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第一部 婚約破棄されました
幕間6:共犯者は芽衣子であった
しおりを挟む「ねー、帰るの?」
「ん、…ああ、芽衣子か。まあ、長居するものでもないしな」
「むしろトンズラこかずによく来たと思うよ」
「棘が凄いな」
「無いと思ってるなら大分頭がお花畑なんだね」
棒付き飴を舐めながら淡々と告げれば、姉の元婚約者で、今では姉を手酷く捨てた男は苦笑を滲ませた。
雄輔兄ちゃんってこんな笑い方してたっけ
小さい頃から姉と一緒の時に勉強教えてもらったり、遊びに行ったり。そんな幼い時の印象はよく言えば快活に、悪く言えば子供っぽいくらい大きく笑うイメージだったのに。
大学生の時は長期休みの度に二人して帰って来てくれてたけど、最近では年に一、二度、正月やお盆で会うだけで…。でも少し前に会った姉と一緒の時の姿を思い浮かべても今の苦笑とは被らない。
カリカリと口に含んだ飴に歯を当てる。
部屋の中で父はまだ静かに顔を伏せ、母はその傍で静かに寄り添っていた。姉は言わずもがな、という訳で一応家を出て行くまでの見送りを母に頼まれすることになったのだ。とはいえ正門までしか行く気ないけど。
既に名前を覚える気のない浮気相手は先まで出て行っている。
その後に続こうとする雄輔兄ちゃんを呼び止めたのは、聞きたいことがあったから。
でも皮肉たっぷりに込めた言葉に、雄輔兄ちゃんは怒るでもなく何故かどこか安堵した顔をした。
「兄ちゃん何でそんな顔してんの」
「俺どんな顔してんだ?」
「罵倒されて喜んでる変態顔」
「変たっ…。昔から芽衣子は全部流してるように見えてよく周りを見てたもんな」
「知ったかきもいよおじさん」
「おじっ…」
ようやく若干へこんだ雄輔兄ちゃんを淡々と見る。
続きを飴をカリリと甘噛みしながら待っていれば、雄輔兄ちゃんは自分の表情を確認するように頬をひと撫でして口を開いた。
「喜ぶ…とはまた違う…と思う。初めて小林家の人に責められたからさ…。多分、ようやくって思ったんだよ」
弱い笑みが浮かんだ。
その姿にさっき唇を噛んで目を閉じじっと耐えていた姉の姿と、震える拳を握りしめていた父の姿が浮かんだ。
ガリッと噛み砕いた飴が口の中で鳴った。
ふつふつとした怒りが腹に湧く。
どこまで、ああどこまで―――
「どこまで自分勝手に、無神経になれば気が済むの雄輔兄ちゃん」
「うん」
「自分勝手に浮気して、自分勝手に婚約破棄して姉ちゃん傷付けて」
「ああ」
「あの父さんが深夜に隠れて何度もやけ酒して泣くの見たよ。姉ちゃんが態とらしい程どーでもいい情報ばっかあっかるい声で電話口で話すんだよ。母さんがおじちゃんとおばちゃんに何度も頭下げられるんだよ」
「うん」
「尻ぬぐいのフォローまで姉ちゃんにさせといてっ、一体どの面下げてっっ」
「ごめん」
「謝るな! そんな簡単に謝らないでよっ! 簡単に謝るならなんでそんなことしたんだよっ、出来たんだよっ!」
「……今は謝るしか出来ないから…、ごめん」
地に伏す程に頭を下げる姿を見て怒りに我を忘れた。
気付けば思いっきり頬を殴り飛ばしていた。
よろけて尻もちつく様子を見て、肩で息をしながらも少し冷静になる。
冷えた外の空気がするりと頬を撫でた。
右手がひりひりするし、普段怒鳴らない喉が痛んだ。
慌てた様子で戻ってきて隣へと駆け寄る浮気相手を無視して、ただ雄輔兄ちゃんだけを見る。
「謝る相手は私じゃない! たった一回謝ったくらいで許されると思うな!! 私が責めてるのは雄輔兄ちゃんを楽にさせるためじゃない!!」
慣れぬことばかりに暴れる心臓のままに叫んだ。
雄輔兄ちゃんはただ静かに「そうだな」とだけ呟いた。
浮気相手は何も言わずその肩を守る様に抱いていた。
その姿に、激しい怒りが過ぎればだんだんと悲しさと空しさだけが溜まっていった。
小さい頃何度も、本当の兄の様に可愛がってもらったのだ。いや、本当の兄ちゃんだと思っていたのだ。遊びや勉強以外にも誕生日プレゼントだって貰ったし、お互いの家が実家であるかの様に何度も泊まりあったりもした。家族ぐるみで付き合ってきた面倒見のいいお兄ちゃんだったのだ。
ずっと信頼、していたのだ。
姉ちゃんと兄ちゃんが二人で一緒に勉強したりふざけ合っている姿を見て、私もそんな風になれればって憧れていたのだ。村を出る前も、出た後でも一緒に居るのが当たり前な姿が、恥ずかしいけれど理想だったのだ。
だから、だから、何でって、悲しくて悔しくて、仕方ない
右手を左手で撫でながら俯いた。
あーぁ、姉ちゃんが我慢してたから殴るの我慢しなきゃだったのに
