろうけど。
買い物終えて、マッタリ、コーヒーショップ。
「でもさ、何でいきなり結婚写真?」
「色々有り過ぎたし、それを乗り越えたご褒美的な?」
「ふーん。ご褒美ねぇ。」
「それに過ぎちゃったけど、10周年記念。ブランクは、無いものとしてね。」
ん、離れていた数年も結局、互いの事を想い続けてた。テーブルの上に置かれた蓮の手に手を絡める。指を絡めて、確認するみたいに。
「本当に綺麗だ。今も、撮影の時も。」
「綺麗、綺麗って言われてもなんも出ないよ?」
笑みがこぼれる。蓮は、想いをストレートに伝える。
「・・・さっき、ホテル見つけた。行きたい。」
「・・・・。うん、わかった。」
同性じゃ入れない筈なんだけど、華麗にスルー。
「休憩だよ?泊まらないからね?」
「了解です。あ、さっき買ったヤツ着てね♡」
やっぱり。家まで我慢出来なかったのか。
「どれにしようか。うーん。」
「早く決めないと、時間経っちゃうよ?」
「よし。コレ。赤。」
さっさと着替える。髪が邪魔でお団子にした。
「やっぱ、似合うなぁ。肌が白いから、強い色にも負けないな。」
余計なお喋りは要らない。唇で口を塞ぐ。俺もランジェリー着ると気分が高まる。蓮の膝の上に座り、キスを味わう。蓮の手は下着の傍から手を入れて後ろを解してる。
「フッ、ンッ。ハァ、蓮の味がする。コーヒー味。」
「凛は、甘いクリームの味だな。」
舌を絡めて、口が一体化する。蓮の首に腕を回し、後ろから来る快感を受け止める。
「久しぶりに69やる?」
蓮が、下になり俺が蓮の顔を跨る格好。中々恥ずかしい。
蓮の元気な息子を下着の前を開いて引っ張り出して口で咥える。蓮も、下着の傍から俺のモノを出して咥えてる。快感で動きが止まりそうになるけど、必死に頭を上下したり、竿を舐めたり愛撫する。
蓮はモノを咥えたまま、後孔に指を挿入して開かせてる。後ろ触られたら、俺、動けない。口を蓮から離して、喘ぐ。
「ンンッ、あぁ、あっ、ンッ、蓮っ!」
何とか手で蓮を扱く。
「今日は、いつもより解れるのが早いな。もう、平気そう?」
「・・う、うん。平気。大丈夫。」
パンティも脱がず、傍から勃起してる俺のモノ。スゲ~エロい。
体位を変えて正常位。脚を高々と上げて下着をズラして、挿入して来た。
「ンアッ、ハァッ、あ、熱いっ!」
「凛の中も熱いよ。喜んで吸い付いて来る。」
大きなスパンで突いてきた。あぁ、堪らない。
「ランジェリーが乱れて、凄く煽情的だよ。セクシーだ。」
「ハァ、ンンッ!蓮もっ、蓮もセクシーだよ!」
前を扱かれながら、突かれるから理性なんて吹っ飛ぶ。
「アァンッ、ウウッ、ん、アッ、アウッ!」
「今日は、波に乗るのが早いね。声で煽られるよ。」
「あ、あぁ、ハァッ!ンッ、イ、イイッ!」
ローション使ってないから、多少引き攣るけど、それすら快感にすり替わる。ただ突き上げるだけじゃなく、速さや角度を変えて俺を乱す。
「ンアッ!ハァッ!アァンッ、ヒィ!」
「イイ?気持ち良い?」
「んっ、ハッ、ンンッ、う、うんっ、イイッ!」
「俺も気持ち良いよ、凛っ!」
俺のモノから溢れた先走りで、下着を濡らし後孔まで伝う。ヌチャッヌチャッといやらしい音が喘ぎの合間に聞こえる。
グリッと乳首を摘まれ、ビクンッと身体が跳ねる。
「うっ、絞まるっ!凛、感じやすいねっ!」
「アァンッ、ダメェッ!ソコダメッ!」
もっと、もっと蓮を感じていたいのに、イってしまう。絞まって狭くなった内壁を抉りながら突き上げる。
「ウワァッ!ンアッ、ハァッ!く、来るっ!」
脚がブルブルと震えだす。まだイキたくないのに!