つっかけ代わりに咄嗟に履いてきた靴は、昔みんなで一緒に買った面影だけを残してすっかりボロく汚れている。
「……何で雄輔兄ちゃんはさ、姉ちゃん捨てて浮気したの」
俯きながら問いかければ、浮気相手が一つ息を飲み込んだ音がした。
ねぇ、応えてよ
「俺がこいつを好きになったから」
「そんなん知ってるよ。そんな分かり切ってることではぐらかさないでよ兄ちゃん。何で、姉ちゃんじゃ駄目だったの。そりゃ姉ちゃんって普段は優柔不断で八方美人だし能天気だし、見ててイラつくくらい捨て身過ぎるお節介焼きでお人好しでヘタレでチキンでビビりで思考回路も謎な時もあって土産ものもバナナばっかでセンスの欠片もないけどさ」
「いやそんな思ってないぞ」
茶化そうとする姿をキッと睨みつける。
「でもめっちゃ優しいじゃん。ピンチの時は誰よりも率先して動いて頼りになるじゃん。雄輔兄ちゃんを裏切るとか浮気するうの字すら頭にないくらい好かれてたじゃん。雄輔兄ちゃんなんかよりもよっぽど大人で将来有望でイケメンで初恋だった鷹橋さんに姉ちゃんが告られてたの見たけど、その場で断ってたくらいなのに一体」
途中で喉が詰まってぐずっと言葉と共に飲み込んでしまった。
こんなの柄じゃない。本当はもっと冷めててだらしなくて面倒臭がりだ。
柄じゃない、けど、聞かなきゃ昇華出来ないよ、誰も。
もはや小さな欠片が残るだけになってしまった棒付き飴を咥えながら、肩を落として静かに雄輔兄ちゃんを見る。
雄輔兄ちゃんは自分の髪をくしゃりと掻きながら懐かしむ様に目元を細めた。
「そいつの話、直接言われたよ。フラれた、羨ましいって」
「…」
「あいつさ、人目を引く美人とかじゃねぇけどさ、凄い奴程関わったらあいつに一目置くんだよ」
「それも知ってるよ。なに、重くなったってこと? 男のプライドがーとかそんな肝っ玉の小さい話?」
思わず視線の温度も下がる。それが理由なのだとしたら益々身勝手だ。
雄輔兄ちゃんは苦笑したけど、姉ちゃんの話をしたからだろうか、此処に来てからずっと見知らぬ他人の様に他所他所しく感じていた雰囲気が、昔の雰囲気に少し被った。
「まぁそうなるな」
「さいってー。むしろいいチャンスほいほい製造機だぜーくらいに思ったら良かったのに」
「はは、芽衣子は将来大物になるな。俺は…、あいつと対等か一歩先に居たかったんだよ。頼りたくなかった。あいつがプロジェクトが無事終わったと嬉し気に報告する度に焦ったし愚痴とか零せねぇって思った」
自信無さ気に、苦し気に弱音を零す姿にかつて村を意気揚々と自信満々に出た姿は無かった。
その背へと心配そうに浮気相手が手を回した。
雄輔兄ちゃんの苦い気持ちを一笑に付すことは私も出来なかった。
だって切磋琢磨とか一生懸命とかを鼻で笑う自分でも、姉の存在を感じることがあったから。
本人が無自覚で能天気なら猶更言うことは出来ないし。幸い両親は分け隔てなく褒めたり怒ってくれるし、そもそも歳が離れてるし自分も姉に負けず劣らずの能天気だから今も家族仲良いけど。
自分は自分、姉は姉、そんな風に思えばいいのにと単純に思う反面、雄輔兄ちゃんの負けず嫌いで上を目指す姿勢が格好良くて好きなんだって惚気てた姉を思い出した。
自分も頑張ろうって、負けてられないって思うんだって、雄輔兄ちゃんが昇進した時に自分のことみたいに喜んで電話してきた時のことを思い出した。
雄輔兄ちゃんもそう思えばよかったのに。重しに感じてしまった理由が男だからなのか、妹よりも長く一緒に居たからなのか、幼馴染で婚約者だったからなのか、浮気相手が唆したからなのか、それとも他の何かなのか、どれが理由なのか分からない。
でも、この弱ってしまった理由が姉ちゃんのせいだって言い張るなら、姉ちゃんがもしこの姿を見てしまって自分のせいだって感じたのなら、姉ちゃんが自己嫌悪して関係継続を望まないのも分かる気がした。前向きで自信に満ちた雄輔兄ちゃんを誰よりも応援して好きだったのは姉ちゃんなんだから。
「……だから自分の愚痴聞いてくれて、姉ちゃんより外面が可愛くて、自分が守れて上に立てる相手を選んだんだ」
「さっきから言い過ぎですよっ」
「あんたには言ってない。口を挟まないで」
「美樹、大丈夫だから」
感情を堪える浮気相手を宥める姿。互いに心配し合う信頼し合った姿。
その様子を淡々と見る。被害者面されるのは反吐が腹に溜まる。
雄輔兄ちゃんは見掛けだけ見れば野性味のある二枚目だと思う。身体も太ってないし筋トレしてるって言ってたからガリガリではないし。性格だって人懐っこいというか陽気だし、無神経で子どもっぽい所もあるけどよく言えばいつも幹事とかするリーダー気質だし。
だから雄輔兄ちゃんが愚痴も吐けず弱ってたの見て狙い目だって思ったんだよね?そうなんだよね?