「我慢しないでっ、ほら、イって?」
「ハァッ、ま、まだイキたくない!」
「我儘な子だな!イかせるから!」
脚を限界まで開き、最奥を穿つ。
「アウッ!アアッ!ヒィ、イ、イク、イク!」
全身を強い痙攣が走る。脚が空でバタバタと震える。
「頑張って!俺がイクまでっ!」
「アヴッ!ハァッ、ヴヴッ、ヒィ!」
オーガズムの間も休み無く腰を打ち付ける。
「あー、ああっ!ま、またイクッ!」
蓮が達するまで、何度もイキ続ける。限界まで仰け反り、メスイキする身体を震わす。
「あぁ、絞まるなっ、ハァッ!んっ!」
ボンヤリして来た頭に蓮の喘ぎが届く。蓮も気持ち良いんだ。身体を震わせながら、幸福感も湧く。
「ハァッ、ああ、イ、イク、イってる!あぁっ!」
プシュ、プシュと潮を噴きながら、ガクガク揺れる。
「あぁ、ダメだ、俺も出るっ!イク、イくよ!」
腹の中に熱い迸りが打ち付けられた。
「抜くよ?」
ズルッと体外に蓮のモノが出て行く。
「ハァ、んっ、んん。」
「糸引いて、パックリ開いてヤラシイな。」
指で、開いた秘孔を弄る。
「あぁん、ダメだよっ!ま、またイっちゃう!」
指で激しくピストンされ、またメスイキしてしまった。
「・・・もぅ、蓮、エロいよ。後戯でイかせるなんて。」
「だって、凛の身体がエロいから。」
俺かよ。もー。
今から新幹線乗って帰るんだぞ。力尽きるまで、ヤってどうすんだよ。
「うーん、ランジェリー濡れちゃったね。どうする?」
「軽く洗って持って帰るよ。捨てるなんて勿体無い。」
あぁ、そう。じゃ洗ってね。俺、ギリギリまで休みたい。
ウトウトしてたら、あっという間に休憩終わり。
ゔー、歩けるかな。バス乗って、駅までが遠い。
膝の力が抜けそうなのを堪えて、何とか新幹線ホーム。や、休ませて。
「少し時間あるから、何か食べる?そこ弁当屋ある。」
「ん~、じゃなんか適当にお握り一個お願い。」
「了解。休んでて。」
・・・元気だよな、蓮。パワーあり過ぎだよ。
お握り、食べつつ時間を待つ。
「多分、新幹線乗ったら寝ちゃうから起こして?」
「うん。てか、そんなに怠い?」
当たり前だろ。蓮は一回イッただけだけど、俺はイキっぱなしだったんだ。疲れるわ!寝れてないし。
「・・・頼むから、出先でヤるの止めない?日帰りは辛い。」
「あ、それじゃ俺が無理強いしたみたいな言い方じゃん。凛もノリノリだったろ?」
・・・そうですね。多分キッカケは俺だ。
「・・・。ごめん。」
別に謝んなくて良いけど、と蓮は気にしてないみたい。良かった。
隣県だから、新幹線もあっと言う間に地元へ到着。結局、寝れず蓮とイチャイチャしてた。
「うーん、もう寝ていい?ご飯要らない。」
「わかった。先に寝てて。俺、弁当食って寝るわ。」
おやすみ~と言って一足先にベッドイン。
本当は、一緒に寝たかったけど睡魔に負けた。
満ち足りた気分と幸福感。
蓮、ちょっとエロいけど、俺のパートナーには勿体無いくらいだ。でも、誰にも渡す気は無いけど。
寝室に行くと、美貌が眩しい眠り姫が、寝息を立てて眠っている。
こんな美しい生き物が、俺の腕の中に居る。勿体無いくらいだけど、誰かに譲るつもりは毛頭ない。誰にも触れさせない。もう、充分に酷い目にあって来た。いい加減、幸せにしてやらないと、バチが当たりそうだ。
布団に潜ると、モゾモゾと腕の中に入ってくる。必ずね。習慣なんだろうけど愛らしいじゃないか。堪らない。
いつまでも、この平和が続きますように。
そう祈りながら、眠りに就いた。
もう秋だ。10月。
人間としての命が奪われ、ディウォーカーになって。
そして、灰になり蘇った日。
蓮と暮らし始めて、誕生日とクリスマスに正月は楽しむが、この時期は複雑な心境になる。
「記念日が、無いのは何か寂しいな。」
おや?珍しい。蓮から切り出して来た。
「な、写真。写真撮りにいかない?」
「写真?なんの?」
「結婚写真。ないだろ?」
「え~、俺、ドレスなんか着ないぞ。」
「別に着なきゃいい。モデルやってたスタッフに声をかけてみて良い?」
「うん、それなら良いよ。」
何を思ったか分からないけど写真か。
数年ぶりに、モデル時代の関係者に連絡。たいそう喜んでくれた。モデル復帰はしないけどね。段取りを組んで、写真を撮ってくれるらしい。うん、有り難い。ほら、普通の写真屋じゃやっぱり恥ずかしいしね。
数日後、隣県の都心部。久々にスタジオに入る。蓮が着る礼服と俺が着る女性的な衣装。俺も礼服で良かったんだけど。
「これ、天女の羽衣って言って世界で一番薄くて高価な布なんですよ。似合うと思って準備しました。」
へぇ、確かに薄くて綺麗。下は、白のスパッツ。まぁそんなに女性的な衣装でも無いな。
ヘアメイクをしてもらい、髪に花を插す。個人的な撮影なのに全力を出してくれてありがとうございます。
うん、凄い。やっぱプロは違うな。
「台紙も付けて、仕上げたら送りますね。」
「ありがとうございます。」
「ね、蓮。何か臭わない?」
「あぁ、微かだけど、臭うね。何かで誤魔化してるけど、居るな。」
「この中に?ナイトウォーカーなら昼間は動けない筈。また違う輩かな。」
「獣臭はしないな。室内だから、ナイトウォーカーでも動けるだろ。」
ヂヂっとライトが、点滅して、電灯が落ちた。窓がないスタジオは、真っ暗だ。俺達2人は何とか見えるけど。
「近いぞ、凛。気をつけろ!」
言うが早いか、グイッと抱えられ
「こんな美しい花嫁がヴァンパイアにいるとはね。悪いが頂く。」
何、馬鹿げた事を。俺は蓮しか受け入れない。
ネックレスに触れ、後ろ手で武器を出す。闇の住人の身体を貫通する。
「俺は蓮の花嫁になったんだ。お前など相手にも、ならない。」
呻きながら、傾く身体。手に力を入れて、引き裂く。
バチバチッと通電する音がして、灯りが付いた。
「どうかしましたか?大丈夫?」
スタッフが心配してくれた。足元には灰の塊。
「何だコレ。おい、片付けろ。」
「凛、強くなったね。」
「多少はね。だけどまだまだだよ。また標的になっちゃったし。相手が多かったら、どうなってたか。」
「そうかもな。1人で良かった。スタッフに紛れて、獲物を探してたんだろう。」
単独という事は流れ者じゃない。元々、この辺りに居たんだろう。
でも、俺達の事、ヴァンパイアと言ったな。じゃアイツは何者だったんだろうか?少し気になる。
撮影を終え、街に出た。久々の都会。ショッピングでも楽しもう。蓮の腕に手を回して、デートだ。
「何かみたいのある?」
「うーん、服は最近買ったし。何見ようかな。」
「俺、行きたい所あるんだけど。」
「ん。じゃ、そこに行こ。」
・・・ランジェリーショップじゃねーかよ。しかもコスプレとかも売ってるアダルトショップみたいな店。
「やっぱ、裕太とだけ行くなんてずっこいぞ。俺も見たい。」
「もう、2着もあるから、要らないよ。」
「いんや、まだまだ。ほら、ベージュと紫だけじゃん。黒やら赤やら、デザインもベビードール以外も良いじゃん。」
「・・・ノリノリだな。」
昼間だからまだ客は俺達だけ。外見に感謝。遠目なら、デカイ女に見えるし。
「ほら、コレ。赤。似合うよ。」
「う、うん、あぁ赤ね。良いんじゃない?」買い物カゴ持って、目に付いたヤツ次々に入れてる。ちょっと一緒にいるの辛い。
離れてウロウロしてたら、男性用の下着があった。ん?普通のローライズから、レースにTバック。面白プリントもある。 ちょっと欲しいかも。スキニーやタイトなズボン履いた時、下着が気になってた。
「何みてんの?」
「ほら、コレ。股ん所からクマ出てる。」
「か、買うの?」
「うん、コレとコレ。ローライズ履くから、コレも。」
紐じゃんか。とか何とか言いながら、レジに。勿論、俺はレジに近づかない。うん。男ってバレたくないし。