姉ちゃんからは何も聞いてない。頑固姉ちゃんだし、言わないって決めたらもう絶対聞けないだろう。でも小さい頃から二人を傍で見てたから分かるんだ。雄輔兄ちゃんからは絶対最初はアタックしてないって。簡単には靡かなかったんだろうって。
それぐらいの絆は二人にあったから。
それでも、結局最後に姉ちゃんを裏切ったのなら一緒だけれど。
「俺はさ、息苦しくて潰れそうだった時、確かに美樹に救われたんだ。守りたいって思ったのも。叶恵は思い込んでて気付いてなかったけど、俺達を結んでたのは家族愛とか親愛とかだったんだよ。あいつはさ、俺と別れても一人でまた立ち上がれる。むしろ俺なんかに縛られずに済む。でもこいつには俺しかいないんだ」
「……騙されてるのかどうかも、そっちの事情なんかも知ったこっちゃないし、今更関係がどういう結ばれ方だったとか言わないけどさ。姉ちゃんは強いよ、知ってる。でも弱くないわけじゃないって、傷付かないから強いってわけじゃないって一番知ってたのは雄輔兄ちゃんじゃん」
「ああ、知ってた。それでも俺は選んじまったから…、俺から出来ることはもう何もない」
浮気相手が手を引き、雄輔兄ちゃんが促される様に立ち上がった。
語らいはもう終わりだと暗に言われる。
…あーぁ…、泣きそうだ。姉ちゃんが此処に居ないことだけが救いだったなぁとぼんやり思う。折角のかさぶたの上から余計に傷付いて、でも泣けずに愛想笑いしか出来なかっただろうから。とんちんかんで痛々しい空元気なんて見たくない。
現実はなんて酷くて痛々しくて寒々しくて残酷なんだろう
「ここでの会話、全部誰にも一生言わずに墓まで持ってってね」
「勿論だ。当分、こっちにも顔出せないと思うし」
「あっそ、せいせいするよ」
「ははっ、やっぱ芽衣子は大物になりそうだな」
「その時は雄輔おじちゃんだろうね」
「期待してるよ」
ひらりと手を振ったその背が小さくなるまで見送る。
目がすっかり慣れたお陰か、見上げた冬の満天の星空がただただ綺麗だった。
熱を持っていた目元を一人静かに冷やした。
口に咥えていた棒付き飴を手に持って、ポケットに入れていた予備の棒付き飴を口に咥える。
いつものように。まるで何事も無かったように。
「ただいまー。母さん流れ星見えたよ~」
「そんなんよく流れとるやろに」
「それもそだね」
部屋に戻れば父さんと母さんが雑談してたので、畳の上に寝転がる。慣れないことして疲れた。もう当分やんない。
今日はもう動かないぞと決めてごろごろしていると、ぶつぶつ呟いた父さんが何故かいきなり立ち上がった。
「決めたぞ」
「父さんどうしたの~?」
「今日は流れ星に叶恵の幸せを三回願いきるまで寝んぞ!」
「父さんもう年なんだから無茶止めようよ~」
「いいや! やるぞ! 芽衣子望遠鏡を用意だ」
「父さん流れ星は望遠鏡で見るもんじゃないって~」
決意新たに張り切る父と、楽しそうに「じゃあ毛布持ってくるわね」と準備する母。何だ何だと慌てて階段を下りてきて呆れた様に諫める姉を見ながら、いつもの様にその様子をぐでぐでと見守った。
「芽衣子虫よけってどこー?」
「げ、マジで行くの姉ちゃん」
「まぁ折角なんだし、ね?」
「へいへい」
慰めるように頭を撫でる手に目が細まる。
みんな幸せがいちばんだと心の中で思うのだ。
これでもお気楽平和主義一家の末娘ですし。
面倒くさがりだけどさ、私も家族が大好きだしさ。
虫よけはこっちだよ~と仕方ないと言いたげに案内しながら、くしゃりと新しい棒付き飴の袋をポケットに仕舞った。
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