「えらいデカイ袋だな。どんだけ買ったんだよ。」
「そうだな。凛用が15着位?あと凛が買いたいって言ったヤツ。全部で五万くらいかな。」
・・・買いすぎだろ。
「楽しみが増えたなぁ。」
しみじみと言うな。まだ着るなんて言ってない。・・・多分、選択権は無いんだろうけど。
買い物終えて、マッタリ、コーヒーショップ。
「でもさ、何でいきなり結婚写真?」
「色々有り過ぎたし、それを乗り越えたご褒美的な?」
「ふーん。ご褒美ねぇ。」
「それに過ぎちゃったけど、10周年記念。ブランクは、無いものとしてね。」
ん、離れていた数年も結局、互いの事を想い続けてた。テーブルの上に置かれた蓮の手に手を絡める。指を絡めて、確認するみたいに。
「本当に綺麗だ。今も、撮影の時も。」
「綺麗、綺麗って言われてもなんも出ないよ?」
笑みがこぼれる。蓮は、想いをストレートに伝える。
「・・・さっき、ホテル見つけた。行きたい。」
「・・・・。うん、わかった。」
同性じゃ入れない筈なんだけど、華麗にスルー。
「休憩だよ?泊まらないからね?」
「了解です。あ、さっき買ったヤツ着てね♡」
やっぱり。家まで我慢出来なかったのか。
「どれにしようか。うーん。」
「早く決めないと、時間経っちゃうよ?」
「よし。コレ。赤。」
さっさと着替える。髪が邪魔でお団子にした。
「やっぱ、似合うなぁ。肌が白いから、強い色にも負けないな。」
余計なお喋りは要らない。唇で口を塞ぐ。俺もランジェリー着ると気分が高まる。蓮の膝の上に座り、キスを味わう。蓮の手は下着の傍から手を入れて後ろを解してる。
「フッ、ンッ。ハァ、蓮の味がする。コーヒー味。」
「凛は、甘いクリームの味だな。」
舌を絡めて、口が一体化する。蓮の首に腕を回し、後ろから来る快感を受け止める。
「久しぶりに69やる?」
蓮が、下になり俺が蓮の顔を跨る格好。中々恥ずかしい。
蓮の元気な息子を下着の前を開いて引っ張り出して口で咥える。蓮も、下着の傍から俺のモノを出して咥えてる。快感で動きが止まりそうになるけど、必死に頭を上下したり、竿を舐めたり愛撫する。
蓮はモノを咥えたまま、後孔に指を挿入して開かせてる。後ろ触られたら、俺、動けない。口を蓮から離して、喘ぐ。
「ンンッ、あぁ、あっ、ンッ、蓮っ!」
何とか手で蓮を扱く。
「今日は、いつもより解れるのが早いな。もう、平気そう?」
「・・う、うん。平気。大丈夫。」
パンティも脱がず、傍から勃起してる俺のモノ。スゲ~エロい。
体位を変えて正常位。脚を高々と上げて下着をズラして、挿入して来た。
「ンアッ、ハァッ、あ、熱いっ!」
「凛の中も熱いよ。喜んで吸い付いて来る。」
大きなスパンで突いてきた。あぁ、堪らない。
「ランジェリーが乱れて、凄く煽情的だよ。セクシーだ。」
「ハァ、ンンッ!蓮もっ、蓮もセクシーだよ!」
前を扱かれながら、突かれるから理性なんて吹っ飛ぶ。
「アァンッ、ウウッ、ん、アッ、アウッ!」
「今日は、波に乗るのが早いね。声で煽られるよ。」
「あ、あぁ、ハァッ!ンッ、イ、イイッ!」
ローション使ってないから、多少引き攣るけど、それすら快感にすり替わる。ただ突き上げるだけじゃなく、速さや角度を変えて俺を乱す。
「ンアッ!ハァッ!アァンッ、ヒィ!」
「イイ?気持ち良い?」
「んっ、ハッ、ンンッ、う、うんっ、イイッ!」
「俺も気持ち良いよ、凛っ!」
俺のモノから溢れた先走りで、下着を濡らし後孔まで伝う。ヌチャッヌチャッといやらしい音が喘ぎの合間に聞こえる。
グリッと乳首を摘まれ、ビクンッと身体が跳ねる。
「うっ、絞まるっ!凛、感じやすいねっ!」
「アァンッ、ダメェッ!ソコダメッ!」
もっと、もっと蓮を感じていたいのに、イってしまう。絞まって狭くなった内壁を抉りながら突き上げる。
「ウワァッ!ンアッ、ハァッ!く、来るっ!」
脚がブルブルと震えだす。まだイキたくないのに!
「我慢しないでっ、ほら、イって?」
「ハァッ、ま、まだイキたくない!」
「我儘な子だな!イかせるから!」
脚を限界まで開き、最奥を穿つ。
「アウッ!アアッ!ヒィ、イ、イク、イク!」
全身を強い痙攣が走る。脚が空でバタバタと震える。
「頑張って!俺がイクまでっ!」
「アヴッ!ハァッ、ヴヴッ、ヒィ!」
オーガズムの間も休み無く腰を打ち付ける。
「あー、ああっ!ま、またイクッ!」
蓮が達するまで、何度もイキ続ける。限界まで仰け反り、メスイキする身体を震わす。
「あぁ、絞まるなっ、ハァッ!んっ!」
ボンヤリして来た頭に蓮の喘ぎが届く。蓮も気持ち良いんだ。身体を震わせながら、幸福感も湧く。
「ハァッ、ああ、イ、イク、イってる!あぁっ!」
プシュ、プシュと潮を噴きながら、ガクガク揺れる。
「あぁ、ダメだ、俺も出るっ!イク、イくよ!」
腹の中に熱い迸りが打ち付けられた。
「抜くよ?」
ズルッと体外に蓮のモノが出て行く。
「ハァ、んっ、んん。」
「糸引いて、パックリ開いてヤラシイな。」
指で、開いた秘孔を弄る。
「あぁん、ダメだよっ!ま、またイっちゃう!」
指で激しくピストンされ、またメスイキしてしまった。
「・・・もぅ、蓮、エロいよ。後戯でイかせるなんて。」
「だって、凛の身体がエロいから。」
俺かよ。もー。
今から新幹線乗って帰るんだぞ。力尽きるまで、ヤってどうすんだよ。
「うーん、ランジェリー濡れちゃったね。どうする?」
「軽く洗って持って帰るよ。捨てるなんて勿体無い。」
あぁ、そう。じゃ洗ってね。俺、ギリギリまで休みたい。
ウトウトしてたら、あっという間に休憩終わり。
ゔー、歩けるかな。バス乗って、駅までが遠い。
膝の力が抜けそうなのを堪えて、何とか新幹線ホーム。や、休ませて。
「少し時間あるから、何か食べる?そこ弁当屋ある。」
「ん~、じゃなんか適当にお握り一個お願い。」
「了解。休んでて。」
・・・元気だよな、蓮。パワーあり過ぎだよ。
お握り、食べつつ時間を待つ。
「多分、新幹線乗ったら寝ちゃうから起こして?」
「うん。てか、そんなに怠い?」
当たり前だろ。蓮は一回イッただけだけど、俺はイキっぱなしだったんだ。疲れるわ!寝れてないし。
「・・・頼むから、出先でヤるの止めない?日帰りは辛い。」
「あ、それじゃ俺が無理強いしたみたいな言い方じゃん。凛もノリノリだったろ?」
・・・そうですね。多分キッカケは俺だ。
「・・・。ごめん。」
別に謝んなくて良いけど、と蓮は気にしてないみたい。良かった。
隣県だから、新幹線もあっと言う間に地元へ到着。結局、寝れず蓮とイチャイチャしてた。
「うーん、もう寝ていい?ご飯要らない。」
「わかった。先に寝てて。俺、弁当食って寝るわ。」
おやすみ~と言って一足先にベッドイン。
本当は、一緒に寝たかったけど睡魔に負けた。
満ち足りた気分と幸福感。
蓮、ちょっとエロいけど、俺のパートナーには勿体無いくらいだ。でも、誰にも渡す気は無いけど。
寝室に行くと、美貌が眩しい眠り姫が、寝息を立てて眠っている。
こんな美しい生き物が、俺の腕の中に居る。勿体無いくらいだけど、誰かに譲るつもりは毛頭ない。誰にも触れさせない。もう、充分に酷い目にあって来た。いい加減、幸せにしてやらないと、バチが当たりそうだ。
布団に潜ると、モゾモゾと腕の中に入ってくる。必ずね。習慣なんだろうけど愛らしいじゃないか。堪らない。
いつまでも、この平和が続きますように。
そう祈りながら、眠りに就いた。
0
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翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
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